ストレージプロファイル

論理ボリュームを構成するときに、事前定義のプロパティーのコレクションを選択してボリュームに適用できます。このプロパティーのコレクションをストレージプロファイルと呼びます。

特定のストレージプロファイルを使用するときに、以前に作成して保存しておいたプロファイルや事前構成済みのプロファイルの 1 つを選択したり、新規のプロファイルを作成したりできます。

ストレージプロファイルを使用してボリュームを作成したあとに、そのプロファイルを削除してもボリュームのパフォーマンス特性には影響ありません。

ストレージプロファイルは次のプロパティーで構成されます。
RAID レベル

1 つ以上のドライブの損失からデータを回復するシステムの機能を強化するために使用されるストレージメカニズムを識別します。

先読み

順次読み取り操作に対して使用される先読みポリシーを識別します。このポリシーによって、システムがコントローラキャッシュに配置する追加データ (あれば) の量が決まります。

優先度

論理ボリュームのさまざまな操作に与えられる優先度を識別します。 (コントローラの処理キューなど)。処理キューの優先度は、ボリューム専用に割り当てられるコントローラの CPU サイクルの割合を定義します。交換型ドライブのどこにデータがストライプされるかも識別します。

ストライプ幅

データが書き込まれるドライブグループの数を識別します。

書き込み

プロファイルで使用する書き込みキャッシュルールを識別します。

優先ストレージクラス

データが格納される物理メディアのタイプを識別します。