ESSHOST1でのEssbaseサーバーのインストールおよび構成

 ESSHOST1でEssbaseをインストールおよび構成するには、次のようにします。

  1. デプロイメント・ユーザーとしてEssbaseホスト・マシン(ESSHOST1)にログオンし、EPM Systemソフトウェアを抽出した共有ディスク・ディレクトリ(//sharedhost/sharedlocation/downloads/epm_unzippedなど)にマップするネットワーク・ドライブ(Z:/など)を定義します。

  2. データ用のEssbaseの場所(ARBORPATH)として使用されるローカル・ディレクトリ(共有ドライブ上ではなく)を作成します。この場所は、MIDDLEWARE_HOMEの場所外(c:/epm_dataなど)である必要があります。

  3. マップしたネットワーク・ドライブからinstallTool.cmdを起動します。

  4. EPM Systemインストーラ・ウィザードに従います。

    • 「宛先」に、FNDHOST1でのFoundation Servicesのデプロイ時に設定したのとまったく同じMIDDLEWARE_HOMEディレクトリの場所を指定します。

    • 「インストール・タイプ」で、「新規インストール」を選択します。

    • 「製品の選択」で「すべて選択解除」から選択をクリア(選択解除)し、次のコンポーネントを選択します。

      「Essbase」下の「Essbaseサーバー」

      必要なFoundation Servicesコンポーネントは自動的に選択されます。

    EPM Systemインストーラの「製品の選択」画面
  5. 「要約」で、すべてのコンポーネントが正常にインストールされていることを確認した後、「終了」をクリックします。

  6. EPM Systemコンフィグレータを起動します: 「スタート」メニューで、「すべてのプログラム」「Oracle EPM System」「EPM Systemコンフィグレータ(すべてのインスタンス)」の順に選択します。

  7. Oracleインスタンスで、この手順を完了してから「次」をクリックします。

    1. 「EPM Oracleインスタンスのホーム・ディレクトリ」で、EPM Oracle Homeディレクトリの場所がFoundation Servicesの構成時に指定した場所(FNDHOST1上)と同じであることを確認します。

    2. 「EPM Oracleインスタンス名」Essbase1と入力します。

    EPM Systemコンフィグレータの「Oracleインスタンス」画面
  8. EssbaseをFoundation Servicesと同じサーバーにインストールした場合、この手順はスキップします。Shared Servicesレジストリ・データベースの構成画面で「前に構成されたShared Servicesデータベースに接続」を選択し、Shared Servicesレジストリ・データベースの接続情報と、データベースへのアクセスに使用するデータベース・アカウントのユーザー名およびパスワード(表3, データベース・チェックリストに記録)を入力し、「次」をクリックします。

    入力するデータは、Foundation Servicesサーバー(FNDHOST1)でのShared Servicesレジストリの構成時に入力したデータと一致する必要があります。

    EPM Systemコンフィグレータの「データベース構成」画面
  9. コンポーネントの構成画面で「すべて選択解除」から選択をクリア(選択解除)し、「Essbase」を展開します。「Essbase」を選択し、「次」をクリックします。

    EPM Systemコンフィグレータのコンポーネント構成画面
  10. 「Essbaseサーバーの構成」で「アプリケーションの場所へのフル・パス(ARBORPATH)」に、データ用に作成したディレクトリ(c:/epm_dataなど)を指定し、「次」をクリックします。

    EPM Systemコンフィグレータの「Essbaseサーバーの構成」画面
  11. 「確認」で、実行される構成タスクのサマリーを確認し、「次」をクリックします。

    EPM Systemコンフィグレータの「確認」画面
  12. デプロイメント・プロセスが完了すると、「要約」画面が表示されます。すべてのタスクが正常に完了したことを確認し、「終了」をクリックします。

    EPM SystemコンフィグレータのEssbase構成の確認画面
  13. ESSHOST1で、「スタート」「すべてのプログラム」「Oracle EPM System」「Essbase1」「Foundation Services」「Start EPM System」の順に選択して、EPM Systemを起動します。