9 障害時リカバリ

この章では、Exalytics Machineで障害時リカバリを構成する方法について概説します。

障害時リカバリの詳細は、次のドキュメントを参照してください。

• Oracle Business Intelligenceの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareディザスタ・リカバリ・ガイド』のOracle Business Intelligenceの推奨事項に関する項を参照してください。

  Exalyticsサーバー上のOracle Business Intelligenceデプロイメントから非Exalyticsサーバー(IBM、Dellなど)上のOracle Business Intelligenceデプロイメントへの障害時リカバリはサポートされていることに注意してください。2つのサーバー間でデータを同期化する同期プログラムであるrsyncを使用する場合、NQSConfig.INIおよびbiee-domain.xmlファイルが除外されていることを確認してください。表9-1に、除外する必要がある構成ファイルを示します。

  表9-1 データを同期化する際に除外するファイル

  構成ファイル
  $DOMAIN_HOME/user_projects/domains/bifoundation_domain/config/fmwconfig/biee-domain.xml
  instances/instance1/config/OracleBIServerComponent/coreapplication_obis1/NQSConfig.INI

  
  

• Oracle TimesTenでは、Oracle BIリポジトリおよび集計をメイン・サイトから障害時リカバリ・サイトにレプリケートする方法を慎重に管理する必要があります。特に、障害時リカバリ・サイト・システムに、本番システムに適用するリポジトリおよび集計の一連の操作を正確にミラー化する必要があります。

  • 新しいリポジトリを本番システムにアップロードしたら、同じリポジトリを障害時リカバリ・サイト・システムにもアップロードする必要があります。

  • 集計スクリプトを本番リポジトリおよびOracle TimesTenインスタンスに対して実行する場合、障害時リカバリ・サイト・システムに対しても同じ集計スクリプトを実行する必要があります。

    詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionメタデータ・リポジトリ作成者ガイド』のOracle BIサマリー・アドバイザを使用した集計問合せ候補の特定に関する項を参照してください。