リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を使用して、Oracle SOA Suite (SOA)やOracle Web Services Manager (OWSM)などの異なるOracle Fusion Middleware製品をサポートする複数のスキーマを作成します。一部のEPM System製品ではこれらのミドルウェア・テクノロジを使用するため、RCUを使用して、ミドルウェア・インフラストラクチャをサポートするために必要なスキーマを作成する必要があります。
Financial Close Management、Tax Governance、Profitability and Cost Management、FDMEE、Financial Management、Tax Provision、Provider ServicesまたはData Relationship ManagementとともにOracle Web Services Managerを使用する場合、これらのEPM System製品を構成する前にリポジトリ作成ユーティリティ(RCU)をインストールする必要があります。RCUは、Oracle Web Services Manager (OWSM)とともに機能するために必要なスキーマを作成します。Oracle Web Services ManagerはEPM Workspaceとともに自動的にインストールされますが、構成はされません。
また、Financial Close ManagementはSOAテクノロジに依存し、SOAスキーマの作成にはRCUが必要です。次の手順を使用して、SOAおよびOWSMに必要なインフラストラクチャを作成します。
リポジトリ作成ユーティリティを使用してスキーマを作成するには:
Oracle EDelivery上のOracle Enterprise Performance Management Systemメディア・パックから、リポジトリ作成ユーティリティをダウンロードします。
rcuHome/binから、オペレーティング・システムの適切なファイルを使用して、リポジトリ作成ユーティリティを実行します:
Windowsの場合は、rcu.batを実行します。
UNIXの場合は、./rcuを実行します。
注意: | AL32UTF8を使用しないデータベースの使用に関するメッセージはすべて無視します。 |
新しいデータベース・スキーマは「メタデータ・サービス」に必要で、EPM System製品データベースを反映しません。
Financial Close Management、Profitability and Cost Management、FDMEE、Financial Management、Provider ServicesまたはData Relationship Managementの場合: 「AS共通スキーマ」を展開して、「Metadata Services」を選択します(まだ選択されていない場合)。
また、Financial Close Managementの場合: 「SOAおよびBPMインフラストラクチャ」を展開し、次のSOAインフラストラクチャ・コンポーネントを選択します: 「SOAインフラストラクチャ」および「ユーザー・メッセージング・サービス」。(「Business Activity Monitoring」(BAM)を選択する必要はありません。)
Identity Managementの場合、「OID」がデフォルトで選択されています。「Oracle Identity Federation」を選択しないでください。
Oracle Web Services Managerの構成に必要なため、すべてのコンポーネントについて、「スキーマ所有者」の名前をメモしておいてください。
「スキーマ・パスワード」ページでは、「すべてのスキーマに同じパスワードを使用」を選択することをお薦めします。このパスワードをメモしておいてください。
リポジトリ作成ユーティリティの詳細については、『Oracle® Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド 11g リリース1 (11.1.1)』を参照してください。