フォーム定義のインポートとエクスポート

管理者はFormDefUtil.cmd (Windows)またはFormDefUtil.sh (UNIX)を使用し、Planningアプリケーション間でフォーム定義を移動できます。XMLファイルへまたはXMLファイルから、フォームをインポート、エクスポートできます。これは開発からプロダクション環境へ移動する際に便利です。

このユーティリティはコマンド・ライン・インタフェースを使用し、planning1ディレクトリにインストールされます。planning1の完全パスについてはEPM Oracleインスタンスについてを参照してください。

注意:

前のリリースを使用してエクスポートされた複合フォームのXMLファイルは、現在のリリースにインポートできません。該当のPlanningアプリケーションが現在のリリースに移行された後で、XMLファイルを再抽出する必要があります。ただし、前のリリースを使用してエクスポートされた非複合フォームのXMLファイルは、現在のリリースにインポートできます。

FormDefUtilユーティリティを起動するには:

  1. planning1ディレクトリから、次の構文を使用してコマンドを入力します:

    formdefutil [-f:passwordFile]import|exportfilename|formname|-all server name user name application

    パラメータ

    目的

    必須?

    [-f:passwordFile]

    暗号化されたパスワードが設定されている場合、コマンド・ラインの最初のパラメータとしてこのオプションを使用し、passwordFileで指定されたファイルのパスと名前でユーティリティを実行できます。Planningユーティリティでのパスワード・プロンプトの抑制を参照してください。

    いいえ

    import|export

    フォーム定義をインポートまたはエクスポートします。

    はい

    filename|formname|-all

    importで使用するときには、フォーム定義を含むXMLファイルを指定します。exportで使用するときには、XMLにエクスポートするフォームを指定します。-allimportまたはexportに付けて使用し、現在のアプリケーションのすべてのXMLファイルまたはフォーム定義をインポートまたはエクスポートします。

    はい。

    -allはオプションです。

    server name

    Planningアプリケーションが存在するサーバー名。

    はい

    user name

    管理者の名前。

    はい

    application

    exportで使用する場合、エクスポートするフォーム定義が含まれているPlanningアプリケーションの名前。importで使用する場合、フォーム定義をインポートするPlanningアプリケーションの名前。

    はい

  2. プロンプト表示があればパスワードを入力します。

フォームの定義をエクスポートすると、ユーティリティによって現在のディレクトリにXMLファイルが作成され、ログ・ファイルにエラーが記録されます(ログ・ファイルの場所については、EPM Oracleインスタンスについてを参照してください)。このユーティリティを任意のディレクトリにコピーし、そこから起動することで、別のディレクトリにファイルを保存することができます。

表59.  FormDefUtil.cmdコマンドの例

タスク
1つのファイルのインポート

FormDefUtil.cmd import c:\EPM_ORACLE_INSTANCE\Planning\planning1\form1.xml localhost admin APP1

1つのファイルのエクスポート

FormDefUtil.cmd export Form1 localhost admin APP1

すべてのフォーム定義のエクスポート

FormDefUtil.cmd export -all localhost admin APP1

すべてのフォーム定義のインポート

FormDefUtil.cmd import -all localhost admin APP1

注意:

EPM_ORACLE_INSTANCEを、システム上のフォーム・ファイルへの絶対パスまたは相対パスに置き換えます。詳細は、EPM Oracleインスタンスについてを参照してください。