OracleRowsCopiedEventArgsクラスは、OracleRowsCopiedイベントのイベント・データの一部として渡された引数のセットを表します。
クラスの継承
System.Object
System.EventArgs
System.OracleRowsCopiedEventArgs
宣言
// C# public class OracleRowsCopiedEventArgs : EventArgs
要件
| プロバイダ | ODP.NET管理対象外ドライバ |
| アセンブリ | Oracle.DataAccess.dll |
| ネームスペース | Oracle.DataAccess.Client |
| .NET Framework | 3.5, 4.0, 4.5 |
スレッド安全性
パブリック静的メソッドはスレッドセーフですが、インスタンス・メソッドではスレッド安全性は保証されません。
備考
OracleBulkCopy.NotifyAfterプロパティで表される行数が処理されるたびに、イベント・データを格納するOracleRowsCopiedEventArgsオブジェクトを提供するOracleBulkCopy.OracleRowsCopiedイベントが発生します。
OracleRowsCopiedEventArgsメンバーは次の表にリストされています。
OracleRowsCopiedEventArgsコンストラクタ
OracleRowsCopiedEventArgsコンストラクタを、表17-18にリストします。
表17-18 OracleRowsCopiedEventArgsコンストラクタ
| コンストラクタ | 説明 |
|---|---|
|
|
OracleRowsCopiedEventArgsプロパティ
OracleRowsCopiedEventArgsプロパティを、表17-19にリストします。
OracleRowsCopiedEventArgsはOracleRowsCopiedEventArgsクラスの新規インスタンスを作成します。
オーバーロード・リスト:
OracleRowsCopiedEventArgs(long)
このコンストラクタでは、OracleRowsCopiedEventArgsオブジェクトの新規インスタンスを作成します。
OracleRowsCopiedEventArgsプロパティを、表17-20にリストします。
表17-20 OracleRowsCopiedEventArgsプロパティ
| プロパティ | 説明 |
|---|---|
|
|
一括コピー操作が中断されたかどうかを示す値を取得または設定します |
|
|
現在の一括コピー操作中にコピーされた行数を表す値を取得します |
このプロパティは一括コピー操作を中断するかどうかを示す値を取得し、設定します。
宣言
// C#
public bool Abort{get; set;}
プロパティ値
一括コピー操作が中断される場合はtrueが戻され、それ以外の場合falseが戻されます。
備考
Abortプロパティをtrueに設定して、一括コピー操作を取り消します。
CloseメソッドがOracleRowsCopiedからコールされると例外が発生し、OracleBulkCopyオブジェクトの状態は変更されません。
アプリケーションによってトランザクションが作成されない場合、現在のバッチと一致する内部トランザクションが自動的にロールバックされます。ただし、前のバッチのトランザクションがコミットされているため、一括コピー操作で前のバッチに関連した変更は保持されます。これは、UseInternalTransaction一括コピー・オプションが選択されている場合のみ、適用されます。