コマンド・ライン・オプション

バッチ・クライアントを起動するときは、次の引数を指定できます。

表1. バッチ・クライアントのコマンド

コマンド説明
-Hバッチ・クライアントのヘルプを表示します。
-C実行するスクリプト・ファイルの名前を指定します。

例: -C'C:\Scripts\LightsOut.txt'

-G

使用する言語を指定します。このパラメータを使用するには、–Gxと入力します。ここで、xは、次の言語コードのいずれかです:

  • DA - デンマーク語

  • DE - ドイツ語

  • ES - スペイン語

  • FR - フランス語

  • IT - イタリア語

  • JA - 日本語

  • KO - 韓国語

  • PT_BR - ブラジル・ポルトガル語

  • RU - ロシア語

  • SV - スウェーデン語

  • TR - トルコ語

  • ZH_CN - 簡体字中国語

  • ZH_TW - 繁体字中国語

たとえば、フランス語の場合は–Gfr、イタリア語の場合は–Gitとなります。

–Gオプションが指定されていない場合、バッチ・クライアントはオペレーティング・システムの現在のデフォルト言語を使用しようとします。リソース・ファイルが見つからない場合は、デフォルト言語である英語が使用されます。特定の言語のリソース・ファイルで文字列が見つからない場合は、英語版が使用されます。

-Rマシンに結果を書き込むファイルの名前を指定します。

例: -R’C:\LogFiles\ScriptResult.log’

-Lコマンドをログ出力するかどうかを指定します。デフォルト値は0です。

ログのコマンドは次のとおりです:

Off (デフォルト) =コマンドをログ出力しない

On =コマンドをログ出力する

例: -LOn

-Sコマンドが失敗すると、スクリプトの実行を停止します。デフォルト値は1(TRUE)です。

エラーが発生した場合は停止: TRUE

エラー時に続行: FALSE

例: -SFalse エラーが発生しても続行します。

-UPerformance Management Architectにログインするために使用するユーザー名を指定します。

例: -U’Admin’

-PPerformance Management Architectにログインするために使用するパスワードを指定します。

例: -Ppassword

-Vスクリプト確認のオン/オフを切り換えます。検証をオンにすると、実行前にスクリプトの構文エラーがチェックされます。エラーがあると、スクリプトの実行は停止します。「Off」を指定すると、実行前に検証は行われません。「On」を指定すると、実行前にスクリプトが検証されます。デフォルト値「On」で、実行前にスクリプトが検証されます。たとえば、-VOffを指定すると、実行前にスクリプトは検証されません。
-O検証のみです。これを指定すると、バッチ・クライアントはスクリプトを検証しますが、結果にかかわらず、スクリプトは実行されません。これは、スクリプトに構文エラーがあるかどうかをテストするために使用できます。
-N

コンソールに表示される出力に使用する文字エンコードを指定します例: -Ncp866

Windows環境では、デフォルトはロケールのコード・ページ(chcpコマンドの使用を決定できる)です。

UNIX環境では、デフォルトはUTF-8です。

注意:

日本語のWindows環境では、コード・ページをMS932に設定する必要があります。例: -NMS932

注意:

–SなどのOn/Offを使用するコマンド・ライン・パラメータでは、0または1、YまたはN、TrueまたはFalse、OnまたはOffを使用できます。たとえば、-S0、-SY、-SNo、-STrue、-SOffなどは、すべて有効です。

次に、コマンド・ライン・オプションの使い方のコード例を示します。

epma-batch-client -H
epma-batch-client -C"C:\EPM_ORACLE_INSTANCE\EPMA\Commands.txt"
         -R"C:\EPM_ORACLE_INSTANCE\EPMA\ResultFile.txt"  -LOn -SFalse
         –Uadmin -Ppassword