プロパティ定義は、Data Relationship Managementでバージョン、階層、ノードの属性を管理するために使用されます。プロパティには、テキスト、数値、日付、他のデータ・オブジェクトへの参照など様々なデータ型を格納できます。プロパティに明示的な値を格納し、継承を使用して自動的に値を子孫ノードに割り当てる、または式や参照表に基づいて計算させることができます。プロパティ・カテゴリを使用してプロパティをグループ化し、関連するセットに編成すれば、その使用もユーザー・アクセス権の制御も簡単になります。
標準の製品機能では、デフォルトで使用できるシステム定義のプロパティが使用されます。アプリケーション管理者がユーザー定義のプロパティ定義を作成すると、ビジネスまたはシステム統合の要件をサポートする上で必要な追加の属性を管理できます。
Data Relationship Managementにおけるプロパティ定義のソースは様々です。たとえば、次のようなプロパティがあります。
Data Relationship Managementのシステム定義
アプリケーション管理者が作成するユーザー定義のプロパティ
他のOracle製品で使用されるアプリケーション・テンプレートからロード
移行ユーティリティを使用する他のData Relationship Managementアプリケーションまたは環境からロード
プロパティ定義では、ソースの異なるプロパティが類似の名前を持ち、データ整合性のために区別が必要な競合状態を回避するために、ネームスペースを使用します。プロパティ名は、ネームスペースを接頭辞にする規則で区別されます。
Data Relationship Managementには、競合を防ぐためにネームスペースに適用される特別なルールがあります。
システム定義のプロパティは、ネームスペースとして「Core」を使用します。
ユーザー定義のプロパティは、ネームスペースとして「Custom」を使用します。
その他のネームスペースは、他のOracle製品用のData Relationship Managementアプリケーション・テンプレートで使用するために予約されています。