Data Relationship Managementのこのリリースは、単一のマシンに最適化された効率的なアプリケーション・サーバー・アーキテクチャ、64ビット・ハードウェアのマルチプロセッサ・デプロイメントを提供します。各アプリケーションは、以前のリリースで使用された複数のエンジンおよびサーバー構成ではなく単一のエンジンおよびサーバーを使用します。これらの改善により、読取り操作の同時実行性が向上し、エンジン間のイベント・トラフィックがなくなり、リポジトリから転送されたデータへの接続が削減されます。
表3. アーキテクチャの比較
リリース11.1.2.3 | リリース11.1.2.4 |
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アプリケーションの起動により、プロセス・マネージャ、イベント・マネージャおよび複数のエンジンがロードされます | アプリケーションの起動により、単一のエンジンがロードされます |
各エンジン(RW、SRO、RV、LRO)のデータベースからバージョンをロードします | データベースから一度のみバージョンをロードします |
各エンジンは、複数のスレッドを処理する単一のプロセッサを使用します。向上した同時実行性とプロセッサの利用のために使用される複数のエンジン。 | 読取り操作の高い同時実行性。使用可能な場合の複数のプロセッサの完全な使用。 |
長い読取り操作は、キューに待機する変更によってブロックされる場合があります。 | すべての読取り操作は非ブロッキングです。 |
長い読取り操作は、起動するLROエンジンまたはロードするバージョンあるいはその両方を待機する必要がある場合があります | 長い読取り操作はすぐに実行されます。 |