この章の内容は次のとおりです。
会計カレンダでは、期間を、各期間の正確な日付で定義します。 これらの定義された期間はエンタープライズ期間と呼ばれ、Oracle Sales Cloudで様々な目的に使用されます。 次に例を示します。
営業パイプライン分析など、エンタープライズ期間ごとの金額を示すレポート
テリトリ分析用の期間ごとのメトリック計算
期間ごとの予測金額調整機能
期間ごとの目標金額の配分
会計カレンダで設定される期間頻度は、使用可能な最短の期間です。 したがって、期間頻度を年次に設定した場合は各年度のレポートおよびアクティビティを表示できますが、それを月別に分割することはできません。 期間頻度を月次に設定する場合は、レポートおよびアクティビティを月別に分割できるほか、四半期別および年度別に集計できます。 しかし、期間頻度を週次に設定すると、レポートおよびアクティビティを週別、四半期別および年度別に実行できますが、月別には実行できません。これは、月ごとの週数が変動するためです。
会計カレンダを設定するには、2つの手順が必要です。
カレンダを作成します。 Oracle Sales Cloudでは、カレンダを1つだけ作成します。
詳細は、「会計カレンダの作成」を参照してください。
作成したカレンダを、「会計カレンダ・デフォルト」プロファイル・オプションを設定して使用カレンダとして指定します。
詳細は、「作成した会計カレンダの有効化」を参照してください。
次の手順を使用して、会計カレンダを作成します。会計カレンダでは、各期間、各年度の正確な開始日と終了日を設定します。
設定ユーザーとしてサインインします。
「設定と保守」で、「会計カレンダの管理」タスクを探します。
「タスクに進む」をクリックします。
「会計カレンダの作成」ページで、「作成」をクリックします。
カレンダに名前(たとえば「営業カレンダ
」)を付けます。
「調整期間頻度」は「なし」のままにします。
Visionでは、「開始日」に「1/1/10」を使用します。
アプリケーションの使用を開始した後は設定を変更できないため、この日付は会社が設立された最初の日に設定することを検討してください。 そうすれば、後で必要に応じて履歴データをアップロードできます。
「期間頻度」で、レポートおよびアクティビティに使用する最短の期間を選択します。 Vision Corporationでは、「月次」を選択します。 期間は、各月の日数または週数にかかわらず月の最初の日に始まり、月の最後の日に終わります。 他の選択方法として、たとえば最初の2か月には4週間、3か月目には5週間を含めるように設定することもできます。
Vision Corporationでは、「セパレータ」に「なし」を選択します。
期間名に使用するフォーマットを選択します。
「次」をクリックします。 アプリケーションにより、初年度(Vision Corporationでは2010年)の期間、開始日および終了日が生成されます。
必要に応じて、各期間の詳細を手動で変更します。 「保存して閉じる」をクリックします。
次に、追加する各年度(現在、将来を含む)に対して期間を生成する必要があります。 カレンダを開きます。
「年の追加」をクリックします。
「保存して閉じる」をクリックします。
追加する年度ごとに上の3つの手順を繰り返します。
「完了」をクリックします。
制限事項
予測の生成などによってカレンダの使用を開始した後は、カレンダ・オプションを変更できません。
作成したカレンダを有効化するには、それをデフォルトのカレンダとして選択します。 共通カレンダはOracle Sales Cloudの多くの機能で使用されるため、選択したカレンダを後で変更するとデータが失われる恐れがあります。
設定ユーザーまたは営業管理者としてサインインします。
「カレンダ・プロファイル・オプションの管理」タスクを探します。
「タスクに進む」アイコンをクリックします。
「カレンダ・プロファイル・オプションの管理」ページで、「会計カレンダ・デフォルト」プロファイル・オプションを選択します。
「プロファイル値」表で、「新規」をクリックします。
「プロファイル値」で「サイト」を選択します。
「プロファイル値」一覧をクリックし、作成したカレンダを選択します。
「保存して閉じる」をクリックします。