この章の内容は次のとおりです。
Oracle Sales Cloud for Outlookアプリケーションでは、Oracle Sales Cloudの機能をMicrosoft Outlookで直接利用できます。営業担当者が重要なSales Cloudデータにアクセスできるようになり、営業活動を効率的に行えます。
Oracle Sales Cloud for Outlookの主な機能は次のとおりです。
Microsoft OutlookでのSales Cloudの機能: Oracle Sales Cloud for Outlookを使用すると、すべてのEメール、カレンダ・イベントおよびタスクを、Oracle Sales Cloudの営業担当者、顧客、リードまたは商談それぞれにリンクできます。 営業担当者が、Microsoft Outlook内で顧客や営業の情報にアクセスして更新できます。
Microsoft OutlookとOracle Sales Cloudの間の1クリックでの共有: 会議出席依頼やEメールを送信するとき、またはタスクを設定するときに、「Fusionと共有」ボタンを1回クリックするとそのアクションがキャプチャされ、バックグラウンドでOracle Sales Cloudが更新されます。
Oracle Sales CloudとMicrosoft Outlookの間でのデータの同期: 双方向のデータ同期により、営業担当者は、常に最新で正確なSales Cloudのデータ更新の360度ビューを得ることができます。
同期コントロール・パネル: Oracle Sales Cloud for Outlookでは、同期フィルタリング機能が提供されるため、営業担当者はOracle Sales Cloudの最もクリティカルなデータのみを同期することができます。 営業担当者は、Oracle Sales Cloudのすべてのデータ・セットを同期するかわりに、優先度の高いアカウントや現四半期にクローズすべき商談だけを同期することができます。
オフライン・アクセス: オンライン・モードとオフライン・モードの操作の切替えにより、営業担当者は外出先では製品の全機能をオフライン・モードで使用でき、その後、次の同期サイクルで営業データを同期することができます。
Oracle Sales Cloud for Outlookのカスタマイズ: Oracle Sales Cloud for Outlookでカスタマイズ可能なオブジェクト、フィールドおよびUIレイアウト・オプションを使用して、標準のMicrosoft Outlookページへの追加や配置変更を行います。 たとえば、組織やユーザーの特定の要件に応じて、カスタム・オブジェクト、競合相手、または使用する他のオブジェクトを、アプリケーションに追加できます。
このトピックでは、Oracle Sales Cloud for OutlookをノートPCまたはデスクトップPCに手動でインストールする方法を説明します。
Oracle Sales Cloud for Outlookをインストールする前に次の項目を確認する必要があります。
Microsoft OutlookがラップトップPCまたはデスクトップPCにインストールされていること。
既存のMicrosoft OutlookプロファイルがOracle Sales Cloud for Outlookで使用できるか、新しいMicrosoft Outlookプロファイルが作成されていること。
インストールを実行するユーザーが、営業担当者または営業マネージャいずれか一方のジョブ・ロールでプロビジョニングされた営業アプリケーション・ユーザーであること。 このユーザーには営業管理者のジョブ・ロールを割り当てないでください。
次の手順を使用して、Oracle Sales Cloud for Outlookをインストールします。
Oracle Sales Cloud for Outlookのインストーラ・ファイルをダウンロードします。
InstallShieldウィザードを実行します。
Oracle Sales Cloudの接続情報を入力します(管理者がまだ設定していない場合)。
最初の同期が始まります。 詳細は、「Oracle Sales Cloud for Outlookアプリケーションのインストール」のトピックを参照してください。
このトピックでは、Oracle Sales Cloud for OutlookアプリケーションをノートPCまたはデスクトップPCにインストールする方法を説明します。
Oracle Sales Cloud for Outlookインストーラ・ファイルをダウンロードし、InstallShieldウィザードを実行し、必要に応じてOracle Sales Cloudサーバーの接続情報を入力します。
営業マネージャまたは営業担当者としてサインインし、「パーソナライズ」メニューを選択し、「プリファレンスの設定」メニュー項目を選択します。
「プリファレンス」ペインで「CRM for Microsoft Outlookインストーラ」を選択します。
適切なインストーラの言語を選択し、「ダウンロードの開始」をクリックしてインストーラをダウンロードします。
インストール・ファイルに移動し、ファイルをダブルクリックしてインストールを開始します。
InstallShieldウィザードの「ようこそ」ページの「次へ」をクリックします。
「ユーザー情報」ページで、デフォルトの「ユーザー名」と「会社名」の値を確認し、必要であれば変更します。
「次へ」をクリックします。
インストール先のフォルダ・ページで、インストールに作成されるデフォルト・フォルダを確認します。 別のフォルダを使用する場合は、「変更」をクリックします。
インストール先のフォルダ・ページでフォルダを確認または選択したら、「次へ」をクリックします。
「プログラムのインストール準備の完了」ページで「インストール」をクリックします。
InstallShieldウィザードが完了したらMicrosoft Outlookを開きます。
「プロファイルの選択」ページで、Oracle Sales Cloud for Outlookで使用するMicrosoft Outlookプロファイルを選択し、「OK」をクリックします。
ステップ2で選択したプロファイルを使用してアプリケーションをインストールするかどうかを確認するメッセージで、「はい」をクリックします。
Oracle Sales Cloud for Outlookの「初回実行補助」ペインが表示されたら、「補助」ペインの任意の場所をクリックして、「ログイン」ページを表示します。
「ログイン」ページにユーザー情報とOracle Sales Cloudサーバー情報を入力します。
管理者設定により、サーバー情報はデフォルトで設定されている場合があります。
「ログイン」をクリックすると、インストールが完了します。