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Oracle® Hyperion Calculation Manager設計者ガイド

E79671-02
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セル・テキスト範囲コンポーネントの作成(Financial Managementユーザーのみ)

Oracle Hyperion Financial Managementビジネス・ルールまたはテンプレートを設計するときに、ルール・デザイナまたはテンプレート・デザイナ内からセル・テキスト範囲コンポーネントを作成します。スクリプトまたは式コンポーネントとは異なり、セル・テキスト範囲コンポーネントはそれが属するビジネス・ルールまたはテンプレートとしてのみ存在します。セル・テキスト範囲コンポーネントは共有できません。

セル・テキスト範囲コンポーネントを作成するには:

  1. システム・ビューでルールまたはテンプレートを右クリックし、「開く」を選択します。
  2. フロー・チャート内のセル・テキスト範囲を作成する場所を決定したら、「新規オブジェクト」からセル・テキスト範囲オブジェクトをドラッグし、フロー・チャートにドロップします。

    フロー・チャートに、セル・テキスト範囲オブジェクトが接続線の付いた2つの丸として表示されます。

  3. カスタム・テンプレート・ユーザーのみ: テンプレート用にセル・テキスト範囲コンポーネントを作成する場合、「設計時プロンプト」タブで、その設計時プロンプトを作成します。カスタム・テンプレート用の設計時プロンプトの作成を参照してください。
  4. 「セル・テキスト範囲」タブで、次のいずれかのタスクを実行します:
    • ビジネス・ルールに対してセル・テキスト範囲を作成し、変数を使用してそのセル・テキスト範囲を定義する場合(変数の操作を参照)、次のタスクを実行します:

      1. 「変数セレクタ」をクリックし、変数を入力または作成してセル・テキスト範囲を定義します。

        注意:

        このオプションを選択すると、グリッド内のディメンションに対してセル・テキスト範囲を定義できません。

      2. 変数をセル・テキスト範囲コンポーネントに動的にリンクするかどうかを選択します。動的にリンクする場合、Oracle Hyperion Calculation Managerの別の場所で変更があるたびに、セル・テキスト範囲コンポーネントで変数が更新されます。

      3. 「値変数」に、POVを含む置換文字列変数を選択します。(このボタンを使用して変数を選択した場合、グリッドの「値」列でメンバーを入力することと同様になります。)

      4. オプション: 「ディメンションのソート」で、ソートに使用するディメンションを選択します。

      5. オプション: 前の手順でソートに使用するディメンションを選択した場合、「ソート方法」で、ディメンションをソートする方法を選択します:

        • 「昇順」では、ディメンション・メンバーをAからZの順にソートします。(これはデフォルト設定です。)

        • 「降順」では、ディメンション・メンバーをZからAの順にソートします。

    • カスタム・テンプレートに対してセル・テキスト範囲を作成し、設計時プロンプトを使用してそのセル・テキスト範囲を定義する場合、次のようにします:

      1. 「変数セレクタ」をクリックし、変数を入力または作成します。

      2. 変数をセル・テキスト範囲コンポーネントに動的にリンクするかどうかを選択します。動的にリンクする場合、Calculation Managerの別の場所で変更があるたびに、セル・テキスト範囲コンポーネントで変数が更新されます。

      3. 「値変数」に、「セル・テキスト範囲」タイプの置換変数を選択します。(セル・テキスト範囲変数には、完全なセル・テキスト範囲定義が含まれます。)

      4. オプション: 「ディメンションのソート」で、ソートに使用するディメンションを選択します。

      5. オプション: 前の手順でソートに使用するディメンションを選択した場合、「ソート方法」で、ディメンションをソートする方法を選択します:

        • 「昇順」では、ディメンション・メンバーをAからZの順にソートします。(これはデフォルト設定です。)

        • 「降順」では、ディメンション・メンバーをZからAの順にソートします。

    • ビジネス・ルールまたはカスタム・テンプレートに対してセル・テキスト範囲を作成する際に、変数、メンバーおよび関数を使用してセル・テキスト範囲を定義する場合は、次のことを実行します:

      1. セル・テキスト範囲を定義する対象の最初のディメンションに対して、「値」列にメンバーを入力するか、行をクリックして「アクション」アイコンを表示します。

      2. 「アクション」アイコンをクリックし、次のオプションのいずれかを選択してセル・テキスト範囲を定義します:

      3. 「変数」列に起動変数を入力するか、行内をクリックして「アクション」アイコンを表示します。「アクション」アイコンをクリックして、「変数」を選択して起動変数を選択します。変数の操作を参照してください。

        注意:

        シナリオ、年、期間、エンティティ、または値ディメンションに対して起動変数を含められません。

      4. 「コメント」アイコンをクリックして、セル・テキスト範囲のコメントを入力します。

      5. セル・テキスト範囲を定義するグリッド内のディメンションごとにこれらの手順を繰り返します。

      6. <cell text label>で、「値」列に変数値を入力するか、「アクション」アイコンをクリックして、セル・テキスト・ラベル値として使用する変数を選択します。次に、「変数」に値を入力するか、「アクション」アイコンをクリックして、範囲を定義する変数を選択します。

      7. <POV><index>および<cell text>で、「変数」列に変数を入力するか、「アクション」アイコンをクリックして変数を選択します。

  5. 「タイマーの使用可能」を選択して、ビジネス・ルールまたはテンプレートの計算時にセル・テキスト範囲の処理に要した時間がログ・ファイルに含まれるようにします。処理時間は、タイマーが使用可能になっているオブジェクトごとにログ・ファイルに追加されます。
  6. 「グリッドをリセット」をクリックして、デフォルト設定でグリッドを表示します。
  7. オプション: 「プロパティ」タブで、次のいずれかのタスクを実行します。
    • セル・テキスト範囲コンポーネントをビジネス・ルールまたはテンプレートの検証および計算から除外するには、「使用不可」を選択します。

    • セル・テキスト範囲コンポーネントを識別するキャプションを入力します。

      キャプションは、そのコンポーネントが属するルールまたはテンプレートのフロー・チャート内で、コンポーネントの下に表示されます。

    • セル・テキスト範囲コンポーネントの説明とコメントを入力します。

  8. 「保存」ボタンをクリックします。