始める前に
このチュートリアルでは、Oracle Machine LearningでSQL文を実行する方法を説明します。これは、Oracle Machine Learningの操作チュートリアル・シリーズの第5部で、シリーズの最後のチュートリアルになります。チュートリアルを順番にお読みください。
- Oracle Machine Learningでのプロジェクトとワークスペースの作成
- Oracle Machine Learningでのノートブックの作成および実行
- Oracle Machine Learningでのコラボレーション
- Oracle Machine LearningでのSQLスクリプトの作成
- Oracle Machine LearningでのSQL文の実行
このチュートリアルを完了するのに
背景
SQL (Structured Query Language)は、リレーショナル・データベース管理システムにとっての標準言語です。SQL文を使用して、データベースからのデータ取得やデータベースのデータ更新などのタスクを実行できます。SQL文の例としては、SELECT, INSERT, UPDATE, DELETE, CREATE,
DROP
などがあります。このOBEではSELECT
文を例に挙げ、SQL文の実行方法を説明します。
前提条件
- Oracle Machine Learningアカウントにアクセスできること
- データベース・インタプリタへの接続
SQL文の実行
Oracle Machine LearningでSQL文を実行する手順は、次のとおりです。
- Oracle Machine Learning管理者から提供された資格証明を使用してOracle Machine Learningにログインします。
- Oracle Machine Learningホーム・ページで、「SQL文の実行」をクリックします。SQL問合せスクラッチパッドが開きます。
- SQL問合せスクラッチパッドで
%sql
と入力し、[Enter]キーを押します。
- 次の行に実行するSQL文を入力します。車に関するデータをフェッチする場合、
SELECT * FROM tablename;
を入力します。
たとえば、表SALESから製品売上に関するすべてのデータをフェッチするには、次のように入力します。
SELECT * FROM SH.SALES;
。ここで、SH
はスキーマの名前で、SALES
は表の名前です。
- SQL文を実行するには、をクリックするか、[Shift]キーを押しながら[Enter]キーを押します。この文が正常に実行されるとOracle Machine Learningがデータベースから関連データを取得し、データを表形式で表示します。
- データを様々なグラフ形式で視覚化する場合は、対応するグラフ表現のアイコンをクリックします。