プロパティ・カテゴリは、Data Relationship Managementのプロパティをグループ化する機能で、セキュリティ権限をプロパティのセットに割り当てる際に使用します。デフォルトで使用できるコアのプロパティは、1つのプロパティ・カテゴリのみに収められています。アプリケーション管理者によって作成されるカスタム・プロパティには、複数のプロパティ・カテゴリを関連付けることができます。
Data RelationShip Managementにはコアのプロパティ・カテゴリが用意されています。次の表で説明します。
表5. プロパティ・カテゴリ
カテゴリ | 説明 |
---|
システム | ID、名前、説明など、ノードの基本的な識別特性に関連するプロパティ。 このカテゴリで変更できるのは、個々のユーザーに対する読取り専用フラグの割当てのみです。読取りアクセス権しか持たないユーザーは、値を表示できるだけで編集はできません。このカテゴリにプロパティを割り当てることはできません。 |
共有情報 | どのノードがプライマリか共有かに関する情報と、関連する共有ノードのリストを示し、プライマリ・ノードが欠落しているかどうかを示します。 システム・プリファレンスで「共有ノード」が有効な場合、このカテゴリは表示専用です。 注意: このカテゴリのプロパティはすべて読取り専用です。 |
統計 | 子の数や兄弟の数などノードの統計情報を示すプロパティです。 注意: このカテゴリのプロパティはすべて読取り専用です。 |
検証 | ノードに割り当てられる検証。検証ごとに1つのプロパティです。 |
リーフ・アクセス | ノードのセキュリティ・グループと、ノードのリーフ・アクセス・レベル。グループごとに1つのプロパティです。 |
リム・アクセス | ノードのセキュリティ・グループと、ノードのリム・アクセス・レベル。グループごとに1つのプロパティです。 |
注意: | すべてのユーザーにすべてのプロパティ・カテゴリが表示されるとはかぎりません。ユーザー・アクセス権が特定のカテゴリに制限されている場合や、ノード・タイプがフィルタされている場合があるためです。「検証」、「リーフ・アクセス」および「リム・アクセス」のカテゴリは、データ・マネージャ役割を割り当てられているユーザー専用であり、検証またはノード・アクセス・グループのセキュリティを割り当てるときにしか利用できません。 |