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リリース12.1
E61280-03(原本部品番号:E16566-07)
2016年12月
CD-ROMイメージには、すべての必要なツール、ドキュメント、および選択したプラットフォームでOracle Secure Backupをインストールおよび操作するためのソフトウェアが含まれています。
注意:
サポートされる各プラットフォームには、専用のCD-ROMまたはインストールZipファイルがそれぞれ必要です。
物理CD-ROMまたは次の製品サイトからダウンロードしたZipファイルを使用して、インストール・ファイルにアクセスできます。
Oracle Secure Backup 12.1では、各ディスク・プールに定義される同時ジョブの数のライセンスが必要です。ユーザーは、ディスク・プールの構成時に同時ジョブの数を定義する必要があります。同時ジョブの数のデフォルト値は25です。
ライセンス条項は、『Oracle Secure Backupライセンス情報』を参照してください。
サポートされるプラットフォーム、WebブラウザおよびNASデバイスのリストについては、次のURLにあるMy Oracle Support(以前のOracleMetaLink)の「動作保証」を参照してください。
テープ・ドライブおよびライブラリのマトリクスは、次のURLから入手できます。
http://www.oracle.com/technetwork/database/database-technologies/secure-backup/learnmore/index.html
Oracle Secure Backup 12.1は、Oracle Secure Backup 10.4.0.3または10.4.0.3.1クライアントのみと下位互換性があります。Oracle Secure Backup 12.1は、Oracle Secure Backup 10.4.0.3の機能をサポートしており、これらの機能と相互運用できます。すべてのメディア・サーバーは、Oracle Secure Backup 12.1バージョン・レベルで設定する必要があります。Oracle Secure Backup 12.1で導入された新しいコマンドおよびオプションへのアクセスは、10.4.0.3クライアントからはサポートされていません。新しいコマンドは、Oracle Secure Backup 12.1ホストから、またはOracle Secure Backup WebTool経由でアクセスする必要があります。Oracle Secure Backupkクライアント10.4.0.3からディスクへのデータベース・バックアップはサポートされていません。このバックアップはテープに制限されています。
同様に、Oracle Secure Backup 10.4.0.3はOracle Secure Backup 12.1のみにアップグレードできます。以前のバージョンを使用している場合は、Oracle Secure Backup 12.1にアップグレードする前に、Oracle Secure Backup 10.4.0.3にアップグレードする必要があります。
Oracle Secure Backup 10.4.0.4を使用している場合は、/etc/obconfigでクライアント・バージョンを手動で10.4.0.3.0に変更してから12.1インストーラを実行してOracle Secure Backup 12.1にアップグレードする必要があります。
関連項目:
クライアント下位互換性の詳細は、『Oracle Secure Backupインストレーションおよび構成ガイド』を参照してください。
Oracle Secure Backup 10.4.0.3をOracle Secure Backup 12.1にアップグレードする方法の詳細は、『Oracle Secure Backupインストレーションおよび構成ガイド』 を参照してください。
Oracle Secure Backup 10.4.0.3へのアップグレードの詳細は、http://docs.oracle.com/cd/E26569_01/doc.104/e21481/toc.htm#CBBJCADCを参照してください。
この項では、Oracle Secure Backup 12.1.0.1の新機能について説明します。
この項の内容は次のとおりです。
Oracle Secure Backupでは、ディスクのバックアップおよびリストア機能が統合されています。ファイルシステム、Oracle DatabaseおよびMySQLのバックアップ操作のバックアップ・ターゲットまたはリストア・ソースとしてディスクを使用できます。バックアップをディスクに格納することで、Oracle Databaseおよびファイルシステムのバックアップおよびリストア操作のパフォーマンスが改善します。
ディスク・バックアップでは、バックアップ・イメージをテープまたはディスクにコピーできる、バックアップ・イメージ・インスタンスのコピーの新機能が提供されます。この機能により、バックアップ・イメージ・インスタンスをディスクからテープに移行できます。これにより、同じバックアップ・イメージの複数のコピーの作成が可能になり、独自のメディア・ファミリで管理されているそれぞれのコピーが可能になります。この機能では、バックアップ・イメージ・インスタンスを既存のテープから新しいテープに統合できます。
Oracle Secure Backupでは、メディア・サーバーに接続されているデバイスを検出および構成する1つのコマンドで、デバイスの構成プロセスを簡素化しています。これには、Oracle Secure Backupソフトウェアを実行するNDMPファイラおよびメディア・サーバーが含まれます。
Oracle Secure Backupでは、バックアップ・カタログの参照中に、複数のバックアップ・エントリを検索できます。必要なバックアップの詳細を指定する際に、Oracle Secure Backupワイルドカード・パターン・マッチングを使用できます。ワイルドカード・パターン・マッチングでは、文字パターンのセットを使用して、詳細な情報を指定せずに、関連するバックアップを検索します。
Oracle Secure Backupでは、ワイルドカード・パターン・マッチングを使用して、複数のバックアップ・エントリをリストアできます。ワイルドカード・パターン・マッチングでは、文字パターンのセットを使用して、詳細な情報を指定せずに、関連するバックアップを検索します。
Oracle Secure Backup 12.1では、別のドメインからボリュームのカタログ・データをインポートするプロセスが機能拡張されています。単一のカタログ操作では、ファイル・システム・バックアップ、Oracle DatabaseバックアップまたはNDMPファイラ・バックアップを格納する完全なボリューム・セットのカタログ・データをインポートできます。
Oracle Secure Backup 12.1では、パスワードの存続期間、再利用、長さを制御するパスワード管理ポリシーを提供することで、Oracle Secure Backupユーザーのパスワードのセキュリティを強化しています。
パスワード存続期間では、パスワードの有効期間を日数で決定します。パスワード猶予期間では、パスワード保存期間の期限が切れた後に、ユーザーがそのパスワードの使用を継続できる期間を決定します。パスワード再利用期間では、古いOracle Secure Backupパスワードが再利用可能になるまでの期間を指定します。
パスワード変更を強制するオプションも導入されています。
Oracle Secure Backup 12.1では、UNIXプラットフォームのファイル・システムの拡張属性およびアクセス制御リストのバックアップおよびリカバリがサポートされるようになりました。
拡張属性を格納するバックアップ・イメージを以前のOracle Secure Backupドメインで読み取ることができない場合があります。このようなシナリオの場合に、Oracle Secure Backupでは、関連付けられている拡張属性およびアクセス制御リストを保存せずにバックアップを実行するためのオプションが用意されています。
Oracle Secure Backup 12.1では、各ボリュームのボリューム・ステータスをサポートしています。ボリュームのステータスは、usable (デフォルト)、read onlyまたはout of serviceになります。usableとマークされているボリュームのみ、バックアップ・ボリュームの選択プロセスの対象になります。read onlyまたはout of serviceとマークされているボリュームは、テープ書込み操作の対象にはなりません。
この項には、Oracle Secure Backup 12.1で修正された不具合が記載されています。 0.1
表1-1 Oracle Secure Backup 12.1.0.1で修正された不具合
| Oracle Bug# | 件名 |
|---|---|
19636657 |
Oracle Secure Backupを最新バージョンのApacheおよびOpenSSLにアップグレードする |
19265209 |
DSで複数のパスを使用してバックアップすると、複数のエントリがカタログに作成される |
19001280 |
エラー: QTL_FIND_VOLUME_OLDでDEBUG_ME MACROを有効にする必要がある |
18884913 |
LTO4 SASドライブの末尾のガベージ文字がvfylibsで断続的に検出される |
18748553 |
スタンドアロン・デバイスにバックアップすると、追加できなくなる |
18714083 |
強制オプションを使用しても、unlabelvでヘッダーがクリアされない |
18704687 |
デバイス・ビジー・エラーがあると、ジョブが失敗する |
18675897 |
NDMPチェックポイント・リカバリまたは再起動可能なNDMPバックアップが失敗する |
18644417 |
mkdevで構成されている場合、ライブラリの場所の詳細が更新されない |
18506622 |
ホスト・ベースのパスフレーズ・リストア: パスフレーズを入力すると、リストアが失敗する場合がある |
18489354 |
スタンドアロン・テープ・ドライブでのメディア移動ジョブが"エラー: QLM__OPEN FAILED"で失敗する |
18432941 |
ADMIN/MS間のRDS/RDMA接続の確立中にソケットの作成が失敗する |
18401974 |
obtoolコマンドでテープからRMANバックアップピースをインポートする必要がある |
18385954 |
RDS/RDMAのハング - OSB 10.4.0.3.1リストア・ハング |
18349417 |
ジョブでデバイスを使用できない - スケジューラ・ログのオープン・ハンドル・エラーが多すぎる |
18335104 |
RWモードがQDV__OVERWRITE_HERE_Mの場合に、BOTから上書きされない状況に対する予防修正 |
18321680 |
PNIがMOVERおよびDATASRVCに設定されている場合にのみ、IBインタフェースPNI選択が発生する |
18036402 |
obndmpdで低レベルのデバッグ出力をCDBレベルに下げられるようにする必要がある |
17957225 |
ライブラリを開くときにオフライン・アタッチ・ポイントが選択されている |
17782708 |
増分データファイル・バックアップ・セット・リストア(OSB、SBT)がハングする |
17652407 |
スタック・トレースBACKオプションがOSBで必要 |
17652083 |
メディア・サーバーで実行するために、Oracle親ジョブがディスパッチされないようにする必要がある |
17558994 |
NDMP環境変数をデータセットに渡す |
17454577 |
RMANピース・リストアが"エラー: SBT共有メモリーにアタッチできませんでした"で失敗する |
17361371 |
使用可能な別のスロットがOSBで検索されない同じメディアを選択している |
17354051 |
PNIがIBインタフェースとして構成されている場合に、RDMAが選択されないOSBがRDSを使用する |
17326952 |
"ステータス138、obtarをコアにしている"でジョブが終了する |
17252456 |
OSB 10.4.0.3.0にアップグレードすると、BIGBH:OSBバージョンでエラーがレポートされる |
17017158 |
OSB - メディア・バーコードAL0019、メディア・ラベルにバーコードAL0017が表示される |
16996157 |
複数のデータセット・リストアがテープの最後まで到達したNDMPリモート・テープがOSBでレポートされる |
16929708 |
バックアップがループ状態から抜け出せない |
16872289 |
メディア/barcodesrequiredがYesの場合でも、バーコードなしのボリュームがバックアップ操作で使用される |
16863112 |
バーコード・ラベル(複製バーコード)の破損 |
16757577 |
最初のホストが稼働していない場合でも、最初のアタッチ・ポイント以外のすべてのアタッチ・ポイントが無視される |
16689000 |
OSBロボットがハングしており、ジョブが移動していない |
16597934 |
vfylibがライブラリARGを無視している |
16444130 |
REL7-ST2:SPARC:FABR: "FILES"の名前のディレクトリがBIにバックアップされない |
16436462 |
SL8500ライブラリでACSLSドリブン・キャップを使用できない |
16264272 |
不完全/不正なファイル・マーカー、テープ・クローズでEOMがBOTに警告なしで戻る |
16095737 |
マウントの失敗後に自動マウントで同じテープがアンロードおよびリロードされる |
14306027 |
複数のボリュームを指定すると、rmvolで混乱が発生する |
14136914 |
表示 -- lsvolではテープ/ボリュームID別に表示される |
12534836 |
POSITIONQUERYFREQUENCYの名前を変更する必要がある |
9989809 |
シーケンシャル・ファイルの作成に失敗。ファイル名がすでにOSBに存在する |
9955877 |
ボールティング・ジョブで、スケジューラが"ボリュームがライブラリに見つかりません"エラーを無視する必要がある |
9921251 |
書込み保護されているテープがACSLSでロードされる |
9071034 |
リストアの詳細出力が多い |
8866305 |
OSB - SolarisでACLSをバックアップ/リストアできるようにする必要がある(特にZFSファイル) |
8350968 |
OSB NT MS/クライアントのアンインストールで、データベース・ディレクトリの保持/削除のオプションを提供する必要がある |
7581909 |
存在しないカレンダ日付を入力できないようにする必要がある |
7494240 |
NDMPをインポートおよびカタログに追加すると、別のOSBドメインにバックアップされる |
6486165 |
テープ・レベルではなく、バックアップ・イメージ・レベルで複製 |
この項では、Oracle Secure Backupリリース12.1.0.1の未解決の不具合および既知の問題について説明します。
表1-2 Oracle Secure Backup 12.1.0.1の未解決の問題
| 関連するOracle Bug# | 問題 |
|---|---|
18161417 |
12より前のテープのカタログ・インポートがサポートされない |
18095423 |
ポリシーのMAXBLOCKINGFACTORセットがドライブのMBFセットに優先する |
18143673 |
CPINSTANCEジョブで複製ボリュームからのインスタンスの作成に失敗する |
17753203 |
異なるOSB_HOMEを使用したアップグレードが機能しない |
18549764 |
CATALOG: 別のドメインの複製ボリュームをカタログに追加できない |
18788887 |
ソース・ボリュームのブロック・サイズがターゲット・ボリュームより大きい場合に、インスタンス・ジョブが失敗する |
18456068 |
データベース・バックアップ用のファイラ接続デバイスを使用している場合に、インスタンスのコピー・ジョブでテープ終了がレポートされる |
18966915 |
ボリューム・ラベル・データがコピー・ジョブにない |
19484198 |
Win64アンインストール問題、エラー: (*nixクライアント) indices.curファイルを削除できない |
19375600 |
アップグレード後(10.4->12.1)のリストアの試行で、ドライブ内のテープが見つからない |
19816010 |
Win64データセット・ファイルのバックスラッシュ\がWebTool GUIで正しく解釈されない |
18902560 |
WindowsでOracle Secure Backup WebToolがDISCOVERDEV対話型モードをサポートしない |
19319641 |
リストア・ジョブのLSJ出力およびジョブ記録出力の間に矛盾がある |
19489648 |
ディスク・フル・プロンプトへのQUITの応答後に、ディスク・プールへのバックアップ・ジョブが取り消されない。 |
19315728 |
テープ・ボリュームに書き込まれるインスタンスの有効期限がLSBIおよびLSBKでレポートされない |
19834759 |
WebTool GUI - FINDを使用してファイルを検出した後に、リストアが機能しない |
19951942 |
ZFSストレージ・アプライアンスがメディア・サーバーとしてサポートされない |
19422017 |
アクティブなジョブの数の制限 |
新しいcatalogコマンドは、以前のバージョンのOracle Secure Backupによって書き込まれたボリュームをサポートしません。カタログ・ジョブは、別のボリュームをロードするように、ユーザーにアシスタンスをリクエストします。
回避策: カタログ・ジョブを終了し、12.1より前の手動による方法(obtar -tGを使用して、テープのアーカイブをカタログに追加)を使用して、テープのアーカイブをカタログに追加します。
グローバル・ポリシーに設定した最大ブロッキング・ファクタは、バックアップのボリューム選択時にドライブに設定した最大ブロッキング・ファクタよりも優先されます。
回避策: ポリシー・レベルの最大ブロッキング・ファクタをデバイスの最大ブロッキング・ファクタ以上に設定します。
cpinstanceコマンドでは、ソース・コンテナとして複製ボリュームを使用できません。インスタンスのコピー・ジョブは失敗し、ジョブでオリジナル・ボリュームが必要である旨のエラーが表示されます。この問題の回避方法はありません。オリジナル・ボリュームは、インスタンスのコピー・ジョブで使用できるようにする必要があります。ユーザーは、obtool dupvolを使用して、ボリュームの複製を作成できます。
Oracle Secure Backup 10.4.0.3からOracle Secure Backup 12.1へのアップグレードでは、異なるOracle Secure Backupホームの場所を使用できません。
新しいcatalogコマンドでは、新しいドメインの複製ボリュームをカタログに追加すると失敗します。catalogコマンドでは、オリジナル・ボリュームが必要です。
回避策: オリジナル・ボリュームを使用するか、obtar -tGを使用してボリュームをカタログに手動で追加します。
この問題は、バックアップ・イメージ・インスタンスをテープ・ボリューム間でコピーする場合に発生します。ターゲット・テープよりも大きいブロッキング・ファクタでソース・テープが書き込まれると、インスタンスのコピー・ジョブでブロック・サイズ・エラーが記録され、ジョブはリソース試行可能の保留中の状態になります。
回避策: ジョブを取り消し、ラベルのないボリュームをインスタンスのコピー・ジョブに使用します。
NDMPファイラに接続されているテープ・デバイスにソース・ボリュームがあると、インスタンスのコピー・ジョブは、リソースの保留中の状態になります。この問題は、データベース・バックアップ・イメージをコピーする場合にのみ発生します。
回避策: Oracle Secure Backupメディア・サーバーに接続されているテープ・デバイスを使用します。
インスタンスのコピージョブのジョブ記録には、ボリューム・ラベル情報が含まれません。
回避策: コピー・インスタンスcopyoptionデバッグ・ポリシーを設定します。obtoolコマンドは、setp copyinstance/copyoptions -dです。
Windowsプラットフォームで管理サーバーのOracle Secure Backup 12.1のクリーン・アンインストールを実行しても、ドメイン・ホストのindices.curファイルは削除されません。これにより、一部のOSB_HOMEディレクトリがサーバーに残ります。
回避策: アンインストール後に、/OSB_HOMEディレクトリを手動で削除します。
Oracle Secure Backup 12.1へのアップグレード中にテープがデバイスにあると、そのテープはOracle Secure Backup 12.1インベントリに格納されません。
回避策: アップグレード前にすべてのテープをアンロードするか、アップグレード後に、テープをアンロードして、ライブラリを再インベントリします。
\がWebTool GUIで正しく解釈されないOracle Secure Backup WebToolでは、Windowsクライアント・データセットでバックスラッシュ\を適切に使用できません。この問題は、Windows以外の管理サーバーを使用しており、Windowsクライアントのデータセットを追加または編集している場合に発生します。
回避策: UNIX形式のスラッシュ/をパス名に使用します(例: include path D:/)。
デバイスの検出用の対話型モードは、Windows管理サーバーではOracle Secure Backup WebToolで適切に機能しません。
回避策: 検出されたデバイスの自動構成オプションを使用して、不要なデバイスを削除します。
マルチパスのファイル・システム・リストア・ジョブでは、リストア・ジョブが成功したことがレポートされますが、リストア・ジョブの記録には、一部のリストア・パスが開始されなかったことがレポートされます。開始されなかったというこれらのメッセージは、リストア・ジョブが成功している場合は無視できます。これは、リストアされるパスが複数になるワイルドカード・リストアでも発生します。
これは、Solaris x64またはSolaris SPARCクライアントのバックアップおよびリモート・メディア・サーバーのディスク・プールへのバックアップ中に発生します。バックアップ中に、ディスク・プールを格納するストレージ・デバイスがいっぱいになると、バックアップ・ジョブが手動による操作をリクエストする場合があります。quitを選択しても、ジョブは自動的に取り消されません。
回避策: quitを入力し、ジョブを手動で取り消します。
lsbiおよびlsbkコマンドでは、ボリューム・セットに格納されているバックアップ・イメージ・インスタンスの有効期限がレポートされません。ボリューム・セットに書き込まれるバックアップ・イメージ・インスタンスには、そのボリューム・セットの有効期限が含まれます。
回避策: lsvolを使用して、バックアップ・イメージ・インスタンスが格納されているボリューム・セットの有効期限を確認します。
Oracle Secure Backup WebToolは、ファイルの検索および検索で見つかったファイルのリストアには使用できません。WebToolでは、ファイルの検索に使用するホストにホストを設定しません。
回避策: リストアするホストを最初に参照してから、ファイルを検索します。
ZFSストレージ・アプライアンス・ソフトウェアでは、Oracle Secure Backupでネットワーク・データ管理プロトコル(NDMP)を使用して作成された既存のバックアップを完全に破損する場合があります。この破損は、ZFSストレージ・アプライアンスをNDMPメディア・サーバーとして使用した構成で、後続のNDMPリストア操作が開始されると発生します。この問題は、Oracle Secure Backupホストをメディア・サーバーとして使用している場合は発生しません。ZFSストレージ・アプライアンスをメディア・サーバーとして使用するには、Oracle Bug#19951942を修正するZFSストレージ・アプライアンスNDMPソフトウェアのパッチまたはアップグレードが必要です。
関連項目:
詳細は、My Oracle Supportノート1955089.1を参照してください。
Oracle Secure Backupジョブ・スケジューラのアクティブ・ジョブの上限は1,000ジョブで、1,000ジョブのしきい値を超える同時ジョブは処理されず、手動で取り消す必要があります。1,000のアクティブな(実行中)ジョブの上限を超えると、can't add read ev from new socket 1024 - bad event typeエラー・メッセージが、Oracle Secure Backup管理サーバーにあるobservicedログ・ファイルに表示されます。バックアップ、リストア、インスタンスのコピージョブなど、アクティブに実行中のスケジューラ・ジョブを組み合せた合計が1,000を超えると、この状況が発生し、オペレータ・アシスタンスで手動で取り消してから、必要に応じてジョブを再起動する必要があります。
ここでは、Oracle Secure Backup 12.1.0.2の新機能について簡単に説明します。
Oracle Secure Backup 12.1.0.2.0には、ドメインSSL証明書を更新してドメインSSL証明書の新しい存続期間を指定する方法が用意されています。 SSL証明書を自動的に更新することも、セキュリティを強化するために手動で更新することもできます。
Oracle Secure Backup 12.1.0.2.0には、RMANバックアップまたはリストア・ジョブの優先順位を設定する方法が用意されています。 ジョブの優先順位は、CONFIGUREまたはALLOCATE CHANNELコマンドでPARMSオプションのENVパラメータを使用して、RMAN環境変数で設定できます。ジョブの優先順位は、Oracle Secure Backupデータベース・ストレージ・セレクタでも設定できます。
Oracle Secure Backup 12.1.0.2.0はOracle Enterprise Linuxバージョン7とMicrosoft Windows 10の両方をサポートしています。
次の表に、Oracle Secure Backup 12.1.0.2で修正されたすべての不具合を示します。
表1-3 Oracle Secure Backup 12.1.0.2で修正された不具合
| Oracle Bug# | 件名 |
|---|---|
| 17753203 | 異なるOSB_HOMEを使用したアップグレードが機能しない |
| 17979844 | 不完全なバックアップ・データを持つボリュームへのバックアップが保留中状態になる |
| 18084509 | インストール・オプションのサポートの追加: 「設定--デバッグ」 |
| 18161417 | 12以前のテープのカタログ・インポートが適切なエラー・メッセージなしで失敗する |
| 18456068 | データベース・コピー・ジョブにファイラ接続ソース・デバイスを使用している場合に、インスタンス・ジョブでテープ終了がレポートされ、結果としてボリューム・スワップが生じる |
| 18549764 | CATALOG : 別のドメインの複製ボリュームをカタログに追加できない |
| 18807100 | ディスクでのサンファイラZFSタイプのバックアップが警告付きで終了する |
| 18826368 | インスタンス・ジョブをキャンセルした場合、ディスク上のインスタンス・イメージが削除されない |
18874112 |
カタログ・ディスク・プールで不完全なイメージがインポートされる |
18902560 |
WindowsでOracle Secure Backup WebToolがDISCOVERDEV対話型モードをサポートしない |
| 18955070 | WEBUI: 削除後、デバイスの対話型構成が機能しない |
| 19152992 | OSBでNDMP接続終了が検出されない |
| 19177751 | デバイスを削除すると、制限としてそのデバイスを含むスケジュールが消滅する |
| 19315728 | テープ・ボリュームに書き込まれるインスタンスの有効期限がLSBIおよびLSBKでレポートされない |
| 19319641 | リストア・ジョブのLSJ出力およびジョブ記録出力の間に矛盾がある |
| 19489648 | ディスク・フル・プロンプトへのQUITの応答後に、ディスク・プールへのバックアップ・ジョブが取り消されない。 |
| 19563208 | OBIXDで電子メール通知の送信に失敗する |
| 19600324 | RATAPE ORACLE SECURE BACKUP: 操作タイムアウト(FSPネットワーク・サービス・マネージャ) |
| 19785076 | MKPNI後、TCP/TCP6のPNIが優先されない |
| 19788825 | エラー時、ラッパーはエラー・コードに対応するテキストを提供する必要がある |
| 19816010 | WIN64データセット記述ファイルのUIで、バックスラッシュ"\"が正しく解釈されない |
19833937 |
UIでALTパスにリストアされる際、元の完全パスはDISPである必要がある |
| 19834759 | WebツールでFINDを使用してファイルを検出した後に、リストアが機能しない |
19877451 |
複数のホストを検索する場合、Webツールでの検索ですべての結果が表示されない |
19951942 |
ZFSストレージ・アプライアンスがメディア・サーバーとしてサポートされない |
20364788 |
OSB Web UIはポップアップ・カレンダで関連するデータを表示する必要がある |
20431544 |
ディスク・プールの同時ジョブ数は1にデフォルト設定する必要がある |
20480211 |
LSBKUPおよびLSINSTANCEで重複ボリュームのデータがレポートされない |
20493388 |
ディスクへのアクティブなバックアップ/新規バックアップが孤立とマークされないようにする |
20562072 |
データセットが未選択のディレクトリを含むスケジュールをWEBTOOLが編集している |
20643910 |
ディスク・プールへのバックアップ・ジョブの再試行が停止している |
20675071 |
ENCRYPTDATAINTRANSITでテープへのバックアップがAIX MSで保留中状態になる |
20809842 |
CPINSTANCE用にENCRYPTDATAINTRANSIT機能が実装されない |
20975484 |
「管理」→「ジョブ」選択時に1つのジョブのみがリストされる場合のUIの問題(エラー: ジョブ未選択) |
21102877 |
GUIリストア検索オプションが予想どおりに機能しない |
21122804 |
.HOSTIDファイルが欠落している場合、インストールでユーザーにプロンプトを表示する必要がある |
21137183 |
LSINSTANCE出力でOSBにより警告が発行される |
21137230 |
OSB CPINSTANCEがディスク・プールではなくテープ・ドライブを使用してインスタンスを移行する |
21139473 |
RMANクロスチェックがOSBカタログで失敗する |
21185861 |
ラベルのないボリュームはパス3で使用されない |
21286771 |
CPINSTANCEの移行で問題が発生した場合、ジョブがリストの冒頭から再開される |
21294597 |
CAPが使用中の場合、LSDEVでレポートされるACSLS CAPサイズが間違っている |
21299300 |
CPINSTNANCE6368を使用したディスク・プールからテープへのインスタンスの移行で問題が発生する |
21303922 |
ディスク・プールへのバックアップ・ジョブがステータス97で終了したが、インスタンスが作成された |
21313646 |
信号13により、バックアップがメッセージ付きで失敗した |
21327560 |
失敗したOSBジョブがカタログ化され、バックアップ・イメージ/インスタンスが作成された |
21349875 |
CPINSTANCEの移行時にバックアップ・レベルが更新されない |
21441681 |
[RDS]RDSインタフェースを持つ管理ホストでバックアップ・ジョブ中にローカル・カタログのコピーが失敗する |
21443526 |
HPUXソケット・エラー時にApacheが応答不能になる |
21516534 |
[RDS]可能な場合、すべてのバックアップでRDMA/RDSを使用する必要がある |
21521019 |
LSPIECE不良オブジェクトID |
21531493 |
[CPINSTANCE]テープに収容される前にCDF/RAWファイルが削除される |
21764519 |
ディレクトリでの検索時にFindコマンドのパフォーマンスがよくない |
21956975 |
ディスクでイメージを使用できない場合、CPBI移行ジョブが再試行可能状態のままである |
| 22106604 | ネットワーク接続はホストIP名の順序に基づく必要がある |
| 関連するOracle Bug# | 問題 |
|---|---|
| 18095423 | ポリシーのMAXBLOCKINGFACTORセットがドライブのMBFセットに優先する |
| 18143673 | CPINSTANCEジョブで複製ボリュームからのインスタンスの作成に失敗する |
| 18788887 | ソース・データのブロック・サイズが宛先ボリュームより大きい場合に、インスタンス・ジョブが失敗する |
| 18966915 | 非VERBOSEモードでコピー・ジョブにボリュームIDがない |
| 19452711 | CPINSで作成されたインスタンスについて、デバイスLSBUが不適切 |
| 19641664 | 手動操作モードのCPINSTANCEジョブを中止すると、エラー・メッセージが表示される |
| 22110911 | ローカルにアタッチされたテープ・デバイスを持つZFS SAは、ブロッキング・ファクタ512に制限される |
| 22102036 | テープからテープへのCPINSTANCEが低ブロック・サイズの期限切れのボリュームへの書き込みに失敗する |
| 22096040 | ドメイン証明書の更新後、Windowsデータベース・クライアントのRMANバックアップが失敗する |
回避策: ポリシー・レベルの最大ブロッキング・ファクタを、ドメイン内のデバイスの最大ブロッキング・ファクタ以上に設定します。
回避策: CPINSTANCEはオリジナル・ボリュームのみ使用できます。重複ボリュームのみ使用可能な場合、dupvolコマンドを使用してボリュームのコピーを作成できます。
回避策: ディスク・プールのブロッキング・ファクタがドメイン内のテープ・デバイスのブロッキング・ファクタと同じであることを確認してください。
回避策: ZFS SAにローカルにアタッチされるテープ・デバイスのブロッキング・ファクタは、512以下に設定する必要があります。 512を超えるブロッキング・ファクタで作成されたバックアップは、リストアに失敗します。
回避策: 期限切れのボリュームはラベルなしにします。問題を回避するには、ドメイン内のすべてのテープ・デバイスのブロッキング・ファクタを同じにする必要があります。
回避策: 証明書の更新後に、WindowsクライアントでOracle Secure Backupを再起動します。
この項の情報はOracle Secure Backup 12.1.0.3にのみ適用されます。
この項の内容は次のとおりです。
ここでは、Oracle Secure Backup 12.1.0.3の新機能について簡単に説明します。
バックアップ・ジョブの所有権の割当て
ファイル・システム・バックアップ・ジョブの所有権は、そのバックアップを作成したのとは異なるOracle Secure Backupユーザーに移行することができます。
ホストに対するネットワーク・インタフェースの選択
ホストからのアウトバウンド接続に、優先ネットワーク・インタフェース(PNI)を構成できます。
安全なクライアント・インストール
新規クライアント追加のリクエストを開始したホストのIDを検証することによって、Oracle Secure Backupドメインに新規クライアントを安全に登録できます。ユーザーは、クライアント・インストール中にそのホストのIDを指定する必要があります。
関連項目:
クライアント・インストールの詳細は、『Oracle Secure Backupインストレーションおよび構成ガイド』
信頼できないホストを管理ドメインで制限
Oracle Secure Backupのポリシーを使用すると、Oracle Secure Backupで、信頼できないクライアント・ホスト(管理サーバーでもメディア・サーバーでもないホスト)からのジョブを受け入れるかどうかを制御できます。
この項には、Oracle Secure Backup 12.1で修正された不具合が記載されています。 0.3
表1-4 Oracle Secure Backup 12.1.0.3で修正された不具合
| Oracle Bug# | 件名 |
|---|---|
24790639 |
IDENTIFYVOLおよびIMPORTVOL --IDENTIFYで、アーカイブ・データベースが不適切な状態のままになる |
24744879 |
ZDLRAでファイル・システム・サポートにRESTORE --USERが必要 |
24736573 |
許可された安全な登録ソースのリストをサポート |
24621686 |
インストーラ - 「ホスト・イニシエータ名の追加」の使用方法を明確にするために、コード/テキストを変更 |
24614464 |
毎日のクロスチェック・ジョブで、CUがバックアップを失っていることを検出 |
24574534 |
CVE-2016-6290: PHPを5.6.24、7.0.9またはそれ以降にアップグレード |
24571942 |
USEONLY PNIをRDSに設定したとき、11 - OBTAR SEGFAULTというシグナルでバックアップ・ジョブが終了した |
24455554 |
CPINSTANCEが誤ってデバイスを「AUTO NOT IN SERVICE (自動化はサービス外)」に設定 |
24391724 |
カタログ更新プロセスがエラーで終了 - OBIXDのサブプロセスの終了が早すぎる |
24377143 |
CPINSTANCEが誤ってデバイスを「AUTO NOT IN SERVICE (自動化はサービス外)」に設定 |
24346114 |
リモートPNI (クライアント)がホストのONIと競合してバックアップが失敗する |
24332613 |
インストールのアップグレード: OBCONFIGに格納されるOSBバージョン番号が更新されない |
24298493 |
OBPROXYDの一部のメッセージ・ログ・レベルに変更が必要 |
24012031 |
OSBをAPACHE 2.4.23に、PHPを5.6.23にアップグレード |
24011483 |
CPINSTANCEエラーの処理 |
23733666 |
ホストがすでにADMINの場合、"CHHOST --ROLES ADMIN"を許可する必要がある |
23735000 |
--NETWORKオプションでMKPNI SEGFAULT |
23637678 |
MIGRATE OSB - エラー: メディア%S上のボリュームIDが、リクエストされたボリュームIDと一致しない |
23618824 |
機能強化: MKHOSTコマンドで、「ERROR: TRUST CHECK FAILURE (エラー: 信頼チェックに失敗)」のレポートが必要 |
23585153 |
Webツールで、メディア・ポリシー空テープ上書きが正しく設定されない |
23555285 |
LINUX 6.6で、OSBクライアント12.1.0.1.0、12.1.0.2.0および12.1.0.2をインストールできない |
23526094 |
信頼できるホストからのジョブのみを受入れ |
23484950 |
ディスク・プールの空き領域目標が100%に設定される |
23322756 |
MKHOSTとCHHOSTで、ADMINロールの追加/削除を禁止する必要がある |
23307931 |
SOLARIS SPARCとX86で、APACHEデーモンが初期インストールで実行されない |
23300475 |
Apache、OpenSSLおよびPHPのアップグレード |
23277609 |
SV12.1.0.3.0WEBINSPECT: Oracle Secure BackupでSSL暗号およびプロトコルが弱い |
23277559 |
SV12.1.0.3.0WEBINSPECT: Oracle Secure Backupでクロス・フレーム・スクリプティングの可能性 |
23277442 |
SV12.1.0.3.0WEBINSPECT: Oracle Backupでセッション修正の可能性 |
23275414 |
アクセシビリティ・テスト - リリース前にOAG 2.0に対してOSB 12.1.0.3.0をテスト |
23242736 |
特権ユーザーがジョブ所有権を変更することを許可 |
23237092 |
OVERWRITEFOREIGNTAPEがデフォルトでYESだった |
23174416 |
管理サーバーで、OSBのサービスOBSERVICEDがクラッシュ |
23172642 |
OSBのリストア・ユーザーがGUIでデータをリストアできない |
23139379 |
暗号化、LTO6およびIBM LTO7ドライブのサポートを追加 |
23113852 |
OBCLEANUPで、バックアップ・イメージとバックアップ・インスタンスが削除されない |
23039531 |
フル・ディスク・プールがスケジューラによって消去されない |
23000091 |
OBTOOL MANAGEDEVコマンドで、OBPOOLMGRと同じ削除済イメージの修正が必要 |
22980554 |
OSB「WARNING: UNABLE TO RESET ENCRYPTION - REVERTING TO SOFTWARE ENCRYTION (警告: 暗号化をリセットできません - ソフトウェア暗号化に戻しています)」 |
22977363 |
OSBジョブが、「RDB: ADDING RECORD FOR OID 63925」の行でスタック |
20638950 |
アップグレード: 10.4.0.3から12.1へのアップグレードで、OPERATOR (およびADMIN)のクラス権限をリセット。 |
22891093 |
NDMPのバックアップが、ステータス98で失敗し、部分的に完了 |
22695592 |
10.4.0.3からのアップグレード後に、12.1.0.2でRECERTIFYDOMAINが失敗する |
22876356 |
VFYLIBで、シリアル番号に関するULTRIUM 5-SCSIについて異常な文字がレポートされる |
13356198 |
すべてのUNIXプラットフォームで、共通のSTOPおよびSTARTコマンドが必要 |
22836387 |
DELETEORPHANSが実行されており、アクティブなディレクトリがない場合、OBPOOLMGRがクラッシュ |
22836023 |
RMAN DELETEPIECEによって、ディスク・プールでオーファンが発生 |
22826431 |
OSB WEBTOOLで、パスにギリシャ文字が含まれている場合にDIRの内容が表示されない |
22464039 |
ACSLS制御のドライブを開けない。定義済のターゲットにデバイスが存在しない |
22353235 |
ファイルマーク書込みエラーのため、NDMP_TAPE_CLOSEが失敗する |
22283677 |
Oracle Secure Backupのログ・ファイルで権限が過剰 |
22283655 |
安全なバックアップOBPOOLMGRデーモンに対するTCPフラッドDOS |
22283578 |
OSBで、証明書のデフォルトのキー長が短すぎる(1024ビット) |
22283557 |
OSBクライアントの初期登録が安全ではない |
22274822 |
ROOT以外のOSBユーザーで、NetApp Filerのバックアップが部分的に完了 |
22110911 |
バッファのデータでリストアが失敗するとき、ZFS SA AS MEDIAがEOFを送信 |
22080000 |
コピー・バックアップ・イメージに対して、Webツールからのハードウェア暗号の無効化を削除 |
21882426 |
OSB 12.1.0.1.0へのアップグレード後のバックアップが、「COMMUNICATIONS FAILURE WITH CLIENT (クライアントで通信エラー)」で失敗する |
21843834 |
ログインに失敗し、OBTOOLプログラムが適切に保護されない |
21841208 |
OBHTTPDが、終了時にOBSERVICEDに終了シグナルを送信する |
21697083 |
SOLARIS SPARCとX86 - ホストの再起動時に、サービス・デーモンが開始されない |
20033240 |
CPINSTANCEと一時暗号化を使用するとき、Webツールでパスワードの発行に失敗する |
19823170 |
WEBUIで、ディスク・プールの削除を改良 |
19385117 |
その他UI上の問題 |
18884595 |
Linuxで、OBSERVICEDスクリプトがRESTARTオプションを使用してサービスを開始できない |
18082520 |
ディスク・デバイスを作成する際、--FORCEオプションを使用できない |
18063163 |
バックアップ・イメージ・インスタンスを削除するとき、FORCEオプションを使用できない |
14774218 |
タイムアウトによりユーザーをログアウトさせるとき、Web UIで理由の提示が必要 |
13003481 |
複数のボリュームにまたがるピースに、MANAGE>DB BUピースで結合されたVOL名が表示される |
この項では、Oracle Secure Backup 12.1.0.3の未解決の不具合および既知の問題について説明します。
表1-5 Oracle Secure Backup 12.1.0.3の未解決の問題
| 関連するOracle Bug# | 問題 |
|---|---|
22096715 |
ローカルRDMA接続を使用すると、カタログ・コピー中にバックアップに失敗する |
24358800 |
PNI --USEONLYが、RDSとIPV4を識別できない |
23250387 |
複数のインスタンスが、同じライブラリの異なるボリュームに属する場合、COPYINSTANCEが失敗する |
24562209 |
MKPNIネットワーク・オプションで誤った構文の処理が不適切 |
23724229 |
PNI削除コマンドで、--USEONLYオプションによって作成されたPNIを削除するオプションがない |
ローカルRDMA接続を使用すると、カタログ・コピー中にバックアップに失敗する
回避策: ファイル・システム・バックアップ・ジョブが失敗するのは、RDS/RDMA接続を介してクライアントをバックアップする際に、管理サーバーがメディア・サーバーでもある場合です。回避策として、管理サーバーとは別のホストを使用するか、管理/メディア・サーバーでRDSを無効にしてください。
PNI --USEONLYが、RDSとIPV4を識別できない
回避策: PNI -networkオプションを使用し、発信接続としてRDS接続を強制的に使用する必要があります。
複数のインスタンスが、同じライブラリの異なるボリュームに属する場合、COPYINSTANCEが失敗する
回避策: インスタンス・コピー・コマンドで使用するインスタンスのリストは、すべて同じボリューム・セット上にある必要があります。
MKPNIネットワーク・オプションで誤った構文の処理が不適切
回避策: mkpni -n 10.137.32.143/24,,10.137.32.143のように、IPアドレスのリストに複数のカンマを含めることはできません。
PNI削除コマンドで、--USEONLYオプションによって作成されたPNIを削除するオプションがない
回避策: chpniの新しいコマンド・オプションchpni -rmnetwork <ip address>またはchpni -rmuseonly <ip address>を使用して、送信ネットワークを削除します。
オラクル社のアクセシビリティへの取組みの詳細は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docaccを参照してください。
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サポートを購入したオラクル社のお客様は、My Oracle Supportを介して電子的なサポートにアクセスできます。詳細は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=infoまたはhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs (聴覚障害者向け)を参照してください。
Oracle® Secure Backup Readme, リリース12.1
E61280-03
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