ライフサイクル管理でのインポート操作は、ターゲット環境の分析を必要とし、通常は管理者によって実行されます。ただし、アプリケーションのビジネス・ユーザーはシステムにおける変更を認識するため、通常、移行するコンテンツはアプリケーションのビジネス・ユーザーによって定義されます。LCMデザイナの役割では、ユーザーは移行を定義し、エクスポート操作を実行できますが、インポート操作の実行は制限されます。
たとえば、次のシナリオを考えてください:
支出予算の管理を担当するプランニング管理者は、テスト環境の支出勘定科目に関連するデータ・フォームを変更します。プランニング管理者にLCMデザイナの役割を割り当てると、管理者はデータ・フォームを本番環境に移動する移行を定義できます。管理者は、アーティファクトがエクスポートされたことをITマネージャに通知します。ITマネージャは、エクスポートされたフォルダを本番環境にコピーし、インポート操作を実行します。(エクスポートされたフォルダには、Import.xmlファイルでのインポート実行の定義が含まれています。)
LCMデザイナの役割は、Shared Services Consoleで割り当てます。(ユーザー役割とセキュリティのガイドのEPM Systemの役割に関する項を参照。)
ユーザーにLCMデザイナの役割が割り当てられると、Shared Services Consoleは次のように変更されます:
編集後に、単一のアーティファクトをインポートする機能が無効になります。
ファイル・システム・フォルダを右クリックした場合に表示されるインポート・オプションが無効になります。
Shared Services Consoleの下部にある「インポート」ボタンが無効になります。