デフォルトで、Oracle MaxRep for SANは、修正措置を必要とする可能性のある状況の通知のために、電子メールアラートおよび SNMP トラップを送信します。
次の表に、イベント通知、通知の原因、問題を修正するためのアクションのリストを示します。
イベント | 原因 | 修正措置 |
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RPO SLA しきい値を超えました | パフォーマンスボトルネックにより、保護計画に含まれているターゲットLUNがソースLUNで発生する変更率についていくことができません。 |
レプリケーションエンジンでサービスをモニターし、サービスが実行していることを確認します。ネットワーク、SAN、ターゲットストレージで可能性のあるパフォーマンスボトルネックを確認します。 |
再同期が必要 | 考えられる原因:
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再同期がGUIから手動でリクエストされた場合、アクションは不要です。計画によって、自動で再同期されます。 ほかのすべての場合に、レプリケーション構成で自動再同期オプションが設定されている場合、再同期期間に達すると、保護計画によって自動的に再同期されます。 Oracle MaxRep レプリケーションエンジン GUIから再同期を再起動します。 |
MaxRep エージェントが応答していない | この電子メールは、エージェントがレプリケーションエンジンと 900 秒内で通信できない場合に送信されます。考えられる原因:
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可能なアクション:
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レプリケーションエンジンセカンダリストレージの警告およびアラート | レプリケーションエンジンにマウントされているファイルシステムのストレージ容量が、GUIで構成されているストレージ容量の警告しきい値を超えています。 注: 「設定」タブのレプリケーションエンジン設定オプションで、ストレージ容量使用制限を構成します。
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レプリケーションエンジンの次のボリュームで、ストレージの使用率が 80% に達すると、電子メールアラートが送信されます。
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ファイルエージェントジョブエラー | ファイルエージェントがエラーを検出しました。 | エージェントログで追加の情報を確認します。 |
エージェントがアラートを記録した | ボリュームまたはファイルエージェントがエラーを検出しました。 | エージェントログで追加の情報を確認します。 |
日次保護健全性レポート <日数> | 健全性レポートが電子メールによって自動的に送信されるように構成できます。(これは電子メールイベントのみで、このアラートのために SNMP トラップを送信したり、構成したりすることはできません。) | 修正措置は必要ありません。 |
不十分な保持領域 | 指定した保護計画の 1 つ以上の保持LUNで、容量が不足しています。 | 可能なアクション:
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ソースボリュームがサイズ変更されました | ソースLUN容量が、現在の構成済みのペアより大きな容量にサイズ変更されました。 | ソースLUNのサイズが変更されたかどうかを検出します。 |
プロセスサービスがアンインストールされました | この制御サービスから指示されているプロセスサービスがアンインストールされました。 | このメッセージは通知のみを目的としています。 |
制御サービスノードフェイルオーバーアラート | レプリケーションエンジン HA フェイルオーバーが行われました。 | 障害の発生したOracle FS Systemをオンラインにし、フェイルバックを実行します。 |
レプリケーションエンジンデバッグ情報 | ホストログにエラーが存在する場合に電子メールが送信されます (このイベントは電子メールアラートの送信のみを許可します。トラップリスナーアラートは使用できません)。 | レプリケーションエンジンログをチェックします。 |
アプリケーション保護のアラート | 指定した保護計画で、共通の整合性ポイントが使用できません。フェイルオーバーおよびフェイルバック操作には共通の整合性ポイントが必要です。 | 保持ポリシーおよび整合性ポリシーをチェックします。 |