ストレージパフォーマンス統計データの用語

パフォーマンスデータを精査する前にストレージパフォーマンスの説明で使用される主要用語を確認してください。これらの用語はパフォーマンス統計を理解する際の基礎となります。

次に、ストレージパフォーマンスの説明に頻出する用語を示します。
1 秒あたりの入力/出力
1 秒間に完了した入出力操作の回数の測定値。通常 1 秒あたりの入力/出力 (IOPS) は通常、読み取り、書き込み、および合計 IOPS として表示されます。
待機時間
データを読み書きする際の待機時間は、読み取り操作と書き込み操作の完了までにかかった時間として表されます。待機時間に含まれる要素には、ディスクからのデータの読み取りと書き込みにかかった時間と、データをストレージリンクで転送するのにかかった時間が含まれます。
キューの深さ
キューの深さは (I/O キューの深さと呼ばれることもあります)、処理の完了を待っている I/O 要求 (保留中または未処理の I/O) の数です。
応答時間
応答時間は I/O 操作の完了までにかかった平均時間 (ミリ秒) です。
スループット
スループットは Oracle FS System が 1 秒間に処理したデータ量 (M バイト) で測定されます。順次データの測定では、スループットが IOPS で表現されることもあります。M バイトと IOPS のどちらで表現される場合でも、スループットは帯域幅を表します。