OracleAQAgent
クラスは、メッセージの送信者または受信者となるエージェントを表します。
クラスの継承
System.Object
OracleAQAgent
宣言
// C# public sealed class OracleAQAgent
要件
プロバイダ | ODP.NET管理対象外ドライバ |
アセンブリ | Oracle.DataAccess.dll |
ネームスペース | Oracle.DataAccess.Client |
.NET Framework | 3.5, 4.0, 4.5 |
スレッド安全性
パブリック静的メソッドはスレッドセーフですが、インスタンス・メソッドではスレッド安全性は保証されません。
備考
エージェントは、コンシューマ、別のキュー、別のキューのコンシューマのいずれかです。キューは、ローカルまたはリモートです。リモート・キューは、データベース・リンクを通じて指定します。
OracleAQAgent
メンバーを、次の各表に示します。
OracleAQAgentコンストラクタ
OracleAQAgent
コンストラクタを、表12-1にリストします。
OracleAQAgentプロパティ
OracleAQAgent
プロパティを、表12-2にリストします。
OracleAQAgent
コンストラクタは、OracleAQAgent
クラスの新規インスタンスをインスタンス化します。
オーバーロード・リスト:
このコンストラクタは、指定された名前を使用してOracleAQAgent
クラスをインスタンス化します。
OracleAQAgent (string, string)
このコンストラクタは、指定された名前とアドレスを使用してOracleAQAgent
クラスをインスタンス化します。
このコンストラクタは、指定された名前を使用してOracleAQAgent
クラスをインスタンス化します。
宣言
// C#
public OracleAQAgent(string name);
パラメータ
name
エージェントの名前。
例外
ArgumentNullException
- name
パラメータがnull
です。
ArgumentException
- name
パラメータが空です。
備考
エージェント名は、メッセージのプロデューサまたはコンシューマの名前を示します。Listen
によって公開される機能においては、エージェント名は複数コンシューマ・キューでメッセージを待つコンシューマの名前に対応しています。メッセージにエージェント名を設定して、送信者の識別情報または目的のメッセージ受信者を示すこともできます。
このコンストラクタは、指定された名前とアドレスを使用してOracleAQAgent
クラスをインスタンス化します。
宣言
// C# public OracleAQAgent(string name, string address);
パラメータ
name
エージェントの名前。
address
アドレスの形式は[schema.
]queue
[@
dblink
]です。
例外
ArgumentNullException
- address
パラメータがnull
です。
ArgumentException
- address
パラメータが空です。
備考
エージェント名は、メッセージのプロデューサまたはコンシューマの名前を示します。Listen
によって公開される機能においては、エージェント名は複数コンシューマ・キューでメッセージを待つコンシューマの名前に対応しています。
このコンストラクタでは、name
パラメータをnull
として指定できます。その場合、エージェントはaddress
のみを持ちます。
address
パラメータは、このエージェントが新規メッセージをリスニングするキューの名前を示します。address
は、ローカル・データベースまたはリモート・データベースのキューを表します。address
の妥当性は暗黙的にチェックされません。address
が間違っていた場合の例外は、Listen
などのデータベース操作の実行中にのみスローされます。
OracleAQAgent
プロパティを、表12-3にリストします。
このインスタンス・プロパティは、エージェントのアドレスを指定します。
宣言
// C# public string Address {get; }
プロパティ値
エージェントのアドレスを指定するstring
。
備考
このアドレスは、ローカル・データベースまたはリモート・データベースのキューを表します。デフォルト値はnull
です。エージェントのアドレスは[schema.
]queue
[@
dblink
]という形式を取ります。文字列の長さは最大128文字です。