ピーク時のパフォーマンスを決定する

Oracle FS System Manager (GUI) を使ってピーク使用時の統計を取得することで Oracle FS System のパフォーマンスを決定する推奨の手順を次に示します。これらの統計は、システムや特定の LUN の全体的な健全性を決定するために使用されます。

1. 選択された LUN の待機時間を確認するには、「SAN」 > 「統計および傾向」 > 「LUN」に移動し、LUN を選択します。データの表示方法として次のいずれかを選択できます。

   1. LUN の概要ページから I/O 待機時間のデータを表示できます。

   2. LUN の概要ページからさらに I/O 待機時間データを表示するには、LUN を選択したあと、「アクション」 > 「詳細の表示」を選択して詳細を表示します。

   3. I/O 待機時間をリアルタイムのグラフとして表示する場合は、「アクション」 > 「LUN のリアルタイム統計」を選択します。「LUN のリアルタイム統計」から、「グラフの追加」をクリックし、「合計待機時間」を選択し、「OK」をクリックします。

2. 選択された LUN の IOPS を確認するには、「SAN」 > 「統計および傾向」 > 「LUN」に移動し、LUN を選択します。

   1. LUN のページから IOPS のデータを表示できます。

   2. 「アクション」 > 「詳細の表示」を選択すれば、より詳細な情報を表示できます。

   3. IOPS をリアルタイムのグラフとして表示する場合は、「アクション」 > 「LUN のリアルタイム統計」を選択します。「LUN のリアルタイム統計」から、「グラフの追加」をクリックし、「合計 IO 数/秒」を選択し、「OK」をクリックします。

3. コントローラで CPU がビジー状態になっている割合を確認するには、「システム」 > 「レポートおよび統計」 > 「CPU の統計」に移動します。

   1. コントローラを選択します。

   2. 「アクション」 > 「コントローラ CPU のリアルタイム統計」を選択します。

   3. 「グラフの追加」をクリックし、「ビジー状態の合計 % 時間」を選択します。

   4. 「OK」をクリックします。

4. FC ポートの IOPS を確認するには、「SAN」 > 「統計および傾向」 > 「コントローラプロトコル」に移動し、コントローラを選択します。

   1. 「アクション」 > 「詳細の表示」を選択し、IOPS データを表示します。

   2. IOPS をリアルタイムのグラフとして表示する場合は、「アクション」 > 「FC ポートのリアルタイム統計」を選択します。

   3. 「FC ポートのリアルタイム統計」から、「グラフの追加」をクリックし、「合計 IO 数/秒」を選択し、「OK」をクリックします。

5. ドライブグループの待機時間を確認するには、「システム」 > 「レポートおよび統計」 > 「ドライブグループの統計」に移動します。

   1. コントローラを選択します。

   2. 「アクション」 > 「ドライブグループのリアルタイム統計」を選択します。

   3. 「グラフの追加」をクリックし、「合計待機時間」を選択します。

   4. 「OK」をクリックします。