開始する前に
目的
このチュートリアルでは、Debianにより提供されるDebianマシン・イメージを使用してOracle Compute Cloud Serviceインスタンスを作成する方法について説明します。
所要時間
20分
背景
Oracle Compute Cloud Serviceは、セキュアかつ信頼できる低コストな標準ベースのインフラストラクチャ・サービスであり、これを使用して、Oracle Cloudの仮想マシンをすべての必要なストレージおよびネットワーキング・リソースとともに迅速にプロビジョニングできます。クラウド内の仮想マシン・トポロジを容易に管理およびスケール変更し、Oracleおよびサードパーティ・アプリケーションをOracle Cloudに移行できます。
Debian提供のイメージを使用してOracle Compute Cloud Serviceインスタンスを作成するプロセスの概要を次に示します。
- Debianイメージを構築します。
- Oracle Storage Cloud Serviceにイメージをアップロードします。
- イメージをOracle Compute Cloud Serviceに登録します。
- イメージを使用してインスタンスを作成します。
- ストレージ・ボリュームを作成し、インスタンスにアタッチします。
- ストレージ・ボリュームをマウントします。
必要なもの
Compute_Operations
ロールを持つOracle Compute Cloud Serviceユーザーである必要があります。必要なロールを持っていないか、または不明な場合は、サービス管理者に連絡し、Oracle Cloud My Servicesで必要なロールが付与されるようにしてください。Oracle Cloudの管理および監視のユーザー・ロールの管理に関する項を参照してください。
- Oracle Compute Cloud ServiceのWebコンソールにログインできる必要があります。
Oracle Compute Cloud Serviceの使用のWebコンソールを使用したOracle Compute Cloud Serviceへのアクセスを参照してください。
- https://wiki.debian.org/Cloud/OracleComputeImageにあるドキュメントの説明に従って、
bootstrap-vz
ブートストラップ・フレームワークを使用してDebianイメージを構築します。 - Oracle Storage Cloud Serviceへのイメージのアップロードに必要なロールを持っている必要があります。
- これが、Oracle Storage Cloud Serviceにアップロードする最初のマシン・イメージの場合は、Storage Administratorロールを持っている必要があります。
- Oracle Storage Cloud Serviceにすでに1つ以上のマシン・イメージがアップロードされている場合は、
Storage_ReadWriteGroup
を持つユーザーは誰でもイメージをアップロードできます。
必要なロールを持っていないか、または不明な場合は、サービス管理者に連絡し、Oracle Cloud My Servicesで必要なロールが付与されるようにしてください。Oracle Cloudの管理およびモニタリングのユーザー・ロールの管理を参照してください。
- レプリケーション・ポリシーがOracle Storage Cloud Serviceアカウントに対して設定されている必要があります。
レプリケーション・ポリシーがすでに設定されている場合、「My Services」の「Set Replication Policy」リンクは無効化されます。「Set Replication Policy」リンクが有効な場合、それをクリックして、アカウントのポリシーを設定します。『Oracle Storage Cloud Serviceの使用』のOracle Storage Cloud Serviceのデータ・センターの選択に関する項を参照してください。
Oracle Storage Cloud Serviceへのイメージのアップロード
Oracle Compute Cloud Serviceの使用のOracle Storage Cloud Serviceへのマシン・イメージ・ファイルのアップロードに記載されているとおり、以前構築したDebianイメージ・ファイル(tar.gz
ファイル)をアップロードします。
重要な注意: イメージ・ファイルをアップロードする際に、アップロードするイメージをOracle Storage Cloud Service内のその他のイメージと区別できるように、ターゲット・オブジェクトに一意の名前を指定するよう注意してください。また、指定する名前をメモしてください。この名前は次の手順で必要になります。
Oracle Compute Cloud Serviceにおけるイメージの登録
Oracle Compute Cloud Serviceの使用のOracle Compute Cloud Serviceにおけるマシン・イメージの登録に記載された手順を実行します。
イメージを使用したインスタンスの作成
Oracle Compute Cloud Serviceの使用のカスタム・イメージを使用したインスタンスの作成に記載された手順を実行します。
注意: インスタンスの作成後、次のようにopc
ユーザーとしてインスタンスに対してssh
を実行できます。
ssh opc@public_ip_address_of_the_instance -i /path/to/private_key
ストレージ・ボリュームの作成およびインスタンスへのアタッチ
ストレージ・ボリュームは、Oracle Compute Cloud Serviceでインスタンスの永続的なブロック・ストレージ領域を提供する仮想ディスクです。
ストレージ・ボリュームを作成するには、Oracle Compute Cloud Serviceの使用のストレージ・ボリュームの作成を参照してください。
CentOS Linux 7インスタンスにストレージ・ボリュームをアタッチするには、Oracle Compute Cloud Serviceの使用のインスタンスへのストレージ・ボリュームのアタッチの手順を実行します。
ストレージ・ボリュームをアタッチした後、Oracle Compute Cloud Serviceの使用のストレージ・ボリュームのマウントの説明に従ってマウントします。
詳細
- Oracle Compute Cloud Serviceの使用のインスタンスの管理
- 『Oracle Compute Cloud Serviceの使用』のストレージ・ボリュームの管理に関する項
クレジット
-
カリキュラム開発者: Anoop Srivastava