OracleConnection
オブジェクトは、Oracle Databaseへの接続を表します。
クラスの継承
System.Object
System.MarshalByRefObject
System.ComponentModel.Component
System.Data.Common.DbConnection
Oracle.DataAccess.Client.OracleConnection
宣言
// C# public sealed class OracleConnection : DbConnection, IDbConnection, ICloneable
要件
プロバイダ | ODP.NET管理対象外ドライバ | ODP.NET管理対象ドライバ |
アセンブリ | Oracle.DataAccess.dll |
Oracle.ManagedDataAccess.dll |
ネームスペース | Oracle.DataAccess.Client |
Oracle.ManagedDataAccess.Client |
.NET Framework | 3.5, 4.0, 4.5 | 4.0, 4.5 |
スレッド安全性
パブリック静的メソッドはスレッドセーフですが、インスタンス・メソッドではスレッド安全性は保証されません。
例
// C# using System; using System.Data; using Oracle.DataAccess.Client; class OracleConnectionSample { static void Main() { // Connect string constr = "User Id=scott;Password=tiger;Data Source=oracle"; OracleConnection con = new OracleConnection(constr); con.Open(); // Execute a SQL SELECT OracleCommand cmd = con.CreateCommand(); cmd.CommandText = "select * from emp"; OracleDataReader reader = cmd.ExecuteReader(); // Print all employee numbers while (reader.Read()) Console.WriteLine(reader.GetInt32(0)); // Clean up reader.Dispose(); cmd.Dispose(); con.Dispose(); } }
OracleConnection
メンバーは、次の表にリストされています。
OracleConnectionコンストラクタ
OracleConnection
コンストラクタを、表6-22にリストします。
OracleConnection静的プロパティ
OracleConnection
静的プロパティを、表6-24にリストします。
OracleConnection静的メソッド
OracleConnection
静的メソッドを、表6-24にリストします。
表6-24 OracleConnection静的メソッド
メソッド | 説明 |
---|---|
|
|
|
指定の .NETストアド・プロシージャではサポートされません |
|
すべての接続プールからすべての接続がクリアされます。 .NETストアド・プロシージャではサポートされません |
OracleConnectionプロパティ
OracleConnection
プロパティを、表6-25にリストします。
表6-25 OracleConnectionプロパティ
プロパティ | 説明 |
---|---|
|
接続のアクション名を指定します。 |
|
接続のクライアント識別子を指定します |
|
接続のクライアント情報を指定します |
Oracle Databaseへの接続に使用される接続情報を指定します |
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|
特定の接続オブジェクトがTimesTenデータベース接続またはOracle Database接続に関連付けられているか、あるいは物理接続に関連付けられていないかを判別します ODP.NET管理対象ドライバでは使用できません |
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サポート対象外 |
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接続の設定先データベース・ドメインの名前を指定します |
|
接続の設定先データベースの名前を指定します |
|
接続するデータベースを識別するOracle Netサービス名、接続記述子または簡易接続ネーミングを指定します |
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接続の設定先ホストの名前を指定します |
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接続の設定先インスタンスの名前を指定します |
|
起動時に接続と関連付ける論理トランザクションIDを指定します ODP.NET管理対象ドライバでは使用できません このプロパティは12.1.0.2で非推奨となりました。今後のリリースでサポートが終了する予定です。 |
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接続のモジュール名を指定します。 |
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|
接続の設定先サービスの名前を指定します |
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接続の現在の状態を指定します |
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|
この接続に関連付けられた文キャッシュの現在のサイズを指定します |
OracleConnectionパブリック・メソッド
OracleConnection
パブリック・メソッドを、表6-26にリストします。
表6-26 OracleConnectionパブリック・メソッド
パブリック・メソッド | 説明 |
---|---|
ローカル・トランザクションを開始します(オーバーロード) コンテキスト接続用の.NETストアド・プロシージャではサポートされません |
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サポート対象外 |
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.NETストアド・プロシージャではサポートされません |
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データベース接続をクローズします |
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アプリケーションによって、指定された分散トランザクションに明示的に登録できるようにします .NETストアド・プロシージャではサポートされません |
|
アプリケーションによって、指定された分散トランザクションに登録できるようにします .NETストアド・プロシージャではサポートされません |
|
|
|
この接続を使用し、 ODP.NET管理対象ドライバでは使用できません |
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接続と関連付けられている現行の論理トランザクションのステータスを戻します ODP.NET管理対象ドライバでは使用できません このメソッドはODP.NET 12.1.0.2で非推奨となりました。今後のリリースでサポートが終了する予定です。 |
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セッションのグローバリゼーションの設定を表す |
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新規パスワードで新規接続をオープンします コンテキスト接続用の.NETストアド・プロシージャではサポートされません |
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文キャッシングが有効な場合、データベースでオープンしているすべてのカーソルをクローズし、文キャッシュをフラッシュします |
セッションのグローバリゼーションの設定を |
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|
|
OracleConnectionイベント
OracleConnection
イベントを、表6-27にリストします。
OracleConnection
コンストラクタはOracleConnection
クラスの新規インスタンスをインスタンス化します。
オーバーロード・リスト:
このコンストラクタは、デフォルト・プロパティ値を使用してOracleConnection
クラスの新規インスタンスをインスタンス化します。
このコンストラクタは、指定された接続文字列とともにOracleConnection
クラスの新規インスタンスをインスタンス化します。
このコンストラクタは、デフォルト・プロパティ値を使用してOracleConnection
クラスの新規インスタンスをインスタンス化します。
宣言
// C# public OracleConnection();
備考
OracleConnection
のプロパティは次のデフォルト値に設定されます。
ConnectionString
= 空の文字列
ConnectionTimeout
= 15
(暗黙的なデータベース接続にはデフォルト値の0
が使用されます。)
DataSource
= 空の文字列
ServerVersion
= 空の文字列
このコンストラクタは、指定された接続文字列とともにOracleConnection
クラスの新規インスタンスをインスタンス化します。
宣言
// C#
public OracleConnection(String connectionString);
パラメータ
connectionString
接続情報は、Oracle Databaseへの接続に使用されます。
備考
ConnectionString
プロパティは、指定されたconnectionString
に設定されます。ConnectionString
プロパティは解析され、無効な接続文字列属性または属性値が含まれる場合は、例外がスローされます。
OracleConnection
オブジェクトのプロパティは、接続文字列により設定されない場合は、次の値をデフォルトとします。
ConnectionString
= 空の文字列
ConnectionTimeout
= 15
(暗黙的なデータベース接続にはデフォルト値の0
が使用されます。)
DataSource
= 空の文字列
ServerVersion
= 空の文字列
OracleConnection
静的プロパティを、表6-28にリストします。
このプロパティは、暗黙的なデータベース接続が使用できるかどうかを示します。
宣言
// C# public static bool IsAvailable {get;}
プロパティ値
暗黙的なデータベース接続が使用できる場合はtrue
を戻します。
備考
暗黙的なデータベース接続の可用性は、実行時にこの静的プロパティを使用して確認できます。Oracle Data Provider for .NETが.NETストアド・プロシージャ内で使用されている場合、このプロパティは常にtrue
を戻します。それ以外の場合は、false
が戻されます。
暗黙的なデータベース接続を表すOracleConnection
オブジェクトを.NETストアド・プロシージャで取得するには、OracleConnection
オブジェクトのConnectionString
プロパティを"context
connection=true"
に設定し、Open
メソッドを起動します。
明示的なユーザー接続に使用できるすべての機能を暗黙的なデータベース接続に使用できるわけではないことに注意してください。詳細は、「暗黙的データベース接続」を参照してください。
例
// C# (Library/DLL) using System; using Oracle.DataAccess.Client; public class IsAvailableSample { static void MyStoredProcedure() { OracleConnection con = new OracleConnection(); if (OracleConnection.IsAvailable) { // This function is invoked as a stored procedure // Obtain the implicit database connection by setting // "context connection=true" in the connection string con.ConnectionString = "context connection=true"; } else { // This function is not invoked as a stored procedure // Set the connection string for a normal client connection con.ConnectionString = "user id=scott;password=tiger;data source=oracle"; } con.Open(); Console.WriteLine("connected!"); } }
OracleConnection
静的メソッドを、表6-29にリストします。
表6-29 OracleConnection静的メソッド
メソッド | 説明 |
---|---|
|
|
|
指定の .NETストアド・プロシージャではサポートされません |
|
すべての接続プールからすべての接続がクリアされます。 .NETストアド・プロシージャではサポートされません |
このメソッドでは、指定のOracleConnection
オブジェクトに関連付けられている接続プールがクリアされます。
宣言
// C# public static void ClearPool(OracleConnection connection);
備考
このメソッドが呼び出されると、すべてのアイドル接続はクローズされプールから解放されます。プールに戻されるまで現在使用中の接続は廃棄されません。
ODP.NET 12cリリース1 (12.1)以降のClearPool
では、新規接続が自動的にプールに再移入されることはありません。これは、クライアントからデータベース・サーバーに接続できない状態が続く場合に、無効な接続でプールが再移入されるのを防止するためです。開発者は、OracleConnection.Open()
のコールによってプールが再移入されるときのプログラムを制御して、接続数以上の最小プール・サイズを持つプールに再移入することができます。
このメソッドを呼び出した後に作成された接続は、他のメソッドが呼び出されるまではクリアされません。
ConnectionString
が適切に設定されている場合、このメソッドは接続をオープンする前およびオープンした後に、OracleConnection
オブジェクトに対して起動できます。
例外
InvalidOperationException
- 接続プールが見つからないか、指定された接続文字列が無効です。
例
// C# // Sample demonstrating the use of ClearPool API in OracleConnection class using System; using Oracle.DataAccess.Client; class ClearPoolSample { static void Main() { Console.WriteLine("Running ClearPool sample..." ); // Set the connection string string strConn = "User Id=scott;Password=tiger;Data Source=oracle;" + "Min pool size=5;"; OracleConnection conn = new OracleConnection(strConn); // Open the connection conn.Open(); // Clears the connection pool associated with connection 'conn' OracleConnection.ClearPool (conn); // This connection will be placed back into the pool conn.Close (); // Open the connection again to create additional connections in the pool conn.Open(); // Create a new connection object OracleConnection connNew = new OracleConnection(strConn); // Clears the pool associated with Connection 'connNew' // Since the same connection string is set for both the connections, // connNew and conn, they will be part of the same connection pool. // We need not do an Open() on the connection object before calling // ClearPool OracleConnection.ClearPool (connNew); // cleanup conn.Close(); Console.WriteLine("Done!"); } }
このメソッドでは、すべての接続プールからすべての接続がクリアされます。
宣言
// C# public static void ClearAllPools();
備考
これは、アプリケーション用に作成されたすべての接続プールに対して、ClearPool
を呼び出す操作に似ています。
例外
InvalidOperationException
- アプリケーション用の接続プールが見つかりません。
例
// C# // Sample demonstrating the use of ClearAllPools API in OracleConnection class using System; using Oracle.DataAccess.Client; class ClearAllPoolsSample { static void Main() { Console.WriteLine("Running ClearAllPools sample..." ); // Set the connection string string strConn = "User Id=scott;Password=tiger;Data Source=oracle;" + "Min pool size=5;"; OracleConnection conn = new OracleConnection(strConn); // Create another connection object with a different connection string string strConnNew = "User Id=scott;Password=tiger;Data Source=oracle;"; OracleConnection connNew = new OracleConnection(strConnNew); // Open the connections. Separate pools are created for conn and connNew conn.Open(); connNew.Open(); // Clears the pools associated with conn and connNew OracleConnection.ClearAllPools (); // cleanup conn.Close(); connNew.Close(); Console.WriteLine("Done!"); } }
OracleConnection
プロパティを、表6-30にリストします
表6-30 OracleConnectionプロパティ
プロパティ | 説明 |
---|---|
|
接続のアクション名を指定します。 |
|
接続のクライアント識別子を指定します |
|
接続のクライアント情報を指定します |
Oracle Databaseへの接続に使用される接続情報を指定します |
|
|
|
|
特定の接続オブジェクトがTimesTenデータベース接続またはOracle Database接続に関連付けられているか、あるいは物理接続に関連付けられていないかを判別します ODP.NET管理対象ドライバでは使用できません |
|
|
|
サポート対象外 |
|
接続の設定先データベース・ドメインの名前を指定します |
|
接続の設定先データベースの名前を指定します |
|
接続するデータベースを識別するOracle Netサービス名、接続記述子または簡易接続ネーミングを指定します |
|
接続の設定先ホストの名前を指定します |
|
接続の設定先インスタンスの名前を指定します |
|
起動時に接続と関連付ける論理トランザクションIDを指定します ODP.NET管理対象ドライバでは使用できません このプロパティは12.1.0.2で非推奨となりました。今後のリリースでサポートが終了する予定です。 |
|
接続のモジュール名を指定します。 |
|
|
|
|
|
接続の設定先サービスの名前を指定します |
|
|
接続の現在の状態を指定します |
|
|
この接続に関連付けられた文キャッシュの現在のサイズを指定します |
このプロパティでは、接続のアクション名を指定します。
宣言
// C# public string ActionName {set;}
プロパティ値
アクション名として使用される文字列。
備考
デフォルト値はnull
です。
ActionName
プロパティを使用すると、アプリケーションで特定のOracleConnection
オブジェクトに対してアプリケーション・コンテキスト内にアクション名を設定できます。
OracleConnection
オブジェクト上でClose
またはDispose
メソッドが呼び出されると、ActionName
プロパティはnull
にリセットされます。
関連項目: |
このプロパティでは、接続のクライアント識別子を指定します。
宣言
// C# public string ClientId {set;}
プロパティ値
クライアント識別子として使用される文字列
備考
デフォルト値はnull
です。
ClientId
プロパティを使用すると、アプリケーションで特定のOracleConnection
オブジェクトに対してアプリケーション・コンテキスト内にクライアント識別子を設定できます。
ClientId
をnull
に設定すると、接続のクライアント接続子がリセットされます。OracleConnection
オブジェクトでClose
メソッドまたはDispose
メソッドがコールされると、ClientId
がnull
に設定されます。
関連項目: |
このプロパティでは、接続のクライアント情報を指定します。
宣言
// C# public string ClientInfo {set;}
プロパティ値
クライアント情報として使用される文字列。
備考
デフォルト値はnull
です。
ClientInfo
プロパティを使用すると、アプリケーションで特定のOracleConnection
オブジェクトに対してアプリケーション・コンテキスト内にクライアント情報を設定できます。
OracleConnection
オブジェクト上でClose
またはDispose
メソッドが呼び出されると、ClientInfo
プロパティはnullにリセットされます。
関連項目: |
このプロパティは、Oracle Databaseへの接続に使用される接続情報を指定します。
宣言
// C# public override string ConnectionString{get; set;}
プロパティ値
接続文字列がコンストラクタを介して指定される場合、このプロパティはその文字列に設定されます。
実装
IDbConnection
例外
ArgumentException
- 無効な構文が接続文字列に指定されました。
InvalidOperationException
- ConnectionString
が接続がオープン中に設定されました。
備考
デフォルト値が空の文字列です。
ConnectionString
は、セミコロンで区切られた属性名と値のペアにする必要があります。次に例を示します。
"User Id=scott;password=tiger;data source=oracle"
ConnectionString
の形式が正しくない場合、例外がスローされます。二重引用符で囲まれていない場合、すべてのスペースは無視されます。
ConnectionString
プロパティが設定されている場合、OracleConnection
オブジェクトはすぐに文字列のエラーを解析します。ArgumentException
は、ConnectionString
に無効な属性または無効な値が含まれている場合に、スローされます。User
Id
、Password
、Proxy
User
Id
、Proxy
Password
、およびData
Source
(提供されている場合)の属性値は、Open
メソッドがコールされるまで検証されません。
接続はクローズして、ConnectionString
プロパティに設定する必要があります。ConnectionString
プロパティがリセットされる場合、事前に設定された値は、新しい値が適用される前にそれぞれのデフォルト値に再初期化されます。
ODP.NET 11.1で開始する場合、パスワードおよびプロキシ・パスワードの接続文字列属性の値は大/小文字が区別されます。そのため、接続文字列に指定された大文字または小文字が認証用としてデータベースに渡されます。したがって、データベースが大/小文字が区別されているパスワードをサポートするよう構成されている場合、パスワードは正しい大/小文字で渡される必要があります。
接続文字列属性が2回以上設定されている場合、最新の設定が実行され、例外はスローされません。
ブール接続文字列属性は、true
、false
、yes
またはno
のいずれかに設定できます。
備考(.NETストアド・プロシージャ)
暗黙的なデータベース接続を表すOracleConnection
オブジェクトを.NETストアド・プロシージャで取得するには、OracleConnection
オブジェクトのConnectionString
プロパティを"context
connection=true"
に設定し、Open
メソッドを起動します。"context
connection"
がtrueに設定されている場合、その他の接続文字列属性を一緒に使用することはできません。
サポートされている接続文字列属性
表6-31には、サポートされている接続文字列属性をリストします。
表6-31 サポートされている接続文字列属性
接続文字列属性 | 説明 | デフォルト値 |
---|---|---|
|
接続の最小存続時間(秒)。 この属性は、接続の存続期間を秒単位で指定します。 |
|
|
プールから使用可能な接続を待機する最小時間(秒)。 この属性では、 この属性値はプールされた接続要求に対して有効となりますが、新規接続要求に対しては有効にはなりません。 (.NETストアド・プロシージャにおける暗黙的なデータベース接続のデフォルト値は |
|
|
暗黙的なデータベース接続は、.NETストアド・プロシージャ内からのみ取得できます。 .NETストアド・プロシージャでのみサポートされています。 |
|
|
接続するデータベースを識別するOracle Netサービス名、接続記述子または簡易接続ネーミング。 |
空の文字列 |
|
管理者権限 この接続文字列属性は、属性値として |
空の文字列 |
|
未使用の確立済接続量が過剰となり、クローズされる接続数。 この接続文字列の属性は、プール・レギュレータが定期的なチェックを行う場合、クローズされる未使用の最大接続数を制御します。このレギュレータ・スレッドは3分ごとに生成され、プールされた接続が使用されていない場合、その接続の |
|
|
COM+トランザクションまたは この属性が |
|
|
ODP.NET接続プールを使用して、Oracleデータベース・サービス、サービス・メンバーまたはノードの停止時に、プールから接続を事前に削除できます。 この機能は、Oracle RAC、Data Guard、GoldenGateおよび単一インスタンスへのデプロイを含め、Global Data Servicesで使用できます。" この属性は、 |
|
|
ODP.NET接続プールを使用して、ロード・バランシング・アドバイザリおよびサービスの目的に基づき、Oracleデータベース・インスタンス間の作業要求のバランスを調整できます。 この機能は、Oracle RAC、Active Data Guard、GoldenGateを含め、Global Data Servicesで使用できます。" この属性は、 |
|
|
プール内のすべての接続が使用された場合に作成される新しい接続の数。 この接続文字列属性は、プールされた接続が要求されたときに確立される新規接続の数を決定しますが、未使用の接続は使用不可であり、 |
|
|
プール内の接続の最大数。 この属性は、 |
|
|
メタデータ情報をキャッシュします。 この属性は、実行した問合せのメタデータ情報をパフォーマンス向上のためにキャッシュするかどうかを示します。 |
|
|
プール内の接続の最小数。 この属性は、プールのすべての存続期間中、プールにより保持される接続の最小数を指定します。接続文字列でこの属性を変更するだけでは、現在すでに存在するプールの |
|
|
この属性はOracleユーザーのパスワードを指定します。Oracle Database 11gリリース1(11.1)以降では、デフォルトでは |
空の文字列 |
|
接続文字列でのパスワード検索。 この属性が |
|
|
接続プーリング。 この属性は、接続プーリングを使用する必要があるかどうかを指定します。プールは、属性値が一致するアルゴリズムを使用して作成されます。つまり、接続文字列内で単にスペースの数が異なる接続文字列は、同じプールを使用することを意味します。一方の接続文字列では属性をデフォルト値に設定し、もう一方の接続文字列でその属性を設定しないという点を除いて、2つの接続文字列が一致する場合、両方の要求とも同じプールから接続を取得します。この属性は、 |
|
|
Promotableが分散トランザクションかどうか。
|
promotable |
|
プロキシ・ユーザーのユーザー名。 この接続文字列属性は、 |
空の文字列 |
|
プロキシ・ユーザーがオペレーティング・システム認証を使用してOracle Databaseに接続するには、 |
|
|
プロキシ・ユーザーのパスワード。 この接続文字列属性は、中間層のユーザーまたはプロキシ・ユーザーのパスワードを指定します。このユーザーは、 二重引用符によりこの属性値が囲まれている場合、この場合の属性値は保持されます。 |
空の文字列 |
|
接続がプールに戻るときの文キャッシュの消去。 文キャッシングが有効な場合、この属性を |
|
|
文キャッシュを有効にして、キャッシュ・サイズ、つまりキャッシュ可能な文の最大数のサイズを設定します。 文キャッシングはゼロより大きい値で可能で、キャッシュ・サイズはその値に設定されます。この値は、 |
0 |
|
接続の自動チューニングを有効化または無効化します。 自動チューニングが有効な場合、レジストリ、構成ファイルおよび接続文字列の 自動チューニングが無効な場合、レジストリ、構成ファイルまたは接続文字列でStatementCachSizeが指定されていないかぎり、 |
|
|
Oracleユーザー名。 この属性は、Oracleユーザー名を指定します。二重引用符によりこの属性値が囲まれている場合、この場合の属性値は保持されます。ユーザーがオペレーティング・システム認証を使用してOracle Databaseに接続するには、 |
空の文字列 |
|
プールから発生した接続の検証。 検証により、各接続に対してデータベースにラウンドトリップが発生します。このため、必要な場合のみ使用してください。 |
|
このプロパティは、Open
メソッドがプールされた接続を取得するときに、その要求を終了するまでの最小時間を示します。
宣言
// C# public override int ConnectionTimeout {get;}
プロパティ値
プールされた接続要求に対する有効な最小時間(秒)
実装
IDbConnection
備考
このプロパティは、ConnectionString
属性のConnection
TimeOut
を使用して設定されている接続タイムアウトを示します。
このプロパティは読取り専用です。
備考(.NETストアド・プロシージャ)
アプリケーションによって指定された接続文字列がなく、暗黙的なデータベースでの接続が常に使用可能であるため、このプロパティは0
に設定されます。
このプロパティを使用すると、ODP.NETアプリケーションによって、特定の接続オブジェクトがOracle Database接続またはTimesTenデータベース接続に関連付けられているか、あるいは物理接続に関連付けられていないかを判別できます。
宣言
// C# public OracleConnectionType ConnectionType {get;}
プロパティ値
この接続オブジェクトが関連付けられているOracleConnectionType
。
このプロパティは、サポートされていません。
宣言
// C# public override string Database {get;}
プロパティ値
文字列
実装
IDbConnection.Database
備考
このプロパティは、サポートされていません。これは常に空の文字列を戻します。
このプロパティは、この接続の接続先データベース・ドメインの名前を指定します。
宣言
// C# public string DatabaseDomainName {get;}
プロパティ値
この接続の接続先データベース・ドメイン。
このプロパティは、この接続の接続先データベースの名前を指定します。
宣言
// C# public string DatabaseName {get;}
プロパティ値
この接続の接続先データベース。
このプロパティは、接続するデータベースを識別するOracle Netサービス名、接続記述子または簡易接続ネーミングを指定します。
宣言
// C# public override string DataSource {get;}
プロパティ値
接続するデータベースを識別するOracle Netサービス名、接続記述子または簡易接続ネーミング。
備考(.NETストアド・プロシージャ)
暗黙的なデータベース接続の場合、このプロパティの値は常に空の文字列です。
このプロパティは、この接続の接続先インスタンスの名前を指定します。
宣言
// C# public string InstanceName {get;}
プロパティ値
この接続の接続先インスタンス。
このプロパティは、接続と関連付けられる論理トランザクションIDを示します。
宣言
// C# public string LogicalTransactionId {get;}
プロパティ値
LogicalTransactionId
は、起動時に接続と関連付けられる論理トランザクションIDを表すbyte [ ]を戻します。
備考
LogicalTransactionId
は、GetLogicalTransactionStatus
を呼び出して、入力パラメータにbyte[ ]を渡し、論理トランザクションのステータスを取得する場合に使用します。
データベース・バージョンが12.1より前の場合、戻り値はNULL
です。
ローカル・トランザクションのみが、LogicalTransactionId
の使用をサポートしています。このプロパティは、分散トランザクションではサポートされません。
このプロパティでは、接続のモジュール名を指定します。
宣言
// C# public string ModuleName {set;}
プロパティ値
モジュール名として使用される文字列。
備考
デフォルト値はnull
です。
ModuleName
プロパティを使用すると、アプリケーションで特定のOracleConnection
オブジェクトに対してアプリケーション・コンテキスト内にモジュール名を設定できます。
OracleConnection
オブジェクト上でClose
またはDispose
メソッドが呼び出されると、ModuleName
プロパティはnull
にリセットされます。
関連項目: |
これは、OracleLogicalTransaction
オブジェクトのインスタンスを返す読取り専用のプロパティです。
宣言
// C# public string OracleLogicalTransaction {get;}
プロパティ値
OracleLogicalTransaction
オブジェクトのインスタンス。
備考
OracleConnection
オブジェクトで論理トランザクションIDが変わらないかぎり、同じOracleLogicalTransaction
オブジェクトが返されます。
データベース・サーバーのバージョンが11.2より前の場合、このプロパティはNULL
を返します。
このプロパティは、OracleConnection
が接続を確立するOracle Databaseのバージョン番号を指定します。
宣言
// C# public override string ServerVersion {get;}
プロパティ値
Oracle Databaseのバージョン
例外
InvalidOperationException
- 接続がクローズされています。
備考
デフォルトは空の文字列です。
このプロパティは、この接続の接続先サービスの名前を指定します。
宣言
// C# public string ServiceName {get;}
プロパティ値
この接続の接続先サービス。
このプロパティは、接続の現在の状態を指定します。
宣言
// C# public override ConnectionState State {get;}
プロパティ値
接続のConnectionState
実装
IDbConnection
備考
ODP.NETでは、このプロパティに対してConnectionState.Closed
およびConnectionState.Open
がサポートされています。デフォルト値は、ConnectionState.Closed
です。
このプロパティは、この接続に関連付けられた文キャッシュの現在のサイズを指定します。
宣言
// C# public int StatementCacheSize{get;}
プロパティ値
文キャッシュのサイズを示す整数値。
備考
自動チューニングが有効でない場合、このプロパティのデフォルト値は、接続文字列、アプリケーション構成ファイルまたはレジストリに指定した文キャッシュ・サイズによって異なります。これらの値をいずれも指定していない場合、デフォルト値として0が使用されます。
自動チューニングが有効な場合、プロパティ値は自動的に調整されます。接続文字列、アプリケーション構成ファイルまたはレジストリに指定した値は無視されます。
OracleConnection
パブリック・メソッドを、表6-32にリストします。
表6-32 OracleConnectionパブリック・メソッド
パブリック・メソッド | 説明 |
---|---|
ローカル・トランザクションを開始します(オーバーロード) コンテキスト接続用の.NETストアド・プロシージャではサポートされません |
|
サポート対象外 |
|
|
.NETストアド・プロシージャではサポートされません |
|
データベース接続をクローズします |
|
|
|
|
|
|
|
アプリケーションによって、指定された分散トランザクションに明示的に登録できるようにします .NETストアド・プロシージャではサポートされません |
|
アプリケーションによって、指定された分散トランザクションに登録できるようにします .NETストアド・プロシージャではサポートされません |
|
|
|
この接続を使用し、 ODP.NET管理対象ドライバでは使用できません |
|
|
|
|
|
接続と関連付けられている現行の論理トランザクションのステータスを戻します ODP.NET管理対象ドライバでは使用できません このメソッドはODP.NET 12.1.0.2で非推奨となりました。今後のリリースでサポートが終了する予定です。 |
|
|
セッションのグローバリゼーションの設定を表す |
|
|
|
|
|
|
|
新規パスワードで新規接続をオープンします コンテキスト接続用の.NETストアド・プロシージャではサポートされません |
|
|
文キャッシングが有効な場合、データベースでオープンしているすべてのカーソルをクローズし、文キャッシュをフラッシュします |
セッションのグローバリゼーションの設定を |
|
|
|
BeginTransaction
メソッドは、ローカル・トランザクションを開始します。
オーバーロード・リスト
このメソッドは、ローカル・トランザクションを開始します。
BeginTransaction(IsolationLevel)
このメソッドは、ローカル・トランザクションを指定された分離レベルで開始します。
このメソッドは、ローカル・トランザクションを開始します。
宣言
// C# public OracleTransaction BeginTransaction();
戻り値
OracleTransaction
オブジェクトは、新規トランザクションを表します。
実装
IDbConnection
例外
InvalidOperationException
- トランザクションはすでに開始されています。
備考
トランザクションは、分離レベルで作成され、IsolationLevel.ReadCommitted
のデフォルト値に設定されます。トランザクションに関連するすべての後続の操作は、戻されたOracleTransaction
オブジェクトで実行する必要があります。
備考(.NETストアド・プロシージャ)
このメソッドをコンテキスト接続用の.NETストアド・プロシージャで使用すると、未サポートの例外が発生します。
このメソッドは、ローカル・トランザクションを指定された分離レベルで開始します。
宣言
// C#
public OracleTransaction BeginTransaction(IsolationLevel isolationLevel);
パラメータ
isolationLevel
新規トランザクションの分離レベル
戻り値
OracleTransaction
オブジェクトは、新規トランザクションを表します。
実装
IDbConnection
例外
InvalidOperationException
- トランザクションはすでに開始されています。
ArgumentException
- 指定したisolationLevel
値が無効です。
備考
分離レベルIsolationLevel.ReadCommitted
およびIsolationLevel.Serializable
がサポートされています。
BeginTransaction
メソッドは、IsolationLevel.Serializable
分離レベルをサポートしていますが、System.Transactions
およびTransactionScope
を使用する場合、シリアライズ可能なトランザクションはサポートされません。
他の分離レベルを要求すると、例外が発生します。
備考(.NETストアド・プロシージャ)
このメソッドをコンテキスト接続用の.NETストアド・プロシージャで使用すると、未サポートの例外が発生します。
例
// C# using System; using System.Data; using Oracle.DataAccess.Client; class BeginTransactionSample { static void Main() { string constr = "User Id=scott;Password=tiger;Data Source=oracle"; OracleConnection con = new OracleConnection(constr); con.Open(); // Create an OracleCommand object using the connection object OracleCommand cmd = con.CreateCommand(); // Start a transaction OracleTransaction txn = con.BeginTransaction(IsolationLevel.ReadCommitted); // Update EMP table cmd.CommandText = "update emp set sal = sal + 100"; cmd.ExecuteNonQuery(); // Rollback transaction txn.Rollback(); Console.WriteLine("Transaction rolledback"); // Clean up txn.Dispose(); cmd.Dispose(); con.Dispose(); } }
このメソッドは、サポートされていません。
宣言
// C#
public override void ChangeDatabase(string databaseName);
パラメータ
databaseName
現行のデータベース名を置き換えるデータベースの名前
実装
IDbConnection.ChangeDatabase
例外
NotSupportedException
- メソッドはサポートされていません。
備考
このメソッドはサポートされておらず、起動されるとNotSupportedException
をスローします。
このメソッドは、OracleConnection
オブジェクトのコピーを作成します。
宣言
// C# public object Clone();
戻り値
OracleConnection
オブジェクト
実装
ICloneable
備考
複製されたオブジェクトのプロパティ値は、複製元のオブジェクトのプロパティ値と同じです。
備考(.NETストアド・プロシージャ)
このメソッドは、暗黙的なデータベース接続ではサポートされていません。
例
// C# using System; using Oracle.DataAccess.Client; class CloneSample { static void Main() { string constr = "User Id=scott;Password=tiger;Data Source=oracle"; OracleConnection con = new OracleConnection(constr); con.Open(); // Need a proper casting for the return value when cloned OracleConnection clonedCon = (OracleConnection)con.Clone(); // Cloned connection is always closed, regardless of its source, // But the connection string should be identical clonedCon.Open(); if (clonedCon.ConnectionString.Equals(con.ConnectionString)) Console.WriteLine("The connection strings are the same."); else Console.WriteLine("The connection strings are different."); // Close and Dispose OracleConnection object clonedCon.Dispose(); } }
このメソッドは、データベースへの接続をクローズします。
宣言
// C# public override void Close();
実装
IDbConnection
備考
次を実行します。
すべての保留中のトランザクションをロール・バックします。
接続プーリングが有効な場合、接続を接続プールに配置します。接続プーリングが有効な場合でも、接続が接続文字列に指定された接続存続期間を超える場合、その接続はクローズできます。接続プーリングが無効な場合、接続はクローズされます。
データベースへの接続をクローズします。
接続は、Open()
を使用して再オープンできます。
このメソッドは、OracleConnection
オブジェクトに関連付けられたOracleCommand
オブジェクトを作成して戻します。
宣言
// C# public OracleCommand CreateCommand();
戻り値
OracleCommand
オブジェクト
実装
IDbConnection
例
// C# using System; using System.Data; using Oracle.DataAccess.Client; class CreateCommandSample { static void Main() { // Connect string constr = "User Id=scott;Password=tiger;Data Source=oracle"; OracleConnection con = new OracleConnection(constr); con.Open(); // Execute a SQL SELECT OracleCommand cmd = con.CreateCommand(); cmd.CommandText = "select * from emp"; OracleDataReader reader = cmd.ExecuteReader(); // Print all employee numbers while (reader.Read()) Console.WriteLine(reader.GetInt32(0)); // Clean up reader.Dispose(); cmd.Dispose(); con.Dispose(); } }
このメソッドにより、アプリケーションは接続がオープンされた後に特定の分散トランザクションに明示的に登録できます。
宣言
// C#
public void EnlistDistributedTransaction(ITransaction transaction);
パラメータ
transaction
ITransaction
インタフェース
例外
InvalidOperationException
- 接続がローカル・トランザクションの一部であるか、または接続がクローズされています。
備考
EnlistDistributedTransaction
により、メソッドに渡された特定のトランザクションにオブジェクトを登録できます。ITransaction
インタフェースは、分散トランザクションを開始したコンポーネント内でContexUtil.Transaction
プロパティに(ITransaction
)キャストを適用することで取得できます。
このメソッドを呼び出す前に接続がオープンされている必要があります。そうしないとInvalidOperationException
がスローされます。
接続が、分散トランザクションに登録を試みている最中に暗黙的または明示的に開始されたローカル・トランザクションの一部である場合、ローカル・トランザクションはロールバックされ、例外がスローされます。
デフォルトでは、メソッド・レベルのAutoComplete
宣言が設定されていないかぎり、分散トランザクションはロールバックされます。
ITranasction
に対してコミットを起動すると例外が発生します。
ITransaction
メソッドに対してロールバックを起動し、同一分散トランザクションに対してContextUtil.SetComplete
を呼び出すと、例外が発生します。
備考(.NETストアド・プロシージャ)
このメソッドを使用すると、未サポートの例外が発生します。
例
アプリケーション:
// C# /* This is the class that will utilize the Enterprise Services component. This module needs to be built as an executable. The Enterprise Services Component DLL must be built first before building this module. In addition, the DLL needs to be referenced appropriately when building this application. */ using System; using System.EnterpriseServices; using DistribTxnSample; class DistribTxnSample_App { static void Main() { DistribTxnSample_Comp comp = new DistribTxnSample_Comp(); comp.DoWork(); } }
コンポーネント:
// C# /* This module needs to be 1) built as a component DLL/Library 2) built with a strong name This library must be built first before the application is built. */ using System; using System.Data; using Oracle.DataAccess.Client; using System.EnterpriseServices; namespace DistribTxnSample { [Transaction(TransactionOption.RequiresNew)] public class DistribTxnSample_Comp : ServicedComponent { public void DoWork() { string constr = "User Id=scott;Password=tiger;Data Source=oracle;enlist=false"; OracleConnection con = new OracleConnection(constr); con.Open(); // Enlist in a distrubuted transaction con.EnlistDistributedTransaction((ITransaction)ContextUtil.Transaction); // Update EMP table OracleCommand cmd = con.CreateCommand(); cmd.CommandText = "UPDATE emp set sal = sal + .01"; cmd.ExecuteNonQuery(); // Commit ContextUtil.SetComplete(); // Dispose OracleConnection object con.Dispose(); } } }
関連項目:
|
このメソッドは、指定したトランザクションに接続を登録します。
宣言
// C#
public override void EnlistTransaction(Transaction transaction)
パラメータ
transaction
System.Transactions.Transaction
オブジェクト
例外
InvalidOperationException
- 接続がローカル・トランザクションの一部であるか、または接続がクローズされています。
備考
このメソッドを起動すると、提供されているトランザクション・パラメータで指定されたトランザクションに、接続がただちに登録されます。
OracleConnection
が、以前のEnlistTransaction
メソッドの起動で完了していない分散トランザクションにまだ関連付けられている場合は、このメソッドをコールすると例外がスローされます。
通常、トランザクションの登録が正常に完了するには、Open
メソッドの起動前に、"enlist"
接続文字列属性が"true"
または"dynamic"
に設定されている必要があります。"enlist"
接続文字列属性が"true"
に設定されていると、接続がトランザクション・コンテキスト内の場合は、Open
メソッドのコール時に接続が暗黙的に登録されます。"dynamic"
に設定されていると、EnlistTransaction
またはEnlistDistributedTransaction
メソッドのコール時に、接続をトランザクションに動的に登録できます。"enlist"
属性は、接続がトランザクションに登録されることがない場合にのみ、"false"
に設定してください。
このメソッドは、接続を使用して取得されたREF
オブジェクトから作成されたすべての更新および削除をフラッシュします。
宣言
// c# public void FlushCache();
例外
InvalidOperationException
- 指定された接続がオープンされていません。
備考
オブジェクトをフラッシュする前に、アプリケーションはOracleConnection
オブジェクト上でBeginTransaction
メソッドを実行して明示的にトランザクションを開始する必要があります。これは、フラッシュされるオブジェクトがアプリケーションによりロックされていない場合は、オブジェクトに対して暗黙的に排他的ロックが取得されるためです。ロックが解除されるのは、トランザクションがコミットまたはロールバックする場合にかぎります。
このメソッドは、既存のOracleConnection
オブジェクトについて、接続と関連付けられている現行の論理トランザクションのステータスを戻します。
宣言
// C# public OracleLogicalTransactionStatus GetLogicalTransactionStatus(byte);
戻り値
接続と関連付けられている現行の論理トランザクションのステータス
例外
このメソッドをLTXIDの取得元と同じOracleConnection
オブジェクトで呼び出すと、「ORA-14906: 現在のセッションでは、LTXID出力の取得操作は実行できません。」という例外がスローされます。
備考
LTXID
がNULL
の場合や、Oracle Databaseのバージョンが12.1以上でない場合は、このコールによってNULL
が戻されます。
例
// C# // NOTE: User HR requires execution access on SYS.DBMS_APP_CONT for this demo. // NOTE: The database service must be set with commit_outcome = true // FIXME – show this example is used after a session loss using System; using Oracle.DataAccess.Client; class TransactionGuardDemo { static void Main(string[] args) { // Establish a connection to an Oracle database for checking the status string statusConStr = "user id=hr;password=hr;data source=oracle"; OracleConnection statusCon = new OracleConnection(statusConStr); statusCon.Open(); // Establish a connection to an Oracle database for the transaction string txnConStr = "user id=hr;password=hr;data source=oracle"; OracleConnection txnCon = new OracleConnection(txnConStr); txnCon.Open(); // Obtain the logical transaction id byte[] logicalTransactionId = txnCon.LogicalTransactionId; try { // Begin a local transaction OracleTransaction txn = txnCon.BeginTransaction(); // Do transactional work OracleCommand cmd = new OracleCommand("update employees set salary=salary+10 where employee_id=100", txnCon); cmd.ExecuteNonQuery(); // Commit the transaction txn.Commit(); } finally { // Obtain the transaction status for the specified logical transaction id OracleLogicalTransactionStatus status = statusCon.GetLogicalTransactionStatus(logicalTransactionId); // Output the status of the logical transaction Console.WriteLine("Has the transaction been committed? " + status.Committed); Console.WriteLine("Has the user call been completed? " + status.UserCallCompleted); } } }
GetSchema
メソッドは、OracleConnection
のデータ・ソースのスキーマ情報を戻します。
オーバーロード・リスト
このメソッドは、OracleConnection
のデータ・ソースのスキーマ情報を戻します。
GetSchema (string collectionName)
このメソッドは、コレクション名に指定された文字列を使用して、OracleConnection
のデータ・ソースのスキーマ情報を戻します。
GetSchema(string collectionName, string[] restrictions)
このメソッドは、コレクション名に指定された文字列および制限値に指定された文字列配列を使用して、OracleConnection
のデータ・ソースのスキーマ情報を戻します。
このメソッドは、OracleConnection
のデータ・ソースのスキーマ情報を戻します。
宣言
// C# public override DataTable GetSchema();
戻り値
DataTable
オブジェクト。
例外
InvalidOperationException
- 接続がクローズされています。
備考
このメソッドは、データベースから使用できる各メタデータ・コレクションの行を含むDataTable
オブジェクトを戻します。
このメソッドは、GetSchema(String)
メソッドを使用した場合、文字列値"MetaDataCollections"
の指定と同じことです。
例
// C# using System; using System.Data; using System.Data.Common; using Oracle.DataAccess.Client; class GetSchemaSample { static void Main(string[] args) { string constr = "User Id=scott; Password=tiger; Data Source=oracle;"; string ProviderName = "Oracle.DataAccess.Client"; DbProviderFactory factory = DbProviderFactories.GetFactory(ProviderName); using (DbConnection conn = factory.CreateConnection()) { try { conn.ConnectionString = constr; conn.Open(); //Get all the schema collections and write to an XML file. //The XML file name is Oracle.DataAccess.Client_Schema.xml DataTable dtSchema = conn.GetSchema(); dtSchema.WriteXml(ProviderName + "_Schema.xml"); } catch (Exception ex) { Console.WriteLine(ex.Message); Console.WriteLine(ex.StackTrace); } } } }
このメソッドは、コレクション名に指定された文字列を使用して、OracleConnection
のデータ・ソースのスキーマ情報を戻します。
宣言
// C#
public override DataTable GetSchema (string collectionName);
パラメータ
collectionName
メタデータが要求したコレクションの名前。
戻り値
DataTable
オブジェクト。
例外
ArgumentException
- 要求されたコレクションが定義されていません。
InvalidOperationException
- 接続がクローズされています。
InvalidOperationException
- 要求されたコレクションは現行バージョンのOracle Databaseではサポートされていません。
InvalidOperationException
- 要求されたコレクションに対して移入文字列が指定されていません。
例
// C# using System; using System.Data; using System.Data.Common; using Oracle.DataAccess.Client; class GetSchemaSample { static void Main(string[] args) { string constr = "User Id=scott; Password=tiger; Data Source=oracle;"; string ProviderName = "Oracle.DataAccess.Client"; DbProviderFactory factory = DbProviderFactories.GetFactory(ProviderName); using (DbConnection conn = factory.CreateConnection()) { try { conn.ConnectionString = constr; conn.Open(); //Get MetaDataCollections and write to an XML file. //This is equivalent to GetSchema() DataTable dtMetadata = conn.GetSchema(DbMetaDataCollectionNames.MetaDataCollections); dtMetadata.WriteXml(ProviderName + "_MetaDataCollections.xml"); //Get Restrictions and write to an XML file. DataTable dtRestrictions = conn.GetSchema(DbMetaDataCollectionNames.Restrictions); dtRestrictions.WriteXml(ProviderName + "_Restrictions.xml"); //Get DataSourceInformation and write to an XML file. DataTable dtDataSrcInfo = conn.GetSchema(DbMetaDataCollectionNames.DataSourceInformation); dtDataSrcInfo.WriteXml(ProviderName + "_DataSourceInformation.xml"); //data types and write to an XML file. DataTable dtDataTypes = conn.GetSchema(DbMetaDataCollectionNames.DataTypes); dtDataTypes.WriteXml(ProviderName + "_DataTypes.xml"); //Get ReservedWords and write to an XML file. DataTable dtReservedWords = conn.GetSchema(DbMetaDataCollectionNames.ReservedWords); dtReservedWords.WriteXml(ProviderName + "_ReservedWords.xml"); //Get all the tables and write to an XML file. DataTable dtTables = conn.GetSchema("Tables"); dtTables.WriteXml(ProviderName + "_Tables.xml"); //Get all the views and write to an XML file. DataTable dtViews = conn.GetSchema("Views"); dtViews.WriteXml(ProviderName + "_Views.xml"); //Get all the columns and write to an XML file. DataTable dtColumns = conn.GetSchema("Columns"); dtColumns.WriteXml(ProviderName + "_Columns.xml"); } catch (Exception ex) { Console.WriteLine(ex.Message); Console.WriteLine(ex.StackTrace); } } } }
このメソッドは、コレクション名に指定された文字列および制限値に指定された文字列配列を使用して、OracleConnection
のデータ・ソースのスキーマ情報を戻します。
宣言
// C# public override DataTable GetSchema (string collectionName, string[] restrictions);
パラメータ
collectionName
取得されるメタデータのコレクション名。
restrictions
取得されるメタデータに適用される制限の配列。
戻り値
DataTable
オブジェクト。
例外
ArgumentException
- 要求されたコレクションが定義されていません。
InvalidOperationException
- 次の条件の1つが存在します。
接続がクローズされています。
要求されたコレクションは現行バージョンのOracle Databaseではサポートされていません。
要求されたコレクションがサポートしているよりも多くの制限が指定されています。
要求されたコレクションに対して移入文字列が指定されていません。
備考
このメソッドは、メタデータ・コレクションの名前と、戻されたDataTable
内の行をフィルタする制限を指定する文字列値の配列を取得します。これは、指定された制限と一致する指定されたメタデータ・コレクションからの行のみが含まれるDataTable
を戻します。
たとえば、Columns
コレクションに3つの制限(owner
、tablename
およびcolumnname
)がある場合、スキーマにかかわらずEMP
表に対するすべての列を取得するには、GetSchema
メソッドで最低でも値NullとEMP
を渡す必要があります。
制限値が何も渡されない場合、その制限にはNullを渡すことと同じデフォルト値が使用されます。これは、パラメータ値に空の文字列を渡すこととは異なります。この場合、空の文字列(""
)は指定されたパラメータの値を考慮します。
collectionName
では大文字小文字は区別されませんが、制限(文字列値)では区別されます。
例
// C# using System; using System.Data; using System.Data.Common; using Oracle.DataAccess.Client; class GetSchemaSample { static void Main(string[] args) { string constr = "User Id=scott; Password=tiger; Data Source=oracle;"; string ProviderName = "Oracle.DataAccess.Client"; DbProviderFactory factory = DbProviderFactories.GetFactory(ProviderName); using (DbConnection conn = factory.CreateConnection()) { try { conn.ConnectionString = constr; conn.Open(); //Get Restrictions DataTable dtRestrictions = conn.GetSchema(DbMetaDataCollectionNames.Restrictions); DataView dv = dtRestrictions.DefaultView; dv.RowFilter = "CollectionName = 'Columns'"; dv.Sort = "RestrictionNumber"; for (int i = 0; i < dv.Count; i++) Console.WriteLine("{0} (default) {1}" , dtRestrictions.Rows[i]["RestrictionName"], dtRestrictions.Rows[i]["RestrictionDefault"]); //Set restriction string array string[] restrictions = new string[3]; //Get all columns from all tables owned by "SCOTT" restrictions[0] = "SCOTT"; DataTable dtAllScottCols = conn.GetSchema("Columns", restrictions); // clear collection for (int i = 0; i < 3; i++) restrictions[i] = null; //Get all columns from all tables named "EMP" owned by any //owner/schema restrictions[1] = "EMP"; DataTable dtAllEmpCols = conn.GetSchema("Columns", restrictions); // clear collection for (int i = 0; i < 3; i++) restrictions[i] = null; //Get columns named "EMPNO" from tables named "EMP", //owned by any owner/schema restrictions[1] = "EMP"; restrictions[2] = "EMPNO"; DataTable dtAllScottEmpCols = conn.GetSchema("Columns", restrictions); // clear collection for (int i = 0; i < 3; i++) restrictions[i] = null; //Get columns named "EMPNO" from all //tables, owned by any owner/schema restrictions[2] = "EMPNO"; DataTable dtAllEmpNoCols = conn.GetSchema("Columns", restrictions); } catch (Exception ex) { Console.WriteLine(ex.Message); Console.WriteLine(ex.Source); } } } }
GetSessionInfo
は、セッションのグローバリゼーションの設定を表すOracleGlobalization
オブジェクトを戻すか、またはリフレッシュします。
オーバーロード・リスト:
このメソッドは、セッションのグローバリゼーションの設定を表すOracleGlobalization
オブジェクトの新規インスタンスを戻します。
GetSessionInfo(OracleGlobalization)
このメソッドは、セッションのグローバリゼーションの設定とともに指定されたOracleGlobalization
オブジェクトをリフレッシュします。
このメソッドは、セッションのグローバリゼーションの設定を表すOracleGlobalization
オブジェクトの新規インスタンスを戻します。
宣言
// C# public OracleGlobalization GetSessionInfo();
戻り値
新規に作成されたOracleGlobalization
オブジェクト
例
// C# using System; using Oracle.DataAccess.Client; class GetSessionInfoSample { static void Main() { string constr = "User Id=scott;Password=tiger;Data Source=oracle"; OracleConnection con = new OracleConnection(constr); con.Open(); // Get session info from connection object OracleGlobalization info = con.GetSessionInfo(); // Update session info info.DateFormat = "YYYY-MM-DD"; con.SetSessionInfo(info); // Execute SQL SELECT OracleCommand cmd = con.CreateCommand(); cmd.CommandText = "select TO_CHAR(hiredate) from emp"; Console.WriteLine("Hire Date ({0}): {1}", info.DateFormat, cmd.ExecuteScalar()); // Clean up cmd.Dispose(); con.Dispose(); } }
このメソッドは、セッションのグローバリゼーションの設定とともに指定されたOracleGlobalization
オブジェクトをリフレッシュします。
宣言
// C#
public void GetSessionInfo(OracleGlobalization oraGlob);
パラメータ
oraGlob
更新されるOracleGlobalization
オブジェクト
このメソッドは、接続をOracle Databaseにオープンします。
宣言
// C# public overide void Open();
実装
IDbConnection
例外
ObjectDisposedException
- オブジェクトはすでに処理されています。
InvalidOperationException
- 接続がすでにオープンしているか、または接続文字列がNULLまたは空です。
備考
接続プーリングが有効な場合、接続がプールから取得されます。それ以外の場合は、新規接続が確立されます。
Open()
メソッドが起動されたときに、プールに未処理の接続が含まれていない可能性があります。この場合、新規接続が確立されます。
指定した接続タイムアウト値内で有効な接続がない場合、Max
Pool
Size
に達したときにOracleException
がスローされます。
このメソッドは、新規パスワードで新規接続をオープンします。
宣言
// C#
public void OpenWithNewPassword(string newPassword);
パラメータ
newPassword
新規パスワードを含む文字列
備考
このメソッドは、新規接続を確立するためにConnectionString
プロパティの設定を使用します。旧パスワードは、Password
属性値として接続文字列に指定する必要があります。
このメソッドは、クローズ状態内のOracleConnection
にのみコールされます。
備考(.NETストアド・プロシージャ)
このメソッドは、コンテキスト接続用の.NETストアド・プロシージャではサポートされません
注意: 接続プーリングが有効な場合、OpenWithNewPassword メソッドを呼び出すと接続プールがクリアされます。その結果、古いパスワードで作成されたアイドル接続はすべてクローズされます。 |
このメソッドは、文キャッシングが有効な場合、データベースでオープンしているすべてのカーソルをクローズして文キャッシュをフラッシュします
宣言
// C# public void PurgeStatementCache();
備考
文キャッシュを繰り返しフラッシュするとパフォーマンスが低下し、文キャッシュを有効にすることによるパフォーマンス上の利点を相殺してしまうことがあります。
PurgeStatementCache
を呼び出した後、文キャッシングは有効なままです。
このメソッドを起動すると、OracleConnection
に関連付けられた、キャッシュされているカーソルがパージされます。データベース内にキャッシュされているすべてのカーソルがパージされるわけではありません。
例
// C# using System; using System.Data; using Oracle.DataAccess.Client; class PurgeStatementCacheSample { static void Main() { string constr = "User Id=scott;Password=tiger;Data Source=oracle;" + "Statement Cache Size=20"; OracleConnection con = new OracleConnection(constr); con.Open(); OracleCommand cmd = new OracleCommand("select * from emp", con); cmd.CommandType = CommandType.Text; OracleDataReader reader = cmd.ExecuteReader(); // Purge Statement Cache con.PurgeStatementCache(); // Close and Dispose OracleConnection object Console.WriteLine("Statement Cache Flushed"); con.Close(); con.Dispose(); } }
このメソッドは、セッションのグローバリゼーションの設定を、OracleGlobalization
オブジェクトにより指定されたすべてのプロパティ値で変更します。
宣言
// C#
public void SetSessionInfo(OracleGlobalization oraGlob);
パラメータ
oraGlob
OracleGlobalization
オブジェクト
備考
このメソッドのコールは、セッションにおけるALTER
SESSION
SQL
のコールと同等です。
例
// C# using System; using Oracle.DataAccess.Client; class SetSessionInfoSample { static void Main() { string constr = "User Id=scott;Password=tiger;Data Source=oracle"; OracleConnection con = new OracleConnection(constr); con.Open(); // Get session info from connection object OracleGlobalization info = con.GetSessionInfo(); // Execute SQL SELECT OracleCommand cmd = con.CreateCommand(); cmd.CommandText = "select TO_CHAR(hiredate) from emp"; Console.WriteLine("Hire Date ({0}): {1}", info.DateFormat, cmd.ExecuteScalar()); // Update session info info.DateFormat = "MM-DD-RR"; con.SetSessionInfo(info); // Execute SQL SELECT again Console.WriteLine("Hire Date ({0}): {1}", info.DateFormat, cmd.ExecuteScalar()); // Clean up cmd.Dispose(); con.Dispose(); } }
OracleConnection
イベントを、表6-33にリストします。
表6-33 OracleConnectionイベント
イベント名 | 説明 |
---|---|
|
|
Oracleフェイルオーバーが発生するときにトリガーされるイベント .NETストアド・プロシージャではサポートされません ODP.NET管理対象ドライバでは使用できません |
|
|
HAイベントが発生したときにトリガーされるイベント。 |
すべてのメッセージにトリガーされるイベントまたはデータベースにより送信される警告 |
|
接続の状態が変更されたときにトリガーされるイベント |
このイベントは、Oracleフェイルオーバーが発生するときにトリガーされるイベントです。
宣言
// C# public event OracleFailoverEventHandler Failover;
イベント・データ
このイベント・ハンドラは、イベントに関する情報を含む次のプロパティを公開するOracleFailoverEventArgs
オブジェクトを受信します。
FailoverType
フェイルオーバーのタイプを示します。
FailoverEvent
フェイルオーバーの状態を示します。
備考
Failover
イベントは、Oracleインスタンスへの接続が予期せずに切断されると発生します。クライアントはこのイベントをリスニングするためにOracleFailoverEventHandler
デリゲートを作成する必要があります。
このイベントは、HAイベントが発生したときにトリガーされます。
宣言
// C# public static event OracleHAEventHandler HAEvent;
イベント・データ
このイベント・ハンドラは、イベントに関する情報を含む次のプロパティを公開するOracleHAEventArgs
オブジェクトを受信します。
Source
イベントのソースを示します。
Status
イベントのステータスを示します。
DatabaseName
このイベントの影響を受けるデータベース名を示します。
DatabaseDomainName
このイベントの影響を受けるデータベース・ドメイン名を示します。
HostName
このイベントの影響を受けるホスト名を示します。
InstanceName
このイベントの影響を受けるインスタンス名を示します。
ServiceName
このイベントの影響を受けるサービス名を示します。
Time
イベントの時間を示します。
備考
HAEvent
は静的です。つまり、アプリケーション・ドメイン内で発生したすべてのHAイベントがこのイベントをトリガーできます。HAイベント通知を受信するためには、アプリケーションにおいて、アプリケーション・ドメイン内で接続を確立するOracleConnection
オブジェクトに"ha events=true"
が指定されている必要があります。指定されていない場合、アプリケーションはHAイベントを受信しません。
このイベントは、すべてのメッセージにトリガーされるかまたはデータベースにより警告が送信されます。
宣言
// C# public event OracleInfoMessageEventHandler InfoMessage;
イベント・データ
このイベント・ハンドラは、イベントに関する情報を含む次のプロパティを公開するOracleInfoMessageEventArgs
オブジェクトを受信します。
Errors
データ・ソースにより生成されたエラーの収集
Message
データ・ソースにより生成されたエラー・テキスト
Source
エラーを生成するオブジェクトの名前
備考
データベースから警告およびメッセージに応答するには、クライアントはこのイベントをリスニングするためにOracleInfoMessageEventHandler
デリゲートを作成する必要があります。
このイベントは、接続の状態が変更されたときにトリガーされます。
宣言
// C# public override event StateChangeEventHandler StateChange;
イベント・データ
このイベント・ハンドラは、イベントに関する情報を含む次のプロパティを公開するStateChangeEventArgs
オブジェクトを受信します。
CurrentState
接続の新しい状態
OriginalState
接続の元の状態
備考
StateChange
イベントは接続が状態を変更した後に発生し、明示的にOpen
、Close
またはDispose
がコールされます。
関連項目:
|