Oracle MaxRep for SANには、レプリケーションが適切に動作するために満たさなければならない多くの要件があります。
項目 | 要件 |
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Oracle FS System | すべてのソースおよびターゲットOracle FS Systemは、Oracle FS System Managerリリース 6.0.0 以上を実行している必要があります。
ドライブエンクロージャーの容量は、レプリケーションソリューション用に必要な追加容量を考慮して適切にサイズ設定される必要があります。ドライブエンクロージャースピンドル数は、レプリケーションソリューションのパフォーマンス要件を考慮して適切にサイズ設定される必要があります。 |
Pillar Axiom 500またはPillar Axiom 600 | すべてのソースおよびターゲット Pillar Axiom システムは、Pillar Axiom Storage Services Manager リリース 5.4.8 以上を実行している必要があります。
注: すべての Pillar Axiom システムに関して、Oracle MaxRep レプリケーションエンジン上で実行されるサポート対象ファームウェアのリストについては、リリースノートを参照してください。
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Oracle MaxRep レプリケーションエンジン | 必要なレプリケーションエンジンの数は、具体的なレプリケーションソリューションに基づいて異なります。同じ SAN ファブリックに接続する 2 つのOracle FS Systemの間の同期レプリケーションでは、1 つのレプリケーションエンジンだけが必要になる可能性があります。 レプリケーションエンジン高可用性 (HA) クラスタリングを使用した 1 対多または多対 1 の同期および非同期レプリケーションのように複雑な実装では、最大で 8 つのレプリケーションエンジンが含まれることがあります。 使用している環境内でレプリケーションのニーズを満たすレプリケーションエンジンの数を確認するには、アカウント担当者にお問い合わせください。 |
FC SAN ポート | プライマリまたはセカンダリOracle FS Systemへの FC 接続を使用する各レプリケーションエンジンは、オプションの FC HBA PCIe カード 2 つを使用した 4 つの FC 接続が必要です。これらの接続は、定格が最大 8G ビット/秒であり、レプリケーションエンジンの背面にある小さい (LC) コネクタを介して提供されます。 レプリケーションエンジンが接続する FC スイッチは、ノードポート ID 仮想化 (NPIV) をサポートする必要があります。 |
Ethernet ポート | 各レプリケーションエンジンには、管理用の 10G ビット Ethernet (10 GbE) RJ45 接続 1 つと、Oracle カスタマサポートによるコンソールアクセス用の 100BT RJ45 接続 1 つの 2 つの RJ45 Ethernet 接続が必要です。 管理インタフェースの IP ボンディングをサポートするには、追加で 10 GbE RJ45 Ethernet ポート 1 つが必要です。 ツイストペア (TP) ポートも、1G ビットの速度をサポートします。 |
iSCSI ポート | プライマリまたはセカンダリOracle FS Systemへの iSCSI 接続を使用する各レプリケーションエンジンは、6 つの追加 Ethernet 接続が必要です。これらの Ethernet 接続は、Ethernet ポートとは別の要件です。これらの接続では、オプションの NIC カードを使用する 10 GbE RJ45 ポートまたは 10 GbE 光 Ethernet ポートが使用されます。
注: Ethernet 接続の追加情報および特定のレプリケーションエンジンハードウェアの配線図については、『Oracle MaxRep for SAN のハードウェアガイド』を参照してください。
iSCSI 構成は、255 個のレプリケーションペアに制限されます。 |
電源 | 各レプリケーションエンジンには、C14 コンセントを備えた 2 つの IEC320 C13 または IEC 60320 C13 電源コネクタが必要です。 具体的な電源要件については、『Oracle MaxRep for SAN のハードウェアガイド』を参照してください。 |
ラックスペース | 各レプリケーションエンジンは、標準的な 2U フォームファクタを使用しています。 |
ブラウザ | レプリケーションエンジンの管理インタフェースへのアクセスは、標準的なインターネットブラウザを介して提供されます。ブラウザの要件は次のとおりです。
1024 x 768 ピクセルの画面解像度 |
環境 | リモート同期レプリケーション用のサイト間接続には、ローカル SAN ファブリックの拡張を含める必要があります。これは、高密度波長分割多重方式 (DWDM) テクノロジを使用する、プライマリの場所とセカンダリの場所の間からリモートサイトまでの光ファイバケーブルで構成されるネットワークシステムです。ソースデータの変更率や、ターゲットOracle FS Systemの書き込みおよびジャーナル処理に対応するには、十分な帯域幅が使用できる必要があります。 リモート非同期レプリケーション用のサイト間接続には、ソースデータの変更レートに対応するために十分な WAN 帯域幅を含む必要があります。 |