生成されたレポートの概要

生成されるレポートは、構成の詳細のリスト、ストレージとパフォーマンスの情報、およびシステムに関する統計情報を提供し、Oracle FS System からクライアントにダウンロードできます。

「生成されたレポート」ページでレポートを直接生成することもできますが、「スケジュールされたレポート」ページで指定した時間にレポートが生成されるようにスケジュールすることもできます。

次のタイプのレポートを生成できます。
SAN ホスト
ストレージエリアネットワーク (SAN) に現在含まれているホストサーバーと構成済みコンポーネントの詳細な構成情報を提供します。これらのデータには、SAN ホストのオペレーティングシステム、ファイバチャネルのイニシエータ、ファイバチャネルのポート、負荷分散の設定、LUN、および SAN ホストについて説明するその他の情報が含まれます。
ストレージパフォーマンス
レポートが生成された時点での Oracle FS System 上の LUNs のパフォーマンス情報を提供します。これらのパフォーマンスデータには、各 LUN の読み取り操作数/秒、書き込み操作数/秒、読み取りと書き込みの合計操作数/秒、読み取り M バイト/秒、書き込み M バイト/秒、および読み取りと書き込みの合計 M バイト/秒が含まれます。

「SAN」 > 「統計および傾向」 > 「LUN」機能を使って、各 LUN のリアルタイム統計情報を含む追加のストレージパフォーマンスデータを表示できます。

ストレージの使用
Oracle FS System で現在使用可能なストレージの容量情報を提供します。これらのデータには、すべての使用可能なストレージの合計容量、割り当て済み容量、空き容量、および準備中の容量が含まれます。合計容量、割り当て済み容量、空き容量、および準備中の容量のデータは、ストレージクラス別でも表示されます。
1 ボリュームあたりのストレージの使用
Oracle FS System 上の各論理ボリュームの容量情報を提供します。これらのデータには、ボリュームごとの割り当て済み容量、最大容量、および使用済み容量が含まれます。
システム構成
Oracle FS System およびそのすべてのコンポーネントの構成と現在のステータスに関する詳細情報 (パイロットコントローラ、およびドライブエンクロージャーのシリアル番号、ファームウェアのバージョン、ポート、ステータスなど) を提供します。
注:システム構成」レポートはレポートが生成された時点でのシステム構成の記録を提供するため、このレポートを生成してアーカイブすることをお勧めします。システム変更の記録は、システム計画やカスタマサポートに役立ちます。
システム構成のサマリー
詳細な「システム構成」レポートに含まれる パイロットコントローラ、およびドライブエンクロージャーの情報のサマリーを提供します。これらのデータには、前述のコンポーネントの現在のステータスとシステム情報が含まれます。
レポートは次の形式でダウンロードできます。
表 1 レポートのダウンロード形式
形式 用途
CSV コンマ区切り値。任意のスプレッドシートまたはデータベースにインポートします。
Excel Microsoft Excel または互換性のあるスプレッドシートアプリケーションに (XSL を) 直接インポートします。
HTML ブラウザに表示します。
PDF 出力に適したオンラインドキュメント。
XML XML タグが付けられたドキュメント。