ネイティブ・ディレクトリのインポート・ソース・ファイルは、CSVファイルです。
CSVファイル・フォーマットは、カンマで区切られたフィールドを含んだ表データ・フォーマットで、二重引用符で囲まれています。ライフサイクル管理は、Excel対応のCSVファイルのみサポートしています。Excelで出力するCSVファイルは、標準のCSVファイルとは次のように異なります:
前後の空白が大きい
バックスラッシュは特殊文字ではなく、エスケープしません。
引用符で囲まれた文字列内の引用符は、バックスラッシュではなく二重引用符でエスケープします。
ExcelはデータをCSVフォーマットにする前に変換する
ExcelはCSVファイルで次のような変換を行います。
タブはシングル・スペースに変換される
改行はUNIXの改行("\n")として常に示される
12桁以上の桁数は切り捨てられた科学表記で示される
次のエンティティに対して別々のCSVファイルを使用できます:
ユーザー
グループ
役割
プロビジョニング情報
委任リスト
CSVファイル内の各セクションは、エンティティとヘッダーの2つの必須の行により識別されます。エンティティ行は、頭に#(シャープ)文字の付いた事前定義エンティティ名により識別されます。ヘッダー行は、エンティティ行に続きます。ヘッダー行は、カンマで区切られたエンティティの事前定義属性のリストです。
ヘッダー行の属性の順序に意味はありません。ただし、ヘッダー行に続くデータ行では、ヘッダー行が属性を提示する順序でデータを提示する必要があります。データが指定されていない場合は、カンマを使用して値が設定されていないことを示します。エンティティ行、ヘッダー行、およびデータ行には、処理に必要が情報が表示されます。
CSVファイルで作成、更新、および削除の操作を行うために、次の境界が適用されます。
ユーザー、グループおよび役割が処理されるのは、一度に1行のデータ・ラインである
グループ・メンバーは、1つのヘッダーと1つの親グループの下では複数のデータ・ラインが処理される
役割メンバーは、1つのヘッダーと1つの親役割の下では複数のデータ・ラインが処理される
ユーザー・プロビジョニングは、1つのヘッダーと1つのグループまたはユーザーの下では複数のデータ・ラインが処理される
エラー処理は、プロセスの境界に基づいて行われます。プロセスの境界では、1つのエラーは1回の失敗としてカウントされます。
サンプルのCSVファイルおよび属性情報については、次の項を参照してください: