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Oracle® Exadata Database Machineシステム概要
12c リリース1 (12.1)
E56359-09
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1 Oracle Exadata Database MachineおよびOracle Exadata Storage拡張ラックの概要

この章では、Oracle Exadata Database MachineおよびOracle Exadata Storage拡張ラックの機能とハードウェア・コンポーネントについて説明します。また、Oracle Exadata Database MachineおよびOracle Exadata Storage拡張ラックに関連する使用方法も示します。

この章の内容は次のとおりです。


注意:

読みやすさを考慮して、Oracle Exadata Database MachineとOracle Exadata Storage拡張ラックの両方に言及する場合、「Oracle Exadataラック」という名前を使用します。

Oracle Exadata Database Machineについて

Oracle Exadata Database Machineは、Oracle Databaseを実行するためのパフォーマンスと可用性が最も高いプラットフォームになるように設計されています。Oracle Exadata Database Machineは、業界標準のスケールアウト データベース・サーバー、インテリジェントなスケールアウト・ストレージ・サーバーおよびデータベースとストレージ・サーバーを接続する非常に高速なInfiniBand内部ファブリックを特長とする最新のアーキテクチャです。Oracle Exadata Storage Server Softwareのユニークなソフトウェア・アルゴリズムは、ストレージでのデータベース・インテリジェンス、PCIベースのフラッシュおよびInfiniBandネットワークを実装して、他のプラットフォームよりも低コストで高パフォーマンスと大容量を実現します。Oracle Exadata Database Machineは、オンライン・トランザクション処理(OLTP)、データ・ウェアハウス(DW)および混合ワークロードの統合など、あらゆるタイプのデータベース・ワークロードを実行します。Oracle Exadata Database Machineは、最も重要なデータベースを稼働および保護し、統合されたデータベース・クラウドの理想的な基盤となります。

Oracle Exadata Database Machineには、Oracle Databaseの実行に必要なすべてのハードウェアが含まれています。データベース・サーバー、ストレージ・サーバーおよびネットワークは、オラクル社のエンジニアによって事前に構成、調整およびテストされているため、高パフォーマンスなシステムのデプロイに通常必要となる数週間の労力が不要になります。エンドツーエンドの広範なテストにより、すべてのコンポーネントが連携すること、およびシステム全体に影響する可能性があるパフォーマンス・ボトルネックや単一点障害がないことが保証されます。

Machineを重要なアプリケーションにデプロイしている他のユーザーのエクスペリエンスから顧客が利点を得られるように、すべてのOracle Exadata Database Machineの構成は同一になっています。また、顧客のマシンは、Oracleサポートが問題の特定と解決に使用するマシンやOracleエンジニアリングがデータベース開発に使用するマシンとも同一です。

Oracle Exadata Database Machineでは、標準のOracle Databaseが実行されます。Oracle Databaseで実行されるアプリケーションは、アプリケーションに変更を加えることなくシームレスにOracle Exadata Database Machineに移行できます。

Oracle Exadata Database Machineは、データベース・サーバーとストレージ・サーバーの両方にスケールアウト・アーキテクチャを使用します。Oracle Exadata Database Machineが増大するのに伴い、データベースCPU、記憶域およびネットワーキングがバランスの取れた方法で追加され、ボトルネックのないスケーラビリティが実現されます。次のOracle Exadata Database Machine標準構成を利用できます。

  • Oracle Exadata Database Machineフル・ラック

  • Oracle Exadata Database Machineハーフ・ラック

  • Oracle Exadata Database Machineクオータ・ラック

  • Oracle Exadata Database Machineエイス・ラック

Oracle Exadata Database Machineを"エラスティック構成"と呼ばれるカスタム構成にアップグレードすることもできます。エラスティック構成では、必要に応じ任意の数のデータベース・サーバーとストレージ・サーバーを搭載してOracle Exadataシステムを構築できます。詳細は、第7章「エラスティック構成」を参照してください。

ラック内のアップグレードに加えて、統合されたInfiniBandファブリックを使用して複数のラックを接続し、さらに大きな構成を形成できます。たとえば、4つのOracle Exadataフル・ラックで構成されたシステムは、単一ラック・システムよりも4倍強力です。4つのラックにより、I/Oスループット、記憶容量およびプロセッサが4倍になります。大規模な単一システムとして構成したり、複数データベースの統合のために論理的にパーティション化できます。Oracle Real Application Clusters (Oracle RAC)で処理能力を動的に追加したり、Oracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)で記憶域を動的に追加できます。

データ圧縮を使用すると、大規模データベースに消費される記憶域を大幅に削減できます。Exadata Storage Serverには、ハイブリッド列圧縮と呼ばれる非常に優れた圧縮機能があります。ハイブリッド列圧縮を使用すると最高レベルのデータ圧縮が可能になり、I/Oが削減されるためコストが大幅に節約されてパフォーマンスが向上します。従来のシステムでは、データの高圧縮を有効にするとパフォーマンスが低下する問題があります。Oracle Exadata Database Machineでは、圧縮解除オーバーヘッドをExadata Storage Serverの多数のプロセッサにオフロードできるため、ほとんどのワークロードはハイブリッド列圧縮を使用するとそれらを使用しない場合よりも速く実行されます。ハイブリッド列圧縮は、列格納の圧縮パフォーマンスと分析パフォーマンスの両方の利点を組み合せつつ、列格納でドリルダウン操作時に経験する大幅な速度低下を回避します。

より大きな記憶容量が必要な場合、Oracle Exadata Storage拡張ラックを使用できます。Oracle Exadata Storage拡張ラックを使用すると、Oracle Exadata Database Machineの記憶容量と帯域幅を増やすことができます。これは、履歴データまたはアーカイブ・データ、バックアップ、ドキュメント、イメージ、XML、ラージ・オブジェクト(LOB)などの膨大な量のデータを必要とするデータベース・デプロイメント用に設計されています。Oracle Exadata Storage拡張ラックにはフル・ラック、ハーフ・ラックおよびクオータ・ラックのサイズがあり、統合されたInfiniBandファブリックを使用してOracle Exadata Database Machineに接続されます。構成には、論理ユニット番号(LUN)またはマウント・ポイントの設定は必要ありません。コマンドライン・インタフェースを使用して、ストレージをデータベースにオンラインで構成および追加できます。

Oracle Exadata Database Machineアーキテクチャは、高いパフォーマンスとスケーラビリティを実現するだけでなく、データ処理集中型のSQL操作をExadata Storage Serverにオフロードする独自のテクノロジも備えています。SQL処理をExadata Storage Serverに移すと、ディスクからデータを読み取る際に、すべてのストレージ・サーバーで即時にパラレルでデータのフィルタリングおよび処理を行うことができます。Exadata記憶域のオフロードにより、データベース・サーバーのCPU使用量が低減され、ストレージ・サーバーとデータベース・サーバー間を移動するデータ量が大幅に減少します。

Oracle Exadata Database Machineでは、フラッシュ・ディスクではなく最新のPCIeフラッシュ・テクノロジが使用されます。PCIeフラッシュでは、フラッシュが、遅いディスク・コントローラやディレクタの背後ではなく高速PCIeバス上に直接配置されるため、パフォーマンスが大幅に向上します。各Exadata Storage Serverには、総容量が3.2TBのフラッシュ・メモリーの4個のPCIeフラッシュ・カードが搭載されています。Oracle Exadata Database Machineフル・ラックには、44.8TBのフラッシュ・メモリーを提供する56個のPCIeフラッシュ・カードが搭載されています。

Exadataスマート・フラッシュ・キャッシュは、PCIeフラッシュにアクセス頻度の高いデータを自動的にキャッシュしつつ、アクセス頻度の低いデータをディスク・ドライブに維持します。これにより、フラッシュのパフォーマンスにディスクの容量とコストが提供されます。Exadataスマート・フラッシュ・キャッシュは、データベース・ワークロードと、再利用されなかったりキャッシュに収まらないデータのキャッシュを回避する状況を認識します。Oracle DatabaseおよびOracle Exadata Storage Server Softwareでは、データベース表、索引およびセグメントのレベルでディレクティブを提供し、特定のデータがフラッシュに保存されるようにできます。表はフラッシュに保持できますが、その際、従来のストレージおよびフラッシュ・ディスクで必要であった、異なる表領域、ファイルまたはLUNへの移動は必要ありません。


注意:

Oracle Exadata Database Machineには、Oracleソフトウェアのライセンスは付属していません。Oracle Exadata Database Machineをデータベース・サーバーとして使用する場合、次のソフトウェアの適切な使用許諾が必要となります。
  • Oracle Database

  • Oracle Exadata Storage Server Software

また、次のソフトウェアの使用許諾の取得をお薦めします。

  • Real Application Clusters

  • Oracle Partitioning


Oracle Exadata Database Machineのハードウェア・コンポーネント

Oracle Exadata Database Machineは、Oracle Database Server、Exadata Storage Serverおよびネットワークに接続するためのネットワーク・コンポーネントで構成されています。次の項では、各タイプのOracle Exadata Database Machineのコンポーネントについて説明します。

Oracle Exadata Database Machineは、フル・ラック、ハーフ・ラック、クオータ・ラックまたはエイス・ラックとして使用できます。表1-1に、各Oracle Exadata Database Machineに含まれるコンポーネントを示します。

表1-1 Oracle Exadata Database Machineのコンポーネント

エディション Oracle Exadata Database Machineフル・ラック
Oracle Exadata Database Machineハーフ・ラック
Oracle Exadata Database Machineクオータ・ラック
Oracle Exadata Database Machineエイス・ラック

Oracle Exadata Database Machine X6-2

  • 8台のデータベース・サーバー

  • 14台のExadata Storage Server X6-2 Server

  • 2台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36

  • 2個の冗長PDU (単相または3相、高電圧または低電圧)

  • 1台の48ポートCisco Catalyst 4948E-F、モデル番号WS-C4948E-F-Sのイーサネット・スイッチ

  • PCIフラッシュのRAW容量脚注 1 : 358.4TB (EF)または179.2TB (HC)

  • ハードディスクのRAW容量: 1344TB (大容量ディスク)脚注 3

  • 4台のデータベース・サーバー

  • 7台のExadata Storage Server X6-2 Server

  • 2台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36脚注 2 

  • 2個の冗長PDU (単相または3相、高電圧または低電圧)

  • 1台の48ポートCisco Catalyst 4948E-F、モデル番号WS-C4948E-F-Sのイーサネット・スイッチ

  • PCIフラッシュのRAW容量脚注 3: 179.2TB (EF)または89.6TB (HC)

  • ハードディスクのRAW容量: 672TB (大容量ディスク)脚注 3

  • 2台のデータベース・サーバー

  • 3台のExadata Storage Server X6-2 Server

  • 2台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36

  • 2個の冗長PDU (単相または3相、高電圧または低電圧)

  • 1台の48ポートCisco Catalyst 4948E-F、モデル番号WS-C4948E-F-Sのイーサネット・スイッチ

  • PCIフラッシュのRAW容量脚注 3: 76.8TB (EF)または38.4TB (HC)

  • ハードディスクのRAW容量: 288TB (大容量ディスク)脚注 3

  • 2台のデータベース・サーバー。各サーバーには、次が含まれます。

    - 2基の22コア・プロセッサ(それぞれ11コアが有効)

  • 3台のExadata Storage Server X6-2 Server各サーバーには、次が含まれます。

    - 2基の10コア・プロセッサ(それぞれ5コアが有効)

    - それぞれ3.2TB (raw)のExadata Smart Flash Cacheを搭載した2個のPCIフラッシュ・カードおよび6台の8TB 7,200 RPM大容量ディスク、または

    - それぞれ3.2TB (raw)のストレージを搭載した8個のPCIフラッシュ・ドライブ(4つが有効)

  • 2台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36

  • 2個の冗長PDU (単相または3相、高電圧または低電圧)

  • 1台の48ポートCisco Catalyst 4948E-F、モデル番号WS-C4948E-F-Sのイーサネット・スイッチ

  • PCIフラッシュのRAW容量脚注 3: 38.4TB (EF)または19.2TB (HC)

  • ハードディスクのRAW容量: 144TB (大容量ディスク)脚注 3

Oracle Exadata Database Machine X5-2


  • 8台のデータベース・サーバー

  • 14台のExadata Storage Server X5-2 Server

  • 2台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36

  • 2個の冗長PDU (単相または3相、高電圧または低電圧)

  • 1台の48ポートCisco Catalyst 4948E-F、モデル番号WS-C4948E-F-Sのイーサネット・スイッチ

  • PCIフラッシュのRAW容量脚注 3 : 179.2TB (EF)または89.6TB (HC)

  • ハードディスクのRAW容量: 1344TB (大容量ディスク)脚注 3

  • 4台のデータベース・サーバー

  • 7台のExadata Storage Server X5-2 Server

  • 2台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36脚注 4 

  • 2個の冗長PDU (単相または3相、高電圧または低電圧)

  • 1台の48ポートCisco Catalyst 4948E-F、モデル番号WS-C4948E-F-Sのイーサネット・スイッチ

  • PCIフラッシュのRAW容量脚注 3: 89.6TB (EF)または44.8TB (HC)

  • ハードディスクのRAW容量: 672TB (大容量ディスク)脚注 3

  • 2台のデータベース・サーバー

  • 3台のExadata Storage Server X5-2 Server

  • 2台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36

  • 2個の冗長PDU (単相または3相、高電圧または低電圧)

  • 1台の48ポートCisco Catalyst 4948E-F、モデル番号WS-C4948E-F-Sのイーサネット・スイッチ

  • PCIフラッシュのRAW容量脚注 3: 38.4TB (EF)または19.2TB (HC)

  • ハードディスクのRAW容量: 288TB (大容量ディスク)脚注 3

  • 2台のデータベース・サーバー。各サーバーには、次が含まれます。

    - 2基の18コア・プロセッサ(それぞれ9コアが有効)

  • 3台のExadata Storage Server X5-2 Server各サーバーには、次が含まれます。

    - 2基の8コア・プロセッサ(それぞれ4コアが有効)

    - それぞれ1.6TB (raw)のExadata Smart Flash Cacheおよび12台の8TB 7,200 RPM大容量ディスクを搭載した4個のPCIフラッシュ・カード(2つが有効)、または

    - それぞれ1.6TB (raw)のストレージを搭載した8個のPCIフラッシュ・ドライブ(4つが有効)

  • 2台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36

  • 2個の冗長PDU (単相または3相、高電圧または低電圧)

  • 1台の48ポートCisco Catalyst 4948E-F、モデル番号WS-C4948E-F-Sのイーサネット・スイッチ

  • PCIフラッシュのRAW容量脚注 3: 19.2TB (EF)または9.6TB (HC)

  • ハードディスクのRAW容量: 144TB (大容量ディスク)脚注 3

Oracle Exadata Database Machine X5-8

Oracle Exadata Database Machine X6-8

  • 2台のデータベース・サーバー

  • 14台のExadata Storage Server X5-2 Server(X6-8の場合はX6-2)

  • 2台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36

  • 2個の冗長PDU (単相または3相、高電圧または低電圧)

  • 1台の48ポートCisco Catalyst 4948E-F、モデル番号WS-C4948E-F-Sのイーサネット・スイッチ

  • PCIフラッシュのRAW容量脚注 3: 179.2TB (EF)または89.6TB (HC)

  • ハードディスクのRAW容量: 1344TB (大容量ディスク)脚注 3

  • 2台のデータベース・サーバー

  • 3台のExadata Storage Server X5-2 Server

  • 2台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36

  • 2個の冗長PDU (単相または3相、高電圧または低電圧)

  • 1台の48ポートCisco Catalyst 4948E-F、モデル番号WS-C4948E-F-Sのイーサネット・スイッチ

  • PCIフラッシュのRAW容量脚注 3: 38.4TB (EF)または19.2TB (HC)

  • ハードディスクのRAW容量: 288TB (大容量ディスク)脚注 3

適用されません。

適用されません。

Oracle Exadata Database Machine X4-2


  • 8台のデータベース・サーバー

  • 14台のExadata Storage Server X4-2L Server

  • 2台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36

  • 2個の冗長15kVA PDU(単相または3相、高電圧または低電圧)

  • 1台の48ポートCisco Catalyst 4948E-F、モデル番号WS-C4948E-F-Sのイーサネット・スイッチ

  • 44.8TBのRAWフラッシュ容量脚注 3

  • 高パフォーマンス・ディスク用に200TBのRAW記憶容量、大容量ディスク用に672TBのRAW容量脚注3

  • 4台のデータベース・サーバー

  • 7台のExadata Storage Server X4-2L Server

  • 2台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36脚注 4

  • 2個の冗長15kVA PDU(単相または3相、高電圧または低電圧)

  • 1台の48ポートCisco Catalyst 4948E-F、モデル番号WS-C4948E-F-Sのイーサネット・スイッチ

  • 22.4TBのRAWフラッシュ容量脚注 3

  • 高パフォーマンス・ディスク用に100TBのRAW記憶容量、大容量ディスク用に386TBのRAW容量脚注3

  • 2台のデータベース・サーバー

  • 3台のExadata Storage Server X4-2L Server

  • 2台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36

  • 2個の冗長15kVA PDU(単相または3相、高電圧または低電圧)

  • 1台の48ポートCisco Catalyst 4948E-F、モデル番号WS-C4948E-F-Sのイーサネット・スイッチ

  • 9.6TBのRAWフラッシュ容量脚注 3

  • 高パフォーマンス・ディスク用に43.2TBのRAW記憶容量、大容量ディスク用に144TBのRAW容量脚注3

  • 2台のデータベース・サーバー

  • 3 Exadata Storage Server X4-2L Server各サーバーには、次が含まれます。

    - 2基の6コア・プロセッサ

    - 12台の1.2TB 10,000 RPM高パフォーマンス・ディスク、または

    - 12台の4TB 7,200 RPM大容量ディスク

  • 2台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36

  • 2個の冗長15kVA PDU(単相または3相、高電圧または低電圧)

  • 1台の48ポートCisco Catalyst 4948E-F、モデル番号WS-C4948E-F-Sのイーサネット・スイッチ

  • 4.8TBのRAWフラッシュ容量脚注 3

  • 高パフォーマンス・ディスク用に21.6TBのRAW記憶容量、大容量ディスク用に72TBのRAW容量脚注3

Oracle Exadata Database Machine X4-8フル・ラック


  • 2台のデータベース・サーバー

  • 14台のExadata Storage Server X4-2L Server

  • 2台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36

  • 2個の冗長15kVA PDU(単相または3相、高電圧または低電圧)

  • 1台の48ポートCisco Catalyst 4948E-F、モデル番号WS-C4948E-F-Sのイーサネット・スイッチ

  • 44.8TBのRAWフラッシュ容量脚注 3

  • 高パフォーマンス・ディスク用に200TBのRAW記憶容量、大容量ディスク用に672TBのRAW容量脚注3

適用されません。

適用されません。

適用されません。

Oracle Exadata Database Machine X3-2


  • 8台のデータベース・サーバー

  • 14台のExadata Storage Server X3-2 Server

  • 3台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36

  • 2個の冗長15kVA PDU(単相または3相、高電圧または低電圧)

  • 1台の48ポートCisco Catalyst 4948E-F、モデル番号WS-C4948E-F-Sのイーサネット・スイッチ

  • 22.4TBのRAWフラッシュ容量脚注 3

  • 高パフォーマンス・ディスク用に100TBのRAW記憶容量、大容量ディスク用に504TBのRAW容量脚注3

  • 4台のデータベース・サーバー

  • 7台のExadata Storage Server X3-2 Server

  • 3台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36脚注 4

  • 2個の冗長15kVA PDU(単相または3相、高電圧または低電圧)

  • 1台の48ポートCisco Catalyst 4948E-F、モデル番号WS-C4948E-F-Sのイーサネット・スイッチ

  • 11.2TBのRAWフラッシュ容量脚注 3

  • 高パフォーマンス・ディスク用に50TBのRAW記憶容量、大容量ディスク用に252TBのRAW容量脚注3

  • 2台のデータベース・サーバー

  • 3台のExadata Storage Server X3-2 Server

  • 2台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36

  • 2個の冗長15kVA PDU(単相または3相、高電圧または低電圧)

  • 1台の48ポートCisco Catalyst 4948E-F、モデル番号WS-C4948E-F-Sのイーサネット・スイッチ

  • 4.8TBのRAWフラッシュ容量脚注 3

  • 高パフォーマンス・ディスク用に21.6TBのRAW記憶容量、大容量ディスク用に108TBのRAW容量脚注3

  • 2台のデータベース・サーバー

  • 3台のExadata Storage Server X3-2 Server

    - 2基の6コア・プロセッサ(それぞれ3コアが有効)

    - 2.4TBのExadata Smart Flash Cacheを搭載した12個のPCIフラッシュ・カード(6つが有効)

    - 18台の600GB 15,000 RPM高パフォーマンス・ディスク、または18台の3TB 7,200 RPM大容量ディスク(ストレージ・サーバー当たり6台のディスクが有効)

  • 2台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36

  • 2個の冗長15kVA PDU(単相または3相、高電圧または低電圧)

  • 1台の48ポートCisco Catalyst 4948E-F、モデル番号WS-C4948E-F-Sのイーサネット・スイッチ

  • 2.4TBのRAWフラッシュ容量脚注 3

  • 高パフォーマンス・ディスク用に10.8TBのRAW記憶容量、大容量ディスク用に54TBのRAW容量脚注3

Exadata Storage Server X4-2L Serverを使用したOracle Exadata Database Machine X3-8フル・ラック

  • 2台のデータベース・サーバー

  • 14台のExadata Storage Server X4-2L Server

  • 2台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36

  • 2個の冗長24kVA PDU(3相、高電圧または低電圧)

  • 1台の48ポートCisco Catalyst 4948E-F、モデル番号WS-C4948E-F-Sのイーサネット・スイッチ

  • 44.8TBのRAWフラッシュ容量脚注 3

  • 高パフォーマンス・ディスク用に200TBのRAW記憶容量、大容量ディスク用に672TBのRAW容量脚注3

適用されません。

適用されません。

適用されません。

Exadata Storage Server X3-2 Serverを使用したOracle Exadata Database Machine X3-8フル・ラック

  • 2台のデータベース・サーバー

  • 14台のExadata Storage Server X3-2 Server

  • 3台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36

  • 2個の冗長24kVA PDU(3相、高電圧または低電圧)

  • 1台の48ポートCisco Catalyst 4948E-F、モデル番号WS-C4948E-F-Sのイーサネット・スイッチ

  • 22.4TBのRAWフラッシュ容量脚注 3

  • 高パフォーマンス・ディスク用に100TBのRAW記憶容量、大容量ディスク用に504TBのRAW容量脚注3

適用されません。

適用されません。

適用されません。

Oracle Exadata Database Machine X2-2


  • 8台のデータベース・サーバー

  • 14台のExadata Storage Server X2-2

  • 3台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36

  • キーボード、ビデオおよびマウス(KVM)ハードウェア

  • 2個の冗長15kVA PDU(単相または3相、高電圧または低電圧)

  • 1台の48ポートCisco Catalyst 4948、モデル番号WS-C4948-Sのイーサネット・スイッチ

  • 5.3TBのRAWフラッシュ容量脚注 3

  • 4台のデータベース・サーバー

  • 7台のExadata Storage Server X2-2

  • 3台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36

  • キーボード、ビデオおよびマウス(KVM)ハードウェア

  • 2個の冗長15kVA PDU(単相または3相、高電圧または低電圧)

  • 1台の48ポートCisco Catalyst 4948、モデル番号WS-C4948-Sのイーサネット・スイッチ

  • 2.6TBのRAWフラッシュ容量脚注 3

  • 2台のデータベース・サーバー

  • 3台のExadata Storage Server X2-2

  • 2台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36

  • キーボード、ビデオおよびマウス(KVM)ハードウェア

  • 2個の冗長15kVA PDU(単相または3相、高電圧または低電圧)

  • 1台の48ポートCisco Catalyst 4948、モデル番号WS-C4948-Sのイーサネット・スイッチ

  • 1.1TBのRAWフラッシュ容量脚注 3

適用されません。

Oracle Exadata Database Machine X2-8フル・ラック


  • 2台のデータベース・サーバー

  • 14台のExadata Storage Server X2-2

  • 3台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36

  • 2個の冗長24kVA PDU(3相、高電圧または低電圧)

  • 1台の48ポートCisco Catalyst 4948、モデル番号WS-C4948-Sのイーサネット・スイッチ

  • 5.3TBのRAWフラッシュ容量脚注 3

適用されません。

適用されません。

適用されません。


脚注 1 RAW容量の場合、1GB = 10億バイト。通常の領域の表記(1TB = 1024 * 1024 * 1024 * 1024バイト)を使用して計算される容量。実際にフォーマットされる容量は少なくなります。

脚注 2 Sun Fire X4170 Oracle Database Serverに基づくExadata Database Machineハーフ・ラックには、2台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36スイッチが含まれます。

脚注 3 RAW容量の場合、1GB = 10億バイト。通常の領域の表記(1TB = 1024 * 1024 * 1024 * 1024バイト)を使用して計算される容量。実際にフォーマットされる容量は少なくなります。

脚注 4 Sun Fire X4170 Oracle Database Serverに基づくExadata Database Machineハーフ・ラックには、2台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36スイッチが含まれます。


注意:

データベース・サーバーおよびExadata Storage Serverごとに内蔵ギガビット・イーサネット(GbE)ポートを1つと、イーサネット・スイッチのポートを1つ、管理ネットワーク用に指定することをお薦めします。

Oracle Exadata Database Machine X6-2のデータベース・サーバー・コンポーネント

表1-2に、Oracle Exadata Database Machine X6-2データベース・サーバーのコンポーネントを示します

表1-2 Oracle Exadata Database Machine X6-2データベース・サーバーのコンポーネント

Oracle Server X6-2 Oracle Databaseサーバー
  • 2基の22コア・インテルXeon E5-2699 v4プロセッサ(2.2 GHz)

  • 256GB (8 x 32GB) RAM、メモリー拡張キットを使用して512GB (16 x 32GB)または768GB (24 x 32GB)に拡張可能

  • 4個の600GB 10K RPM SASディスク、ホットスワップ可能、8個まで拡張可能

  • ディスク・コントローラHBA、1GBキャッシュ搭載(バッテリなし)

  • 2個のInfiniBand 4X QDR (40Gb/s)ポート(PCIe 3.0) - 両ポートともにアクティブ

  • 4個の1GbE/10GbE Base-Tイーサネット・ポート

  • 2個の10GbEイーサネットSFP+ポート(Intel 82599 10GbEコントローラ・テクノロジに基づいた1個のデュアル・ポート10GbE PCIe 2.0ネットワーク・カード)

  • 1個のイーサネット・ポート(Integrated Lights Out Manager (ILOM)のリモート管理用)

  • Unbreakable Enterprise Kernel 2を使用するOracle Linux 6 Update 7またはOracle VM Server 3.2.9


Oracle Exadata Database Machine X5-2のデータベース・サーバー・コンポーネント

表1-3に、Oracle Exadata Database Machine X5-2データベース・サーバーのコンポーネントを示します。

表1-3 Oracle Exadata Database Machine X5-2データベース・サーバーのコンポーネント

Oracle Server X5-2 Oracle Databaseサーバー
  • 2基の18コア・インテルXeon E5-2699 v3プロセッサ(2.3 GHz)

  • 256GB (8 x 32 GB) RAM (メモリー拡張キットを使用して768GBに拡張可能)

  • 4台の600GB 10K RPM SASディスク

  • ディスク・コントローラHBA(1GBのスーパーキャップ・バックアップ式ライト・キャッシュを搭載)

  • 2個のInfiniBand 4X QDR(40Gb/s)ポート(1個のデュアル・ポートPCIe 3.0ホスト・チャネル・アダプタ(HCA))

  • 4個の1GbE/10GbE Base-Tイーサネット・ポート

  • 2個の10GbEイーサネットSFP+ポート(Intel 82599 10GbEコントローラ・テクノロジに基づいた1個のデュアル・ポート10GbE PCIe 2.0ネットワーク・カード)

  • 1個のイーサネット・ポート(Integrated Lights Out Manager (ILOM)のリモート管理用)

  • Unbreakable Enterprise Kernel 2を使用するOracle Linux 6 Update 6またはOracle VM Server 3.2.9


Oracle Exadata Database Machine X5-8およびX6-8のデータベース・サーバー・コンポーネント

表1-4に、Oracle Exadata Database Machine X5-8およびX6-8データベース・サーバーのコンポーネントを示します。

表1-4 Oracle Exadata Database Machine X5-8およびX6-8のコンポーネント

Oracle Server X5-8およびX6-8 Database Server
  • 8基の18コア・インテルXeon E7-8895 v3プロセッサ(2.6 GHz)

  • 2TB (64 x 32GB) RAM、メモリー拡張キットを使用して6TB (192 x 32GB)に拡張可能

  • 8個の600GB 10K RPM SASディスク(ホットスワップ可能)

  • ディスク・コントローラHBA (1GBのキャッシュを搭載)

  • 8個のInfiniBand 4X QDR (40Gb/s)ポート(PCIe 3.0) - すべてアクティブ・ポート

  • 10個の1GbE Base-Tイーサネット・ポート(2個のクアッド・ポートPCIe 2.0ネットワーク・カード、およびIntel I350 1GbEコントローラ・テクノロジに基づいた2個の内蔵ポート)

  • 8個の10GbEイーサネットSFP+ポート(Intel 82599 10GbEコントローラ・テクノロジに基づいた4個のデュアル・ポート10GbE PCIe 2.0ネットワーク・カード)

  • 1個のイーサネット・ポート(Integrated Lights Out Manager (ILOM)のリモート管理用)

  • 冗長構成のホットスワップ可能な電源とファン

  • Unbreakable Enterprise Kernel 2を使用するOracle Linux 6 Update 6またはOracle VM Server 3.2.9


Oracle Exadata Database Machine X4-2のデータベース・サーバー・コンポーネント

表1-5に、Oracle Exadata Database Machine X4-2データベース・サーバーのコンポーネントを示します。

表1-5 Oracle Exadata Database Machine X4-2データベース・サーバーのコンポーネント

Sun Server X4-2 Oracle Database Server
  • 2基の12コア・インテルXeon E5-2697 v2プロセッサ(2.7 GHz)

  • 256GB (16 x 16 GB) RAM (メモリー拡張キットを使用して512GBに拡張可能)

  • 4台の600GB 10K RPM SASディスク

  • ディスク・コントローラHBA(512MBのバッテリバックアップ式ライト・キャッシュを搭載)およびスワップ可能なバッテリ・バックアップ・ユニット(BBU)

  • 2個のInfiniBand 4X QDR(40Gb/s)ポート(1個のデュアル・ポートPCIe 3.0ホスト・チャネル・アダプタ(HCA))

  • 4個の1GbE/10GbE Base-Tイーサネット・ポート

  • 2個の10GbEイーサネットSFP+ポート(Intel 82599 10GbEコントローラ・テクノロジに基づいた1個のデュアル・ポート10GbE PCIe 2.0ネットワーク・カード)

  • 1個のイーサネット・ポート(Integrated Lights Out Manager (ILOM)のリモート管理用)

  • Unbreakable Enterprise Kernel 2を使用したOracle Linux 5 Update 10またはOracle Solaris 11 Update 1


Oracle Exadata Database Machine X4-8フル・ラックのデータベース・サーバー・コンポーネント

表1-6に、Oracle Exadata Database Machine X4-8フル・ラックのデータベース・サーバーのコンポーネントを示します。

表1-6 Oracle Exadata Database Machine X4-8フル・ラックのデータベース・サーバーのコンポーネント

Sun Server X4-8 Oracle Database Server
  • 8基の15コア・インテルXeon E5-8895 v2プロセッサ(2.8GHz)

  • 2TB (64 x 32 GB) RAM(メモリー拡張キットを使用して4TBまたは6TBに拡張可能)

  • 7台の600GB 10K RPM SASディスク

  • ディスク・コントローラHBA(512MBのバッテリバックアップ式ライト・キャッシュを搭載)およびスワップ可能なバッテリ・バックアップ・ユニット(BBU)

  • 8個のInfiniBand 4X QDR (40Gb/s)ポート

  • 10個の1GbE Base-Tイーサネット・ポート

  • 8個の10GbEイーサネットSFP+ポート(Intel 82599 10GbEコントローラ・テクノロジに基づいた4個のデュアル・ポート10GbE PCIe 2.0ネットワーク・カード)

  • 1個のイーサネット・ポート(Integrated Lights Out Manager (ILOM)のリモート管理用)

  • Unbreakable Enterprise Kernel 2を使用したOracle Linux 5 Update 10


Oracle Exadata Database Machine X3-2のデータベース・サーバー・コンポーネント

表1-7に、Oracle Exadata Database Machine X3-2データベース・サーバーのコンポーネントを示します。

表1-7 Oracle Exadata Database Machine X3-2データベース・サーバーのコンポーネント

Sun Server X3-2 Oracle Database Server
  • 2基のエイトコア・インテルXeon E5-2690プロセッサ(2.9GHz)

  • 256GB (16 x 16 GB) RAM (メモリー拡張キットを使用して512GBに拡張可能)

  • 4台の300GB 10K RPM SASディスク

  • ディスク・コントローラHBA(512MBのバッテリバックアップ式ライト・キャッシュを搭載)

  • 2個のInfiniBand 4X QDR(40Gb/s)ポート(1個のデュアル・ポートPCIe 2.0ホスト・チャネル・アダプタ(HCA))

  • 4個の1GbE/10GbE Base-Tイーサネット・ポート

  • 2個の10GbEイーサネットSFP+ポート(Intel 82599 10GbEコントローラ・テクノロジに基づいた1個のデュアル・ポート10GbE PCIe 2.0ネットワーク・カード)

  • 1個のイーサネット・ポート(ILOMのリモート管理用)

  • Unbreakable Enterprise Kernelを使用したOracle Linux 5 Update 8またはOracle Solaris 11


Oracle Exadata Database Machine X3-8フル・ラックのデータベース・サーバー・コンポーネント

表1-8に、Oracle Exadata Database Machine X3-8フル・ラックのデータベース・サーバーのコンポーネントを示します。

表1-8 Oracle Exadata Database Machine X3-8フル・ラックのデータベース・サーバーのコンポーネント

Sun Server X3-8 Oracle Database Server
  • 8基の10コア・インテルXeon E7-8870 プロセッサ(2.40GHz)

  • 2TBのRAM(128 x 16GB)

  • 8台の300GB 10K RPM SASディスク

  • ディスク・コントローラHBA(512MBのバッテリバックアップ式キャッシュを搭載)

  • 8個のInfiniBand QDR (40 Gb/s)ポート

  • 次の機能で構成される2個のNetwork Express Module(NEM)

    - SFP+コネクタを使用する8個の10Gbイーサネット・ネットワーク・ポート(Intel 82599 10GbEコントローラに基づく)

    - 8個の1GBイーサネット・ネットワーク・ポート

  • 1個のイーサネット・ポート(Sun Integrated Lights Out Manager(ILOM)のリモート管理用)

  • Unbreakable Enterprise Kernelを使用したOracle Linux 5 Update 8


Oracle Exadata Database Machine X2-2のデータベース・サーバー・コンポーネント

表1-9に、Oracle Exadata Database Machine X2-2データベース・サーバーのコンポーネントを示します。

表1-9 Oracle Exadata Database Machine X2-2データベース・サーバーのコンポーネント

Sun Fire X4170 Oracle Database Server Sun Fire X4170 M2 Oracle Database Server
  • 2基のクアッドコア・インテルXeon E5540プロセッサ(2.53GHz)

  • 72GB RAM (メモリー拡張キットを使用して144GBに拡張可能)

  • 4台の146GB 10K RPM SASディスク

  • ディスク・コントローラHBA(512MBのバッテリバックアップ式ライト・キャッシュを搭載)

  • デュアルポートの4X QDR(40GB/s)InfiniBandホスト・チャネル・アダプタ(HCA)

  • 4個の内蔵ギガビット・イーサネット・ポート

  • 1個のイーサネット・ポート(Sun Integrated Lights Out Manager(ILOM)のリモート管理用)

  • Unbreakable Enterprise Kernelを使用したOracle Linux 5 Update 8

  • 2基のシックスコア・インテルXeon X5675プロセッサ(3.06GHz)

  • 96GB RAM (メモリー拡張キットを使用して288GBに拡張可能)

  • 4台の300GB 10K RPM SASディスク

  • ディスク・コントローラHBA(512MBのバッテリバックアップ式ライト・キャッシュを搭載)

  • デュアルポートの4X QDR(40GB/s)InfiniBandホスト・チャネル・アダプタ(HCA)

  • 4個の内蔵ギガビット・イーサネット・ポート

  • 1個のイーサネット・ポート(Sun Integrated Lights Out Manager(ILOM)のリモート管理用)

  • Intel 82599 10GbEコントローラを搭載した1つのデュアルポートの10GbE PCIe 2.0ネットワーク・カード

  • Unbreakable Enterprise Kernelを使用したOracle Linux 5 Update 8またはOracle Solaris 11



注意:

  • Sun Fire X4170 M2 Oracle Database Serverは、8GB DIMMを使用した18個のDIMMスロットのうち12個が搭載された96GBのメモリーで工場から出荷されます。オプションのX2-2メモリー拡張キットを使用すると、残り6つの空スロットに16GB DIMMを使用して合計メモリーを192GB (12 x 8GBおよび6 x 16GB)に拡張したり、既存の8GB DIMMSを16GB DIMMSと交換してメモリーを追加し、合計メモリーを288GB (18 x 16GB)に拡張できます。

    メモリー拡張キットは、主に各データベース・サーバー上で多くのデータベースを実行する場合のワークロード統合用です。このシナリオでは、メモリー使用率が非常に高くても、CPU使用率が低いことがよくあります。

    ただし、DIMMメモリーの周波数が1333MHzから800MHzに落ちるため、すべてのメモリー・スロットの使用量は減ります。メモリーのパフォーマンス効果が遅いので、CPU使用率が高くなったように感じます。CPU使用率を測定すると、通常、増加率は平均して5%から10%です。増加量はワークロードによって大きく異なります。テスト用ワークロードでは、複数ワークロードの場合、増加率はほぼゼロでしたが、1つのワークロードの場合の増加率は約20%でした。


Oracle Exadata Database Machine X2-8フル・ラックのデータベース・サーバー・コンポーネント

表1-10に、Oracle Exadata Database Machine X2-8フル・ラックのデータベース・サーバーのコンポーネントを示します。

表1-10 Oracle Exadata Database Machine X2-8フル・ラックのデータベース・サーバーのコンポーネント

Sun Fire X4800 Oracle Database Server Sun Server X2-8 Oracle Database Server
  • 8基のエイトコア・インテルXeon X7560プロセッサ(2.26GHz)

  • 1TBのRAM

  • 8台の300GB 10K RPM SASディスク

  • ディスク・コントローラHBA(512MBのバッテリバックアップ式キャッシュを搭載)

  • 4個のデュアルポートの4X QDR InfiniBand PCIe 2.0 Express Module(EM)

  • 次の機能で構成される2個のNetwork Express Module(NEM)

    - SFP+コネクタを使用する8個の10Gbイーサネット・ネットワーク・ポート(Intel 82599 10GbEコントローラに基づく)

    - 8個の1GBイーサネット・ネットワーク・ポート

  • 1個のイーサネット・ポート(Sun Integrated Lights Out Manager(ILOM)のリモート管理用)

  • Unbreakable Enterprise Kernelを使用したOracle Linux 5 Update 8

  • 8基の10コア・インテルXeon E7-8870 プロセッサ(2.40GHz)

  • 2TBのRAM(128 x 16GB)

  • 8台の300GB 10K RPM SASディスク

  • ディスク・コントローラHBA(512MBのバッテリバックアップ式キャッシュを搭載)

  • 4個のデュアルポートの4X QDR InfiniBand PCIe 2.0 Express Module(EM)

  • 次の機能で構成される2個のNetwork Express Module(NEM)

    - SFP+コネクタを使用する8個の10Gbイーサネット・ネットワーク・ポート(Intel 82599 10GbEコントローラに基づく)

    - 8個の1GBイーサネット・ネットワーク・ポート

  • 1個のイーサネット・ポート(Sun Integrated Lights Out Manager(ILOM)のリモート管理用)

  • Unbreakable Enterprise Kernelを使用したOracle Linux 5 Update 8


Exadata Storage Serverコンポーネント

表1-11に、Exadata Storage Serverのコンポーネントを示します。

表1-11 Exadata Storage Serverのコンポーネント

サーバー コンポーネント

Extreme Flash Exadata Storage Server X6-2 Server

  • 2基の10コア・インテルXeon CPU E5-2630 v4(2.2 GHz)

  • 128GBのRAM(8 x 16 GB)

  • 8枚の3.2TBの2.5インチ・フラッシュ・アクセラレータF320 PCIeドライブ

  • 2個のInfiniBand 4X QDR(40Gb/s)InfiniBandポート(1個のデュアル・ポートPCIe 3.0ホスト・チャネル・アダプタ(HCA)) - すべてのポートがアクティブ

  • 4個の内蔵ギガビット・イーサネット・ポート

  • 1個のイーサネット・ポート(ILOMのリモート管理用)

  • Unbreakable Enterprise Kernel 2を使用したOracle Linux 6 Update 7

  • Oracle Exadata Storage Server Software

大容量Exadata Storage Server X6-2 Server

  • 2基の10コア・インテルXeon CPU E5-2630 v4(2.2 GHz)

  • 128GBのRAM(8 x 16 GB)

  • 12台の8TB 7.2K RPM大容量SASディスク脚注 1 

  • 4枚の3.2TBフラッシュ・アクセラレータF320 PCIeカード

  • ディスク・コントローラHBA (1GBのキャッシュを搭載)

  • 2個のInfiniBand 4X QDR(40Gb/s)InfiniBandポート(1個のデュアル・ポートPCIe 3.0ホスト・チャネル・アダプタ(HCA)) - すべてのポートがアクティブ

  • 4個の内蔵ギガビット・イーサネット・ポート

  • 1個のイーサネット・ポート(ILOMのリモート管理用)

  • Unbreakable Enterprise Kernel 2を使用したOracle Linux 6 Update 7

  • Oracle Exadata Storage Server Software

Extreme Flash Exadata Storage Server X5-2 Servers

  • 2基の8コア・インテルXeon CPU E5-2630 v3 (2.40 GHz)

  • 64GBのRAM (8 x 8 GB)

  • 8台の1.6TB NVMe PCIe 3.0 SSD Extreme Flashディスク

  • 2個のInfiniBand 4X QDR(40Gb/s)InfiniBandポート(1個のデュアル・ポートPCIe 3.0ホスト・チャネル・アダプタ(HCA))

  • 4個の内蔵ギガビット・イーサネット・ポート

  • 1個のイーサネット・ポート(ILOMのリモート管理用)

  • Unbreakable Enterprise Kernel 2を使用したOracle Linux 6 Update 6

  • Oracle Exadata Storage Server Software

大容量Exadata Storage Server X5-2 Servers

  • 2基の8コア・インテルXeon CPU E5-2630 v3 (2.40 GHz)

  • 96GB RAM (4 x 8GBおよび4 x 16GB)

  • 12台の8TB 7.2K RPM大容量SASディスク脚注 2 

  • 4枚の1.6TBフラッシュ・アクセラレータF160 PCIeカード

  • ディスク・コントローラHBA(1GBのスーパーキャップ・バックアップ式ライト・キャッシュを搭載)

  • 2個のInfiniBand 4X QDR(40Gb/s)InfiniBandポート(1個のデュアル・ポートPCIe 3.0ホスト・チャネル・アダプタ(HCA))

  • 4個の内蔵ギガビット・イーサネット・ポート

  • 1個のイーサネット・ポート(ILOMのリモート管理用)

  • Unbreakable Enterprise Kernel 2を使用したOracle Linux 6 Update 5

  • Oracle Exadata Storage Server Software

Exadata Storage Server X4-2L Server


  • 2基のシックスコア・インテルXeon E5-2630 v2プロセッサ(2.6 GHz)

  • 96GB RAM (4 x 8GBおよび4 x 16GB)

  • 12台の1.2TB 10K RPMの高パフォーマンスSASディスクまたは12台の4TB 7.2K RPMの大容量SASディスク

  • 4枚の800GBのSun Flash Accelerator F80 PCIeカード

  • ディスク・コントローラHBA(512MBのバッテリバックアップ式ライト・キャッシュを搭載)およびスワップ可能なBBU

  • 2個のInfiniBand 4X QDR(40Gb/s)InfiniBandポート(1個のデュアル・ポートPCIe 3.0ホスト・チャネル・アダプタ(HCA))

  • 4個の内蔵ギガビット・イーサネット・ポート

  • 1個のイーサネット・ポート(ILOMのリモート管理用)

  • Unbreakable Enterprise Kernel 2を使用したOracle Linux 5 Update 10

  • Oracle Exadata Storage Server Software

Exadata Storage Server X3-2 Server


  • 2基のシックスコア・インテルXeon E5-2630Lプロセッサ(2GHz)

  • 64GBのRAM(8 x 8 GB)

  • 12台の600GB 15K RPMの高パフォーマンスSASディスクまたは12台の3TB 7.2K RPMの大容量SASディスク

  • 4枚の400GBのSun Flash Accelerator F40 PCIeカード

  • ディスク・コントローラHBA(512MBのバッテリバックアップ式ライト・キャッシュを搭載)

  • 2個のInfiniBand 4X QDR(40Gb/s)InfiniBandポート(1個のデュアル・ポートPCIe 2.0ホスト・チャネル・アダプタ(HCA))

  • 4個の内蔵ギガビット・イーサネット・ポート

  • 1個のイーサネット・ポート(ILOMのリモート管理用)

  • Unbreakable Enterprise Kernelを使用したOracle Linux 5 Update 8

  • Oracle Exadata Storage Server Software

Sun Fire X4270 M2サーバーを使用したExadata Storage Server


  • 2基のシックスコア・インテルXeon E5640プロセッサ(2.26GHz)

  • 24GBのRAM

  • 12台の600GB 15K RPMの高パフォーマンスSASディスクまたは12台の3TB 7.2K RPMの大容量SASディスク脚注 3 

  • 4枚の96GBのSun Flash Accelerator F20 PCIeカード

  • ディスク・コントローラHBA(512MBのバッテリバックアップ式ライト・キャッシュを搭載)

  • デュアルポートの4X QDR(40GB/s)InfiniBandホスト・チャネル・アダプタ(HCA)

  • 1個の内蔵ギガビット・イーサネット・ポート

  • 1個のイーサネット・ポート(ILOMのリモート管理用)

  • Unbreakable Enterprise Kernelを使用したOracle Linux 5 Update 8

  • Oracle Exadata Storage Server Software

Sun Fire X4275サーバーを使用したExadata Storage Server


  • 2基のクアッドコア・インテルXeon E5540プロセッサ(2.53GHz)

  • 24GBのRAM

  • 12台の600GB 15K RPMの高パフォーマンスSASディスクまたは12台の2TB 7.2K RPM SATAディスク

  • 4枚の96GBのSun Flash Accelerator F20 PCIeカード

  • ディスク・コントローラHBA(512MBのバッテリバックアップ式ライト・キャッシュを搭載)

  • デュアルポートの4X QDR(40GB/s)InfiniBandホスト・チャネル・アダプタ(HCA)

  • 1個の内蔵ギガビット・イーサネット・ポート

  • 1個のイーサネット・ポート(ILOMのリモート管理用)

  • Unbreakable Enterprise Kernelを使用したOracle Linux 5 Update 8

  • Oracle Exadata Storage Server Software


脚注 1 以前のリリースでは、大容量ディスクは4TBでした。

脚注 2 以前のリリースでは、大容量ディスクは4TBでした。

脚注 3 以前のリリースでは、大容量ディスクは2TBでした。

Oracle Exadata Database Machineのスペア・キット・コンポーネント

Oracle Exadata Database Machineには、スペア・キットが含まれます。

表1-12に、Oracle Exadata Database Machine X6-2のスペア・キットのコンポーネントを示します。

表1-12 Oracle Exadata Database Machine X6-2のスペア・キットのコンポーネント

Oracle Exadata Database Machine X6-2フル・ラック Oracle Exadata Database Machine X6-2ハーフ・ラック Oracle Exadata Database Machine X6-2クオータ・ラック Oracle Exadata Database Machine X6-2エイス・ラック
  • 1台の8TB 7.2K RPM大容量SASディスク

  • 大容量ストレージ・サーバー専用の1枚のフラッシュ・アクセラレータF320 PCIeカード

  • 1台の8TB 7.2K RPM大容量SASディスク

  • 大容量ストレージ・サーバー専用の1枚のフラッシュ・アクセラレータF320 PCIeカード

  • 1台の8TB 7.2K RPM大容量SASディスク

  • 大容量ストレージ・サーバー専用の1枚のフラッシュ・アクセラレータF320 PCIeカード

  • 1台の8TB 7.2K RPM大容量SASディスク

  • 大容量ストレージ・サーバー専用の1枚のフラッシュ・アクセラレータF320 PCIeカード


表1-13に、Oracle Exadata Database Machine X5-2のスペア・キットのコンポーネントを示します。

表1-13 Oracle Exadata Database Machine X5-2のスペア・キットのコンポーネント

Oracle Exadata Database Machine X5-2フル・ラック
Oracle Exadata Database Machine X5-2ハーフ・ラック
Oracle Exadata Database Machine X5-2クオータ・ラック
Oracle Exadata Database Machine X5-2エイス・ラック
  • 1台の8TB 7.2K RPM大容量SASディスク

  • 大容量ストレージ・サーバー専用の1枚のフラッシュ・アクセラレータF160 PCIeカード

  • 1個の1.6TBソリッド・ステート・ドライブ(Extreme Flashストレージ・サーバーのみ)

  • 1台の8TB 7.2K RPM大容量SASディスク

  • 大容量ストレージ・サーバー専用の1枚のフラッシュ・アクセラレータF160 PCIeカード

  • 1個の1.6TBソリッド・ステート・ドライブ(Extreme Flashストレージ・サーバーのみ)

  • 1台の8TB 7.2K RPM大容量SASディスク

  • 大容量ストレージ・サーバー専用の1枚のフラッシュ・アクセラレータF160 PCIeカード

  • 1個の1.6TBソリッド・ステート・ドライブ(Extreme Flashストレージ・サーバーのみ)

  • 1台の8TB 7.2K RPM大容量SASディスク

  • 大容量ストレージ・サーバー専用の1枚のフラッシュ・アクセラレータF160 PCIeカード

  • 1個の1.6TBソリッド・ステート・ドライブ(Extreme Flashストレージ・サーバーのみ)


表1-14に、Oracle Exadata Database Machine X5-8およびX6-8のスペア・キットのコンポーネントを示します。

表1-14 Oracle Exadata Database Machine X5-8およびX6-8のスペア・キットのコンポーネント

Oracle Exadata Database Machine X5-8およびX6-8
  • 1台の8TB 7.2K RPM大容量SASディスク

  • 大容量ストレージ・サーバー専用の1枚のフラッシュ・アクセラレータF160 PCIeカード


表1-15に、Oracle Exadata Database Machine X4-2のスペア・キットのコンポーネントを示します。

表1-15 Oracle Exadata Database Machine X4-2のスペア・キットのコンポーネント

Oracle Exadata Database Machine X4-2フル・ラック
Oracle Exadata Database Machine X4-2ハーフ・ラック
Oracle Exadata Database Machine X4-2クオータ・ラック
Oracle Exadata Database Machine X4-2エイス・ラック
  • 1台の1.2TB 10K RPMの高パフォーマンスSASディスクまたは1台の4TB 7.2K RPMの大容量SASディスク

  • 1枚の800GBのExadata Smart Flash Cacheカード

  • 1台の1.2TB 10K RPMの高パフォーマンスSASディスクまたは1台の4TB 7.2K RPMの大容量SASディスク

  • 1枚の800GBのExadata Smart Flash Cacheカード

  • 1台の1.2TB 10K RPMの高パフォーマンスSASディスクまたは1台の4TB 7.2K RPMの大容量SASディスク

  • 1枚の800GBのExadata Smart Flash Cacheカード

  • 1台の1.2TB 10K RPMの高パフォーマンスSASディスクまたは1台の4TB 7.2K RPMの大容量SASディスク

  • 1枚の800GBのExadata Smart Flash Cacheカード


表1-16に、Oracle Exadata Database Machine X4-8フル・ラックのスペア・キットのコンポーネントを示します。

表1-16 Oracle Exadata Database Machine X4-8フル・ラックのスペア・キットのコンポーネント

Oracle Exadata Database Machine X4-8フル・ラック
  • 1台の1.6 TB NVMe PCIe 3.0高パフォーマンス・ディスクまたは1台の4 TB 7.2 K RPM大容量SASディスク

  • 大容量ストレージ・サーバー専用の1枚のフラッシュ・アクセラレータF160 PCIeカード


表1-17に、Oracle Exadata Database Machine X3-2のスペア・キットのコンポーネントを示します。

表1-17 Oracle Exadata Database Machine X3-2のスペア・キットのコンポーネント

Oracle Exadata Database Machineフル・ラック
Oracle Exadata Database Machineハーフ・ラック
Oracle Exadata Database Machineクオータ・ラック
Oracle Exadata Database Machineエイス・ラック
  • 2台の600GB 15K RPMの高パフォーマンスSASディスクまたは2台の3TB 7.2K RPMの大容量SASディスク

  • 2枚の400GBのExadata Smart Flash Cacheカード

  • 6個の3m InfiniBandケーブルおよび10個の5m InfiniBandケーブル

  • 1台の600GB 15K RPMの高パフォーマンスSASディスクまたは1台の3TB 7.2K RPMの大容量SASディスク

  • 1枚の400GBのExadata Smart Flash Cacheカード

  • 6個の3m InfiniBandケーブルおよび10個の5m InfiniBandケーブル

  • 1台の600GB 15K RPMの高パフォーマンスSASディスクまたは1台の3TB 7.2K RPMの大容量SASディスク

  • 1枚の400GBのExadata Smart Flash Cacheカード

  • 4個の5m InfiniBandケーブル

  • 1台の600GB 15K RPMの高パフォーマンスSASディスクまたは1台の3TB 7.2K RPMの大容量SASディスク

  • 1枚の400GBのExadata Smart Flash Cacheカード

  • 4個の5m InfiniBandケーブル


表1-18に、Oracle Exadata Database Machine X3-8フル・ラックのスペア・キットのコンポーネントを示します。

表1-18 Oracle Exadata Database Machine X3-8フル・ラックのスペア・キットのコンポーネント

Exadata Storage Server X4-2L Serverを使用したOracle Exadata Database Machine X3-8フル・ラック Exadata Storage Server X3-2 Serverを使用したOracle Exadata Database Machine X3-8フル・ラック
  • 1台の1.2TB 10K RPMの高パフォーマンスSASディスクまたは1台の4TB 7.2K RPMの大容量SASディスク

  • 1枚の400GBのExadata Smart Flash Cacheカード

  • 2台の600GB 15K RPMの高パフォーマンスSASディスクまたは2台の3TB 7.2K RPMの大容量SASディスク

  • 2枚の400GBのExadata Smart Flash Cacheカード

  • 6個の3m InfiniBandケーブルおよび10個の5m InfiniBandケーブル


表1-19に、Oracle Exadata Database Machine X2-2およびOracle Exadata Database Machine X2-8フル・ラックのスペア・キットのコンポーネントを示します。

表1-19 Oracle Exadata Database Machine X2-2およびOracle Exadata Database Machine X2-8フル・ラックのスペア・キットのコンポーネント

Oracle Exadata Database Machineフル・ラック
Oracle Exadata Database Machineハーフ・ラック
Oracle Exadata Database Machineクオータ・ラック
  • 2台の600GB 15K RPMの高パフォーマンスSASディスクまたは2台の3TB 7.2K RPMの大容量SASディスク

  • 2枚の96GBのExadata Smart Flash Cacheカード

  • 6個の3m InfiniBandケーブルおよび10個の5m InfiniBandケーブル

  • 1台の600GB 15K RPMの高パフォーマンスSASディスクまたは1台の3TB 7.2K RPMの大容量SASディスク

  • 1枚の96GBのExadata Smart Flash Cacheカード

  • 6個の3m InfiniBandケーブルおよび10個の5m InfiniBandケーブル

  • 1台の600GB 15K RPMの高パフォーマンスSASディスクまたは1台の3TB 7.2K RPMの大容量SASディスク

  • 1枚の96GBのExadata Smart Flash Cacheカード

  • 4個の5m InfiniBandケーブル



注意:

Oracle Exadata Database Machine X2-2(X4170およびX4275サーバー搭載)モデルには、2TBの高容量SATAドライブがあります。

Oracle Exadata Storage拡張ラックについて

Oracle Exadata Storage拡張ラックには、Oracle Exadata Database Machine用の追加記憶域が用意されています。追加記憶域は、バックアップ、履歴データ、非構造化データ用に使用できます。Oracle Exadata Storage拡張ラックを使用すると、次のようにOracle Exadata Database Machineに領域を追加できます。

  • 新しいExadataセルとグリッド・ディスクを新しいOracle Automatic Storage Management(Oracle ASM)ディスク・グループに追加します。

  • Oracle Exadata Storage拡張ラックにグリッド・ディスクを追加して、既存のディスク・グループを拡張します。

  • Oracle Exadata Storage拡張ラックを複数のOracle Exadata Database Machineに分割します。

次の項では、Oracle Exadata Storage拡張ラックのコンポーネントについて説明します。

Oracle Exadata Storage拡張ラックX6-2のコンポーネント

Oracle Exadata Storage拡張ラックX6-2は、クオータ・ラックとして提供されています。表1-20に、含まれるコンポーネントを示します。

表1-20 Oracle Exadata Storage拡張ラックX6-2のコンポーネント

Oracle Exadata Storage拡張X6-2クオータ・ラック
  • 3.2 TB NVMe PCIe 3.0高パフォーマンスSSDまたは8TB 7.2K RPM大容量SASディスクを搭載した4台のExadata Storage Server X6-2 Server

  • 3台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36

  • 2つの冗長15kVA PDU(単相または3相、高電圧または低電圧)

  • 1台の48ポートCisco Catalyst 4948E-F、モデル番号WS-C4948E-F-Sのイーサネット・スイッチ

  • 大容量ストレージ・サーバー専用の12.8TB RAWフラッシュ容量脚注 1 

  • Extreme Flashドライブ用に102.4TBのRAW容量、大容量ディスク用に384TBのRAW容量脚注1


脚注 1 RAW容量の場合、1GB = 10億バイト。通常の領域の表記(1TB = 1024 * 1024 * 1024 * 1024バイト)を使用して計算される容量。実際にフォーマットされる容量は少なくなります。

Oracle Exadata Storage拡張ラックX6-2のスペア・キットのコンポーネント

Oracle Exadata Storage拡張ラックX6-2には、スペア・キットが含まれます。表1-21に、各Oracle Exadata Storage拡張ラックX6-2のスペア・キットのコンポーネントを示します。

表1-21 Oracle Exadata Storage拡張ラックX6-2のスペア・キットのコンポーネント

Oracle Exadata Storage拡張ラックX6-2フル・ラック Oracle Exadata Storage拡張ラックX6-2ハーフ・ラック Oracle Exadata Storage拡張ラックX6-2クオータ・ラック
  • 1台の3.2TB NVMe PCIe 3.0高パフォーマンスSSDまたは1台の8TB 7.2K RPM大容量SASディスク

  • 大容量ストレージ・サーバー専用の1枚のフラッシュ・アクセラレータF320 PCIeカード

  • 1台の3.2TB NVMe PCIe 3.0高パフォーマンスSSDまたは1台の8TB 7.2K RPM大容量SASディスク

  • 大容量ストレージ・サーバー専用の1枚のフラッシュ・アクセラレータF320 PCIeカード

  • 1台の3.2TB NVMe PCIe 3.0高パフォーマンスSSDまたは1台の8TB 7.2K RPM大容量SASディスク

  • 大容量ストレージ・サーバー専用の1枚のフラッシュ・アクセラレータF320 PCIeカード


Oracle Exadata Storage拡張ラックX5-2のコンポーネント

Oracle Exadata Storage拡張ラックX5-2は、クオータ・ラックとして提供されています。表1-22に、含まれるコンポーネントを示します。

表1-22 Oracle Exadata Storage拡張ラックX5-2のコンポーネント

Oracle Exadata Storage拡張X5-2クオータ・ラック
  • 1.6TB NVMe PCIe 3.0高パフォーマンスSSDまたは8TB 7.2K RPM大容量SASディスクを搭載した4台のExadata Storage Server X5-2 Server脚注 1 

  • 3台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36

  • 2つの冗長15kVA PDU(単相または3相、高電圧または低電圧)

  • 1台の48ポートCisco Catalyst 4948E-F、モデル番号WS-C4948E-F-Sのイーサネット・スイッチ

  • 大容量ストレージ・サーバー専用の12.8TB RAWフラッシュ容量脚注 2 

  • 高パフォーマンス・ディスク用に51.2TB (76.8TBに拡張可能)のRAW記憶容量、大容量ディスク用に192TBのRAW容量脚注1


脚注 1 以前のリリースでは、大容量ディスクは4TBでした。

脚注 2 RAW容量の場合、1GB = 10億バイト。通常の領域の表記(1TB = 1024 * 1024 * 1024 * 1024バイト)を使用して計算される容量。実際にフォーマットされる容量は少なくなります。

Oracle Exadata Storage拡張ラックX5-2のスペア・キット・コンポーネント

Oracle Exadata Storage拡張ラックX5-2には、スペア・キットが含まれます。表1-23に、各Oracle Exadata Storage拡張ラックX5-2のスペア・キットのコンポーネントを示します。

表1-23 Oracle Exadata Storage拡張ラックX5-2のスペア・キットのコンポーネント

Oracle Exadata Storage拡張X5-2フル・ラック
Oracle Exadata Storage拡張X5-2ハーフ・ラック
Oracle Exadata Storage拡張X5-2クオータ・ラック
  • 1台の1.6TB NVMe PCIe 3.0高パフォーマンスSSDまたは1台の8TB 7.2K RPM大容量SASディスク

  • 大容量ストレージ・サーバー専用の1枚のフラッシュ・アクセラレータF160 PCIeカード

  • 1台の1.6TB NVMe PCIe 3.0高パフォーマンスSSDまたは1台の8TB 7.2K RPM大容量SASディスク

  • 大容量ストレージ・サーバー専用の1枚のフラッシュ・アクセラレータF160 PCIeカード

  • 1台の1.6TB NVMe PCIe 3.0高パフォーマンスSSDまたは1台の8TB 7.2K RPM大容量SASディスク

  • 大容量ストレージ・サーバー専用の1枚のフラッシュ・アクセラレータF160 PCIeカード


Oracle Exadata Storage拡張ラックX4-2のコンポーネント

Oracle Exadata Storage拡張ラックX4-2は、フル・ラック、ハーフ・ラックまたはクオータ・ラックとして使用できます。表1-24に、各Oracle Exadata Storage拡張ラックX4-2に含まれるコンポーネントを示します。

表1-24 Oracle Exadata Storage拡張ラックX4-2のコンポーネント

Oracle Exadata Storage拡張X4-2フル・ラック
Oracle Exadata Storage拡張X4-2ハーフ・ラック
Oracle Exadata Storage拡張X4-2クオータ・ラック
  • 1.2TB 10K RPMの高パフォーマンスSASディスクまたは4TB 7.2K RPMの大容量SASディスクを搭載した18台のExadata Storage Server X4-2L Server

  • 3台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36

  • 2つの冗長15kVA PDU(単相または3相、高電圧または低電圧)

  • 1台の48ポートCisco Catalyst 4948E-F、モデル番号WS-C4948E-F-Sのイーサネット・スイッチ

  • 57.6TBのRAWフラッシュ容量脚注1

  • 高パフォーマンス・ディスク用に258TBのRAW記憶容量、大容量ディスク用に864TBのRAW容量脚注1

  • 1.2TB 10K RPMの高パフォーマンスSASディスクまたは4TB 7.2K RPMの大容量SASディスクを搭載した9台のExadata Storage Server X4-2L Server

  • 3台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36

  • 2個の冗長15kVA PDU(単相または3相、高電圧または低電圧)

  • 1台の48ポートCisco Catalyst 4948E-F、モデル番号WS-C4948E-F-Sのイーサネット・スイッチ

  • 28.8TBのRAWフラッシュ容量脚注 1

  • 高パフォーマンス・ディスク用に129TBのRAW記憶容量、大容量ディスク用に432TBのRAW容量脚注1

  • 1.2TB 10K RPMの高パフォーマンスSASディスクまたは4TB 7.2K RPMの大容量SASディスクを搭載した4台のExadata Storage Server X4-2L Server

  • 3台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36

  • 2個の冗長15kVA PDU(単相または3相、高電圧または低電圧)

  • 1台の48ポートCisco Catalyst 4948E-F、モデル番号WS-C4948E-F-Sのイーサネット・スイッチ

  • 12.8TBのRAWフラッシュ容量脚注 1

  • 高パフォーマンス・ディスク用に57TBのRAW記憶容量、大容量ディスク用に192TBのRAW容量脚注1


脚注 1 RAW容量の場合、1GB = 10億バイト。通常の領域の表記(1TB = 1024 * 1024 * 1024 * 1024バイト)を使用して計算される容量。実際にフォーマットされる容量は少なくなります。

Oracle Exadata Storage拡張ラックX4-2のスペア・キット・コンポーネント

Oracle Exadata Storage拡張ラックX4-2には、スペア・キットが含まれます。表1-25に、各Oracle Exadata Storage拡張ラックX4-2のスペア・キットのコンポーネントを示します。

表1-25 Oracle Exadata Storage拡張ラックX4-2のスペア・キットのコンポーネント

Oracle Exadata Storage拡張X4-2フル・ラック
Oracle Exadata Storage拡張X4-2ハーフ・ラック
Oracle Exadata Storage拡張X4-2クオータ・ラック
  • 1台の1.2TB 10K RPMの高パフォーマンスSASディスクまたは1台の4TB 7.2K RPMの大容量SASディスク

  • 1枚の800GBのExadata Smart Flash Cacheカード

  • 1台の1.2TB 10K RPMの高パフォーマンスSASディスクまたは1台の4TB 7.2K RPMの大容量SASディスク

  • 1枚の800GBのExadata Smart Flash Cacheカード

  • 1台の1.2TB 10K RPMの高パフォーマンスSASディスクまたは1台の4TB 7.2K RPMの大容量SASディスク

  • 1枚の800GBのExadata Smart Flash Cacheカード


Oracle Exadata Storage拡張ラックX3-2のコンポーネント

Oracle Exadata Storage拡張ラックX3-2は、フル・ラック、ハーフ・ラックまたはクオータ・ラックとして使用できます。表1-26に、各Oracle Exadata Storage拡張ラックX3-2に含まれるコンポーネントを示します。

表1-26 Oracle Exadata Database Machine X3-2のスペア・キットのコンポーネント

Oracle Exadata Storage拡張X3-2フル・ラック
Oracle Exadata Storage拡張X3-2ハーフ・ラック
Oracle Exadata Storage拡張X3-2クオータ・ラック
  • 600GB 15K RPMの高パフォーマンスSASディスクまたは3TB 7.2K RPMの大容量SASディスクを搭載した18台のExadata Storage Server X3-2 Server

  • 3台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36

  • 2つの冗長15kVA PDU(単相または3相、高電圧または低電圧)

  • 1台の48ポートCisco Catalyst 4948E-F、モデル番号WS-C4948E-F-Sのイーサネット・スイッチ

  • 28.8TBのRAWフラッシュ容量脚注 1 

  • 高パフォーマンス・ディスク用に128TBのRAW記憶容量、大容量ディスク用に648TBのRAW容量脚注1

  • 600GB 15K RPMの高パフォーマンスSASディスクまたは3TB 7.2K RPMの大容量SASディスクを搭載した9台のExadata Storage Server X3-2 Server

  • 3台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36

  • 2個の冗長15kVA PDU(単相または3相、高電圧または低電圧)

  • 1台の48ポートCisco Catalyst 4948E-F、モデル番号WS-C4948E-F-Sのイーサネット・スイッチ

  • 14.4TBのRAWフラッシュ容量脚注 1

  • 高パフォーマンス・ディスク用に64TBのRAW記憶容量、大容量ディスク用に324TBのRAW容量脚注1

  • 600GB 15K RPMの高パフォーマンスSASディスクまたは3TB 7.2K RPMの大容量SASディスクを搭載した4台のExadata Storage Server X3-2 Server

  • 3台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36

  • 2個の冗長15kVA PDU(単相または3相、高電圧または低電圧)

  • 1台の48ポートCisco Catalyst 4948E-F、モデル番号WS-C4948E-F-Sのイーサネット・スイッチ

  • 6.4TBのRAWフラッシュ容量脚注 1

  • 高パフォーマンス・ディスク用に28TBのRAW記憶容量、大容量ディスク用に144TBのRAW容量脚注1


脚注 1 RAW容量の場合、1GB = 10億バイト。通常の領域の表記(1TB = 1024 * 1024 * 1024 * 1024バイト)を使用して計算される容量。実際にフォーマットされる容量は少なくなります。

Oracle Exadata Storage拡張ラックX3-2のスペア・キットのコンポーネント

Oracle Exadata Storage拡張ラックX3-2には、スペア・キットが含まれます。表1-27に、各Oracle Exadata Storage拡張ラックX3-2のスペア・キットのコンポーネントを示します。

表1-27 Oracle Exadata Storage拡張ラックX3-2のスペア・キットのコンポーネント

Oracle Exadata Storage拡張X3-2フル・ラック
Oracle Exadata Storage拡張X3-2ハーフ・ラック
Oracle Exadata Storage拡張X3-2クオータ・ラック
  • 2台の600GB 15K RPMの高パフォーマンスSASディスクまたは2台の3TB 7.2K RPMの大容量SASディスク

  • 2枚の400GBのExadata Smart Flash Cacheカード

  • 6個の3m InfiniBandケーブルおよび10個の5m InfiniBandケーブル

  • 1台の600GB 15K RPMの高パフォーマンスSASディスクまたは1台の3TB 7.2K RPMの大容量SASディスク

  • 1枚の400GBのExadata Smart Flash Cacheカード

  • 6個の3m InfiniBandケーブルおよび10個の5m InfiniBandケーブル

  • 1台の600GB 15K RPMの高パフォーマンスSASディスクまたは1台の3TB 7.2K RPMの大容量SASディスク

  • 1枚の400GBのExadata Smart Flash Cacheカード

  • 4個の5m InfiniBandケーブル


Sun Fire X4270 M2サーバーを使用したExadata Storage Serverを収容するOracle Exadata Storage拡張ラックのコンポーネント

Sun Fire X4270 M2サーバーを使用したExadata Storage Serverを収容するOracle Exadata Storage拡張ラックは、フル・ラック、ハーフ・ラックまたはクオータ・ラックとして使用できます。表1-28に、Sun Fire X4270 M2サーバーを使用したExadata Storage Serverを収容する各Oracle Exadata Storage拡張ラックに含まれるコンポーネントを示します。

表1-28 Sun Fire X4270 M2サーバーを使用したExadata Storage Serverを収容するOracle Exadata Storage拡張ラックのコンポーネント

Oracle Exadata Storage拡張フル・ラック
Oracle Exadata Storage拡張ハーフ・ラック
Oracle Exadata Storage拡張クオータ・ラック
  • 600GB 15K RPMの高パフォーマンスSASディスクまたは3TB 7.2K RPMの大容量SASディスクを搭載したSun Fire X4270 M2サーバーを使用した18台のExadata Storage Server脚注 1 

  • 3台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36

  • 6.75TB高速フラッシュ

  • キーボード、ビデオおよびマウス(KVM)ハードウェア

  • 2つの冗長15kVA PDU(単相または3相、高電圧または低電圧)

  • 1台の48ポートCisco Catalyst 4948、モデル番号WS-C4948-Sのイーサネット・スイッチ

  • 600GB 15K RPMの高パフォーマンスSASディスクまたは3TB 7.2K RPMの大容量SASディスクを搭載したSun Fire X4270 M2サーバーを使用した9台のExadata Storage Server脚注 1

  • 3台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36

  • 3.4TB高速フラッシュ

  • キーボード、ビデオおよびマウス(KVM)ハードウェア

  • 2個の冗長15kVA PDU(単相または3相、高電圧または低電圧)

  • 1台の48ポートCisco Catalyst 4948、モデル番号WS-C4948-Sのイーサネット・スイッチ

  • 600GB 15K RPMの高パフォーマンスSASディスクまたは3TB 7.2K RPMの大容量SASディスクを搭載したSun Fire X4270 M2サーバーを使用した4台のExadata Storage Server脚注 1

  • 3台のSun Datacenter InfiniBand Switch 36

  • 1.5TB高速フラッシュ

  • キーボード、ビデオおよびマウス(KVM)ハードウェア

  • 2個の冗長15kVA PDU(単相または3相、高電圧または低電圧)

  • 1台の48ポートCisco Catalyst 4948、モデル番号WS-C4948-Sのイーサネット・スイッチ


脚注 1 以前のリリースでは、大容量ディスクは2TBでした。

Sun Fire X4270 M2サーバーを使用したExadata Storage Serverを収容するOracle Exadata Storage拡張ラックのスペア・キット・コンポーネント

Oracle Exadata Storage拡張ラックにはスペア・キットが付属しています。表1-29に、Sun Fire X4270 M2サーバーを使用したExadata Storage Serverを収容する各Oracle Exadata Storage拡張ラックのスペア・キットのコンポーネントを示します。

表1-29 Oracle Exadata Storage拡張ラックのスペア・キットのコンポーネント

Oracle Exadata Storage拡張フル・ラック
Oracle Exadata Storage拡張ハーフ・ラック
Oracle Exadata Storage拡張クオータ・ラック
  • 2台の600GB 15K RPMの高パフォーマンスSASディスクまたは2台の3TB 7.2K RPMの大容量SASディスク

  • 2枚の96GBのExadata Smart Flash Cacheカード

  • 6個の3m InfiniBandケーブルおよび10個の5m InfiniBandケーブル

  • 1台の600GB 15K RPMの高パフォーマンスSASディスクまたは1台の3TB 7.2K RPMの大容量SASディスク

  • 1枚の96GBのExadata Smart Flash Cacheカード

  • 6個の3m InfiniBandケーブルおよび10個の5m InfiniBandケーブル

  • 1台の600GB 15K RPMの高パフォーマンスSASディスクまたは1台の3TB 7.2K RPMの大容量SASディスク

  • 1枚の96GBのExadata Smart Flash Cacheカード

  • 4個の5m InfiniBandケーブル



注意:

Oracle Exadata Database Machine X2-2(X4170およびX4275サーバー搭載)モデルには、2TBの高容量SATAドライブがあります。

Oracle Exadataラックの制約事項

次の制限事項は、Oracle Exadataラックのハードウェアおよびソフトウェアの変更に適用されます。これらの制限事項に違反すると、保証およびサポートを受けられなくなる場合があります。

  • Oracle Exadataラックのハードウェアは変更またはカスタマイズできません。これには、2つの例外があります。Oracle Exadata Database Machineに許可されているハードウェアの変更は、次のとおりです。

    • Oracle Exadata Database Machineに含まれている管理用の48ポートCiscoギガビット・イーサネット・スイッチに対する変更。お客様は、次の作業を選択できます。

      • ギガビット・イーサネット・スイッチを、内部データ・センターのネットワーク標準に準拠した同等の1U 48ポートのギガビット・イーサネット・スイッチと自費で交換します。Oracle Exadata Database Machineの到着後に、お客様が自費で交換する必要があります。お客様がこの変更を選択する場合、多くのシナリオが考えられるため、Oracleでは変更および変更のサポートを行うことができません。また、これは標準インストールに含まれていません。お客様が交換するハードウェアを調達し、他の手段でこの変更を行う必要があります。

      • Ciscoイーサネット・スイッチに接続されているCAT5ケーブルを取り外して、外部スイッチまたはパッチ・パネルでお客様のネットワークに接続します。お客様の作業および負担で、これらの変更を行う必要があります。この場合、ラックのCiscoイーサネット・スイッチの電源を切断して、データ・センター・ネットワークの接続を解除できます。

    • Oracle Exadata Database Machine X6-2、Oracle Exadata Database Machine X5-2、Oracle Exadata Database Machine X4-2およびOracle Exadata Database Machine X3-2でのクライアント・アクセス・ネットワーク・スイッチの追加。ネットワーク・スイッチに次の制限が適用されます。

      • 最大2台のクライアント・アクセス・ネットワーク・スイッチをラックに設置できます。

      • スイッチの高さは、1ラック・ユニット(RU)である必要があります。

      • 空気は、ラックの前面からラックの背面に流れるようにする必要があります。

      • スイッチは、ラック・スロットU41またはU42に設置する必要があります。

      • 消費電力は、各スイッチで400ワット未満である必要があります。

      • パワー・オーバー・イーサネット(PoE)機能(該当する場合)はこれらのスイッチで使用しないでください。


      注意:

      クライアント・アクセス・スイッチは、Oracle Exadata Database Machine X5-8、Oracle Exadata Database Machine X4-8フル・ラック、Oracle Exadata Database Machine X3-8フル・ラック、または以前のシステム(Oracle Exadata Database Machine X2-2やOracle Exadata Database Machine X2-8フル・ラックなどの)には設置できません。

  • Oracle Exadata Storage拡張ラックが接続できるのはOracle Exadata Database MachineまたはOracle SuperClusterのみで、サポートするのはOracle Exadata Database MachineまたはOracle SuperClusterのデータベース・サーバー上で実行中のデータベースのみです。

  • スタンドアロンのExadata Storage Serverが接続できるのはOracle Exadata Database MachineまたはOracle SuperClusterのみで、サポートするのはOracle Exadata Database MachineまたはOracle SuperClusterのデータベース・サーバー上で実行中のデータベースのみです。

  • Oracle Exadata Storage Server Softwareおよびオペレーティング・システムは変更できません。お客様は、追加のソフトウェアまたはエージェントをExadata Storage Serverにインストールできません。

  • Exadata Storage Server上でファームウェアを直接更新することはできません。ファームウェアはExadata Storage Serverパッチの一部として更新されます。

  • Oracle Exadataラックのその他のコンポーネントのファームウェアは更新できます。

    • Ciscoギガビット・イーサネット・スイッチ上でIOSおよびファームウェアのバージョンを更新し、データ・センターの要件を満たすことができます。

    • 必要に応じて、KVMスイッチのファームウェアとKMM(キーボード、モニター、マウス)を更新できます。

    • My Oracle Supportノート888828.1とその関連ノートに記載された制約に準拠している場合、データベース・サーバーのコンポーネントのファームウェアを更新できます。

    • My Oracle Supportノート888828.1とその関連ノートに記載された検証済バージョンに準拠している場合、InfiniBandスイッチのファームウェアを更新できます。

  • データベース・サーバー上に追加ソフトウェアをロードできます。ただし、最大のパフォーマンスを確保するため、データベース・サーバー上にバックアップ・エージェント、セキュリティ監視エージェントなどのエージェント以外のソフトウェアを追加することはお薦めしていません。

    データベース・サーバーのオペレーティング・システムへの非標準カーネル・モジュールのロードは可能ですが、お薦めしていません。非標準モジュールに関するご質問または問題はサポートしていません。サーバーがクラッシュし、そのクラッシュが非標準モジュールに起因する疑いがある場合、Oracleサポートでは、お客様に非標準モジュールのベンダーに問い合せていただくか、または非標準モジュールがない場合でも問題が再現するかを尋ねる場合があります。正式パッチおよびアップグレードの適用以外の方法によるデータベース・サーバーのオペレーティング・システムの変更はサポートされていません。InfiniBand関連パッケージは、常に正式にサポートされているリリースで保守する必要があります。

  • Oracle Enterprise Manager Cloud Controlの管理エージェントまたはOracle Enterprise Manager Grid Controlの管理エージェントを、データベース・サーバーにインストールして、システムを監視できます。Oracle Enterprise Manager Ops Centerのエージェントをインストールして、システムを監視できない場合があります。

  • 100mAを超える電力を使用するUSBデバイスをデータベース・サーバーに接続することはできません。

  • 『Oracle Exadata Storage Server Softwareユーザーズ・ガイド』およびこのガイドに記載されている場合を除き、USBデバイスをExadata Storage Serverに接続することはできません。ガイドに記載されている状況では、USBデバイスで100mAを超える電力を使用できません。

  • データベース・サーバーのネットワーク・ポートを使用すると、iSCSIまたはNFSによってExadata Storage Server以外の外部に接続できます。ただし、Fibre Channel Over Ethernet (FCoE)プロトコルはサポートされません。

  • Oracle ExadataラックのInfiniBandネットワークに接続できるのは、Oracle Exalogic Elastic Cloud、Oracle Big Data ApplianceおよびOracle SuperClusterでの使用に指定されているスイッチのみです。サード・パーティのスイッチを含むその他のInfiniBandスイッチからOracle ExadataラックのInfiniBandネットワークへの接続はサポートされません。『Oracle Exadata Database Machineシステム概要』および『Oracle Exadata Database Machine拡張およびマルチラック・ケーブリング・ガイド』に指定されたInfiniBandネットワーク・トポロジのみがサポートされ、その他のInfiniBandネットワーク・トポロジはサポートされません。

    Oracleの設計したシステムの一部ではない外部サーバーを、Oracle Exadata Database MachineのInfiniBandスイッチに接続できます。ただし、Oracle Exadata Database MachineのInfiniBandソフトウェア・リリースを使用した、外部サーバーのInfiniBandソフトウェアの互換性の更新および保守は、顧客が行います。外部サーバー上のInfiniBandソフトウェアおよびオペレーティング・システムには、Oracle Exadata Database Machine上と同じリリースを使用することを強くお薦めします。InfiniBandファブリック障害が発生し、外部サーバーが接続されている場合は、外部サーバーを取り外して障害を再現するよう求められる場合があります。

  • Oracle Exadata Database Machine X6-2、Oracle Exadata Database Machine X5-2、Oracle Exadata Database Machine X4-2、Oracle Exadata Database Machine X3-2およびOracle Exadata Database Machine X2-2のデータベース・サーバーは、Oracle LinuxおよびOracle Solarisのみをサポートします。Oracle Exadata Database Machine X2-8フル・ラックおよびOracle Exadata Database Machine X3-8フル・ラックのデータベース・サーバーは、Oracle Linuxのみをサポートします。