FNDHOST1でのFoundation Servicesのインストールおよび構成

 FNDHOST1でFoundation Servicesをインストールおよび構成するには、次のようにします。

  1. デプロイメント・ユーザーとしてFoundation Servicesホスト・マシン(FNDHOST1)にログオンし、EPM Systemソフトウェアを抽出した共有ディスク・ディレクトリ(//sharedhost/sharedlocation/downloads/epm_unzippedなど)にマップするネットワーク・ドライブ(Z:/など)を定義します。

  2. マップしたネットワーク・ドライブからinstallTool.cmdを起動します。

  3. Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemインストーラ・ウィザードに従います。

    • EPM Systemソフトウェアをデフォルト以外の場所にインストールする場合、「宛先」で、その場所を選択します。

    • 「インストール・タイプ」で、「新規インストール」が選択されていることを確認します。

    • 「すべて選択解除」から選択をクリア(選択解除)し、「製品の選択」で次のコンポーネントを選択します。

      これらのコンポーネントの一部は使用しない可能性がありますが、インストールすることで今後WebLogicドメインでこれらのコンポーネントのJava Webアプリケーションをホストする準備ができます。

      • Foundation Services

      • Essbase - Essbase Administration Services Java Webアプリケーション

      • Essbase - Provider Services Java Webアプリケーション

      • Essbase - Essbase Studioサーバー

      • Reporting and Analysis - Framework

      • Reporting and Analysis - Financial Reporting

      • Planning

      • Financial Close Management

      • Disclosure Management

      • Financial Management - Financial Management SDK(自動的に選択されます)

      • Financial Management - Financial Management Java Webアプリケーション

      • Strategic Finance - Strategic Finance Java Webアプリケーション

      • FDM Enterprise Edition

      • Profitability and Cost Management

    • 「Planning」を選択すると自動的に選択される「Essbase - Essbaseサーバー」をクリア(選択解除)します。

    EPM Systemインストーラの「製品の選択」画面
  4. 「要約」で、すべてのコンポーネントが正常にインストールされていることを確認した後、「終了」をクリックします。

  5. EPM Systemコンフィグレータを起動します: 「スタート」メニューで、「すべてのプログラム」「Oracle EPM System」「EPM Systemコンフィグレータ(すべてのインスタンス)」の順に選択します。

  6. Oracleインスタンスで、この手順を完了してから「次」をクリックします。

    1. オプション: 「EPM Oracleインスタンスのホーム・ディレクトリ」で、EPM Oracle Homeディレクトリの場所を変更します。

    2. 「EPM Oracleインスタンス名」Foundation1と入力します。

    EPM Systemコンフィグレータの「Oracleインスタンス」画面
  7. Shared Servicesおよびレジストリ・データベースの構成画面で、Oracle Hyperion Shared Servicesレジストリの接続情報と、データベースへのアクセスに使用するデータベース・アカウントのユーザー名およびパスワード(表3, データベース・チェックリストに記録)を入力し、「次」をクリックします。

    Shared Servicesレジストリにデプロイメント内のすべてのサーバーの構成情報が格納されるため、コンポーネントの相互検出が可能になります。

    EPM Systemコンフィグレータの「データベース構成」画面
  8. コンポーネントの構成画面で、次のタスクを実行し、「次」をクリックします。

    1. 次のコンポーネントを選択解除します。

      • FDM Enterprise Edition

      • Disclosure Management

      • Financial Close Management

      • Financial Management

      • Strategic Finance

      • Planning

      • Profitability and Cost Management

    2. 「Hyperion Foundation」を展開し、「Webアプリケーションの論理アドレスの構成」を選択します。

    EPM Systemコンフィグレータのコンポーネント構成画面
  9. 「共通設定の構成」で次の処理を行い、「次」をクリックします。

    1. 「Windowsサービスをローカル以外のシステム・アカウントとして実行」を選択します。

    2. 「ユーザー名」に、デプロイメント・ユーザーを入力します。

    3. 「パスワード」に、デプロイメント・ユーザーのパスワードを入力します。

    4. 「LCMのエクスポートとインポートの場所」に、共有ディスク・ディレクトリの場所(//sharedHost/sharedLocation/lcm_export_importなど)を入力します。ここに、このFoundation Servicesインスタンスからエクスポートされたか、このFoundation ServicesインスタンスにインポートされたOracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemライフサイクル管理アーティファクトが格納されます。EPM Systemコンフィグレータによってこのディレクトリが作成されます。

    5. オプション: SMTP電子メール・サーバーの情報を入力します。

      EPM Systemコンフィグレータの「共通設定」画面
  10. 「データベースの構成」で「次」をクリックし、デフォルト値を使用してすべての製品にFoundation Servicesデータベースを利用するようにします。

    EPM Systemコンフィグレータの「データベースの構成」画面
  11. 「Reporting and Analysis Frameworkサービスの構成」で次の手順を実行し、「次」をクリックします。

    1. 「リポジトリ・ディレクトリ」に、共有ディスク・ディレクトリ(//SharedHost/SharedLocation/data/RM1など)を入力します。ここに、Oracle Hyperion Reporting and Analysis Frameworkリポジトリ・データが格納されます。フォルダ名は、/RM1である必要があります。

      このディレクトリは作成しないでください。EPM Systemコンフィグレータによって作成されます。

    2. オプション: 「ポートの範囲」で、Oracle Hyperion Reporting and Analysis Frameworkリポジトリで使用するポート範囲を変更します。

    EPM Systemコンフィグレータの「Reporting and Analysis Frameworkサービスの構成」画面
  12. 「アプリケーション・サーバーへのデプロイ - WebLogicドメイン情報を指定してください」に必要な情報を入力し、「次」をクリックします。

    EPM Systemコンポーネント用WebLogic ServerドメインおよびWebLogic管理サーバーがこのマシンに作成されます。

    1. 「管理者ユーザー」に、特定したシステム管理者ユーザー名を使用してWebLogic Serverドメイン管理者のユーザー名を入力します。

    2. 「管理者パスワード」および「管理パスワードの確認」に、特定したシステム管理者パスワードを使用してWebLogic Server管理者のパスワードを入力します。

    EPM Systemコンフィグレータの「アプリケーション・サーバーへのデプロイ - WebLogicドメイン情報を指定してください」画面
  13. 「アプリケーション・サーバーへのデプロイ: Oracle WebLogic」で、WebLogic ServerドメインにデプロイされるWebアプリケーションのリストを確認し、「次」をクリックします。この画面にリストされているJava Webアプリケーションは1つの管理対象サーバーにデプロイされます。

    EPM Systemコンフィグレータの「アプリケーション・サーバーへのデプロイ: Oracle WebLogic」画面
  14. 「ディメンション・サーバーの構成」で「次」をクリックします。

    EPM Systemコンフィグレータの「ディメンション・サーバーの構成」画面
  15. 「Essbase Studio - デフォルトのデータ・ファイルの場所」で、サンプル・ファイルのインストールまたはデータ・ソースとして使用されるテキスト・ファイルの共有ディスク・ディレクトリ(//SharedHost/SharedLocation/data/Studioなど)を指定します。EPM Systemコンフィグレータによってこのディレクトリが作成されます。

    EPM Systemコンフィグレータの「Essbase Studio - デフォルトのデータ・ファイルの場所」画面
  16. 「Reporting and Analysis Frameworkエージェント・ポートの構成」で「次」をクリックします。

    EPM SystemコンフィグレータのReporting and Analysisポートの構成画面
  17. 「Financial Reporting - RMIポートの構成」で「次」をクリックします。

    EPM Systemコンフィグレータの「Financial Reporting - RMIポートの構成」画面
  18. 「Webサーバーの構成」で次の手順を実行し、「次」をクリックします。

    1. 「Webサーバー・タイプ」「Oracle HTTP Server」を選択します。

    2. オプション: 「Webサーバー・ポート」で、Webサーバー・ポート番号を変更します。

    3. 「詳細設定オプション」をクリックしてOracle HTTP Serverを構成する共有ドライブを指定し(共有ドライブのルートで構成する必要があります)、「OK」をクリックして「次」をクリックします。

    EPM Systemコンフィグレータの「Webサーバーの構成」画面
  19. 「Webアプリケーションの論理アドレスの更新」で次の手順を実行し、「次」をクリックします。

    1. 「ホスト」に、内部通信用に作成した仮想ホストの名前(epminternal.mycompany.com)を入力します

    2. オプション: 「ポート」および「SSLポート」で、ポート番号を変更します。

    EPM Systemコンフィグレータの「Webアプリケーションの論理アドレスの更新」画面
  20. 「Shared Servicesの管理ユーザーとパスワードの設定」に、特定したシステム管理者ユーザー名とパスワードを使用してEPM System管理者のユーザー名とパスワードを入力し、「次」をクリックします。

    EPM Systemコンフィグレータの「Shared Servicesの管理ユーザーとパスワードの設定」画面
  21. 「確認」で、実行される構成タスクのサマリーを確認し、「次」をクリックします。

    EPM Systemコンフィグレータの「確認」画面
  22. デプロイメント・プロセスが完了すると、「要約」画面が表示されます。すべてのタスクが正常に完了したことを確認し、「終了」をクリックします。

    EPM Systemコンフィグレータの「要約」画面
  23. 「スタート」「すべてのプログラム」「Oracle EPM System」「Foundation1」「Foundation Services」「Start EPM System」の順に選択して、EPM Systemを起動します。

  24. 「スタート」「すべてのプログラム」「Oracle EPM System」「Foundation1」「Workspace」「Workspace URL」の順に選択して「Launch Application」をクリックし、EPM Workspaceにログオンしてインストールを確認します。または、次のURLにアクセスします。

    http://FNDHOST1:19000/workspace/index.jsp
  25. epm.mycompany.comおよびepminternal.mycompany.com向けのすべてリクエストをFoundation Servicesホスト・マシン(FNDHOST1)上のOracle HTTP Serverインストールに転送するようロード・バランサを構成することをネットワーク管理者に依頼します。