MaintenanceModeユーティリティを使用したアプリケーションのアクセス権の制限

管理者はユーティリティMaintenanceMode.cmd (Windows)またはMaintenanceMode.sh (UNIX)を使用して、メンテナンス中にアプリケーションへのアクセス権を一時的に取り消すことができます。

MaintenanceModeユーティリティを使用するには:

  1. コマンド・ラインで、planning1ディレクトリに移動します。

    planning1の完全パスについてはEPM Oracleインスタンスについてを参照してください。

  2. このコマンドと1つのスペース、およびパラメータをスペースで区切って入力します。

    MaintenanceMode [-f:passwordFile], /A=app, /U=user, /P=password, 
    /LL=loginLevel [ALL_USERS|ADMINISTRATORS|OWNER], [/DEBUG=[true|false]], 
    [/HELP=Y]

    表71.  MaintenanceModeユーティリティのパラメータ

    パラメータ説明必須?
    [-f:passwordFile]オプション: 暗号化されたパスワード・ファイルが設定されている場合、コマンド・ラインの最初のパラメータとして使用し、passwordFileで指定されたファイルのフル・パスおよび名前からパスワードを読み取ります。Planningユーティリティでのパスワード・プロンプトの抑制を参照してください。いいえ
    /A=appアプリケーション名はい
    /U=userユーティリティを実行している管理者の名前はい
    /P=password管理者のパスワードはい
    /LL=loginLevel [ALL_USERS|ADMINISTRATORS|OWNER]ユーティリティが影響を与えるユーザーを指定します:

    ALL_USERS: すべてのユーザーが、アプリケーションにログオンしたり操作を続行できます。

    ADMINISTRATORS: 他の管理者のみログオンできます。オプションがALL_USERSにリセットされるまで、他のユーザーは強制的に退出する必要があり、ログオンできません。

    OWNER: アプリケーションの所有者のみがログオンできます。他のすべてのユーザーはログオンできません。ログオン中のユーザーは、オプションがALL_USERSADMINISTRATORSにリセットされるまで、システムから強制的に退出する必要があります。アプリケーションの所有者のみが、管理者によるアプリケーションの使用を制限できます。

    はい
    /DEBUG=[true|false]ユーティリティをデバッグ・モードで実行するかどうかを指定します。デフォルトはfalseです。いいえ
    /HELP=Yユーティリティの構文をオンラインで表示します。いいえ

    たとえば、Windowsシステムでは、管理者を除くすべてのユーザーを"planapp"という名前のアプリケーションから強制的に退出させるには、次のように入力します。

    MaintenanceMode.cmd /A=planapp, /U=admin, /P=password, 
    /LL=ADMINISTRATORS