Integration Servicesのメンテナンス・リリース・インストールの前提条件

旧リリースのIntegration Servicesを使用していた場合、メンテナンス・リリースを適用する前に、Essbase Studioに移行します。Integration Servicesは使用できなくなりました。

注意:

Essbase Studio移行ツールは、複雑なIntegration Servicesモデルの移行では動作しない場合があります。既存のリレーショナル・ソース表を使用してEssbase Studioでモデルを再構築することによって、手動で移行することが必要になる場合もあります。移行を予定している場合は、このことを考慮することをお薦めします。

Essbase Studioに移行するIntegration Servicesカタログは、Essbase Studioと同じマシンに存在する必要はありません。Integration Servicesカタログは、ネットワーク上のIntegration Servicesでサポートされているデータベース内のどこにでも配置できます。

Integration ServicesカタログがEssbase Studioと同じマシンに存在する場合でも、Integration ServicesカタログへのODBC DSNを作成する必要があります。このDSNは、Integration Servicesカタログが存在するデータベースを指している必要があります。

移行および制限事項の詳細は、Oracle Essbase Studioユーザー・ガイドを参照してください。

 Integration ServicesのモデルおよびメタアウトラインをIntegration ServicesからEssbase Studioに移行するには:

  1. 「EISカタログの移行」ダイアログ・ボックスにアクセスします:

    Essbase Studioコンソールの「ツール」メニューにアクセスし、「EISカタログの移行」を左クリックします。

  2. 「EISカタログDSN」テキスト・ボックスに、移行するIntegration Servicesカタログを指しているODBC DSNを入力します。

    注意:

    Integration ServicesカタログへのODBC DSNが存在しない場合、ODBC DSNを作成する必要があります。Integration ServicesカタログがEssbase Studioと同じマシンに存在しない場合、Essbase Studioクライアントが実行中のマシンにODBC DSNを作成する必要があります。このDSNは、Integration Servicesカタログが存在するデータベースを指している必要があります。

  3. 「ユーザー」テキスト・ボックスに、EISカタログのユーザー名(tbcなど)を入力します。

  4. EISカタログのパスワードを入力します。

  5. 「モデルのフェッチ」ボタンをクリックします。

    Essbase Studioでは、Integration Servicesカタログにアクセスし、そのカタログ内のモデルおよびメタアウトラインをリストします。メタアウトラインはそれぞれのモデルでグループ化されます。

  6. 「モデルおよびデータ・セット」列で、移行するIntegration Servicesのモデルおよびメタアウトラインを選択します。

    注意:

    複数のモデルおよびメタアウトラインを移行できます。

  7. 「データ・ソース接続」列でクリックし、ドロップダウン・リストから、ターゲット・リレーショナル・データベースを選択します。

    注意:

    ターゲット・リレーショナル・データベースは、Integration Servicesのターゲット・データ・ソースと一致する必要があります。

    オプション: 「新規データ・ソース」をクリックし、データ・ソースの名前を入力することで、ターゲット・データ・ソースを作成できます。

    注意:

    複数のモデルを移行する場合、移行する各モデルのEssbase Studioでターゲット・リレーショナル・データベースを選択する必要があります。

  8. 「カタログ」列でクリックし、ドロップダウン・リストから、Integration Servicesカタログを選択します。

    注意:

    ご使用のリレーショナル・データベースがOracleの場合は、カタログを選択する必要はありません。

  9. 「スキーマ」列でクリックし、ドロップダウン・リストから、スキーマを選択します。

    注意:

    複数のモデルを移行する場合、移行する各モデルのスキーマを選択する必要があります。

  10. 「フォルダの選択」テキスト・ボックスに、Essbase Studioのターゲット・フォルダを入力します。

    オプション: ターゲット・フォルダを迅速に検索するには、「参照」ボタンをクリックします。

    オプション: 「フォルダの選択」テキスト・ボックスにフォルダの名前を入力することで、フォルダを作成できます。

    ターゲット・フォルダは、Essbase Studioのメタデータ・ナビゲータにもリストされます。

  11. 「移行」ボタンをクリックします。

    進捗情報ダイアログ・ボックスに、移行の進行状況が表示されます。

  12. オプション: 移行を取り消すには:

    1. 「取消」をクリックします。

    2. 指定したターゲット・ディレクトリに存在するオブジェクトを削除します。

OLAPのモデルおよびメタアウトラインが、Oracle Essbase Integration ServicesカタログからEssbase Studioカタログに移行されます。移行が完了すると、モデルがメタデータ・ナビゲータに表示されます。データ・ソースを作成した場合、データ・ソースの名前がデータ・ソース・ナビゲータに表示されます。