ドライブグループの割り当て

既存のドライブグループを別のストレージドメインに割り当てなければならないことがあります。

一度に複数のドライブグループをストレージドメインに追加できます。実行中のバックグラウンドプロセスがある場合は終了してから、既存のドライブグループをストレージドメインに割り当てます。ステータスバーの「タスク」ボタンからバックグラウンドプロセスを表示できます。

ドライブグループを別のストレージドメインに再割り当てするプロセスは、2 ステップのプロセスで行います。
ステップ 1

最初のストレージドメインからドライブグループを削除します。

一度に複数のドライブグループをストレージドメインから削除できますが、ドライブグループを削除できるのは 1 回につき 1 つのストレージドメインのみです。このステップを終了すると、ドライブグループが未割り当てになります。
注: 1 回の操作で複数のドライブグループをストレージドメインから削除できます (またはストレージドメインにドライブグループを追加できます)。追加または削除操作に複数のドライブグループを含めることができます。

ドライブグループを削除するには、Oracle FS System がデータをストレージドメイン内の別のドライブグループに移行する必要があります。別のドライブグループに十分な容量がない場合は、ドライブグループの削除は失敗します。

ドライブグループからのドライブグループデータの移行は完了までに数時間かかることがあり、1 回につき 1 つのドライブグループしか移行されません。システムリソースを節約するため、ドライブグループの削除は慎重に計画してください。データの移行に使用するリソースの優先度を指定できます。次の優先度を使用して要求を実行できます。
システムによる選択

(デフォルト) システムが、バックグラウンドデータ移動に必要なリソースと、受信クライアント I/O へのサービス提供に必要なリソースとのバランスを取るように指定します。

影響の最小化

バックグラウンドのデータ移動処理に割り当てられるシステムリソースの量をシステムが制限することを指定します。このオプションは、クライアント I/O に対する影響を最小限に抑えます。高負荷のストレージドメインで推奨されます。

速度の最大化

システムがバックグラウンドのデータ移動処理に高い優先度でリソースを割り当てることを指定します。このオプションでは、クライアント I/O で使用可能なシステムリソースの量が減少します。低負荷のストレージドメインで推奨されます。

ステップ 2

未割り当てのドライブグループを 2 つ目のストレージドメインに割り当てます。