ストレージプロファイルの概要ページ

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システム上の使用可能なすべてのストレージプロファイルの Quality of Service (QoS) 設定を一覧表示します。管理者は、このページでカスタムプロファイルを管理できます。
タイプ

ストレージプロファイルのタイプを識別します。

有効なプロファイルタイプ:
カスタム
管理者定義の QoS 設定で構成されるストレージプロファイルを示します。
注: カスタムプロファイルは変更できません。また、論理ボリュームでカスタムプロファイルが使用された場合、そのプロファイルは削除できません。
システム
Oracle FS System に付属するストレージプロファイルを示します。
注: システムプロファイルは変更および削除できません。
名前

ストレージプロファイルの名前を識別します。この名前には、場合によっては、プロファイルに関連付けられたアプリケーションの名前が含まれます。

RAID レベル

1 つ以上のドライブの損失からデータを回復するシステムの機能を強化するために使用されるストレージメカニズムを識別します。

可能性のある RAID レベル:
シングルパリティー

実際のデータに加えて、論理ボリューム用のパリティービットが 1 セット存在することを示します。このパリティーレベルでは、1 台のドライブの損失から保護されます。シングルパリティーは、RAID 5 ストレージテクノロジのバリアントとして実装されます。

ダブルパリティー

実際のデータに加えて、論理ボリューム用のパリティービットが 2 セット存在することを示します。このパリティーレベルでは、書き込みパフォーマンスに対するわずかなコストで、1 台または 2 台のドライブの損失から保護されます。ダブルパリティーは、RAID 6 ストレージテクノロジのバリアントとして実装されます。

ミラー化

ボリューム用のパリティービットが存在しないことを示します。代わりに、システムは 2 つの異なる場所にデータを書き込みます。この RAID レベルでは、少なくとも 1 台 (場合によっては複数) のドライブの損失から保護され、ランダム書き込み操作のパフォーマンスが向上します。ミラー化 RAID は、RAID 10 ストレージテクノロジのバリアントとして実装されます。

先読み

順次読み取り操作に対して使用される先読みポリシーを識別します。このポリシーによって、システムがコントローラキャッシュに配置する追加データ (あれば) の量が決まります。有効なポリシー:

通常

入力リクエストと出力リクエストによるデータアクセスの大部分がランダムまたは順次とランダムの混在であることを示します。

積極的

入力リクエストと出力リクエストによるデータアクセスの大部分が順次であり、ワークロードが読み取り操作に偏っていることを示します。

保守的

入力リクエストと出力リクエストの大部分が順次であり、ワークロードが書き込み操作に偏っていることを示します。

優先度
論理ボリュームのさまざまな操作に与えられる優先度を識別します。 (コントローラの処理キューなど)。処理キューの優先度は、ボリューム専用に割り当てられるコントローラの CPU サイクルの割合を定義します。交換型ドライブのどこにデータがストライプされるかも識別します。有効な優先度レベル:
最高

もっとも高い処理キュー内のリクエストへの応答の優先度を示します。

次に高い処理キュー内のリクエストへの応答の優先度を示します。

中程度の処理キュー内のリクエストへの応答の優先度を示します。

2 番目に低い処理キュー内のリクエストへの応答の優先度を示します。

アーカイブ

もっとも低い処理キュー内のリクエストへの応答の優先度を示します。

ストライプ幅

データが書き込まれるドライブグループの数を識別します。

使用可能な値:
1 から 64 まで

指定されたストライプ幅を示します。

すべて

論理ボリュームが使用可能なすべてのドライブグループにわたってストライプ化されることを示します。

自動選択

ユーザーが選択した「優先度」オプションに基づいて Oracle FS System がストライプ幅を決定することを示します。

書き込み

プロファイルで使用する書き込みキャッシュルールを識別します。

有効なオプション:
ライトスルー

データをコントローラキャッシュとストレージアレイに書き込んでから、書き込みリクエストを完了します。このルールによって、書き込みリクエストがアプリケーションに戻る前に、データが安全にストレージに書き込まれます。ライトスルーキャッシュは、データをストレージアレイとキャッシュの両方に書き込むため、ライトバックキャッシュより実行速度が遅くなります。

ライトバックキャッシュ
データをコントローラキャッシュに書き込み、ディスクへの書き込みが完了するのを待たずにただちに書き込みリクエストが戻ります。システムは、アイドルサイクル中にキャッシュからストレージアレイにデータを書き込みます。ライトバックキャッシュは、データをキャッシュに書き込むだけで書き込みリクエストが完了するため、ライトスルーより実行速度が速くなります。
重要! システムが予期せずに停止した場合、ストレージに書き込まれていないキャッシュ内のデータは消失する可能性があります。

システムは、停止プロセス中にキャッシュ内のすべてのデータをストレージアレイに書き込みます。

デフォルト

選択された QoS 設定に基づいて Oracle FS System が適切な書き込みキャッシュルールを選択することを示します。

優先ストレージ

Oracle FS System がストレージクラスを使用する優先順位を示します。