始める前に
このチュートリアルでは、SQLスクリプトを作成し、そのスクリプトをOracle Machine Learningの他のユーザーと共有する方法を説明します。これは、Oracle Machine Learningの操作チュートリアル・シリーズの第4部です。チュートリアルを順番にお読みください。
- Oracle Machine Learningでのノートブックの作成および実行
- Oracle Machine Learningでのコラボレーション
- Oracle Machine LearningでのSQLスクリプトの作成
- Oracle Machine LearningでのSQL文の実行
このチュートリアルを完了するのに要する時間は約10分です。
背景
SQLスクリプトはSQL文の集合です。Oracle Machine Learningで作成したSQLスクリプトを.json
ファイルとしてシステムに保存できます。SQLスクリプトをノートブックにインポートすることもできます。このチュートリアルでは、表を作成し、その表に値を挿入するSQLスクリプトの作成方法を説明します。さらに、SQLスクリプトを保存して他のユーザーと共有する方法も説明します。
前提条件
- Oracle Machine Learningアカウントにアクセスできること
- データベース・インタプリタへの接続
Oracle Machine LearningでのSQLスクリプトの作成
Oracle Machine LearningでSQLスクリプトを作成する手順は、次のとおりです。
- Oracle Machine Learning管理者から提供された資格証明を使用して、Oracle Machine Learningにログインします。
- Oracle Machine Learningホーム・ページで、「SQLスクリプトの実行」をクリックします。SQL問合せスクラッチパッドが開きます。
- SQLスクリプト・スクラッチパッド内の
%script
の下で、[Enter]キーを押します。
- SQLスクリプト・スクラッチパッド内の次の行で、スクリーンショットに示すようにSQLスクリプトを入力します。
この例のSQLスクリプトは2パートで構成されています。- スクリプトの最初のパートにSQL文
CREATE TABLE
がありsmall_table
という名前の表を作成します。この文は表の名前、表の列、データ型およびサイズを定義しています。この例では、列名はNAME、ID1、ID2、ID3、ID4、およびTEXTです。 - スクリプトの2つ目のパートはキーワード
BEGIN
で始まっています。これは表small_table
に100行を挿入します。
注意: 主キーを使用する
CREATE
文は失敗し、エラー・メッセージ不十分な権限が表示されます。このエラーは、データベース内のロックダウン・プロファイルにより発生します。このエラーが発生した場合は、データベース管理者または指定されたセキュリティ管理者に連絡して必要な権限の付与を依頼します。 - スクリプトの最初のパートにSQL文
- SQLスクリプトの作成が完了したら、実行をクリックします。
SQLスクリプトの共有
作成したSQLスクリプトを他のユーザーと共有できます。
- SQLスクリプトのエクスポート: SQLスクリプト・スクラッチパッドでエクスポート・アイコンをクリックし、
.json
ファイルとしてシステムに保存します。 - SQLスクリプトのインポート: ノートブック・ページで「インポート」をクリックして、
.json
ファイルとして保存されたSQLファイルをノートブックにインポートします。 SQLスクリプトが正常にインポートされると、ノートブック・ページにスクリプトがリストされます。ここにリストされているSQLスクリプトをクリックし、ノートブック・エディタで開いて編集します。SQLスクリプトをノートブック・テンプレートとして「マイ・ライブラリ」、「共有」または「ギャラリ」ギャラリに保存することもできます。