2サインインと操作

この章の内容は次のとおりです。

初回のサインイン

テスト環境の準備が整ったら、Oracle Sales Cloudに登録した際に管理者として指定した人物にオラクル社からEメールが送信されます。 このEメールには、サービスへのリンク、一時パスワード、My Oracle Support (support.oracle.com)の「Oracle Sales Cloud Welcome Note」(Doc ID 1491026.1)へのアクセス方法が記載されています。 サインインする前にこのドキュメントを読んで指示に従う必要があります。

使用できるユーザー・インタフェース

営業チームのメンバーは、様々なユーザー向けに最適化された複数のユーザー・インタフェース(UI)を使用できます。

  • 簡易UIでは、営業担当者が業務を行うために必要な効率性とスピードが提供されます。

    簡易UI
  • デスクトップUIでは、設定タスクや、営業マネージャおよび管理者向けの専門的な機能(承認や通知など)で必要になる追加のページ・スペースが提供されます。

    デスクトップUI
  • モバイルUIは、様々なモバイル・デバイスで営業情報を管理できるように最適化されています。 このUIは、アポイントメント、リード、アカウント、担当者、商談の管理に使用できます。 次の機能が含まれます。

    • 事業所統合。顧客の所在地を確認できます。

    • カレンダ、Eメールおよびカメラとの統合。 顧客とのEメールや他のやりとりを自動的に記録できます。また、担当者の写真をプロファイルに追加できます。

    • 切断モードにより、ネットワークから切断された状態でもユーザーは作業を継続できます。

    モバイル・ユーザー・インタフェース

Oracle Sales Cloudの操作

Oracle Sales Cloudを設定するときは、主にデスクトップUIと簡易UIを使用します。

  • デスクトップUIでは設定タスクを実行します。

  • 簡易UIは主にテストのために使用します。

設定タスクへのナビゲーション

サインインすると自動的に簡易UIが表示されます。

設定タスクや別のアプリケーション作業領域に移動するには、「ナビゲータ」アイコンをクリックし、メニューから選択します。 メニューの選択肢は簡易UIとデスクトップUIで同じです。

ナビゲータには、ユーザーに割り当てられている権限に応じて使用できるすべてのアプリケーション作業領域が表示されます。購入した機能に基づいたアプリケーション作業領域ではありません。 設定ユーザーには幅広い権限が割り当てられているため、選択肢すべてを設定に適用できるわけではありません。

簡易UIの「ナビゲータ」メニュー

設定では、「ナビゲータ」メニューからアクセスできる作業領域の一部のみを使用します。 最も重要な作業領域は次のとおりです。

  • マネージャ・リソース

    • ユーザーの管理

      この作業領域は、個々のユーザーの作成と管理に使用します。 複数のユーザーをインポートして一括作成する場合は、「設定と保守」作業領域でファイル・インポート・タスクを使用する必要があります。

  • ツール

    • 設定と保守

      この作業領域は、実装タスクを起動するために使用します。

    • スケジュール済プロセス

      この作業領域は、バックグラウンド・プロセスのスケジュールと監視のために使用します。

      注意

      Oracleから提供される初期ユーザーには、従業員抽象ロールがプロビジョニングされていないため、地理インポートなどのスケジュール済プロセスを実行または監視するための権限がありません。 これらのタスクを実行するには、このガイドで説明する設定ユーザーのいずれかとしてサインインする必要があります。

    • アプリケーション・コンポーザ

      「アプリケーション・コンポーザ」作業領域は、アプリケーションのカスタマイズと拡張のために使用します。

  • 営業

    この見出しの下の様々な作業領域を使用して、営業アプリケーションの機能を設定およびテストします。

デスクトップUIの構成

デスクトップUIはいくつかの領域に分かれます。 1ページに最大4つの領域を表示できますが、ほとんどのページには2つまたは3つの領域が表示されます。

  • グローバル領域と呼ばれるページの上部は、アプリケーションのどの部分で操作していても変わりません。

  • トランザクション領域と呼ばれるページの中央は作業領域です。

  • ページの左側のリージョン領域には、作業領域で使用可能なタスクがリスト表示され、タスクを簡単に見つけられる検索機能など便利なウィジェットが提供されます。

  • 一部のページには、右側にコンテキスト領域と呼ばれるもう1つの領域があります。 ここには、作業している特定のレコードまたはタスクの詳細が表示されます。

左と右の領域を折りたたむと、作業する場所が広くなります。

デスクトップUIの領域

便利なツールバー項目

グローバル領域の便利なツールバー項目を次に示します。

重要なツールバー項目

設定タスクへのアクセス

アプリケーションを稼働させるために必要な設定タスクの多くは、「設定と保守」作業領域で実行します。 この作業領域は、実装プロジェクトの作成や実装チームへの設定タスクの割当の管理に使用できるFunctional Setup Managerに含まれます。 このガイドで説明する設定では、タスク名を検索してタスクにアクセスします。

設定タスクを検索するには次の2つの方法があります。

  1. 「設定と保守」作業領域の「概要」ページの「すべてのタスク」タブでタスク名を検索できます。

    注意

    最初に「設定と保守」作業領域に移動したとき、「Oracle Fusion Applicationsのスタート」ページが表示されます。 「完了」をクリックすると、「概要」ページが表示されます。

  2. 左側のリージョン領域でタスクの検索機能を使用できます。

    リージョン領域の検索機能では、前もって「概要」ページに移動する必要がないため素早くタスクを検索できます。この検索機能を使用できるのは、「設定と保守」作業領域を使用しているときだけです。

この図は、設定タスクの検索に使用できる2つの領域を示します。

設定タスクを検索するための2つの方法

ヒント

設定タスクを検索するとき、不明な文字や語を表すにはパーセント記号(%)を使用します。 たとえば、「HCMロール・プロビジョニング・ルールの管理」タスクを検索する場合は、「HCM%ルール」で検索できます。 検索では大/小文字は区別されません。