コントローラのウォームスタート

無停止ソフトウェア更新の実行中、またはコントローラノードに対するソフトウェアフォールトの発生中に、ウォームスタートが発生する場合があります。

ウォームスタートはコントローラで行われるオペレーティングシステムのソフトリセット (リロードではない) です。コントローラがウォームスタートを実行している間、オペレーティングシステムのデータ構成は再初期化され、顧客データはすべてそのまま残ります。 ウォームスタートは SAN ホストからはターゲットリセットのように見え、ホストは未処理のすべての SCSI コマンドを再試行します。ウォームスタートでは Oracle FS System 内にあるすべてのデータの処理が継続されます。

コントローラノードがウォームスタートを実行している間、各ノードで数秒間の一時的なプロトコルサービス障害が発生することがあります。この障害によってアプリケーションやプロトコルが中断されることはほとんどありません。1 時間の間にウォームスタートが 4 回より多く実行されると、コントローラノードがフェイルオーバーし、オペレーティングシステムの再ロードが実行されて、その後システムに再度参加します。