Financial Close ManagementおよびTax Governanceの手動構成タスク

この項では、Financial Close ManagementとTax Governanceの構成に必要なその他のタスクについて説明します。Oracle SOA SuiteおよびFinancial Close ManagementまたはTax Governanceをインストールし、構成した後でこれらのタスクを実行します。

注意!

これらのタスクは、Financial Close ManagementまたはTax Governanceを起動して実行する前に実行する必要があります。記載されている順にタスクを実行します。

次の表は、Financial Close ManagementおよびTax Governanceの手動構成タスクを示しています。

注意:

後述の手順で、WebLogicドメインの作成時に「本番モード」を選択した場合、WebLogic管理コンソールで変更を行うには、最初にチェンジ・センターで「ロックして編集」をクリックする必要があることに注意してください。変更後、チェンジ・センターで「変更のアクティブ化」をクリックします。

表25. Financial Close ManagementおよびTax Governanceの手動構成タスク

タスク参照

メッセージ保護のキーストアを設定します。

メッセージ保護のキーストアの設定
SOAサーバーを構成して、Oracle Internet Directory、Microsoft Active Directory (MSAD)またはSunOneに接続します。 OID、MSAD、SunOneへのWebLogicドメインの構成

監視対象サーバーを順番に起動します。

管理対象サーバーの起動

Microsoft SQL Serverを使用している場合は、EDNLocalTxDataSourceおよびEDNDataSourceを削除します。

 

場合によっては、SOAコンテキストはEPM Systemコンフィギュレータによって構成されます。SOAコンテキストが自動的に構成されない場合は、手動でSOAコンテキストを構成する必要があります。

手動構成は、次の場合に必要です:

  • 手動でJava Webアプリケーションをデプロイした場合。

  • WebサーバーをFinancial Close ManagementまたはTax Governanceとは異なるインスタンスで構成した場合。

  • SOAおよびWSM-PM Java Webアプリケーションが異なる管理対象サーバー/クラスタにデプロイされている場合。

Oracle HTTP Serverの手動構成手順9

Java Webアプリケーションの論理アドレスを変更するために、任意の時点で構成を変更する場合(EPM SystemコンフィギュレータのWebアプリケーションの論理アドレスの更新ページを使用)、次のタスクを実行する必要があります。

  1. 実行中のタスクまたはアラートがないことを確認します。

    オープン期間がないことを確認します。オープン期間が存在する場合は、それらをロックします。実行しているデータロードがないことを確認します。

    開いているスケジュールがないことを確認します。

  2. EPM Systemコンフィギュレータを起動し、「タスクの選択」ページの「Financial Close」、「Financial Close Management」セクションで、「SOAにデプロイ」を選択します。

  3. 「次へ」をクリックして、構成を続行してから、「終了」をクリックします。

  4. ロックされた期間のロックを解除します。

  5. soainfraデータソースに接続し、次の問合せを実行します。

    UPDATE WFTASKDISPLAY SET httpport = <LWA Port> , httpsport=0, hostname = <LWA Host> WHERE URI like '/workflow/%'; 
 
接続プールの最大容量を増やします。 接続プールの最大容量を増やす
外部LDAPプロバイダの接続プールを増やします。外部LDAPプロバイダの接続プールの増加
Financial Close ManagementまたはTax GovernanceとSOAを使用するクラスタ環境で作業中の場合、電子メール・パスワードがすべてのサーバーに対して必ず構成されるように、電子メールの認証に使用されるパスワード(「共通設定」構成タスク・パネルで入力)は、タイプが「クリア・テキスト・パスワードの使用」である必要があります。パスワード・タイプを変更するには、Enterprise Managerを使用します。 Enterprise Managerのドキュメント

電子メール・アドレスのシステム・ユーザーへの割当て

電子メール・アドレスのシステム・ユーザーへの割当て

アクション可能な電子メールを構成します。

アクション可能な電子メールの構成

これらの手順を実行すると、Account Reconciliation ManagerもFDMEEとともに機能するように構成し、統合タイプを作成および管理できるようになります。Oracle Hyperion Financial Close Management管理者ガイドを参照してください。統合xmlファイルは、My Oracle Supportからダウンロードできます。