CentOS Linux 7イメージを使用したインスタンスの作成


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開始する前に

目的

このチュートリアルでは、CentOSにより提供されるCentOS Linux 7マシン・イメージを使用してOracle Compute Cloud Serviceインスタンスを作成する方法について説明します。

所要時間

20分

背景

Oracle Compute Cloud Serviceは、セキュアかつ信頼できる低コストな標準ベースのインフラストラクチャ・サービスであり、これを使用して、Oracle Cloudの仮想マシンをすべての必要なストレージおよびネットワーキング・リソースとともに迅速にプロビジョニングできます。クラウド内の仮想マシン・トポロジを容易に管理およびスケール変更し、Oracleおよびサードパーティ・アプリケーションをOracle Cloudに移行できます。

CentOS提供のLinuxイメージを使用してOracle Compute Cloud Serviceインスタンスを作成するプロセスの概要を次に示します。

  1. CentOS Webサイトからイメージをダウンロードします。
  2. イメージをOracle Storage Cloud Serviceにアップロードします。
  3. イメージをOracle Compute Cloud Serviceに登録します。
  4. イメージを使用してインスタンスを作成します。
  5. ストレージ・ボリュームを作成し、インスタンスにアタッチします。
  6. ストレージ・ボリュームをマウントします。

必要なもの

  • Compute_Operationsロールを持つOracle Compute Cloud Serviceユーザーである必要があります。

    必要なロールを持っていないか、または不明な場合は、サービス管理者に連絡し、Oracle Cloud My Servicesで必要なロールが付与されるようにしてください。Oracle Cloudの管理および監視ユーザー・ロールの管理に関する項を参照してください。

  • Oracle Compute Cloud ServiceのWebコンソールにログインできる必要があります。

    Oracle Compute Cloud Serviceの使用Webコンソールを使用したOracle Compute Cloud Serviceへのアクセスを参照してください。

  • 使用するCentOS Linux 7イメージ(tar.gzファイル)は、Oracle Compute Cloud ServiceのWebコンソールへのアクセス元であるホスト上に置かれている必要があります。

    CentOS Linux 7イメージをダウンロードする手順は、次のとおりです。

    1. http://cloud.centos.org/centos/7/imagesに移動します。
    2. Oracle Cloudイメージを探します。

      通常、Oracle Cloudイメージはファイル名にOracleCloudが含まれます(例: CentOS-7-x86_64-OracleCloud.raw.tar.gz)。

    3. 使用するイメージを特定し、ダウンロードします。
  • Oracle Storage Cloud Serviceへのイメージのアップロードに必要なロールを持っている必要があります。
    • これが、Oracle Storage Cloud Serviceにアップロードする最初のマシン・イメージの場合は、Storage Administratorロールを持っている必要があります。
    • Oracle Storage Cloud Serviceにすでに1つ以上のマシン・イメージがアップロードされている場合は、Storage_ReadWriteGroupを持つユーザーは誰でもイメージをアップロードできます。

    必要なロールを持っていないか、または不明な場合は、サービス管理者に連絡し、Oracle Cloud My Servicesで必要なロールが付与されるようにしてください。Oracle Cloudの管理およびモニタリングユーザー・ロールの管理を参照してください。

  • レプリケーション・ポリシーがOracle Storage Cloud Serviceアカウントに対して設定されている必要があります。

    レプリケーション・ポリシーがすでに設定されている場合、「My Services」の「Set Replication Policy」リンクは無効化されます。「Set Replication Policy」リンクが有効な場合、それをクリックして、アカウントのポリシーを設定します。『Oracle Storage Cloud Serviceの使用』Oracle Storage Cloud Serviceのデータ・センターの選択に関する項を参照してください。

Oracle Storage Cloud Serviceへのイメージのアップロード

Oracle Compute Cloud Serviceの使用Oracle Storage Cloud Serviceへのマシン・イメージ・ファイルのアップロードに記載されているとおり、以前ダウンロードしたCentOS Linux 7イメージ・ファイル(tar.gzファイル)をアップロードします。

重要な注意: イメージ・ファイルをアップロードする際に、アップロードするイメージをOracle Storage Cloud Service内のその他のイメージと区別できるように、ターゲット・オブジェクトに一意の名前を指定するよう注意してください。また、指定する名前をメモしてください。この名前は次の手順で必要になります。

Oracle Compute Cloud Serviceにおけるイメージの登録

Oracle Compute Cloud Serviceの使用Oracle Compute Cloud Serviceにおけるマシン・イメージの登録に記載された手順を実行します。

イメージを使用したインスタンスの作成

Oracle Compute Cloud Serviceの使用カスタム・イメージを使用したインスタンスの作成に記載された手順を実行します。

注意: インスタンスの作成後、次のようにcentosユーザーとしてインスタンスに対してsshを実行できます。

ssh centos@public_ip_address_of_the_instance -i /path/to/private_key

ストレージ・ボリュームの作成およびインスタンスへのアタッチ

ストレージ・ボリュームは、Oracle Compute Cloud Serviceでインスタンスの永続的なブロック・ストレージ領域を提供する仮想ディスクです。

ストレージ・ボリュームを作成するには、Oracle Compute Cloud Serviceの使用ストレージ・ボリュームの作成を参照してください。

CentOS Linux 7インスタンスにストレージ・ボリュームをアタッチするには、Oracle Compute Cloud Serviceの使用インスタンスへのストレージ・ボリュームのアタッチの手順を実行します。

ストレージ・ボリュームをアタッチした後、Oracle Compute Cloud Serviceの使用ストレージ・ボリュームのマウントの説明に従ってマウントします。

詳細

クレジット

  • カリキュラム開発者: Ajay Seetharam