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Oracle® Exalytics In-Memory Machineオーナーズ・ガイド
Exalytics X2-4、X3-4およびX4-4リリース1 (1.0)
E59377-01
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9 Auto Service Request (ASR)ソフトウェアのインストール

この章では、ExalyticsマシンのAuto Service Request (ASR)をインストールする方法について説明します。


注意:

Oracle Exalyticsリリース1パッチセット1 (1.0.0.1)を使用して開始すると、Auto Service Request (ASR)機能がサポートされます。詳細は、Oracle Exalytics In-Memory Machineインストレーションおよび管理ガイド for Linuxの「Exalyticsマシンの新機能」の章を参照してください。

次のトピックが含まれます:

9.1 Oracle Auto Service Request (ASR)について

Auto Service Request (ASR)は、ハードウェア・コンポーネントに一般的な障害が発生した際の自動ケース生成を提供する、セキュアで、スケーラブル、さらにお客様でインストール可能な保証およびOracleカスタマ・サポート・センターのソフトウェア機能です。ASRは、一般的なハードウェア・コンポーネントの障害に関してOracleカスタマ・サポート・センターと連絡をとる必要をなくし、電話連絡の必要回数と電話に必要な時間全体を削減することで、迅速に問題を解決できるように設計されています。また、ASRは、電子診断データを使用してサポート業務を簡素化します。インストールおよび配置が簡単なため、ASRはお客様によって完全に管理され、セキュリティを確実なものにします。ASRはコンポーネントの障害のみに適用されます。すべてのコンポーネント障害が対象となるわけではありませんが、一般的なほとんどのコンポーネント(ディスク、ファン、電源など)が対象となっています。


注意:

ASRは、お客様のデータ・センター内で、SMTPアラートやSNMPアラートなど、他の監視メカニズムの代替にはなりません。交換ハードウェアの発送を促進および簡素化する補完メカニズムです。ASRは、高優先度システムのダウンタイム・イベントに使用することはできません。高優先度イベントの場合は、Oracleサポート・サービスまで直接ご連絡ください。

9.2 推奨構成

ASRマネージャは、データ・ネットワークとは別の管理専用ネットワーク上にあるExalytics外部のマシンにインストールするよう構成することをお薦めします。サポートされるオペレーティング・システムはOracle Linux 5.3以降およびSolaris 10 Update 5以降です。


注意:

ASRマネージャを結合されたデータネットワーク・インタフェースと同じサブネットに配置しないでください。

ETH0は、結合されたデータネットワークと重複しないように、別のサブネットに配置してください。


9.3 始める前に

ASRをインストールする前に、次の条件を満たす必要があります。

  • My Oracle Support (http://support.oracle.com)にアクセスでき、連絡情報が適切で最新であることを確認します。

  • すべてのExalyticsマシン・アセットに連絡先が割り当てられ、その連絡先が適切で最新であることを確認します。

  • Exalyticsの外部にあり、ASRマネージャとして機能するシステムを特定し、指定します。

  • ASRマネージャのIPアドレスを取得します。

  • ASRアセットを識別および確認します。

  • HTTPSを使用してインターネットへの接続を確認します。

  • Oracle Exalytics構成ユーティリティ・パッチとASRユーティリティをExalyticsホスト・マシンにダウンロードしてインストールします。


    注意:

    Oracle Exalyticsリリース1パッチセット3 (1.0.0.3)を使用して開始した場合には、ベース・イメージにOracle Exalytics Configuration UtilityパッチとASRユーティリティが含まれます。

    手順1から4は、Oracle Exalyticsリリース1パッチセット3 (1.0.0.3)以上のバージョンを使用しているユーザーには、適用されません。

    Oracle Exalyticsリリース1パッチ3 (1.0.0.3)以上のバージョンを使用している場合には、手順5から始める必要があります。


    構成ユーティリティ・パッチとASRユーティリティをダウンロードおよびインストールするには、次の処理を実行します。

    1. 次のリンク先のOracle Software Delivery Cloud Webサイトから、Oracle Exalytics構成ユーティリティ・パッチ(1.0.0.4)および、Oracle Exalyticsリリース1パッチセット1 (ex_x2-4_config_utils_linux_x86_64.zipファイル)のASRユーティリティをダウンロードおよびインストールします。

      http://edelivery.oracle.com

    2. そのファイルを一時ディレクトリに解凍します。

      zipファイルには、表9-1にリストされたファイルが含まれています。

      表9-1 Oracle Exalytics構成ユーティリティのzipファイル内のファイル

      ファイル名 備考

      exalytics_configure_network.sh

      Oracle Exalyticsネットワーク構成スクリプト

      SUN-HW-TRAP-MIB.mib

      Oracle Exalytics上のASR (Auto Service Request)

      bda_mon_hw_asr.pl

      Oracle Exalytics上のASRメール・スクリプト

      common_subs.pm

      Oracle Exalytics上のASR

      setup_asr_ilom.pl

      Oracle Exalytics上のASR


    3. 次のディレクトリを作成します。

      • mkdir -p /opt/exalytics

      • mkdir -p /opt/exalytics/asr

    4. exalytics_configure_network.shファイルを/opt/exalytics/binにコピーします。/opt/exalytics/asrディレクトリに次のファイルをコピーします。

      • bda_mon_hw_asr.pl

      • setup_asr_ilom.pl

      • common_subs.pm

      • SUN-HW-TRAP-MIB.mib


      注意:

      ファイルをコピーする前に、まず既存のファイルをexalytics_configure_network.sh_V1として確実にバックアップしてください。

    5. Oracle Exalyticsネットワーク構成スクリプトを実行して、ネットワーク・インタフェースを構成します。

      #cd /opt/exalytics

      #./exalytics_configure_network.sh

  • 次の手順を実行し、ASRを構成します。

    1. /opt/exalytics/asrディレクトリに移動して次のコマンドを実行し、2つのPerlファイルに実行権限を追加します。

      chmod +x bda_mon_hw_asr.pl

      chmod +x setup_asr_ilom.pl

    2. 次の行を/etc/inittabファイルに追加します。

      emh1:345:respawn:/opt/exalytics/asr/bda_mon_hw_asr.pl -server

    3. コマンド・ラインでinit qコマンドを実行して、bda_monサーバーを初期化してから起動します。

9.4 ASRマネージャのスタンドアロン・システムへのインストール

ASRマネージャをスタンドアロン・システムにインストールする必要があります(Oracle Linuxを実行するExalytics外部のマシン。『Oracle Auto Service Requestインストレーションおよびオペレーション・ガイド』のソフトウェアのインストールに関する項を参照してください)。

9.5 手動によるExalyticsアセットのアクティブ化

ExalyticsのホストおよびILOMを手動でアクティブ化する必要がある場合は、ASRマネージャで次の手順を実行します。

  1. rootユーザーとしてASRマネージャにログインします。次のコマンドを実行して、ASRメニューを起動します。

    #cd /opt/SUNWswasr/bin
    #./asr
    
  2. 次のコマンドを実行し、Exalyticsホスト・マシン上でASRをアクティブ化します。

    asr> activate_asset -i IP_address_of_exalytics_host_machine

    または

    asr> activate_asset -h host_name_exalytics_machine

  3. 次のコマンドを実行し、ExalyticsのILOMを個別にアクティブ化します。

    asr> activate_asset -i ILOM_IP_address_of_compute_node

    または

    asr> activate_asset -h ILOM_host_name_of_exalytics_machine

9.6 ASRアセットASRマネージャの表示と確認

ASRアセット(ASRがアクティブ化されたExalyticsマシン・コンポーネント)を表示して確認するには、ASRマネージャ・システムから次のコマンドを実行します。

asr> list_asset - このASRマネージャと関連付けられたすべてのアセットがリストされます。

たとえば、次のようになります。

xx.xxx.xxx.xx exalytics 1234567890 Enabled SNMP FMA SUN FIRE X4470 M2 SERVER x86/x64 System

xx.xxx.xxx.xxx exalytics-sp 1234567890 Enabled SNMP ILOM SUN FIRE X4470 M2 SERVER

9.7 テレメトリ・ソースの構成

ILOMおよびExalyticsホスト・マシンのテレメトリ・ソースを構成して、そのテレメトリをASRマネージャに転送する必要があります。ILOMとホストの両方を構成するためのスクリプトが提供されています。このスクリプトは/opt/exalytics/asrにあります。これらのスクリプトはExalyticsホスト・マシン上で実行する必要があります。

次の手順を実行します。

  1. Exalyticsホストにrootユーザーとしてログインします。

  2. 次のコマンドを実行し、ILOMテレメトリを構成します。

    #cd /opt/exalytics/asr
    #./setup_asr_ilom.pl -i <IP Address Of ASR Manager>
    
  3. 次のコマンドを実行し、Exalyticsホスト・マシン・テレメトリを構成します。

    #cd /opt/exalytics/asr
    #./bda_mon_hw_asr.pl -set_snmp_subscribers type=asr,host=<IP Address Of ASR Manager>,fromip=<IP Address of Exalytics Host>
    

9.8 My Oracle SupportでのExalyticsマシン・アセットの有効化

次の手順を実行し、Exalyticsマシン・アセットを有効化します。

  1. My Oracle Support (https://support.oracle.com)にログインします。

  2. 「My Oracle Support」ダッシュボードで、「詳細」タブをクリックします。次に、メニューから「設定」を選択します。

  3. ウィンドウ左側の「設定」ペインで、(「管理」サブメニューの下にある)「アセット」を選択します。サポートIDについて、ソート・フィルタからASRステータスを選択し、「すべてのステータス」ドロップダウン・メニューから「保留中」を選択します。

  4. 「保留中」アセットは、次の2つの方法で承認できます。

    • アセット・ツールバーによるアクティブ化

      アセットのシリアル番号をクリックすると、次のオプションを含むツールバーが表示されます。

      • 連絡先の割当て - アセットに連絡先を割り当てるには、このオプションを選択します。連絡先にできるのは、サポートIDに関連付けられているユーザーのみです。

      • 住所の変更 - アセットの物理的な場所を更新するには、このオプションを選択します。

      • 承認 - 「承認」をクリックすると、「保留中」のアセットに対してASRを有効化できます。

      • その他のアクション - 「アクティブ化」(非アクティブなアセットに対して)、「非アクティブ化」(アクティブなアセットに対して)、または「拒否」(保留中のリクエストに対して)など、その他のアクションを実行できます。

    • アセットの詳細によるアクティブ化

      「アセット」ペインの下部にアセットの詳細表示オプションがあります。アセットのシリアル番号をクリックしてアセットの詳細表示をクリックすると、アセットに関する情報を更新できます。ASRアセットのアクティブ化における必須フィールドはアスタリスク(*)で示されています。

詳細は、My Oracle Supportでナレッジ記事1329200.1を参照してください。My Oracle Supportでこの記事を確認するには、次の手順を実行します。

  1. My Oracle Support (https://support.oracle.com)にログインします。

  2. 「Knowledge」タブをクリックします。

  3. 「ナレッジ・ベース」セクションで、「検索と参照」タブをクリックします。

  4. 検索用語の入力オプションで1329200.1を入力して、「検索」をクリックします。記事「How to activate ASR within My Oracle Support」が表示されます。

9.9 テスト・アラートの送信

テスト・アラートを送信するには、次を実行します。

  1. Exalyticsホストにrootユーザーとしてログインします。

  2. 次のコマンドを実行し、ILOMテレメトリのテスト・アラートを送信します。

    #ipmitool sunoem cli "set /SP/alertmgmt/rules/1 testrule=true"

  3. 次のコマンドを実行し、Exalyticsホスト・マシンのテスト・アラートを送信します。

    #./opt/exalytics/asr/bda_mon_hw_asr.pl -validate_snmp_subscriber -type asr 
    

テスト・アラートの電子メール通知が届きます。


注意:

テスト・アラートは、ILOMおよびExalyticsホスト・マシンから送信することを強くお薦めします。

9.10 フォルト・カバレッジ

詳細は、Oracle ASR ILOMフォルト・カバレッジを参照してください。