Data Relationship Managementの階層は、ERPソース・システムのGLセグメント値からEPMターゲット・アプリケーションのディメンション・メンバーへの明示的なメンバー・マッピングを管理するために使用されます。Data Relationship Managementの階層関係は、セグメント値とディメンション・メンバー間の1対1または多対1のマッピングを管理するために使用できます。
ERP階層がEPM階層を含むバージョンにブレンドされた後に、ERPノードをマップ先のEPMノードの下に配置することによって、ノードをマップすることができます。ERPノードは、最下位(リーフ)ノードまたは構造(リム)ノードのいずれかにできます。構造(リム)ノードを使用した場合、その下にすべての最下位(リーフ)ノードをマッピングしたのと同等になります。FDMEEに送られるマッピングに、ERP構造(リム)ノードは含まれません。
Data Relationship Managementでは、マッピングを支援するための複数のユーティリティを使用できます。
問合せ
比較
アクション・スクリプト
Data Relationship Managementの問合せを使用して、EPM階層にマップされないERPノードを識別できます。これは、Core.LinksまたはCore.Referencesのいずれかの統計プロパティを使用して、EPM階層が含まれているかどうかを確認することによって行われます。問合せの結果は、クリップボードにコピーできます。マップされないノードがクリップボードに入力されたら、適切なEPM階層を開き、クリップボードからEPM階層にERPノードをコピーすることによって、これらをEPM階層にマップできます。
比較を使用すると、ERPとEPMの両方の階層にあるERPノードを比較して、マップされていないノードを識別できます。その後、ドラッグ・アンド・ドロップ、クリップボード経由、または手動挿入によって、ノードをマップできます。
Data Relationship Managementで問合せおよび比較機能を対話的に使用する他に、結果をスプレッドシートにエクスポートできます。マッピングをスプレッドシートに入力して、マッピングの挿入アクションを実行するためのアクション・スクリプトを生成できます。
注意: | ERPノードをEPMノードにマッピングするには、EPM階層の最下位ノードをリーフ・ノードからリム・ノードに変更し、その適切なメンバーシップ・プロパティを基本メンバーに設定する必要があります。 |
基本メンバーシップ・ノードの下にノードがマップされた、HFM EPMA階層の例を次に示します。
この例で、ent_28、ent_YAMAGATA 7、ent_01は、最下位レベルのターゲット・システム・ノードの下にマップされた、最下位レベルのソース・システム・ノードです。ターゲット・システム・ノード(Singapore AdminとSingapore Production)がリーフ・ノードではなくなっており、メンバーシップ・プロパティが「基本メンバー」に設定されていることに注意してください。
Ent_Canadaは、リム・ノードをソース階層からターゲット階層の基本メンバーにマッピングした例です。ターゲットの基本メンバーがリーフ・ノードになり、メンバーシップが「基本メンバー」になりました。