Oracle Hyperion Financial Managementビジネス・ルールまたはテンプレートを設計するときに、ルール・デザイナまたはテンプレート・デザイナ内からデータ範囲コンポーネントを作成します。スクリプトまたは式コンポーネントとは異なり、データ範囲コンポーネントはそれが属するビジネス・ルールまたはテンプレートとしてのみ存在します。データ範囲コンポーネントは共有できません。
データ範囲コンポーネントを作成するには:
ルールにデータ範囲を作成するには、「ルール」を展開し、ルールを右クリックして「開く」を選択します。
テンプレートにデータ範囲を作成するには、「テンプレート」を展開し、テンプレートを右クリックして「開く」を選択します。
フロー・チャートに、データ範囲オブジェクトが接続線の付いた2つの丸として表示されます。
ビジネス・ルールに対してデータ範囲を作成し、変数を使用してそのデータ範囲を定義する場合(変数の操作を参照)、次のタスクを実行します:
「変数セレクタ」をクリックし、変数を入力または作成してデータ範囲を定義します。
注意:
このオプションを選択すると、グリッド内のディメンションに対してデータ範囲を定義できません。
変数をデータ範囲コンポーネントに動的にリンクするかどうかを選択します。動的にリンクする場合、Oracle Hyperion Calculation Managerの別の場所で変更があるたびに、データ範囲コンポーネントで変数が更新されます。
「値変数」に、POVを含む置換文字列変数を選択します。(このボタンを使用して変数を選択した場合、グリッドの「値」列でメンバーを入力することと同様になります。)
オプション: 「ディメンションのソート」で、ソートに使用するディメンションを選択します。
オプション: 前の手順でソートに使用するディメンションを選択した場合、「ソート方法」で、ディメンションをソートする方法を選択します:
「昇順」では、ディメンション・メンバーをAからZの順にソートします。(これはデフォルト設定です。)
「降順」では、ディメンション・メンバーをZからAの順にソートします。
「タイマーの使用可能」を選択して、ビジネス・ルールまたはテンプレートの計算時にデータ範囲の処理に要した時間がログ・ファイルに含まれるようにします。処理時間は、タイマーが使用可能になっているオブジェクトごとにログ・ファイルに追加されます。たとえば、タイマーが使用可能になっているルールがあり、そのルールにタイマーが使用可能になっている3つの固定ループ・コンポーネントが含まれている場合、ルールおよびルール内の各固定ループ・コンポーネントの処理に要した時間が記録されます。
「グリッドをリセット」をクリックして、デフォルト設定でグリッドを表示します。
カスタム・テンプレートに対してデータ範囲を作成し、設計時プロンプトを使用してそのデータ範囲を定義する場合、次のようにします:
「変数セレクタ」をクリックし、変数を入力または作成します。
変数をデータ範囲コンポーネントに動的にリンクするかどうかを選択します。動的にリンクする場合、Calculation Managerの別の場所で変更があるたびに、データ範囲コンポーネントで変数が更新されます。
「値変数」に、「データ範囲」タイプの置換変数を選択します。(データ範囲変数には、完全なデータ範囲定義が含まれます。)
オプション: 「ディメンションのソート」で、ソートに使用するディメンションを選択します。
オプション: 前の手順でソートに使用するディメンションを選択した場合、「ソート方法」で、ディメンションをソートする方法を選択します:
「昇順」では、ディメンション・メンバーをAからZの順にソートします。(これはデフォルト設定です。)
「降順」では、ディメンション・メンバーをZからAの順にソートします。
「タイマーの使用可能」を選択して、ビジネス・ルールまたはテンプレートの計算時にデータ範囲の処理に要した時間がログ・ファイルに含まれるようにします。処理時間は、タイマーが使用可能になっているオブジェクトごとにログ・ファイルに追加されます。たとえば、タイマーが使用可能になっているルールがあり、そのルールにタイマーが使用可能になっている3つの固定ループ・コンポーネントが含まれている場合、ルールおよびルール内の各固定ループ・コンポーネントの処理に要した時間が記録されます。
「グリッドをリセット」をクリックして、デフォルト設定でグリッドを表示します。
ビジネス・ルールまたはカスタム・テンプレートに対してデータ範囲を作成し、変数、メンバーおよび関数を使用してそのデータ範囲を定義する場合は、次のことを実行します:
データ範囲を定義する対象の最初のディメンションに対して、「値」列にメンバーを入力するか、行をクリックして「アクション」アイコンを表示します。
「アクション」アイコンをクリックし、次のオプションのいずれかを選択してデータ範囲を定義します:
「変数」列に起動変数を入力するか、行内をクリックして「アクション」アイコンを表示します。「アクション」アイコンをクリックして、「変数」を選択して起動変数を選択します。変数の操作を参照してください。
注意:
シナリオ、年、期間、エンティティ、または値ディメンションに対して起動変数を含められません。
「コメント」アイコンをクリックして、データ範囲のコメントを入力します。
データ範囲を定義するディメンションごとにこれらの手順を繰り返します。
データ範囲コンポーネントをビジネス・ルールまたはテンプレートの検証および計算から除外するには、「使用不可」を選択します。
データ範囲コンポーネントを識別するキャプションを入力します。キャプションは、そのコンポーネントが属するルールまたはテンプレートのフロー・チャート内で、コンポーネントの下に表示されます。
データ範囲コンポーネントの説明とコメントを入力します。