18Microsoft Outlookの設定

この章の内容は次のとおりです。

Oracle Sales Cloud for Outlookの概要

Oracle Sales Cloud for Outlookアプリケーションでは、Oracle Sales Cloudの機能をMicrosoft Outlookで直接利用できます。営業担当者が重要なSales Cloudデータにアクセスできるようになり、営業活動を効率的に行えます。

機能概要

Oracle Sales Cloud for Outlookの主な機能は次のとおりです。

  • Microsoft OutlookでのSales Cloudの機能: Oracle Sales Cloud for Outlookを使用すると、すべてのEメール、カレンダ・イベントおよびタスクを、Oracle Sales Cloudの営業担当者、顧客、リードまたは商談それぞれにリンクできます。 営業担当者が、Microsoft Outlook内で顧客や営業の情報にアクセスして更新できます。

  • Microsoft OutlookとOracle Sales Cloudの間の1クリックでの共有: 会議出席依頼やEメールを送信するとき、またはタスクを設定するときに、「Fusionと共有」ボタンを1回クリックするとそのアクションがキャプチャされ、バックグラウンドでOracle Sales Cloudが更新されます。

  • Oracle Sales CloudとMicrosoft Outlookの間でのデータの同期: 双方向のデータ同期により、営業担当者は、常に最新で正確なSales Cloudのデータ更新の360度ビューを得ることができます。

  • 同期コントロール・パネル: Oracle Sales Cloud for Outlookでは、同期フィルタリング機能が提供されるため、営業担当者はOracle Sales Cloudの最もクリティカルなデータのみを同期することができます。 営業担当者は、Oracle Sales Cloudのすべてのデータ・セットを同期するかわりに、優先度の高いアカウントや現四半期にクローズすべき商談だけを同期することができます。

  • オフライン・アクセス: オンライン・モードとオフライン・モードの操作の切替えにより、営業担当者は外出先では製品の全機能をオフライン・モードで使用でき、その後、次の同期サイクルで営業データを同期することができます。

  • Oracle Sales Cloud for Outlookのカスタマイズ: Oracle Sales Cloud for Outlookでカスタマイズ可能なオブジェクト、フィールドおよびUIレイアウト・オプションを使用して、標準のMicrosoft Outlookページへの追加や配置変更を行います。 たとえば、組織やユーザーの特定の要件に応じて、カスタム・オブジェクト、競合相手、または使用する他のオブジェクトを、アプリケーションに追加できます。

Oracle Sales Cloud for Outlookのインストール概要

このトピックでは、Oracle Sales Cloud for OutlookをノートPCまたはデスクトップPCに手動でインストールする方法を説明します。

Oracle Sales Cloud for Outlookをインストールする前に次の項目を確認する必要があります。

  • Microsoft OutlookがラップトップPCまたはデスクトップPCにインストールされていること。

  • 既存のMicrosoft OutlookプロファイルがOracle Sales Cloud for Outlookで使用できるか、新しいMicrosoft Outlookプロファイルが作成されていること。

  • インストールを実行するユーザーが、営業担当者または営業マネージャいずれか一方のジョブ・ロールでプロビジョニングされた営業アプリケーション・ユーザーであること。 このユーザーには営業管理者のジョブ・ロールを割り当てないでください。

次の手順を使用して、Oracle Sales Cloud for Outlookをインストールします。

  1. Oracle Sales Cloud for Outlookのインストーラ・ファイルをダウンロードします。

  2. InstallShieldウィザードを実行します。

  3. Oracle Sales Cloudの接続情報を入力します(管理者がまだ設定していない場合)。

最初の同期が始まります。 詳細は、「Oracle Sales Cloud for Outlookアプリケーションのインストール」のトピックを参照してください。

Oracle Sales Cloud for Outlookアプリケーションのインストール

このトピックでは、Oracle Sales Cloud for OutlookアプリケーションをノートPCまたはデスクトップPCにインストールする方法を説明します。

Oracle Sales Cloud for Outlookインストーラ・ファイルをダウンロードし、InstallShieldウィザードを実行し、必要に応じてOracle Sales Cloudサーバーの接続情報を入力します。

Oracle Sales Cloud for Microsoft Outlookインストーラ・ファイルのダウンロード

  1. 営業マネージャまたは営業担当者としてサインインし、「パーソナライズ」メニューを選択し、「プリファレンスの設定」メニュー項目を選択します。

  2. 「プリファレンス」ペインで「CRM for Microsoft Outlookインストーラ」を選択します。

  3. 適切なインストーラの言語を選択し、「ダウンロードの開始」をクリックしてインストーラをダウンロードします。

InstallShieldウィザードの実行

  1. インストール・ファイルに移動し、ファイルをダブルクリックしてインストールを開始します。

  2. InstallShieldウィザードの「ようこそ」ページの「次へ」をクリックします。

  3. 「ユーザー情報」ページで、デフォルトの「ユーザー名」と「会社名」の値を確認し、必要であれば変更します。

  4. 「次へ」をクリックします。

  5. インストール先のフォルダ・ページで、インストールに作成されるデフォルト・フォルダを確認します。 別のフォルダを使用する場合は、「変更」をクリックします。

  6. インストール先のフォルダ・ページでフォルダを確認または選択したら、「次へ」をクリックします。

  7. 「プログラムのインストール準備の完了」ページで「インストール」をクリックします。

Oracle Sales Cloudのサーバー接続情報の入力

  1. InstallShieldウィザードが完了したらMicrosoft Outlookを開きます。

  2. 「プロファイルの選択」ページで、Oracle Sales Cloud for Outlookで使用するMicrosoft Outlookプロファイルを選択し、「OK」をクリックします。

  3. ステップ2で選択したプロファイルを使用してアプリケーションをインストールするかどうかを確認するメッセージで、「はい」をクリックします。

  4. Oracle Sales Cloud for Outlookの「初回実行補助」ペインが表示されたら、「補助」ペインの任意の場所をクリックして、「ログイン」ページを表示します。

  5. 「ログイン」ページにユーザー情報とOracle Sales Cloudサーバー情報を入力します。

    管理者設定により、サーバー情報はデフォルトで設定されている場合があります。

  6. 「ログイン」をクリックすると、インストールが完了します。