問題: メンテナンス・リリースを適用した後で、Essbaseが起動しません。
この問題は、メンテナンス・リリースを適用する前にすべてのプロセスを停止しない場合に発生します。
解決策: EPM_ORACLE_HOME/diagnostics/logs/installのinstallTool-installDDD-MM.DD.YYYY-TIME.logファイルを確認します。一部のファイルがインストールおよび構成中にロックされていたことを示すプロセスは別のプロセスで使用されているため、ファイルにアクセスできませんなどのメッセージがログ・ファイルに含まれている場合は、Essbaseを再インストールします。
問題: essbase.cfgまたはプラットフォームの共有ライブラリ・パスでJVMMODULELOCATIONを適切に設定していない場合、次のエラー・メッセージが表示されます:
JVMのロードに失敗しました[jvm.dll]。シングル・サインオンの初期化に失敗しました
解決策: essbase.cfgをテキスト・エディタで開き、適切なJVMを指定するよう編集します。
問題: 「GCInit()の実行に失敗しました」というエラー・メッセージが表示されます。このメッセージは、ESSBASEPATHのロケール・ディレクトリが見つからないか、ファイルがロケール・ディレクトリで欠落している場合に表示されます。
解決策: hyperionenv.doc (UNIX)またはsetEssbaseEnv.cmd (Windows)でESSBASEPATHを確認します:
Windows - コマンド行にecho %ESSBASEPATHと入力します。
UNIX - コンソール・ウィンドウで> echo $ESSBASEPATHと入力します。
ESSBASEPATHがないか、正しくない場合は、正しいESSBASEPATHを定義します。
注意: | ESSBASEPATHには、essbase.exeではなく、Windowsの場合はstartEssbase.batを、UNIXの場合はstartEssbase.shを使用してください。 |
問題: Essbaseが「スタート」メニューから起動しません。
解決策: コマンド行からEssbaseを起動します。Essbaseをコマンド行から起動すると詳しいエラー・メッセージが表示され、トラブルシューティングに役立ちます。たとえば、欠落しているファイルやアクセスできないファイルなどのメッセージが表示されます。
問題: Solaris 64ビットでLD_LIBRARY_PATH_64が設定されていると、opmnctl start allコマンドが失敗し、OPMNサービスも他のOPMN制御のプロセスも起動しません。
解決策: opmn.xmlファイルでLD_LIBRARY_PATHを構成し、LD_LIBRARY_PATHとLD_LIBRARY_PATH_64の両方をシステムに定義している場合は、LD_LIBRARY_PATH_64設定のみが使用されます。その結果、opmnctlコマンド・ファイルによって$ORACLE_HOME/opmn/libに必要なライブラリをロードできません。これを回避するには、LD_LIBRARY_PATH_64の定義を削除するか、opmn.xmlのLD_LIBRARY_PATHの値をLD_LIBRARY_PATH_64変数に追加します。
問題 LinuxマシンでEssbaseを起動すると、次のエラー・メッセージのいずれかが作成されます:
error while loading shared libraries: libstdc++.so.5: cannot open shared object file: No such file or directory error while loading shared libraries: libaio.so.1: cannot open shared object file: No such file or directory Failed when initializing utility routines, error = [1008163]
解決策: libaioパッケージ・バージョン0.3.105-2以降をインストールします。