Oracle SOA Suiteのインストールに記載されているとおりにOracle SOA Suiteがインストールされていることを確認します。Financial Close Managementを構成する前に、事前にOracle SOA Suiteを構成および開始しておく必要があります。
ここでは、Oracle SOA Suiteの構成手順の概要について説明します。この手順の詳細は、『Oracle® Fusion Middleware Oracle SOA Suiteインストレーション・ガイド 11g リリース1』の「Oracle SOA Suiteの構成」を参照してください。
Oracle SOA Suiteを構成するには:
WebLogic管理サーバー・マシンから、Oracle Fusion Middleware構成ウィザードを実行してWebLogicドメインを構成し、そのドメインに構成する製品を選択します。構成ウィザードを開始するには、SOA_ORACLE_HOME/common/bin (またはMIDDLEWARE_HOME/oracle_common/common/bin)からconfig.sh (UNIX)またはconfig.cmd (Windows)を実行します。
EPM SystemおよびOracle SOA Suiteは同じドメインにデプロイする必要があります。ドメインに関する選択は、デプロイメント・シナリオによって異なります。
EPM System製品が未構成の新規のデプロイメントでは、WebLogicドメインを新たに作成する必要があります。
既存のデプロイメントでEPM System製品がすでに構成され、Financial Close ManagementとOracle SOA Suiteを含むよう拡張しようとしている場合、EPM Systemのデプロイメント時に作成された既存のWebLogicドメインを拡張する必要があります。
この手順には、次のような追加の詳細があることに注意してください。リストされているのはすべての手順でなく、Financial Close Management固有の選択肢が必要な手順のみです。
ドメインの作成/拡張時に、Oracle SOA SuiteおよびすべてのOracle共通コンポーネント(Oracle Enterprise Manager、Oracle WSM Policy Manager、Oracle JRF WebServices AsynchronousサービスおよびOracle JRFなど)の中から、未選択の製品を選択します。
デフォルトのJDKを選択します。本番モードを選択することをお薦めします。(WebLogic管理サーバーの起動時、本番モードを使用する際にユーザー名とパスワードの入力を求められた場合、管理サーバー・ドメインの構成時に入力したユーザー名とパスワードを入力します。)
JDBCデータソースを構成する際、RCUの実行時に入力したデータベース詳細を入力します。
サーバー・ポートはデフォルトの設定を使用します。デフォルトでは、管理サーバー・ポートは7001でsoa_server1ポートは8001です。
WebLogic管理コンソールを使用してWebLogic管理サーバーおよびOracle SOA Suite管理サーバーを開始します。
WebLogic管理サーバーを開始するには、MIDDLEWARE_HOME/user_projects/domains/domainName/startWebLogic.cmdコマンドを実行します。
SOA管理対象サーバーを開始するには、MIDDLEWARE_HOME/user_projects/domains/domainName/bin/startManagedWebLogic.cmd soa_server1コマンドを実行します。
Financial Close Managementを構成する前に、Oracle SOA Serverが実行されている必要があります。
ヒント: | SOAの設定は通常2つのサーバーで実行されます。1つはポート7001で実行され、Enterprise Managementアプリケーションをホストする管理サーバー、もう1つはポート8001で実行され、SOAインフラストラクチャをホストする管理対象サーバーです。ドメインのユーザー名とパスワードを使用してhttp://host:7001/emにログインし、両方のサーバーのステータスを確認します。 |
次に続くプロセスについては、Financial Close ManagementおよびTax Governanceのインストール・チェックリストを参照してください。
Financial Close ManagementおよびTax Governanceのインストール・チェックリストに記載されている構成順序に従って、EPM System製品を構成する必要があります。その後で、手動構成タスクを実行します。