低い階層レベルにおけるノードのビジネス・ルールが、それより上位にある祖先ノードのプロパティ値の評価を必要とする場合があります。このように低いレベルのノードからプロパティ値を参照する方法の1つとして、参照すべき値を管理する継承をプロパティ定義で有効にすることが考えられます。ただし、多くの場合、プロパティ定義に継承を使用する方法は適切ではありません。
現在のプロパティ定義を自己参照する特定の階層式関数を使用して、階層の分岐まで上位方向に再帰すれば、祖先ノードのプロパティ値を取得または評価できます。
ParentPropValue--現在の階層で祖先の分岐まで上位方向に再帰するには、この関数を使用します。例: If(Equals(Integer,PropValue(Core.Level),1),Label Only,ParentPropValue(Essbase.DataStorage))
HierNodePropValue--別の階層で祖先の分岐まで上位方向に再帰するには、この関数を使用します。例: If(Equals(Boolean,PropValue(Custom.PlanPoint),True),Abbrev(),HierNodePropValue(Geography,HierNodePropValue(Geography,Abbrev(),Core.Parent),Custom.PlanMember))