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Oracle® Secure Backup Readme

リリース12.1

E61280-03
 

 

Oracle® Secure Backup

Readme

リリース12.1

E61280-03(原本部品番号:E16566-07)

2016年12月

CD-ROMイメージのコンテンツ

リリースのコンポーネント

ライセンス情報

サポートされるテープ・デバイスおよびプラットフォーム

Oracle Secure Backup 12.1へのアップグレード

Oracle Secure Backup 12.1.0.1のReadme情報

Oracle Secure Backup 12.1.0.2のReadme情報

Oracle Secure Backup 12.1.0.3のReadme情報

1.1 CD-ROMイメージのコンテンツ

CD-ROMイメージには、すべての必要なツール、ドキュメント、および選択したプラットフォームでOracle Secure Backupをインストールおよび操作するためのソフトウェアが含まれています。

注意:

サポートされる各プラットフォームには、専用のCD-ROMまたはインストールZipファイルがそれぞれ必要です。

物理CD-ROMまたは次の製品サイトからダウンロードしたZipファイルを使用して、インストール・ファイルにアクセスできます。

https://edelivery.oracle.com/

1.2 リリースのコンポーネント

このリリースに含まれる製品はOracle Secure Backupのみです。

1.3 ライセンス情報

Oracle Secure Backup 12.1では、各ディスク・プールに定義される同時ジョブの数のライセンスが必要です。ユーザーは、ディスク・プールの構成時に同時ジョブの数を定義する必要があります。同時ジョブの数のデフォルト値は25です。

ライセンス条項は、『Oracle Secure Backupライセンス情報』を参照してください。

1.4 サポートされるテープ・デバイスおよびプラットフォーム

サポートされるプラットフォーム、WebブラウザおよびNASデバイスのリストについては、次のURLにあるMy Oracle Support(以前のOracleMetaLink)の「動作保証」を参照してください。

http://support.oracle.com/

テープ・ドライブおよびライブラリのマトリクスは、次のURLから入手できます。

http://www.oracle.com/technetwork/database/database-technologies/secure-backup/learnmore/index.html

1.5 Oracle Secure Backupリリース12.1へのアップグレード

Oracle Secure Backup 12.1は、Oracle Secure Backup 10.4.0.3または10.4.0.3.1クライアントのみと下位互換性があります。Oracle Secure Backup 12.1は、Oracle Secure Backup 10.4.0.3の機能をサポートしており、これらの機能と相互運用できます。すべてのメディア・サーバーは、Oracle Secure Backup 12.1バージョン・レベルで設定する必要があります。Oracle Secure Backup 12.1で導入された新しいコマンドおよびオプションへのアクセスは、10.4.0.3クライアントからはサポートされていません。新しいコマンドは、Oracle Secure Backup 12.1ホストから、またはOracle Secure Backup WebTool経由でアクセスする必要があります。Oracle Secure Backupkクライアント10.4.0.3からディスクへのデータベース・バックアップはサポートされていません。このバックアップはテープに制限されています。

同様に、Oracle Secure Backup 10.4.0.3はOracle Secure Backup 12.1のみにアップグレードできます。以前のバージョンを使用している場合は、Oracle Secure Backup 12.1にアップグレードする前に、Oracle Secure Backup 10.4.0.3にアップグレードする必要があります。

Oracle Secure Backup 10.4.0.4を使用している場合は、/etc/obconfigでクライアント・バージョンを手動で10.4.0.3.0に変更してから12.1インストーラを実行してOracle Secure Backup 12.1にアップグレードする必要があります。

関連項目:

  • クライアント下位互換性の詳細は、『Oracle Secure Backupインストレーションおよび構成ガイド』を参照してください。

  • Oracle Secure Backup 10.4.0.3をOracle Secure Backup 12.1にアップグレードする方法の詳細は、『Oracle Secure Backupインストレーションおよび構成ガイド』 を参照してください。

  • Oracle Secure Backup 10.4.0.3へのアップグレードの詳細は、http://docs.oracle.com/cd/E26569_01/doc.104/e21481/toc.htm#CBBJCADCを参照してください。

1.6 Oracle Secure Backup 12.1.0.1のReadme情報

この項の情報はOracle Secure Backup 12.1.0.1にのみ適用されます。

1.7.1 ディスクのバックアップおよびリストア

Oracle Secure Backupでは、ディスクのバックアップおよびリストア機能が統合されています。ファイルシステム、Oracle DatabaseおよびMySQLのバックアップ操作のバックアップ・ターゲットまたはリストア・ソースとしてディスクを使用できます。バックアップをディスクに格納することで、Oracle Databaseおよびファイルシステムのバックアップおよびリストア操作のパフォーマンスが改善します。

ディスク・バックアップでは、バックアップ・イメージをテープまたはディスクにコピーできる、バックアップ・イメージ・インスタンスのコピーの新機能が提供されます。この機能により、バックアップ・イメージ・インスタンスをディスクからテープに移行できます。これにより、同じバックアップ・イメージの複数のコピーの作成が可能になり、独自のメディア・ファミリで管理されているそれぞれのコピーが可能になります。この機能では、バックアップ・イメージ・インスタンスを既存のテープから新しいテープに統合できます。

1.7.2 自動デバイス検出

Oracle Secure Backupでは、メディア・サーバーに接続されているデバイスを検出および構成する1つのコマンドで、デバイスの構成プロセスを簡素化しています。これには、Oracle Secure Backupソフトウェアを実行するNDMPファイラおよびメディア・サーバーが含まれます。

1.7.3 バックアップ・カタログの機能拡張

Oracle Secure Backupでは、バックアップ・カタログの参照中に、複数のバックアップ・エントリを検索できます。必要なバックアップの詳細を指定する際に、Oracle Secure Backupワイルドカード・パターン・マッチングを使用できます。ワイルドカード・パターン・マッチングでは、文字パターンのセットを使用して、詳細な情報を指定せずに、関連するバックアップを検索します。

1.7.4 リストアの機能拡張

Oracle Secure Backupでは、ワイルドカード・パターン・マッチングを使用して、複数のバックアップ・エントリをリストアできます。ワイルドカード・パターン・マッチングでは、文字パターンのセットを使用して、詳細な情報を指定せずに、関連するバックアップを検索します。

1.7.5 テープのカタログ

Oracle Secure Backup 12.1では、別のドメインからボリュームのカタログ・データをインポートするプロセスが機能拡張されています。単一のカタログ操作では、ファイル・システム・バックアップ、Oracle DatabaseバックアップまたはNDMPファイラ・バックアップを格納する完全なボリューム・セットのカタログ・データをインポートできます。

1.7.6 パスワード管理

Oracle Secure Backup 12.1では、パスワードの存続期間、再利用、長さを制御するパスワード管理ポリシーを提供することで、Oracle Secure Backupユーザーのパスワードのセキュリティを強化しています。

パスワード存続期間では、パスワードの有効期間を日数で決定します。パスワード猶予期間では、パスワード保存期間の期限が切れた後に、ユーザーがそのパスワードの使用を継続できる期間を決定します。パスワード再利用期間では、古いOracle Secure Backupパスワードが再利用可能になるまでの期間を指定します。

パスワード変更を強制するオプションも導入されています。

1.7.7 LinuxおよびUNIXシステムの拡張属性のバックアップおよびリストア

Oracle Secure Backup 12.1では、UNIXプラットフォームのファイル・システムの拡張属性およびアクセス制御リストのバックアップおよびリカバリがサポートされるようになりました。

拡張属性を格納するバックアップ・イメージを以前のOracle Secure Backupドメインで読み取ることができない場合があります。このようなシナリオの場合に、Oracle Secure Backupでは、関連付けられている拡張属性およびアクセス制御リストを保存せずにバックアップを実行するためのオプションが用意されています。

1.7.8 ボリューム・ステータス

Oracle Secure Backup 12.1では、各ボリュームのボリューム・ステータスをサポートしています。ボリュームのステータスは、usable (デフォルト)、read onlyまたはout of serviceになります。usableとマークされているボリュームのみ、バックアップ・ボリュームの選択プロセスの対象になります。read onlyまたはout of serviceとマークされているボリュームは、テープ書込み操作の対象にはなりません。

1.8 Oracle Secure Backup 12.1.0.1で修正された不具合

この項には、Oracle Secure Backup 12.1で修正された不具合が記載されています。 0.1


表1-1 Oracle Secure Backup 12.1.0.1で修正された不具合

Oracle Bug# 件名

19636657

Oracle Secure Backupを最新バージョンのApacheおよびOpenSSLにアップグレードする

19265209

DSで複数のパスを使用してバックアップすると、複数のエントリがカタログに作成される

19001280

エラー: QTL_FIND_VOLUME_OLDでDEBUG_ME MACROを有効にする必要がある

18884913

LTO4 SASドライブの末尾のガベージ文字がvfylibsで断続的に検出される

18748553

スタンドアロン・デバイスにバックアップすると、追加できなくなる

18714083

強制オプションを使用しても、unlabelvでヘッダーがクリアされない

18704687

デバイス・ビジー・エラーがあると、ジョブが失敗する

18675897

NDMPチェックポイント・リカバリまたは再起動可能なNDMPバックアップが失敗する

18644417

mkdevで構成されている場合、ライブラリの場所の詳細が更新されない

18506622

ホスト・ベースのパスフレーズ・リストア: パスフレーズを入力すると、リストアが失敗する場合がある

18489354

スタンドアロン・テープ・ドライブでのメディア移動ジョブが"エラー: QLM__OPEN FAILED"で失敗する

18432941

ADMIN/MS間のRDS/RDMA接続の確立中にソケットの作成が失敗する

18401974

obtoolコマンドでテープからRMANバックアップピースをインポートする必要がある

18385954

RDS/RDMAのハング - OSB 10.4.0.3.1リストア・ハング

18349417

ジョブでデバイスを使用できない - スケジューラ・ログのオープン・ハンドル・エラーが多すぎる

18335104

RWモードがQDV__OVERWRITE_HERE_Mの場合に、BOTから上書きされない状況に対する予防修正

18321680

PNIがMOVERおよびDATASRVCに設定されている場合にのみ、IBインタフェースPNI選択が発生する

18036402

obndmpdで低レベルのデバッグ出力をCDBレベルに下げられるようにする必要がある

17957225

ライブラリを開くときにオフライン・アタッチ・ポイントが選択されている

17782708

増分データファイル・バックアップ・セット・リストア(OSB、SBT)がハングする

17652407

スタック・トレースBACKオプションがOSBで必要

17652083

メディア・サーバーで実行するために、Oracle親ジョブがディスパッチされないようにする必要がある

17558994

NDMP環境変数をデータセットに渡す

17454577

RMANピース・リストアが"エラー: SBT共有メモリーにアタッチできませんでした"で失敗する

17361371

使用可能な別のスロットがOSBで検索されない同じメディアを選択している

17354051

PNIがIBインタフェースとして構成されている場合に、RDMAが選択されないOSBがRDSを使用する

17326952

"ステータス138、obtarをコアにしている"でジョブが終了する

17252456

OSB 10.4.0.3.0にアップグレードすると、BIGBH:OSBバージョンでエラーがレポートされる

17017158

OSB - メディア・バーコードAL0019、メディア・ラベルにバーコードAL0017が表示される

16996157

複数のデータセット・リストアがテープの最後まで到達したNDMPリモート・テープがOSBでレポートされる

16929708

バックアップがループ状態から抜け出せない

16872289

メディア/barcodesrequiredがYesの場合でも、バーコードなしのボリュームがバックアップ操作で使用される

16863112

バーコード・ラベル(複製バーコード)の破損

16757577

最初のホストが稼働していない場合でも、最初のアタッチ・ポイント以外のすべてのアタッチ・ポイントが無視される

16689000

OSBロボットがハングしており、ジョブが移動していない

16597934

vfylibがライブラリARGを無視している

16444130

REL7-ST2:SPARC:FABR: "FILES"の名前のディレクトリがBIにバックアップされない

16436462

SL8500ライブラリでACSLSドリブン・キャップを使用できない

16264272

不完全/不正なファイル・マーカー、テープ・クローズでEOMがBOTに警告なしで戻る

16095737

マウントの失敗後に自動マウントで同じテープがアンロードおよびリロードされる

14306027

複数のボリュームを指定すると、rmvolで混乱が発生する

14136914

表示 -- lsvolではテープ/ボリュームID別に表示される

12534836

POSITIONQUERYFREQUENCYの名前を変更する必要がある

9989809

シーケンシャル・ファイルの作成に失敗。ファイル名がすでにOSBに存在する

9955877

ボールティング・ジョブで、スケジューラが"ボリュームがライブラリに見つかりません"エラーを無視する必要がある

9921251

書込み保護されているテープがACSLSでロードされる

9071034

リストアの詳細出力が多い

8866305

OSB - SolarisでACLSをバックアップ/リストアできるようにする必要がある(特にZFSファイル)

8350968

OSB NT MS/クライアントのアンインストールで、データベース・ディレクトリの保持/削除のオプションを提供する必要がある

7581909

存在しないカレンダ日付を入力できないようにする必要がある

7494240

NDMPをインポートおよびカタログに追加すると、別のOSBドメインにバックアップされる

6486165

テープ・レベルではなく、バックアップ・イメージ・レベルで複製


1.9 Oracle Secure Backup 12.1.0.1の未解決の不具合および既知の問題点

この項では、Oracle Secure Backupリリース12.1.0.1の未解決の不具合および既知の問題について説明します。


表1-2 Oracle Secure Backup 12.1.0.1の未解決の問題

関連するOracle Bug# 問題

18161417

12より前のテープのカタログ・インポートがサポートされない

18095423

ポリシーのMAXBLOCKINGFACTORセットがドライブのMBFセットに優先する

18143673

CPINSTANCEジョブで複製ボリュームからのインスタンスの作成に失敗する

17753203

異なるOSB_HOMEを使用したアップグレードが機能しない

18549764

CATALOG: 別のドメインの複製ボリュームをカタログに追加できない

18788887

ソース・ボリュームのブロック・サイズがターゲット・ボリュームより大きい場合に、インスタンス・ジョブが失敗する

18456068

データベース・バックアップ用のファイラ接続デバイスを使用している場合に、インスタンスのコピー・ジョブでテープ終了がレポートされる

18966915

ボリューム・ラベル・データがコピー・ジョブにない

19484198

Win64アンインストール問題、エラー: (*nixクライアント) indices.curファイルを削除できない

19375600

アップグレード後(10.4->12.1)のリストアの試行で、ドライブ内のテープが見つからない

19816010

Win64データセット・ファイルのバックスラッシュ\がWebTool GUIで正しく解釈されない

18902560

WindowsでOracle Secure Backup WebToolがDISCOVERDEV対話型モードをサポートしない

19319641

リストア・ジョブのLSJ出力およびジョブ記録出力の間に矛盾がある

19489648

ディスク・フル・プロンプトへのQUITの応答後に、ディスク・プールへのバックアップ・ジョブが取り消されない。

19315728

テープ・ボリュームに書き込まれるインスタンスの有効期限がLSBIおよびLSBKでレポートされない

19834759

WebTool GUI - FINDを使用してファイルを検出した後に、リストアが機能しない

19951942

ZFSストレージ・アプライアンスがメディア・サーバーとしてサポートされない

19422017

アクティブなジョブの数の制限


1.9.1 12より前のテープのカタログ・インポートがサポートされない

新しいcatalogコマンドは、以前のバージョンのOracle Secure Backupによって書き込まれたボリュームをサポートしません。カタログ・ジョブは、別のボリュームをロードするように、ユーザーにアシスタンスをリクエストします。

回避策: カタログ・ジョブを終了し、12.1より前の手動による方法(obtar -tGを使用して、テープのアーカイブをカタログに追加)を使用して、テープのアーカイブをカタログに追加します。

1.9.2 ポリシーのMAXBLOCKINGFACTORセットがドライブのMBFセットに優先する

グローバル・ポリシーに設定した最大ブロッキング・ファクタは、バックアップのボリューム選択時にドライブに設定した最大ブロッキング・ファクタよりも優先されます。

回避策: ポリシー・レベルの最大ブロッキング・ファクタをデバイスの最大ブロッキング・ファクタ以上に設定します。

1.9.3 CPINSTANCEジョブで複製ボリュームからのインスタンスの作成に失敗する

cpinstanceコマンドでは、ソース・コンテナとして複製ボリュームを使用できません。インスタンスのコピー・ジョブは失敗し、ジョブでオリジナル・ボリュームが必要である旨のエラーが表示されます。この問題の回避方法はありません。オリジナル・ボリュームは、インスタンスのコピー・ジョブで使用できるようにする必要があります。ユーザーは、obtool dupvolを使用して、ボリュームの複製を作成できます。

1.9.4 異なるOSB_HOMEを使用したアップグレードが機能しない

Oracle Secure Backup 10.4.0.3からOracle Secure Backup 12.1へのアップグレードでは、異なるOracle Secure Backupホームの場所を使用できません。

1.9.5 CATALOG: 別のドメインの複製ボリュームをカタログに追加できない

新しいcatalogコマンドでは、新しいドメインの複製ボリュームをカタログに追加すると失敗します。catalogコマンドでは、オリジナル・ボリュームが必要です。

回避策: オリジナル・ボリュームを使用するか、obtar -tGを使用してボリュームをカタログに手動で追加します。

1.9.6 ソース・ボリュームのブロック・サイズがターゲット・ボリュームより大きい場合に、インスタンス・ジョブが失敗する

この問題は、バックアップ・イメージ・インスタンスをテープ・ボリューム間でコピーする場合に発生します。ターゲット・テープよりも大きいブロッキング・ファクタでソース・テープが書き込まれると、インスタンスのコピー・ジョブでブロック・サイズ・エラーが記録され、ジョブはリソース試行可能の保留中の状態になります。

回避策: ジョブを取り消し、ラベルのないボリュームをインスタンスのコピー・ジョブに使用します。

1.9.7 データベース・バックアップ用のファイラ接続デバイスを使用している場合に、インスタンスのコピー・ジョブでテープ終了がレポートされる

NDMPファイラに接続されているテープ・デバイスにソース・ボリュームがあると、インスタンスのコピー・ジョブは、リソースの保留中の状態になります。この問題は、データベース・バックアップ・イメージをコピーする場合にのみ発生します。

回避策: Oracle Secure Backupメディア・サーバーに接続されているテープ・デバイスを使用します。

1.9.8 ボリューム・ラベル・データがコピー・ジョブにない

インスタンスのコピージョブのジョブ記録には、ボリューム・ラベル情報が含まれません。

回避策: コピー・インスタンスcopyoptionデバッグ・ポリシーを設定します。obtoolコマンドは、setp copyinstance/copyoptions -dです。

1.9.9 Win64アンインストール問題、エラー: (*nixクライアント) indices.curファイルを削除できない

Windowsプラットフォームで管理サーバーのOracle Secure Backup 12.1のクリーン・アンインストールを実行しても、ドメイン・ホストのindices.curファイルは削除されません。これにより、一部のOSB_HOMEディレクトリがサーバーに残ります。

回避策: アンインストール後に、/OSB_HOMEディレクトリを手動で削除します。

1.9.10 アップグレード後(10.4->12.1)のリストアの試行で、ドライブ内のテープが見つからない

Oracle Secure Backup 12.1へのアップグレード中にテープがデバイスにあると、そのテープはOracle Secure Backup 12.1インベントリに格納されません。

回避策: アップグレード前にすべてのテープをアンロードするか、アップグレード後に、テープをアンロードして、ライブラリを再インベントリします。

1.9.11 Win64データセット・ファイルのバックスラッシュ\がWebTool GUIで正しく解釈されない

Oracle Secure Backup WebToolでは、Windowsクライアント・データセットでバックスラッシュ\を適切に使用できません。この問題は、Windows以外の管理サーバーを使用しており、Windowsクライアントのデータセットを追加または編集している場合に発生します。

回避策: UNIX形式のスラッシュ/をパス名に使用します(例: include path D:/)。

1.9.12 WindowsでOracle Secure Backup WebToolがDISCOVERDEV対話型モードをサポートしない

デバイスの検出用の対話型モードは、Windows管理サーバーではOracle Secure Backup WebToolで適切に機能しません。

回避策: 検出されたデバイスの自動構成オプションを使用して、不要なデバイスを削除します。

1.9.13 リストア・ジョブのLSJ出力およびジョブ記録出力の間に矛盾がある

マルチパスのファイル・システム・リストア・ジョブでは、リストア・ジョブが成功したことがレポートされますが、リストア・ジョブの記録には、一部のリストア・パスが開始されなかったことがレポートされます。開始されなかったというこれらのメッセージは、リストア・ジョブが成功している場合は無視できます。これは、リストアされるパスが複数になるワイルドカード・リストアでも発生します。

1.9.14 ディスク・フル・プロンプトへのQUITの応答後に、ディスク・プールへのバックアップ・ジョブが取り消されない。

これは、Solaris x64またはSolaris SPARCクライアントのバックアップおよびリモート・メディア・サーバーのディスク・プールへのバックアップ中に発生します。バックアップ中に、ディスク・プールを格納するストレージ・デバイスがいっぱいになると、バックアップ・ジョブが手動による操作をリクエストする場合があります。quitを選択しても、ジョブは自動的に取り消されません。

回避策: quitを入力し、ジョブを手動で取り消します。

1.9.15 テープ・ボリュームに書き込まれるインスタンスの有効期限がLSBIおよびLSBKでレポートされない

lsbiおよびlsbkコマンドでは、ボリューム・セットに格納されているバックアップ・イメージ・インスタンスの有効期限がレポートされません。ボリューム・セットに書き込まれるバックアップ・イメージ・インスタンスには、そのボリューム・セットの有効期限が含まれます。

回避策: lsvolを使用して、バックアップ・イメージ・インスタンスが格納されているボリューム・セットの有効期限を確認します。

1.9.16 WebTool GUI - FINDを使用してファイルを検出した後に、リストアが機能しない

Oracle Secure Backup WebToolは、ファイルの検索および検索で見つかったファイルのリストアには使用できません。WebToolでは、ファイルの検索に使用するホストにホストを設定しません。

回避策: リストアするホストを最初に参照してから、ファイルを検索します。

1.9.17 ZFSストレージ・アプライアンスがメディア・サーバーとしてサポートされない

ZFSストレージ・アプライアンス・ソフトウェアでは、Oracle Secure Backupでネットワーク・データ管理プロトコル(NDMP)を使用して作成された既存のバックアップを完全に破損する場合があります。この破損は、ZFSストレージ・アプライアンスをNDMPメディア・サーバーとして使用した構成で、後続のNDMPリストア操作が開始されると発生します。この問題は、Oracle Secure Backupホストをメディア・サーバーとして使用している場合は発生しません。ZFSストレージ・アプライアンスをメディア・サーバーとして使用するには、Oracle Bug#19951942を修正するZFSストレージ・アプライアンスNDMPソフトウェアのパッチまたはアップグレードが必要です。

関連項目:

詳細は、My Oracle Supportノート1955089.1を参照してください。

1.9.18 アクティブなジョブの数の制限

Oracle Secure Backupジョブ・スケジューラのアクティブ・ジョブの上限は1,000ジョブで、1,000ジョブのしきい値を超える同時ジョブは処理されず、手動で取り消す必要があります。1,000のアクティブな(実行中)ジョブの上限を超えると、can't add read ev from new socket 1024 - bad event typeエラー・メッセージが、Oracle Secure Backup管理サーバーにあるobservicedログ・ファイルに表示されます。バックアップ、リストア、インスタンスのコピージョブなど、アクティブに実行中のスケジューラ・ジョブを組み合せた合計が1,000を超えると、この状況が発生し、オペレータ・アシスタンスで手動で取り消してから、必要に応じてジョブを再起動する必要があります。

1.10 Oracle Secure Backup 12.1.0.2のReadme情報

この項の情報はOracle Secure Backup 12.1.0.2にのみ適用されます。

1.11 Oracle Secure Backup 12.1.0.2の新機能

ここでは、Oracle Secure Backup 12.1.0.2の新機能について簡単に説明します。

1.11.1 ドメインSSL証明書の更新および管理

Oracle Secure Backup 12.1.0.2.0には、ドメインSSL証明書を更新してドメインSSL証明書の新しい存続期間を指定する方法が用意されています。 SSL証明書を自動的に更新することも、セキュリティを強化するために手動で更新することもできます。

1.11.2 RMANバックアップおよびリストアの優先順位の設定

Oracle Secure Backup 12.1.0.2.0には、RMANバックアップまたはリストア・ジョブの優先順位を設定する方法が用意されています。 ジョブの優先順位は、CONFIGUREまたはALLOCATE CHANNELコマンドでPARMSオプションのENVパラメータを使用して、RMAN環境変数で設定できます。ジョブの優先順位は、Oracle Secure Backupデータベース・ストレージ・セレクタでも設定できます。

1.11.3 プラットフォームのサポート

Oracle Secure Backup 12.1.0.2.0はOracle Enterprise Linuxバージョン7とMicrosoft Windows 10の両方をサポートしています。

1.12 Oracle Secure Backup 12.1.0.2で修正された不具合

次の表に、Oracle Secure Backup 12.1.0.2で修正されたすべての不具合を示します。

表1-3 Oracle Secure Backup 12.1.0.2で修正された不具合

Oracle Bug# 件名
17753203 異なるOSB_HOMEを使用したアップグレードが機能しない
17979844 不完全なバックアップ・データを持つボリュームへのバックアップが保留中状態になる
18084509 インストール・オプションのサポートの追加: 「設定--デバッグ」
18161417 12以前のテープのカタログ・インポートが適切なエラー・メッセージなしで失敗する
18456068 データベース・コピー・ジョブにファイラ接続ソース・デバイスを使用している場合に、インスタンス・ジョブでテープ終了がレポートされ、結果としてボリューム・スワップが生じる
18549764 CATALOG : 別のドメインの複製ボリュームをカタログに追加できない
18807100 ディスクでのサンファイラZFSタイプのバックアップが警告付きで終了する
18826368 インスタンス・ジョブをキャンセルした場合、ディスク上のインスタンス・イメージが削除されない

18874112

カタログ・ディスク・プールで不完全なイメージがインポートされる

18902560

WindowsでOracle Secure Backup WebToolがDISCOVERDEV対話型モードをサポートしない
18955070 WEBUI: 削除後、デバイスの対話型構成が機能しない
19152992 OSBでNDMP接続終了が検出されない
19177751 デバイスを削除すると、制限としてそのデバイスを含むスケジュールが消滅する  
19315728 テープ・ボリュームに書き込まれるインスタンスの有効期限がLSBIおよびLSBKでレポートされない
19319641 リストア・ジョブのLSJ出力およびジョブ記録出力の間に矛盾がある
19489648 ディスク・フル・プロンプトへのQUITの応答後に、ディスク・プールへのバックアップ・ジョブが取り消されない。
19563208 OBIXDで電子メール通知の送信に失敗する
19600324 RATAPE ORACLE SECURE BACKUP: 操作タイムアウト(FSPネットワーク・サービス・マネージャ)
19785076 MKPNI後、TCP/TCP6のPNIが優先されない
19788825 エラー時、ラッパーはエラー・コードに対応するテキストを提供する必要がある
19816010 WIN64データセット記述ファイルのUIで、バックスラッシュ"\"が正しく解釈されない

19833937

UIでALTパスにリストアされる際、元の完全パスはDISPである必要がある
19834759 WebツールでFINDを使用してファイルを検出した後に、リストアが機能しない

19877451

複数のホストを検索する場合、Webツールでの検索ですべての結果が表示されない

19951942

ZFSストレージ・アプライアンスがメディア・サーバーとしてサポートされない

20364788

OSB Web UIはポップアップ・カレンダで関連するデータを表示する必要がある

20431544

ディスク・プールの同時ジョブ数は1にデフォルト設定する必要がある

20480211

LSBKUPおよびLSINSTANCEで重複ボリュームのデータがレポートされない

20493388

ディスクへのアクティブなバックアップ/新規バックアップが孤立とマークされないようにする

20562072

データセットが未選択のディレクトリを含むスケジュールをWEBTOOLが編集している

20643910

ディスク・プールへのバックアップ・ジョブの再試行が停止している

20675071

ENCRYPTDATAINTRANSITでテープへのバックアップがAIX MSで保留中状態になる

20809842

CPINSTANCE用にENCRYPTDATAINTRANSIT機能が実装されない

20975484

「管理」→「ジョブ」選択時に1つのジョブのみがリストされる場合のUIの問題(エラー: ジョブ未選択)

21102877

GUIリストア検索オプションが予想どおりに機能しない

21122804

.HOSTIDファイルが欠落している場合、インストールでユーザーにプロンプトを表示する必要がある

21137183

LSINSTANCE出力でOSBにより警告が発行される

21137230

OSB CPINSTANCEがディスク・プールではなくテープ・ドライブを使用してインスタンスを移行する

21139473

RMANクロスチェックがOSBカタログで失敗する 

21185861

ラベルのないボリュームはパス3で使用されない

21286771

CPINSTANCEの移行で問題が発生した場合、ジョブがリストの冒頭から再開される

21294597

CAPが使用中の場合、LSDEVでレポートされるACSLS CAPサイズが間違っている

21299300

CPINSTNANCE6368を使用したディスク・プールからテープへのインスタンスの移行で問題が発生する

21303922

ディスク・プールへのバックアップ・ジョブがステータス97で終了したが、インスタンスが作成された

21313646

信号13により、バックアップがメッセージ付きで失敗した

21327560

失敗したOSBジョブがカタログ化され、バックアップ・イメージ/インスタンスが作成された

21349875

CPINSTANCEの移行時にバックアップ・レベルが更新されない

21441681

[RDS]RDSインタフェースを持つ管理ホストでバックアップ・ジョブ中にローカル・カタログのコピーが失敗する

21443526

HPUXソケット・エラー時にApacheが応答不能になる

21516534

[RDS]可能な場合、すべてのバックアップでRDMA/RDSを使用する必要がある

21521019

LSPIECE不良オブジェクトID

21531493

 [CPINSTANCE]テープに収容される前にCDF/RAWファイルが削除される

21764519

 ディレクトリでの検索時にFindコマンドのパフォーマンスがよくない

21956975

 ディスクでイメージを使用できない場合、CPBI移行ジョブが再試行可能状態のままである

22106604 ネットワーク接続はホストIP名の順序に基づく必要がある

1.13 Oracle Secure Backup 12.1.0.2の未解決の不具合および既知の問題点

この項では、Oracle Secure Backup 12.1.0.2の未解決の不具合および既知の問題について説明します。

関連するOracle Bug# 問題
18095423 ポリシーのMAXBLOCKINGFACTORセットがドライブのMBFセットに優先する
18143673 CPINSTANCEジョブで複製ボリュームからのインスタンスの作成に失敗する
18788887 ソース・データのブロック・サイズが宛先ボリュームより大きい場合に、インスタンス・ジョブが失敗する
18966915 非VERBOSEモードでコピー・ジョブにボリュームIDがない
19452711 CPINSで作成されたインスタンスについて、デバイスLSBUが不適切
19641664 手動操作モードのCPINSTANCEジョブを中止すると、エラー・メッセージが表示される
22110911 ローカルにアタッチされたテープ・デバイスを持つZFS SAは、ブロッキング・ファクタ512に制限される
22102036 テープからテープへのCPINSTANCEが低ブロック・サイズの期限切れのボリュームへの書き込みに失敗する   
22096040 ドメイン証明書の更新後、Windowsデータベース・クライアントのRMANバックアップが失敗する

1.13.1 ポリシーのMAXBLOCKINGFACTORセットがドライブのMBFセットに優先する

回避策: ポリシー・レベルの最大ブロッキング・ファクタを、ドメイン内のデバイスの最大ブロッキング・ファクタ以上に設定します。

1.13.2 CPINSTANCEジョブで複製ボリュームからのインスタンスの作成に失敗する

回避策: CPINSTANCEはオリジナル・ボリュームのみ使用できます。重複ボリュームのみ使用可能な場合、dupvolコマンドを使用してボリュームのコピーを作成できます。

1.13.3 ソース・データのブロック・サイズが宛先ボリュームより大きい場合に、インスタンス・ジョブが失敗する

回避策: ディスク・プールのブロッキング・ファクタがドメイン内のテープ・デバイスのブロッキング・ファクタと同じであることを確認してください。

1.13.4 非Verboseモードでコピー・ジョブにボリュームIDがない

回避策: copyinstance\copyoptionsポリシーを-dに設定します。

1.13.5 CPINSで作成されたインスタンスについて、デバイスLSBUが不適切

回避策: デバイス情報をcpinstanceジョブ記録から取得します。

1.13.6 手動操作モードのCPINSTANCEジョブを中止すると、エラー・メッセージが表示される

回避策: 中止に応答した後、ジョブをキャンセルします。

1.13.7 ローカルにアタッチされたテープ・デバイスを持つZFS SAは、ブロッキング・ファクタ512に制限される

回避策: ZFS SAにローカルにアタッチされるテープ・デバイスのブロッキング・ファクタは、512以下に設定する必要があります。 512を超えるブロッキング・ファクタで作成されたバックアップは、リストアに失敗します。

1.13.8 テープからテープへのCPINSTANCEが低ブロック・サイズの期限切れのボリュームへの書き込みに失敗する   

回避策: 期限切れのボリュームはラベルなしにします。問題を回避するには、ドメイン内のすべてのテープ・デバイスのブロッキング・ファクタを同じにする必要があります。

1.13.9 ドメイン証明書の更新後、Windowsデータベース・クライアントのRMANバックアップが失敗する

回避策: 証明書の更新後に、WindowsクライアントでOracle Secure Backupを再起動します。 

1.14 Oracle Secure Backup 12.1.0.3のReadme情報

この項の情報はOracle Secure Backup 12.1.0.3にのみ適用されます。

この項の内容は次のとおりです。

1.15 リリース12.1.0.3の新機能

ここでは、Oracle Secure Backup 12.1.0.3の新機能について簡単に説明します。

バックアップ・ジョブの所有権の割当て

ファイル・システム・バックアップ・ジョブの所有権は、そのバックアップを作成したのとは異なるOracle Secure Backupユーザーに移行することができます。

ホストに対するネットワーク・インタフェースの選択

ホストからのアウトバウンド接続に、優先ネットワーク・インタフェース(PNI)を構成できます。

安全なクライアント・インストール

新規クライアント追加のリクエストを開始したホストのIDを検証することによって、Oracle Secure Backupドメインに新規クライアントを安全に登録できます。ユーザーは、クライアント・インストール中にそのホストのIDを指定する必要があります。

関連項目:

クライアント・インストールの詳細は、『Oracle Secure Backupインストレーションおよび構成ガイド』

信頼できないホストを管理ドメインで制限

Oracle Secure Backupのポリシーを使用すると、Oracle Secure Backupで、信頼できないクライアント・ホスト(管理サーバーでもメディア・サーバーでもないホスト)からのジョブを受け入れるかどうかを制御できます。

1.16 Oracle Secure Backup 12.1.0.3で修正された不具合

この項には、Oracle Secure Backup 12.1で修正された不具合が記載されています。 0.3


表1-4 Oracle Secure Backup 12.1.0.3で修正された不具合

Oracle Bug# 件名

24790639

IDENTIFYVOLおよびIMPORTVOL --IDENTIFYで、アーカイブ・データベースが不適切な状態のままになる

24744879

ZDLRAでファイル・システム・サポートにRESTORE --USERが必要

24736573

許可された安全な登録ソースのリストをサポート

24621686

インストーラ - 「ホスト・イニシエータ名の追加」の使用方法を明確にするために、コード/テキストを変更

24614464

毎日のクロスチェック・ジョブで、CUがバックアップを失っていることを検出

24574534

CVE-2016-6290: PHPを5.6.24、7.0.9またはそれ以降にアップグレード

24571942

USEONLY PNIをRDSに設定したとき、11 - OBTAR SEGFAULTというシグナルでバックアップ・ジョブが終了した

24455554

CPINSTANCEが誤ってデバイスを「AUTO NOT IN SERVICE (自動化はサービス外)」に設定

24391724

カタログ更新プロセスがエラーで終了 - OBIXDのサブプロセスの終了が早すぎる

24377143

CPINSTANCEが誤ってデバイスを「AUTO NOT IN SERVICE (自動化はサービス外)」に設定

24346114

リモートPNI (クライアント)がホストのONIと競合してバックアップが失敗する

24332613

インストールのアップグレード: OBCONFIGに格納されるOSBバージョン番号が更新されない

24298493

OBPROXYDの一部のメッセージ・ログ・レベルに変更が必要

24012031

OSBをAPACHE 2.4.23に、PHPを5.6.23にアップグレード

24011483

CPINSTANCEエラーの処理

23733666

ホストがすでにADMINの場合、"CHHOST --ROLES ADMIN"を許可する必要がある

23735000

--NETWORKオプションでMKPNI SEGFAULT

23637678

MIGRATE OSB - エラー: メディア%S上のボリュームIDが、リクエストされたボリュームIDと一致しない

23618824

機能強化: MKHOSTコマンドで、「ERROR: TRUST CHECK FAILURE (エラー: 信頼チェックに失敗)」のレポートが必要

23585153

Webツールで、メディア・ポリシー空テープ上書きが正しく設定されない

23555285

LINUX 6.6で、OSBクライアント12.1.0.1.0、12.1.0.2.0および12.1.0.2をインストールできない

23526094

信頼できるホストからのジョブのみを受入れ

23484950

ディスク・プールの空き領域目標が100%に設定される

23322756

MKHOSTとCHHOSTで、ADMINロールの追加/削除を禁止する必要がある

23307931

SOLARIS SPARCとX86で、APACHEデーモンが初期インストールで実行されない

23300475

Apache、OpenSSLおよびPHPのアップグレード

23277609

SV12.1.0.3.0WEBINSPECT: Oracle Secure BackupでSSL暗号およびプロトコルが弱い

23277559

SV12.1.0.3.0WEBINSPECT: Oracle Secure Backupでクロス・フレーム・スクリプティングの可能性

23277442

SV12.1.0.3.0WEBINSPECT: Oracle Backupでセッション修正の可能性

23275414

アクセシビリティ・テスト - リリース前にOAG 2.0に対してOSB 12.1.0.3.0をテスト

23242736

特権ユーザーがジョブ所有権を変更することを許可

23237092

OVERWRITEFOREIGNTAPEがデフォルトでYESだった

23174416

管理サーバーで、OSBのサービスOBSERVICEDがクラッシュ

23172642

OSBのリストア・ユーザーがGUIでデータをリストアできない

23139379

暗号化、LTO6およびIBM LTO7ドライブのサポートを追加

23113852

OBCLEANUPで、バックアップ・イメージとバックアップ・インスタンスが削除されない

23039531

フル・ディスク・プールがスケジューラによって消去されない

23000091

OBTOOL MANAGEDEVコマンドで、OBPOOLMGRと同じ削除済イメージの修正が必要

22980554

OSB「WARNING: UNABLE TO RESET ENCRYPTION - REVERTING TO SOFTWARE ENCRYTION (警告: 暗号化をリセットできません - ソフトウェア暗号化に戻しています)」

22977363

OSBジョブが、「RDB: ADDING RECORD FOR OID 63925」の行でスタック

20638950

アップグレード: 10.4.0.3から12.1へのアップグレードで、OPERATOR (およびADMIN)のクラス権限をリセット。

22891093

NDMPのバックアップが、ステータス98で失敗し、部分的に完了

22695592

10.4.0.3からのアップグレード後に、12.1.0.2でRECERTIFYDOMAINが失敗する

22876356

VFYLIBで、シリアル番号に関するULTRIUM 5-SCSIについて異常な文字がレポートされる

13356198

すべてのUNIXプラットフォームで、共通のSTOPおよびSTARTコマンドが必要

22836387

DELETEORPHANSが実行されており、アクティブなディレクトリがない場合、OBPOOLMGRがクラッシュ

22836023

RMAN DELETEPIECEによって、ディスク・プールでオーファンが発生

22826431

OSB WEBTOOLで、パスにギリシャ文字が含まれている場合にDIRの内容が表示されない

22464039

ACSLS制御のドライブを開けない。定義済のターゲットにデバイスが存在しない

22353235

ファイルマーク書込みエラーのため、NDMP_TAPE_CLOSEが失敗する

22283677

Oracle Secure Backupのログ・ファイルで権限が過剰

22283655

安全なバックアップOBPOOLMGRデーモンに対するTCPフラッドDOS

22283578

OSBで、証明書のデフォルトのキー長が短すぎる(1024ビット)

22283557

OSBクライアントの初期登録が安全ではない

22274822

ROOT以外のOSBユーザーで、NetApp Filerのバックアップが部分的に完了

22110911

バッファのデータでリストアが失敗するとき、ZFS SA AS MEDIAがEOFを送信

22080000

コピー・バックアップ・イメージに対して、Webツールからのハードウェア暗号の無効化を削除

21882426

OSB 12.1.0.1.0へのアップグレード後のバックアップが、「COMMUNICATIONS FAILURE WITH CLIENT (クライアントで通信エラー)」で失敗する

21843834

ログインに失敗し、OBTOOLプログラムが適切に保護されない

21841208

OBHTTPDが、終了時にOBSERVICEDに終了シグナルを送信する

21697083

SOLARIS SPARCとX86 - ホストの再起動時に、サービス・デーモンが開始されない

20033240

CPINSTANCEと一時暗号化を使用するとき、Webツールでパスワードの発行に失敗する

19823170

WEBUIで、ディスク・プールの削除を改良

19385117

その他UI上の問題

18884595

Linuxで、OBSERVICEDスクリプトがRESTARTオプションを使用してサービスを開始できない

18082520

ディスク・デバイスを作成する際、--FORCEオプションを使用できない

18063163

バックアップ・イメージ・インスタンスを削除するとき、FORCEオプションを使用できない

14774218

タイムアウトによりユーザーをログアウトさせるとき、Web UIで理由の提示が必要

13003481

複数のボリュームにまたがるピースに、MANAGE>DB BUピースで結合されたVOL名が表示される


1.17 Oracle Secure Backup 12.1.0.3の未解決の不具合および既知の問題点

この項では、Oracle Secure Backup 12.1.0.3の未解決の不具合および既知の問題について説明します。


表1-5 Oracle Secure Backup 12.1.0.3の未解決の問題

関連するOracle Bug# 問題

22096715

ローカルRDMA接続を使用すると、カタログ・コピー中にバックアップに失敗する

24358800

PNI --USEONLYが、RDSとIPV4を識別できない

23250387

複数のインスタンスが、同じライブラリの異なるボリュームに属する場合、COPYINSTANCEが失敗する

24562209

MKPNIネットワーク・オプションで誤った構文の処理が不適切

23724229

PNI削除コマンドで、--USEONLYオプションによって作成されたPNIを削除するオプションがない


ローカルRDMA接続を使用すると、カタログ・コピー中にバックアップに失敗する

回避策: ファイル・システム・バックアップ・ジョブが失敗するのは、RDS/RDMA接続を介してクライアントをバックアップする際に、管理サーバーがメディア・サーバーでもある場合です。回避策として、管理サーバーとは別のホストを使用するか、管理/メディア・サーバーでRDSを無効にしてください。

PNI --USEONLYが、RDSとIPV4を識別できない

回避策: PNI -networkオプションを使用し、発信接続としてRDS接続を強制的に使用する必要があります。

複数のインスタンスが、同じライブラリの異なるボリュームに属する場合、COPYINSTANCEが失敗する

回避策: インスタンス・コピー・コマンドで使用するインスタンスのリストは、すべて同じボリューム・セット上にある必要があります。

MKPNIネットワーク・オプションで誤った構文の処理が不適切

回避策: mkpni -n 10.137.32.143/24,,10.137.32.143のように、IPアドレスのリストに複数のカンマを含めることはできません。

PNI削除コマンドで、--USEONLYオプションによって作成されたPNIを削除するオプションがない

回避策: chpniの新しいコマンド・オプションchpni -rmnetwork <ip address>またはchpni -rmuseonly <ip address>を使用して、送信ネットワークを削除します。

1.18 ドキュメントのアクセシビリティ

オラクル社のアクセシビリティへの取組みの詳細は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docaccを参照してください。

Oracleサポートへのアクセス

サポートを購入したオラクル社のお客様は、My Oracle Supportを介して電子的なサポートにアクセスできます。詳細は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=infoまたはhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs (聴覚障害者向け)を参照してください。


Oracle® Secure Backup Readme, リリース12.1

E61280-03

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