データベースの管理エラー

シナリオ:

データベースの管理エラーは8.3命名ルールが使用されない場合に発生します。アプリケーション・データベースが作成またはリフレッシュされる場合、エラー・メッセージ「データベースの管理エラーが検出されました(開始1060044)。アウトラインを開けませんでした -2147218904」が表示される場合があります。

解決策:

データベースの管理エラーを解決するには、オペレーティング・システムの環境変数をリダイレクトする必要がある場合があります。Essbaseでは、オペレーティング・システムのTempおよびTmp環境変数に対し8.3文字の命名ルールが必要です。次の手順に従って命名ルールを確認し、必要に応じて変数を再び割り当てます。

ファイルの命名ルール

変更をする前に、Planningサーバーにログオンしていることを確認します。

次のようにWindows 2000の環境変数をチェックします。

  1. Planningを閉じます。

  2. Essbaseを閉じます。

  3. Windowsのデスクトップで「マイ・コンピュータ」を右クリックします。

  4. 「プロパティ」を選択します。

  5. 「詳細」を選択します。

  6. 「環境変数」を選択します。

  7. ユーザー変数のTempとTmpの設定を、8.3命名ルールに変更します。

    例: C:\Temp

  8. 開いて、アウトラインを開きます。

  9. 閉じてPlanningを再起動します。

  10. 「データベースの管理」ページでデータベースの作成またはリフレッシュを試行します。エラーが生じた場合、その前の手順を繰り返しますが、今度はC:\tmpと呼ばれるフォルダも作成し、システム環境変数TempおよびTmpC:\tmpへ設定します。

    エラーが続く場合、C:\tempTempフォルダを作成します。前の手順を繰り返し、ユーザーの最初の変数、そしてシステム変数をC:\temp\tempへリダイレクトします。それでもエラーが続く場合は、環境変数をC:\tempへリダイレクトします。

    注意:

    ユーザー変数およびシステム変数のTempとTmpの設定は独自のものである必要があります。ユーザー変数およびシステム変数を同じフォルダへ設定しないでください。