プライマリサイトでデータを障害から保護するために、ターゲットLUNの物理スナップショット (コピー) を作成します。レプリケーションがローカルの場合、ターゲットはローカルであり、それ以外の場合はターゲットLUNはリモートです。
- Oracle FS System Manager GUIを使用して、ターゲットOracle FS SystemにサイズがターゲットLUN以上であるLUNを作成します。
ターゲットLUNもシンプロビジョニングできます。シンプロビジョニングについては、『『Oracle Flash Storage System 管理者ガイド』』を参照してください。
- 新しいLUNを、ターゲットOracle MaxRep レプリケーションエンジン上にあるアプライアンスイニシエータポート (AIT) にマップします。
- 物理コピーに使用するLUNの新しいLUN ID (LUID) をメモします。
- 物理コピーを作成するには、制御サービスレプリケーションエンジンのOracle MaxRep for SANソフトウェアで、を選択します。
注: レプリケーションエンジン HBA およびOracle FS System LUNの再スキャンが必要になることがあります。
- 「レプリケーションペアの詳細」表で、物理コピーを作成するレプリケーションペアを選択し、「回復」をクリックします。
- 「回復のオプション」で、作成する物理コピーを特定時点のものにするのかアプリケーション整合性ブックマークのものにするのかを選択します。
- 時間を指定するか、ブックマークを選択します。
- 「ドライブの種類」で、「物理」を選択します。
- 「物理ドライブ」で、宛先LUNを選択します。
ステップ 3 でメモした LUID を使用して、適切な宛先LUNを識別します。
- 「次へ」をクリックします。
注: LUNを表示するために、Oracle ストレージシステムおよびレプリケーションエンジンのスキャンが必要になることがあります。
- 「回復の詳細」を検証し、「終了」をクリックします。
進捗状況が 100% に到達するまで待機してから、物理コピーのテストを続行します。
- Oracle FS System Managerを使用して、Oracle FS SystemでのLUNアクティビティーを確認します。
物理コピーボリュームの入出力およびスループットの平均値を参照します。先に進む前に、物理コピーボリュームの両方の値がゼロになっている必要があります。
注: ボリュームがビジーの場合、Oracle MaxRep for SANソフトウェアはボリュームを解放できないようにします。先に進む前に、Oracle FS Systemでボリュームがビジーであるかどうかを検証します。
- Oracle MaxRep for SANソフトウェアで、を選択します。
- 物理コピーをレプリケーションエンジンから解放するには、回復ペアを選択し、「ドライブの解放」をクリックします。
結果:「ドライブの解放」処理では、回復サーバーで使用するようにボリュームを準備します。この処理には、ドライブをレプリケーションエンジンからアンマップすることも含まれます。