Financial Managementの拡張次元

11.1.2.2リリース以降、Financial Managementでは、単一アプリケーションに対して5つ以上のカスタム次元をサポートしています。Performance Management Architectアプリケーション・テンプレートは、Financial Management製品の旧リリースで提供されている標準の4つのカスタム次元のみをサポートするよう事前構成されています。カスタム次元を5つ以上サポートするには、追加構成が必要です。

 カスタム次元を5つ以上サポートするには:

1. カスタム次元最上位メンバーへのアカウント次元メンバーの関連付けを管理するカスタム次元ごとに、新規カスタム・グローバル・ノードのCustomTopMemberプロパティを作成します。

2. カスタム次元ごとに、新規カスタム・グローバル・ノードのEnableCustomAggrプロパティを作成します。

3. カスタム次元ごとに、カスタム次元最上位メンバー(ノード)を選択できる有効な階層を識別する新規カスタム・バージョン・プロパティを作成します。

4. グローバル・ノードのCustomTopMemberプロパティの値がカスタム次元の有効なメンバー(ノード)を参照することを確認するために、カスタム次元ごとに新規カスタム検証を作成します。

5. Performance Management Architectアプリケーション・テンプレートからロードされたアカウントおよび連結アカウント・ノード・タイプに、これらのプロパティおよび検証を割り当てます。

6. 新規カスタム検証を、それが必要とされる階層に割り当てます。

7. 追加カスタム・ディメンションが必要なPerformance Management Architect共有ライブラリおよびFinancial Managementエクスポートを変更します。

   1. 新規カスタム最上位メンバー検証を割り当てます。

   2. CustomTopMemberおよびEnableCustomAggrプロパティをエクスポート列として追加し、カスタム出力ラベルにマップします。

      注意:	カスタム次元のCustomTopMemberおよびEnableCustomAggrプロパティの出力ラベルは、次の書式に準拠する必要があります。 CustomTopMember<DimensionAlias> EnableCustomAggr<DimensionAlias>

      たとえば、カスタム次元別名が「製品」の場合、エクスポート列に使用される出力ラベルはCustomTopMemberProductおよびEnableCustomAggrProductです。

      これらの出力ラベルは、インポート・プロファイルにおいて、これらのカスタム次元について作成されたPerformance Management Architectプロパティに自動マップされます。