この章の内容は次のとおりです。
Oracle Sales Cloudでは、複数の通貨、複数の日次レート、通貨レート換算をサポートしています。 しかし、このガイドのユース・ケースでは、Vision Corporationは1つの通貨(米ドル)のみを有効化しています。これはデフォルトで有効になっています。 デフォルト通貨として別の通貨を使用している場合は、それを指定する必要があります。 手順については、このガイドのトピック「企業通貨の指定」を参照してください。
複数通貨の設定については、このガイドでは扱いません。 複数通貨の設定の詳細は、My Oracle Support (support.oracle.com)のヘルプと、リードおよび商談管理で追加通貨を設定する方法に関する記事(Doc ID 1447018.1)を参照してください。
Oracle Sales Cloudのデフォルトでは、米ドルがデフォルト通貨として有効になっており、これがデフォルトの企業通貨になります。 企業通貨として別の通貨を使用する場合は、このトピックの手順に従って、それを指定する必要があります。
基本的な実装手順は次のとおりです。
デフォルト通貨プロファイル・オプションを設定して、企業通貨を指定します。 これを行う必要があるのは、デフォルト(米ドル)以外の通貨を使用している場合のみです。
使用しない通貨を無効にして、通貨の値リストの値を制限します。
注意
初期設定では、「通貨の管理」設定領域で、すべての通貨が有効と表示されています。 ただし、有効と表示されていても、複数通貨の設定にはさらにいくつかの手順を完了することが必要になります。 複数通貨の設定の詳細は、My Oracle Support (support.oracle.com)のヘルプと、リードおよび商談管理で追加通貨を設定する方法に関する記事 (Doc ID 1447018.1)を参照してください。
次の手順を実行して、デフォルト通貨プロファイル・オプションで企業通貨を指定します。
注意
通常は、企業通貨を変更することはありません。 いったん「企業通貨デフォルト」プロファイル・オプションの「ZCA_COMMON_CORPORATE_CURRENCY」の値をトランザクションで使用した後は、変更しないことを強くお薦めします。
プロファイル・オプション・ページにアクセスできるユーザー(設定ユーザーなど)で、「設定と保守」に移動します。
「通貨プロファイル・オプションの管理」タスクを探し、「タスクに進む」をクリックします。 「通貨プロファイル・オプションの管理」ページが表示されます。
「ZCA_COMMON_CORPORATE_CURRENCY」をクリックします。
サイト・レベルでこのプロファイル・オプションが「USドル」に設定されていることを確認します。
「保存して閉じる」をクリックします。
通貨の値リストを最小限にし、ユーザーがリストを管理しやすくするために、使用しない通貨は無効化することをお薦めします。 次の手順を実行して、使用しないすべての通貨を無効として設定します。
設定ユーザーとして「設定と保守」に移動し、「通貨の管理」タスクを探します。
「タスクに進む」アイコンをクリックします。 「通貨の管理」ページが表示されます。
「通貨の管理」ページで、検索基準を入力せずに「検索」をクリックして、すべての通貨を検索します。
使用しない各通貨の「有効」オプションの選択を解除します。
「保存して閉じる」をクリックします。