Oracle Autonomous Data Warehouseは完全に管理され、パフォーマンスが高く、柔軟性があります。データ・ウェアハウスの負荷に対応するべく調整と最適化が加えられた完全管理の環境の中で、市場をリードするOracle Databaseのパフォーマンスを、最大限に活用できます。Autonomous Data Warehouseはすべての標準SQLおよびビジネス・インテリジェンス(BI)ツールをサポートしており、拡張性のある分析パフォーマンスを実現します。
このチュートリアルでは、サービス・インスタンスを作成し、SQL DeveloperをAutonomous Data Warehouseに接続して、以降のすべてのチュートリアルで使用するデータベース・エンド・ユーザーを作成します。
「サービス」をクリックして、使用可能なサービスを表示します。使用可能なサービスのリストで、「Autonomous Data Warehouse」を選択します。図dashboard_servicesの説明
Autonomous Data Warehouseのコンソールが表示されます。「リスト範囲」ドロップダウン・メニューを使用してコンパートメントを選択できます。この例では、SQLDevコンパートメントが選択されています。コンパートメントの作成のドキュメントを参照するには、「ここ」をクリックしてください。 このコンソールにはデータベースは表示されません。データベースの長いリストがある場合、そのリストをフィルタ処理するには、「フィルタ」ドロップダウン・メニューを使用してデータベースの状態(使用可能、停止、終了など)でフィルタ処理します。 Autonomous Data Warehouseの作成をクリックします。図click_create_autonomous_data_warehouseの説明
Autonomous Data Warehouseの作成ダイアログが表示されます。ダイアログの上部で、ドロップダウン・リストからデータ・ウェアハウスのコンパートメントを選択します。ルート以外のコンパートメントでこのリソースを作成することをお薦めします。 図create_adw_instanceの説明
Autonomous Data Warehouseの作成ダイアログがクローズします。コンソールの「状態」フィールドに、データ・ウェアハウスがプロビジョニング中であることが表示されます。作成が完了すると、「状態」フィールドは「プロビジョニング」から「使用可能」に変更されます。図adw_provisioning_stateの説明
資格証明Zipファイルのダウンロード
データ・ウェアハウスを作成したら、そのデータ・ウェアハウスへのクライアント・アクセス用に資格証明zipファイルをダウンロードします。このファイルは次の手順で使用します。また、次のチュートリアルではSQL DeveloperをAutonomous Data Warehouseに接続します。
zipファイルを格納し、パスワードをメモしておきます。次の手順でこのzipファイルを使用して、Autonomous Data WarehouseデータベースへのSQL Developer接続を定義します。 注意: SQL Developerのバージョン18.2.0では、Autonomous Data Warehouseキーストア・パスワードを入力するための要件が削除され、接続を作成するダイアログにキーストア・パスワードのフィールドはありません。SQL Developerバージョン18.2.0以降を使用している場合、このパスワードは使用しません。
SQL Developer接続の定義
Autonomous Data WarehouseデータベースへのSQL Developer接続を定義します。 注意: 18.2より前のバージョンのSQL Developerを使用している場合は、このチュートリアルの最初に記載されている「始める前に」の項のドキュメント・トピックOracle SQL Developer (18.2より前のバージョン)による接続を参照してください。
create user adwc_user identified by "<password>"; grant dwrole to adwc_user;
図sql_developer_commands_create_userの説明注意: Autonomous Data Warehouseには強力なパスワードが必要です。指定するパスワードはデフォルト・パスワードの複雑さのルールを満たしている必要があります。このデータベースでは、ユーザーがパスワードを作成または変更したときに次の要件がチェックされます。