Oracle Metadata Management (OMM)で子オブジェクトに対する任意の権限を持つためには、親が少なくとも読取りアクセス権を持っている必要があることに注意してください。このため、リポジトリに、あるロールがまったくアクセスできない部分を作成するために、リポジトリ・パネルのルートに新しいフォルダを作成し、そこに特別な読取り権限を割り当てることができます。
1. ロール「Administrator」を割り当てられたユーザーとして、Oracle Metadata Management (OMM)にサインインします。
2. 権限を割り当てるコンテンツ、構成またはフォルダを見つけます。
3. 「Security」タブに移動します。
4. ロールに応じて、次のように権限を割り当てます。
o 「View」 - このロールには、フォルダの内容、コンテンツまたは構成に対する読取りアクセス権があります。
o 「Update」 - このロールは、プロパティ・パネルでオブジェクト・プロパティを設定することができます。
o 「Administer」 - このロールは、オブジェクトの追加と削除、および次に示す各タイプのオブジェクト上で、その他のメタデータ管理アクションを実行することができます。
• モデル - 新しいバージョンをインポートできます
• フォルダ - フォルダにコンテンツと構成を追加または削除できます。
• 構成 - 構成にコンテンツを追加または削除できます。
注意: ある構成に設定した権限は、コンテンツでなく、その構成に適用されます。このため、あるユーザー・ロールに、その構成に対する更新権限を設定した場合、そのロールを持つ任意のユーザーが、その構成のプロパティ・パネルでオブジェクト・プロパティを構成できますが、構成に含まれているモデルに対する権限は必ずしも持っているわけではありません。
そのかわり、その構成の各モデルに、独自の権限がある場合もあります。このため、あるエンティティにコメントを追加できるようになろうとする場合、そのエンティティを含むモデルに対する更新権限が必要です。これは非常に強力な機能で、構成内の個々のモデルに対する更新権限を誰が持つかを制御できるようになります。
もう1つの注意として、権限は構成によっては継承されませんが、Webポータルの実際のフォルダ構造を介しての継承は行われます。このため、親フォルダ(たとえば、「public」)に更新権限を割り当てる場合、その中のモデルはすべて、その権限に含まれます。