Oracle® Essbase

Readme

リリース11.1.2.4.000


Copyright © 2015, Oracle and/or its affiliates.All rights reserved.

更新: 2015年5月

著者: EPM 情報開発チーム

このソフトウェアおよび関連ドキュメントの使用と開示は、ライセンス契約の制約条件に従うものとし、知的財産に関する法律により保護されています。ライセンス契約で明示的に許諾されている場合もしくは法律によって認められている場合を除き、形式、手段に関係なく、いかなる部分も使用、複写、複製、翻訳、放送、修正、ライセンス供与、送信、配布、発表、実行、公開または表示することはできません。このソフトウェアのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイルは互換性のために法律によって規定されている場合を除き、禁止されています。

ここに記載された情報は予告なしに変更される場合があります。また、誤りが無いことの保証はいたしかねます。誤りを見つけた場合は、オラクル社までご連絡ください。

このソフトウェアまたは関連ドキュメントを、米国政府機関もしくは米国政府機関に代わってこのソフトウェアまたは関連ドキュメントをライセンスされた者に提供する場合は、次の通知が適用されます。

U.S. GOVERNMENT END USERS:

Oracle programs, including any operating system, integrated software, any programs installed on the hardware, and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-specific supplemental regulations. As such, use, duplication, disclosure, modification, and adaptation of the programs, including any operating system, integrated software, any programs installed on the hardware, and/or documentation, shall be subject to license terms and license restrictions applicable to the programs. No other rights are granted to the U.S. Government.

このソフトウェアもしくはハードウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。このソフトウェアもしくはハードウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアもしくはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアもしくはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。

OracleおよびJavaはOracle Corporationおよびその関連企業の登録商標です。その他の名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。

Intel、Intel Xeonは、Intel Corporationの商標または登録商標です。すべてのSPARCの商標はライセンスをもとに使用し、SPARC International, Inc.の商標または登録商標です。AMD、Opteron、AMDロゴ、AMD Opteronロゴは、Advanced Micro Devices, Inc.の商標または登録商標です。UNIXは、The Open Groupの登録商標です。

このソフトウェアまたはハードウェア、そしてドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。適用されるお客様とOracle Corporationとの間の契約に別段の定めがある場合を除いて、Oracle Corporationおよびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。適用されるお客様とOracle Corporationとの間の契約に定めがある場合を除いて、Oracle Corporationおよびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても一切の責任を負いかねます。


目次:

目的

このリリースでの新機能

このリリースでサポート対象外または非推奨になった機能

互換性のガイドライン

インストール情報

サポートされているプラットフォーム

サポートされている言語

サポートされているこのリリースへのパス

このリリースで修正された問題

既知の問題

ドキュメントの更新事項

ドキュメントのフィードバック

アクセシビリティの考慮事項

目的

このドキュメントには、このリリースのOracle Essbaseに関する重要な最新情報が記載されています。Oracle Enterprise Performance Management Systemをインストールする前に、このReadmeを十分に確認してください。

このリリースでの新機能

『Oracle Essbase新機能』を参照してください。このリリースのインストール、アーキテクチャおよびデプロイメントの変更に関連する新機能は、Oracle Enterprise Performance Management System Readmeこのリリースの新機能に関する項を参照してください。

Essbaseでは、新機能に加えて動作の変更が導入されています。動作の変更には、非推奨またはサポート対象外になった機能、コンポーネント、構成設定、オプションおよび構文などがあります。

この項のトピックは、Essbase 11.1.2.4リリースに適用されます。

以前のリリースのEssbaseでサポート対象外または非推奨になった機能の詳細は、Oracle Essbase Database管理者ガイド以前のリリースでサポート対象外または非推奨になったEssbase機能に関する項を参照してください。

注意!

セキュリティ上の理由により、Essbaseネイティブ・セキュリティ・モードを使用しないことを強くお薦めします。Essbaseネイティブ・セキュリティ・モードを現在使用している場合は、EssbaseサーバーをEPM Systemセキュリティ・モードに変換し、Administration Servicesコンソールを使用してユーザーをEPM Systemセキュリティに移行する必要があります。『Oracle Essbase Administration Servicesオンライン・ヘルプ』Essbaseサーバーの変換およびShared Servicesへのユーザーの移行に関する項を参照してください。変換タスクと移行タスクが完了すると、EssbaseセキュリティはOracle Enterprise Performance Management Systemユーザー・セキュリティ管理ガイドに説明されているように管理されます。

このリリースでサポート対象外になったその他のEssbase機能

機能がサポート対象外となっているリリースでは、その機能が製品から完全に削除されているか、完全に削除されていない場合はサポート対象外となっています。

Essbase 11.1.2.4以降では、次の機能がサポート対象外となっています。

  • Oracle Essbase Integration Services(ハイブリッド分析と拡張リレーショナル・アクセスを含む)

    ハイブリッド分析および拡張リレーショナル・アクセスの基本概念の多くは、Oracle Essbase StudioのXOLAPキューブの機能に組み込まれています。

  • Visual Basic API

    Essbase JAVA APIを使用することを強くお薦めします。Essbase C APIも使用できます。

  • 構成設定:

    • PRELOADALIASNAMESPACE

    • PRELOADMEMBERNAMESPACE

    • PRELOADUDANAMESPACE

    • MAXACTIVEUPDATETRANSACTIONS

    • MAXTOTALACTIVETRANSACTIONS

このリリースで非推奨になったEssbase機能

機能が非推奨となっているリリースでは、その機能は引き続きすべて動作し(制限が指定される場合を除く)、サポートされています。通常、非推奨になった機能は、次のリリースではサポート対象外となります。

注意:

非推奨になった機能を実装しないことを強くお薦めします。

リリース11.1.2.4では、次のEssbase機能が非推奨になっています。

  • 直接入出力

  • ブロック・ストレージのアウトライン同期

  • アウトライン変更ログ

  • 通貨換算アプリケーションおよび通貨パーティション

  • データ圧縮タイプ: zlibおよびnone

  • リンク・パーティション

  • Oracle Essbase Administration Services JAVA API

  • Network Attached Storage (NAS)デバイスのNetwork File System (NFS)プロトコル

  • MaxL文および文法:

    • alter user文: add [to group]およびremove [from group]文法のみが非推奨

    • create group文: 文全体が非推奨

    • create user文: 文全体が非推奨

    • display group文: all文法のみが非推奨

    • display user文: all文法のみが非推奨

    • drop group文: from security_file文法を除くすべての文法が非推奨

    • drop user文: from security_file文法を除くすべての文法が非推奨

XOLAPに対するデータ・ソースのサポートの制限

Essbase 11.1.2.4以降では、XOLAPは、次のデータ・ソースに対してのみサポートされます。

  • IBM DB2

  • Netezza

  • Teradata

サポートされている以前のリリースのEssbaseからリリース11.1.2.4にアップグレードする場合、これらの互換性ガイドラインに注意する必要があります。

11.1.2.4 Essbaseサーバーと以前のリリースのクライアントとのアウトライン互換性

Essbase 11.1.2.4では、XMLアウトライン編集方法を使用して作成または更新されるアウトラインにより、新しいアウトライン・バージョンが生じます。アウトライン・バージョンの相違は、アプリケーションがEssbaseサーバーと旧リリースEssbaseのクライアントのどちらで使用できるかどうかに影響します。

集約ストレージ・アウトライン:

  • Essbase 11.1.2.4でXMLアウトライン編集機能を使用するには、まず以前のリリースで作成された集約ストレージ・アウトラインを11.1.2.4に移行する必要があります。

    アウトラインを移行する方法:

    • Administration Servicesコンソールでアウトラインを開き、古いアウトラインの移行を求めるプロンプトが表示されたら「OK」をクリックします。

    • C API関数EssOtlSetOPGVersionまたはJava APIメソッドsetOPGVersionを使用します。

    注意:

    11.1.2.4に移行されるアウトラインは、以前のリリースのクライアントでは編集できません。

  • Essbase 11.1.2.4で作成される集約ストレージ・アウトラインは、XMLアウトライン編集を使用するかどうかを問わず、以前のリリースのEssbaseでは使用できません。

ブロック・ストレージ・アウトライン:

  • 以前のリリースのEssbaseで作成されたブロック・ストレージ・アウトラインは、アウトラインを移行せずに11.1.2.4でXMLアウトライン編集を使用できます。(Essbaseは、ブロック・ストレージ・アウトラインを自動的に移行します。)

  • Essbase 11.1.2.4で作成または更新されて、XMLアウトライン編集機能を使用するブロック・ストレージ・アウトラインは、以前のリリースで使用できません。

表1に、Essbaseサーバー、クライアントおよびRTC間のサポート・マトリックスを示します。

表1.  サポート・マトリックス

クライアント

RTC[1]

Essbaseサーバー

集約ストレージ・アウトライン

ブロック・ストレージ・アウトライン

11.1.2.2.xxx

11.1.2.3.0xx

11.1.2.3.5xx

11.1.2.2.xxxクライアント以上の11.1.2.2.xxx RTC

11.1.2.3.0xxクライアント以上の11.1.2.3.0xx RTC

11.1.2.3.5xxクライアント以上の11.1.2.3.5xx RTC

11.1.2.4.000

11.1.2.3.50x以前のサポート対象リリースで作成される集約ストレージ・アウトライン: 編集と問合せは、クライアントの同バージョンのEssbaseサーバーと同じです。

サポート対象リリースで作成され、11.1.2.4 XMLアウトライン編集機能を使用しないブロック・ストレージ・アウトライン: 編集と問合せは、クライアントの同バージョンのEssbaseサーバーと同じです。

11.1.2.2.xxx

11.1.2.3.0xx

11.1.2.3.5xx

11.1.2.2.xxxクライアント以上の11.1.2.2.xxx RTC

11.1.2.3.0xxクライアント以上の11.1.2.3.0xx RTC

11.1.2.3.5xxクライアント以上の11.1.2.3.5xx RTC

11.1.2.4.000

11.1.2.4で作成されるブロック・ストレージ・アウトライン(XMLアウトライン編集機能を使用するかどうかを問わず): 編集は失敗し、問合せは、クライアントバージョンの機能に問い合せる場合に成功します。[2]

サポート対象リリースで作成され、11.1.2.4でXMLアウトライン編集機能を使用するブロック・ストレージ・アウトライン: 編集は失敗し、問合せは、クライアントバージョンの機能に問い合せる場合に成功します。[2]

11.1.2.4.000

11.1.2.4.000

11.1.2.4.000

11.1.2.3.50x以前のリリースで作成される集約ストレージ・アウトライン: 11.1.2.4でXMLアウトライン編集機能を使用するには、まず11.1.2.4に移行する必要があります。

サポート対象リリースで作成されるブロック・ストレージ・アウトライン: XMLアウトライン編集機能を使用する前に、アウトラインを11.1.2.4に移行する必要はありません。[3]

1 RTCバージョンは、同じリリース内のクライアントバージョン以上にする必要があります。たとえば、11.1.2.2.001 RTC、または11.1.2.2.xxxリリース内のさらに高いRTCバージョンを、Essbase11.1.2.2.001でコンパイルされたクライアントとともに使用できます。

2 XMLアウトライン編集機能を含む問合せは、異常終了しません。

3 XMLアウトライン編集機能を使用するためにブロック・ストレージ・アウトラインを11.1.2.4で更新し、その機能を後から削除する場合、そのアウトラインは以前のクライアントで使用できます。

11.1.2.4 Essbase Runtime Client (RTC)と以前のリリースとのAPIクライアントの互換性

Essbase 11.1.2.4 RTCを使用するには、以前のEssbaseリリースのAPIヘッダーおよびライブラリでコンパイルされたAPIクライアント・プログラムを、11.1.2.4.000のAPIヘッダーおよびライブラリで再コンパイルする必要があります。

インストール情報

EPM System製品のインストールに関する最新情報は、『Oracle Enterprise Performance Management System Readme』を参照してください。EPM System製品をインストールする前に、この情報をよく確認してください。

注意:

Oracle Smart View for Officeは、Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemインストーラと一緒にインストールされなくなりました。Smart Viewの最新リリースをダウンロードおよびインストールするには、次の場所に移動してください。

http://www.oracle.com/technetwork/middleware/smart-view-for-office/overview/index.html

サポートされているプラットフォーム

EPM System製品のシステム要件およびサポートされているプラットフォームに関する情報は、Oracle Enterprise Performance Management Systemの動作保証マトリックスにスプレッドシート形式で提供されます。このマトリックスは、Oracle Technology Network (OTN)の「Oracle Fusion Middleware Supported System Configurations」ページに掲載されています:

http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html

サポートされている言語

EPM System製品でサポートされている言語に関する情報は、Oracle Enterprise Performance Management Systemの動作保証マトリックスの「Translation Support」タブでスプレッドシート形式で提供されるようになりました。このマトリックスは、OTNの「Oracle Fusion Middleware Supported System Configurations」ページに掲載されています:

http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html

サポートされているこのリリースへのパス

EPM Systemは、次のリリースからリリース11.1.2.4にアップグレードできます:

注意: アップグレード手順は、Oracle Enterprise Performance Management Systemインストールおよび構成ガイドEPM System製品のアップグレードに関する項を参照してください。

表2. サポートされているこのリリースへのパス

アップグレード・パスのリリース: 元リリース11.1.2.4へのアップグレード

11.1.2.x

リリース11.1.2.4に移行するためにメンテナンス・リリースを適用します。

注意:

Oracle Hyperion Financial Close Managementの場合、メンテナンス・リリースの適用はリリース11.1.2.2または11.1.2.3からのみサポートされています。

Oracle Hyperion Financial Managementの場合、メンテナンス・リリースの適用はリリース11.1.2.111.1.2.2または11.1.2.3からのみサポートされています。

11.1.1.4.x

リリース11.1.2.3にアップグレードしてから、メンテナンス・リリースを適用して、リリース11.1.2.4に移行します。

リリース11.1.1.0.xから11.1.1.3.x

メンテナンス・リリースを適用してリリース11.1.1.4に移行し、リリース11.1.2.3にアップグレードし、さらにメンテナンス・リリースを適用してリリース11.1.2.4に移行します。

注意!

すべてのEssbaseポートフォリオ製品(Essbase、Administration Services、Oracle Hyperion Provider Services、Essbase Studio)およびコンポーネント(サーバー、クライアント、実行時クライアント、API、JAPI)について同じバージョンを使用することをお薦めします。

推奨事項:

  • Oracle Hyperion Enterprise Performance Management SystemインストーラおよびOracle Hyperion Enterprise Performance Management System Configuratorを使用するEssbaseのバージョンにアップグレードする際、このリリースのように、新しい構造、機能を利用するには、このトピックでリストされている前のリリースのEssbaseで作成されたデータベースのアウトラインをこのリリースで再作成する必要があります。

  • さらに、1つのリリース・コード行から別の行へのアップグレードを実行した後は、データベースからのデータのエクスポート、データベースからのデータのクリア、データの再ロードをベスト・プラクティスとしてお薦めします。

このリリースで修正された不具合

この項には、リリース11.1.2.4.000で修正された不具合が含まれます。以前のリリース間で修正された不具合のリストを確認するには、Defects Fixed Finderを使用します。このツールでは、ユーザーが所有している製品と、現在の実装リリースを識別できます。1回のクリックで、ツールは修正された不具合の説明とその関連プラットフォームおよびパッチ番号に関するカスタマイズされたレポートをすばやく生成します。このツールはこちらにあります:

https://support.oracle.com/oip/faces/secure/km/DocumentDisplay.jspx?id=1292603.1

  • 18020023、18019954、13698528 -- Smart View。行から列へのピボット操作は失敗し、かわりに行メンバーをPOVにピボットします。

  • 17811942 -- Smart View。ピボット操作により、POVディメンションが誤ってシフトされます。

  • 19773529 -- Smart View。Smart Viewクライアント取得で不正な値が表示されます。

  • 19711424 -- Smart View。メンバーの移動後、データはSmart Viewクライアントに#MISSINGとして表示されます。

  • 19832878 -- Smart View。Smart Viewクライアントでメンバーのズームインを実行している間に空の行が挿入されます。

  • 18036612 -- 計算。循環依存関係を含むメンバー式のアウトラインを保存すると、ネットワーク・エラーが発生します。

  • 17824533 -- 計算。FIX文およびEXCLUDE文を含む計算スクリプトにより、除外されたメンバーをアウトラインで並べ替えている間に、アプリケーションが異常終了します。

  • 14644362 -- 計算。@CALCMODE(BottomUp)およびSET CREATENONMISSINGBLK ONが含まれる計算スクリプトが失敗し、XCPファイルが生じます。

  • 17583010 -- 計算。@MDANCESTVALがランタイム依存関数で使用される場合、アプリケーションが異常終了します。

  • 17443687 -- 計算。Oracle Essbaseテクニカル・リファレンスで説明されているように、@MAXSRANGEが#MISSING値を処理しません。

  • 14191566 -- 計算。旧バージョンのEssbaseとリリース11.xとの間の丸め誤差が原因で、データ値が予想と異なる場合があります。互換性設定をオプションで選択するには、Oracle Essbaseテクニカル・リファレンスの@ROUND関数のヘルプ・トピックを参照してください。

  • 19491013 -- Smart View。集約ストレージ・アプリケーションが、Smart Viewクライアントに接続してクライアントから取得した後、異常終了する場合があります。

  • 19832630 -- 集約ストレージ。場合によっては、集約により、集約ストレージ・アプリケーションの不正な結果が返されます。

  • 19832902 -- 集約ストレージ。集約ストレージ・データベースでは、MDX式により、一貫性のない結果が返される場合があります。

  • 14829630 -- データのエクスポート。データベースにテキスト・メジャーが存在する場合、ODBCを使用したリレーショナル・データベースのエクスポートに対してDATAEXPORTが失敗します。

  • 19783553 -- データのエクスポート。エクスポートのパフォーマンスが最適ではありませんでした。この修正により、パフォーマンスが改善されています。

  • 16843064 -- レポート・ライター。<LINKコマンドの構文エラーが含まれるレポート・ライターの問合せにより、アプリケーションが異常終了します。

  • 19571906 -- Smart View。Smart View。データ・フォームを保存した後、3つ以上の列と重複する行または列があるデータ・フォームからセル・データが欠落します。

  • 19832856 -- 領域。essbase.cfgでSSOPTIMIZEDGRIDPROCESSINGがTRUEに設定されたEssbaseリリース11.1.2.3のSmart Viewを使用する場合、読取り専用として保護される交差部にユーザーからデータを送信できます。

  • 6552344 -- 計算。計算のパフォーマンスの改善。

  • 17363415 -- 計算。@XREF計算がオフセットを正しく処理できず、アプリケーションが異常終了します。

  • 17563682 -- 集約ストレージ。アプリケーションが、Smart Viewの「すべてリフレッシュ」レポートに反応して停止します。

  • 16711423 -- API。Essbase Java APIで、アウトラインに100を超える子を持つ動的計算メンバーがある場合、検証に失敗します。

  • 18016800 -- メタデータ。無効なルール・ファイルが含まれるディメンションのビルド中にEssbaseアプリケーションが異常終了します。

  • 17195715 -- MDX。ハイブリッド集約を使用するMDX問合せ中にEssbaseアプリケーションが異常終了します。

  • 18034801、18035015 -- MDX。Count関数を使用するMDX問合せ中にEssbaseアプリケーションが異常終了します。

  • 18077252 -- 集約ストレージ。名前に$が含まれるメンバーを参照する集約ストレージ・メンバー式で、不明なメンバー・エラーが返されます。

  • 17084177 -- Smart View。ズームイン操作により、式の保存と#MISSINGの抑制が含まれる不正な結果が生じます。

  • 17888409 -- MDX。スライサにより、子孫のMDX問合せ中にEssbaseアプリケーションが異常終了します。

  • 17895101 -- MDX。MDX問合せにより、式が含まれる子を持つ動的メンバーの#MISSING結果が返されます。

  • 17979579 -- MDX。MDX問合せにより、基本メンバーの結果とは異なる共有メンバーの結果が返されます。

  • 18032431 -- MDX。メモリー割当てエラーが原因で、ハイブリッド集約モードのMDX問合せを完了できません。

  • 18067758、18075356 -- MDX。ハイブリッド集約モードのMDX問合せにより、ブロック・ストレージ・モードの同じ問合せとは異なる結果が返されます。

  • 18169791 -- MDX。関数@MOVSUMXのハイブリッド集約モードでMDX問合せを実行できません。

  • 18259444 -- MDX。ハイブリッド集約モードのMDX問合せにより、集計エラーが原因で、メンバー式の不正な結果が返されます。

  • 17339454 -- MDX。ターゲットからのMDX問合せ中に、Essbase透過パーティションのソース・アプリケーションが異常終了します。

  • 17951591 -- Essbaseサーバー。同時に長期実行しているMDX問合せとデフォルト計算中に、Essbaseアプリケーションが異常終了します。

  • 18179279 -- MDX。疎ディメンションまたは密ディメンションのいずれかのみが含まれるデータベースに対して、ハイブリッド集約モードでMDX問合せを実行できません。

  • 19724545 -- 集約ストレージ。集約ストレージ・データベースで消費される式のキャッシュのメモリーが多すぎます。

  • 17646832 -- Java API。メソッドcube.getCalcFileRunTimeSubVars()を使用してランタイム代替変数を取得している間に、スクリプトに代替変数が1つしかない場合や代替変数が存在しない場合、ネットワーク・エラーが返されます。

  • 17715673 -- SQLインタフェース。ODBCERRORLOGOFF TRUEを使用してODBCドライバ・エラーのロギングを無効にしても、Essbaseアプリケーション・ログにODBCエラーが含まれます。

  • 17769554 -- Smart View。グリッドでズームインおよびズームアウトを複数回行った後、エラー「スプレッド・シート・データが無効です。サーバー・プロセスとクライアント・プロセスとの間にアプリケーション・プロトコル・エラーが存在している可能性があります。」が返されます。

  • 16907883 -- Smart View。POVボックスからグリッドに対して1つのディメンションを除くすべてをドラッグすると、最後のディメンションがリフレッシュ後に誤って行に移動します。

  • 18023119 -- データ・ロード。Essbase Administration Services SQLインタフェースで日本語の文字が正しく表示されません。

  • 19068245 -- データ・ロード。コミットされたアクセス・モードで、Essbaseデータ・ロードが開始し、終了時に中断しません。このため、インデックス・ファイルとページ・ファイルのサイズが終了後に増加します。

  • 18097397 -- 計算。デフォルト計算中にメッセージ「[インライン]の合計計算経過時間: [0]秒」がアプリケーション・ログに断続的に表示されます。

  • 18126090、19517775 -- 計算。改良されたメッセージ・ロギングがFIXPARALLEL計算に実装されています。

  • 19644572 -- メタデータ。Essbaseは、別名を返すのではなく、Smart Viewのズームイン後に重複名エラーを返します。

  • 19404334 -- 集約ストレージ。非集計演算子(~)の動的レベル0のメンバーに対して、集約ストレージのカスタム計算または割当てが失敗します。

  • 16028783 -- MDX。MDX問合せの実行時にEssbaseが異常終了し、メモリー不足エラーが生じます。

  • 15968738 -- アド・ホック分析の実行時にEssbaseアプリケーションが異常終了し、ネットワーク・タイムアウト・エラーが生じます。

  • 18024633 -- ローカライゼーション。特定のトルコ文字が疑問符(?)でロードされます。

  • 13698559 -- Smart View。Smart Viewで単一のメンバーPOVがサポートされません。

  • 13698477 -- Smart View。Smart Viewで、POVツールバーからグリッドにピボットする際に複数のメンバーがサポートされません。

  • 16193657 -- 計算スクリプトを暗号化すると、一部のMaxL文が削除されます。

  • 16184352 -- アクティブ-パッシブ・クラスタで、EssbaseとOPMNが異常終了します。

  • 16914851 -- 計算スクリプト。セキュリティ・リフレッシュの実行中に計算スクリプトを開くと、Essbaseの応答が停止する場合があります。

  • 14513014 -- レポート・ライター。代替変数を含むレポート・スクリプトの実行が失敗し、次のエラーが発生します。

    Substitution Variable does not exist.
  • 13408039 -- エージェント。管理者がリモートでログオフすると、Essbaseが異常終了する場合があります。

  • 13075833 -- Administration Services。特定の非標準EPM Systemインストールで、Essbaseアプリケーションの名前をOracle Essbase Administration Servicesコンソールで変更すると、次のエラーが発生する場合があります。

    1053003 Application directory does not exist.
  • 17430484 -- Smart View。シートをリフレッシュすると、Smart Viewクライアントで、Essbaseメンバーの左右のコメントが表示されなくなります。

  • 17168989 -- Smart View。行、列およびデータ間にコメントがあるセルは、Smart Viewでシートをリフレッシュするとクリアされます。

  • 18204427 -- 集約ストレージ。集約ストレージ・データのエクスポートが失敗しました。

  • 19553648 -- EssbaseがOracle Exalyticsメモリー内マシンで実行する場合、グループへのフィルタの関連付けの動作が遅くなります。

  • 18898415 -- データ・ロード。Essbaseは、引用符を含むディメンション参照メソッドを使用するロード・ルール・ファイルからデータをロードできません。

  • 18327910 -- データのインポート。最初の#MISSING値に遭遇すると、DATAIMPORTBINコマンドはデータのインポートを停止します。

  • 16987712 -- DB2。XOLAPキューブをOracle Essbase Studioからデプロイする間に、EssbaseがDB2データ・ソースに接続できず、キューブのデプロイメントは失敗します。

  • 16091482 -- データ・ロード。Essbaseは、ファイル名に複数のドットがあるデータ・ファイル(name.withdots.txtなど)からデータをロードできません。

  • 17326375 -- Smart View。Oracle Smart View for Officeで、リンク・パーティションにドリルダウンできません。

  • 17797213、18416709 -- パーティション。透過パーティションに対してMDX問合せを実行すると、ターゲット・アプリケーションが異常終了します。

  • 14571411、16993227 -- Smart View。透過パーティションからのデータの取得時に次のエラーが発生しました。エラー(1040023)「ネットワーク・データが無効です。タイプは一致していますが、長さがゼロです。サーバー・プロセスとクライアント・プロセスとの間にアプリケーション・プロトコル・エラーが存在する可能性があります。」

  • 13027168、13830462 -- トリガー。トリガーを定義してユーザーが複数のブロックで修正する場合、スプール・ファイルに書き込まれるメッセージは、電子メールで送信されるメッセージとは異なります。

  • 13715545 -- パーティション化。@XWRITE計算関数を使用して、透過パーティションのターゲットを更新する場合、Essbaseサーバーが異常終了します。

  • 13941885 -- MDX。@記号を含むメンバーに対するMDX問合せにより、構文エラーが返される場合があります。

  • 13998834 -- パーティション化hostname:portを使用してパーティションを作成できません。

  • 14098621 -- パーティション化。Essbaseを日本語ロケールに設定すると、パーティション定義ファイルの置換が失敗する場合があります。

  • 15844420 -- ARBORPATH/binessbase.lckファイルがあるため、Essbaseが起動しません。

  • 15949711 -- MDX。CrossJoin MDX関数を使用した問合せが、予想以上に時間がかかる場合があります。

  • 15956201 -- MaxLdata_stringオプションとto load_bufferオプションを使用する場合、MaxLのimport data文(集約ストレージ・バージョン)が失敗する場合があります。

  • 16371237 -- 集約ストレージ。同時増分データ・ロードの実行時に、集約ストレージ・アプリケーションが異常終了する場合があります。

  • 16558387 -- インポート。ブロック・ストレージ・データベースで、約524,000を超えるメンバーのディメンションの作成が失敗する場合があります。

  • 19346471、19348655 -- カーネル。リカバリが正常に行われた後の、再構築に関するアプリケーション・ログ・メッセージが正しくありません。

  • 19508701 -- SQLインタフェース。SQLインタフェースでOracle Call Interface (OCI)接続が失敗する場合、エラー・メッセージがクリアされません。

  • 19508718 -- SQLインタフェース。Oracle Call Interface (OCI)を使用したSQLインタフェースからのデータ取得で、列名の最初の文字のみが表示されます。このため、データ・ロードまたはディメンション・ビルドを進めることができません。

  • 19508740、19508748 -- SQLインタフェース。Oracle Call Interface (OCI)を使用したSQLインタフェースからのデータおよび列名取得で、文字化けが発生します。このため、データ・ロードまたはディメンション・ビルドを進めることができません。

  • 19508773 -- SQLインタフェース。ODBC(取得した文字化け)を介したSQLインタフェースからの、Unicode文字が含まれるデータ・ロードが失敗しました。

  • 18267036 -- MDX。ハイブリッド集約モードの再帰式に関連するログ・メッセージが、誤ったメンバー名を参照します。

  • 19595221 -- MDX。Leaves()関数を使用する問合せが、メモリー制限が原因で失敗します。

  • 19658894 -- データのエクスポート。空のアウトラインからのデータのエクスポートが正常に行われませんでした。これが正常に行われ、0バイトのファイルが作成されるようになりました。

  • 19911956 -- データのエクスポート。計算スクリプトからエクスポートされたデータ・ファイルには、場合によって正しくないヘッダー・レコードが含まれていることがあります。

  • 20124119 -- Smart View。問い合せしたメンバーがラベルのみの親で、子のいずれか(最初の子以外)がパーティション定義内にある場合、取得時間が長くなり不正な結果が生じます。

  • 18544423 -- Misc。.dllのプロセス・エクスプローラに不正なバージョン情報が表示されます。

  • 18638598 -- レポート・ライター。集約ストレージの透過パーティション・ターゲットからのレポート・スクリプト取得に関する結果が最適ではありません。

  • 18355797 -- メタデータ。許容されるメンバー名$NULL$を使用すると、取得時にエラー・メッセージが返されます。

  • 18731237 -- メタデータ。メンバー式が無効であっても、アウトライン検証でPlanningデータベースのリフレッシュが成功します。

  • 19517775、18126090 -- 計算。改良されたメッセージ・ロギングがFIXPARALLEL計算に実装されています。

  • 19827483 -- データ・ロード。ESSCMDから開始される並列データ・ロードを取り消すことができません。

  • 19943308 -- Misc。ドリルスルー定義の削除により、アプリケーションがハングする場合があります。

  • 20047312 -- Misc。使用されていないプロセスがUNIXサーバーに表示されます。

  • 20124477 -- データのエクスポート。FIXPARALLEL内で実行すると、“DATAEXPORTOPTIONS { DataExportRelationalFile ON; ..}”を指定したDATAEXPORTで不完全な結果が作成される場合があります。

  • 18936565、19781319 -- メタデータ、問合せ。メンバー式でISUDA()を使用する場合、レポートと計算の動作が極度に遅くなります。

  • 20005755 -- メタデータ。長いテキスト・リストを含む集約ストレージ・アウトラインを表示できません。

  • 20027524 -- 計算。メンバー式のエラーにより、アプリケーションが異常終了し、.xpcファイルが部分的に生成されます。

  • 19920209 -- 計算。計算スクリプトが失敗し、問合せメンバー数が多くなりすぎていることを示すメッセージが表示されます。

  • 18603365 -- MDX。Stringをパラメータとして受け取るMDX関数では、Stringパラメータがプロパティ値として生じる場合、エラーが返されます。

  • 20200253 -- Smart View。アプリケーションは、スプレッドシートに256を超える列がある場合、Smart Viewデータ送信への応答を停止します。

  • 18690087 -- MDX。式とタイム・バランス平均タグを持つ勘定科目メンバーに対して不正な結果が返されます。

  • 18742275 -- MDX。タイム・バランス・タグを持つ(ハイブリッド集約モードが有効な)子を含む2パス・メンバー親への問合せ時に、アプリケーションが応答を停止します。

  • 18742510 -- ハイブリッド集約。アプリケーションを停止し、そのハイブリッド集約モードのサブディレクトリを削除すると、アプリケーションのcache_size設定がリセットされます。

  • 19382266 -- ハイブリッド集約。ハイブリッド集約サブディレクトリにより、異常終了後にリカバリの影響が生じます。

  • 19517637 -- カーネル。データベースの計算と問合せ実行の同時要求を行うときに、Essbaseサーバーが異常終了する場合があります。

  • 20124157 -- カーネル。2つの新しい情報メッセージがアプリケーション・ログに導入されています(インデックス書込みの開始時および終了時)。

    "Begin writing [%s] dirty index pages for database [%s]."
    "Finished writing dirty index pages for database [%s]."
  • 19177623 -- 計算。@XWRITEを使用する計算中にエラー「エラー実行式([mbrName]の行0): スタックがいっぱいです。」が返されます。

  • 19627818 -- 計算。以降のFIX文では、以前のFIX文で@CREATEBLOCKを指定して新規作成されたブロックに対する計算が失敗します。

  • 19830716 -- 計算。計算とレポート・スクリプトを同時実行している間に、アプリケーションが異常終了します。

  • 19832532 -- アウトラインAPI。場合によっては、アウトラインのメンバーの移動により、アプリケーションが異常終了することがあります。

既知の問題

このリリースで注意が必要な既知の問題は次のとおりです。

  • 19842726 -- XMLアウトライン編集を使用してメンバー名を変更する場合、セル・データが保持されません。

  • 20071438、19926562 -- メンバー名が二重引用符で囲まれ、最後がバックスラッシュになるエクスポート済データは、ルール・ファイルを使用して再インポートされた場合、拒否されたレコードになる場合があります。

  • 19461502 -- 並列データ・ロード、並列計算または並列再構築が使用される場合、一部のアプリケーション統計およびデータベース統計が正確にならないことがあります。特に、診断統計(平均クラスタ率、キャッシュ・ヒット率、データ・ブロック密度統計など)は、並列操作を使用した環境で正確であると見なされません。

  • 20347013 -- EssbaseがAIXで実行する状態では、場合によって、値0の問合せ結果が00と表示されることがあります。この問題は、Essbaseではなくオペレーティング・システムが原因で発生します。

    IBMは、この問題を修正するAIX V7.1のAPARを発表しました(IV24433: SPRINTF PRINTS ONE MORE FRACTIONAL DIGIT THAN SPECIFIED APPLIES TO AIX 7100-01)。修正はhttp://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=isg1IV24433からダウンロードします。

  • 20148540 -- 古いクライアントを使用した、集約ストレージ・データベースに対する集約ビュー選択の実行はサポートされません。

  • 20362903 -- 下位互換性メッセージが正しくありません。

  • 20388529 -- アップグレードによって、odbc.iniessbase.cfgopmn.xmlおよびodbcinst.iniの各ファイルが最新のODBCに更新されません。

  • 20780452 -- LD_LIBRARY_PATH_64をSolaris 64ビットで設定する場合、opmnctl start allコマンドが失敗し、opmnサービスもその他のopmn制御プロセスも開始しません。

    この理由は、opmn.xmlファイルでLD_LIBRARY_PATHを構成するためです。システムでLD_LIBRARY_PATHLD_LIBRARY_PATH_64の両方が定義される場合、LD_LIBRARY_PATH_64設定のみが使用されます。結果として、opmnctlコマンドでは、$ORACLE_HOME/opmn/libの必要なライブラリをロードできません。

    これを避けるには、LD_LIBRARY_PATH_64の定義を削除するか、LD_LIBRARY_PATHの値をopmn.xmlからLD_LIBRARY_PATH_64変数に追加します。

  • 16618139、16515442 -- 高可用性。Oracle Hyperion Foundation Servicesデータベースが、JDBC URL接続文字列でOracle Real Application Clusters (RAC)データベースの複数のノードが指定されているRAC上で構成されている場合、Essbaseがフェイルオーバー・モードでの起動に失敗します。

    たとえば、Foundation Servicesデータベースが次の非SCANベースのRAC JDBC URLで定義されているとします:

    jdbc:oracle:thin:@(DESCRIPTION=(ADDRESS_LIST=(LOAD_BALANCE=on)
    (ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=myrachost1)(PORT=1521))(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)
    (HOST=myrachost2)(PORT=1521)))(CONNECT_DATA=(SERVICE_NAME=orcl)))

    Essbaseがアクティブ/パッシブ・フェイルオーバー・クラスタとして高可用性モードで構成されている場合、Essbaseは起動に失敗し、次のようなエラーになります:

    ESSBASE / Error (1320059) Essbase error due to dbName and dbPort property missing in the Shared Services registry database. 
    The database Host is [myepmsystem.oracle.com]. If you are using Oracle RAC as the database, contact your database 
    administrator to manually configure the database connection.

    回避策:

    • Oracle 11gR2以降: Foundation ServicesのOracleデータベースのバージョンが11gR2以降の場合は、SCANベースのメソッドを使用してRACを構成し、対応するSCAN仮想ホスト名を使用するようにFoundation Servicesデータベースを再構成します。

      この接続メカニズムは、単一ノードのOracleデータベースに接続する場合と同じです。Essbaseではこの方法がサポートされています。

    • Oracle 11gR2より前: Oracle Hyperion Foundation ServicesのOracleデータベースのバージョンが11gR2より前の場合、プライマリRACノードが活動状態であるかぎりこのタイプの接続は機能しますが、Essbaseは非SCANベースのRAC接続を完全にはサポートしません。

      次の手順に従って、EssbaseがプライマリRACノードで動作するようにします:

      次の手順では、epmsys_registry_scriptepmsys_registry.bat (Windows)ファイルおよびepmsys_registry.sh (UNIX)ファイルを指します。

      1. EPM_ORACLE_INSTANCE\binフォルダでコマンド・プロンプトを開きます。

        Windowsの例:

        C:\Oracle\Hyperion\Middleware\user_projects\epmsystem1
      2. DATABASE_CONNコンポーネント(dbJdbcUrlなど)のプロパティをEPM Systemレジストリに表示するには、次のコマンドを実行します:

        epmsys_registry_script view FOUNDATION_SERVICES_PRODUCT/DATABASE_CONN

        Windowsの例:

        epmsys_registry.bat view FOUNDATION_SERVICES_PRODUCT/DATABASE_CONN
      3. プロパティが存在する場合は、dbNameプロパティの一意のIDを書き留めます。

        例:

        1f906cf29b5be305S4edbf22713d8d835e3aS7ff3
      4. プライマリRACノード・ホストを表すlocalhost_nameプロパティが正しくない場合は、次のコマンドを実行します:

        epmsys_registry_script updateproperty "#ID/@localhost_name" OracleRACNode1DbHost

        Windowsの例:

        epmsys_registry.bat updateproperty "#1f906cf29b5be305S4edbf22713d8d835e3aS7ff3/@localhost_name" myracdb1.oracle.com

        プロパティが更新されたことを示すメッセージが表示されます。

      5. dbNameプロパティが存在しない場合は、次のコマンドを実行します:

        epmsys_registry_script addproperty "#ID/@dbName" OracleDbServiceName

        Windowsの例:

        epmsys_registry.bat addproperty "#1f906cf29b5be305S4edbf22713d8d835e3aS7ff3/@dbName" orcl

        プロパティが追加されたことを示すメッセージが表示されます。

      6. dbPortプロパティが存在しない場合は、次のコマンドを実行します:

        epmsys_registry_script addproperty "#ID/@dbPort" OracleDbPort

        Windowsの例:

        epmsys_registry.bat addproperty "#1f906cf29b5be305S4edbf22713d8d835e3aS7ff3/@dbPort" 1521

        プロパティが追加されたことを示すメッセージが表示されます。

      7. DATABASE_CONNコンポーネントのプロパティの変更を確認するには、次のコマンドを再実行します:

        epmsys_registry_script view FOUNDATION_SERVICES_PRODUCT/DATABASE_CONN

        Windowsの例:

        epmsys_registry.bat view FOUNDATION_SERVICES_PRODUCT/DATABASE_CONN
      8. Essbaseを開始します。

        注意: 13974353、13944879 -- Essbaseフェイルオーバー・クラスタは、構成済のプライマリRACノードが使用可能であるかぎり機能します。プライマリRACノードが停止すると、Essbaseが停止し、起動に失敗します。プライマリRACノードが停止しているときにEssbaseを起動する必要がある場合、一時的な回避策として、EPM Systemレジストリ内のデータベース・プロパティを、セカンダリRACノードを指すように変更します。

        次の手順に従って、EssbaseがセカンダリRACノードで動作するようにします:

        次の手順では、epmsys_registry_scriptepmsys_registry.bat (Windows)ファイルおよびepmsys_registry.sh (UNIX)ファイルを指します。

        1. EPM_ORACLE_INSTANCE\binフォルダでコマンド・プロンプトを開きます。

          Windowsの例:

          C:\Oracle\Hyperion\Middleware\user_projects\epmsystem1
        2. DATABASE_CONNコンポーネント(dbJdbcUrlなど)のプロパティをEPM Systemレジストリに表示するには、次のコマンドを実行します:

          epmsys_registry_script view FOUNDATION_SERVICES_PRODUCT/DATABASE_CONN

          Windowsの例:

          epmsys_registry.bat view FOUNDATION_SERVICES_PRODUCT/DATABASE_CONN
        3. プロパティが存在する場合は、dbNameプロパティの一意のIDを書き留めます。

          例:

          1f906cf29b5be305S4edbf22713d8d835e3aS7ff3
        4. 次のコマンドを使用して、プライマリ・データベース・ホストを指すlocalhost_nameプロパティをセカンダリ・データベース・ホストに変更します。

          epmsys_registry_script updateproperty "#ID/@localhost_name" OracleRACNode2DbHost

          Windowsの例:

          epmsys_registry.bat updateproperty "#1f906cf29b5be305S4edbf22713d8d835e3aS7ff3/@localhost_name" myracdb2.oracle.com

          プロパティが更新されたことを示すメッセージが表示されます。

        5. dbNameプロパティを変更する必要がある場合(セカンダリRACノードのSERVICENAMEがプライマリRACノードと異なる、プライマリRACノードのSIDと異なるセカンダリRACノードのSIDを使用して接続するなど)は、次のコマンドを実行します:

          epmsys_registry_script updateproperty "#ID/@dbName" OracleDbServiceName

          Windowsの例:

          epmsys_registry.bat updateproperty "#1f906cf29b5be305S4edbf22713d8d835e3aS7ff3/@dbName" orcl2

          プロパティが更新されたことを示すメッセージが表示されます。

        6. セカンダリRACノードのdbPortプロパティがプライマリRACノードと異なる場合は、次のコマンドを実行します:

          epmsys_registry_script addproperty "#ID/@dbPort" OracleDbPort

          Windowsの例:

          epmsys_registry.bat addproperty "#1f906cf29b5be305S4edbf22713d8d835e3aS7ff3/@dbPort" 1522

          プロパティが追加されたことを示すメッセージが表示されます。

        7. DATABASE_CONNコンポーネントのプロパティの変更を確認するには、次のコマンドを再実行します:

          epmsys_registry_script view FOUNDATION_SERVICES_PRODUCT/DATABASE_CONN

          Windowsの例:

          epmsys_registry.bat view FOUNDATION_SERVICES_PRODUCT/DATABASE_CONN
        8. Essbaseを開始します。

        注意:

        この一時的な回避策は、セカンダリRACデータベース・ノードが活動状態であるかぎり有効です。後でセカンダリRACノードが停止し、Essbaseが動作すると予想される場合は、この同じ手順に従って、RACデータベース内の最も優先される活動状態のノードを指すようにEPM Systemレジストリ内のデータベースを再構成します。

  • 19654043 -- 重複メンバー・ディメンション・ロードの修飾メンバーを解析できない場合、エラーが存在する特定の行に対して失敗するのではなく、ディメンションのビルドが失敗します。この状況は、対応するメンバー名構文エラーを含む次のディメンション・ビルド・エラー・コードに適用されます。

    • 1060382—/* "構文エラー、']'が必要です" */

    • 1060383—/* "構文エラー、'['が必要です" */

    • 1060384—/* "構文エラー、'.'が必要です" */

    • 1060385—/* "構文エラー、修飾名になりません */

EPM System製品のドキュメントへのアクセス

Oracleのヘルプ・センター(https://docs.oracle.com/en/)の最新のOracle Enterprise Performance Management System製品ガイドを確認します。ドキュメントにアクセスして表示またはダウンロードするには、Applicationsアイコンをクリックします。Applications Documentationsウィンドウで、EPMタブを選択して、Enterprise Performance Managementのリンクをクリックします。

デプロイメント関連のドキュメントは、Oracle Technology Network(http://www.oracle.com/technetwork/index.html)およびOracle Software Delivery Cloud Webサイト(http://edelivery.oracle.com/EPD/WelcomePage/get_form)でも探すことができます。または、EPM Systemのドキュメント・ポータル(http://www.oracle.com/us/solutions/ent-performance-bi/technical-information-147174.html)にアクセスできます。そこで、My Oracle Support、EPM Supported Platform Matricesなどのリンクを確認します。

Internet Explorerのオンライン・ヘルプ

Internet Explorer 9を使用する場合に一部の表およびテキストがオンライン・ヘルプで正しく表示されない可能性があります。

PDFからのコード・スニペットのコピーと貼付け

PDFファイルからコード・スニペットを切り取って貼り付ける際、貼付け操作時に一部の文字が失われる場合があり、これによりコード・スニペットが無効になります。回避策: コード・スニペットをHTMLバージョンのドキュメントから切り取って貼り付けます。

集約ストレージ・アプリケーションの移行によるすべての集約ビューのクリア

集約ストレージ・アプリケーションを現在のEssbaseリリースに移行すると、すべての集約ビューがクリアされます。

集約ストレージ・データベースによる問合せロギングのサポート

Oracle Essbase Database管理者ガイド集約ストレージとブロック・ストレージ間の問合せの相違というタイトルの表では、問合せロギングが集約ストレージ・データベースに対してサポートされないという誤った記載があります。問合せログの実装に関するトピック(20596590)に記載されているように、問合せロギングは、ブロック・ストレージ・データベースと集約ストレージ・データベースに利用できます。

BIサーバー接続情報の修正

Oracle Essbase SQLインタフェース・ガイド構成ファイル内で使用されるキーワードと値に関するトピックで、Oracle BIサーバーの接続情報を含むesssql.cfgファイルの例が正しくありません。(19607434)

正しい情報は次のとおりです。

[
Description "Oracle BI Server"
DriverName libnqsodbc
UpperCaseConnection 0
UserId 1
Password 1
Database 1
SingleConnection 0 
IsQEDriver 0 
ConvertUTF16toUTF8 1
]

集約ストレージ・アウトラインをアップグレードするための新しいCアウトラインAPI

次のCアウトラインAPI関数がリリース11.1.2.4.000に追加されましたが、ドキュメントに記載されていませんでした。

ESS_FUNC_M EssOtlSetOPGVersion(ESS_HOUTLINE_T hOutline,
                               ESS_INT32_T iOPGVersion)

この関数では、集約ストレージ・アウトラインのバージョンを指定のOPGバージョンにアップグレードし、そのリリースの新しい集約ストレージ機能が有効になります。

iOPGVersionに使用する値は次のとおりです。

ESS_MOPG_VERSION_LATEST -- 最新のOPGバージョン。11.1.2.4.000の場合、これにより、XMLアウトライン編集が有効になります。(20397415)

トラブルシューティング: サーバー・スレッドを要求できない

並列操作に対するスレッド・プールの導入により、Oracle Essbaseアプリケーションの開始に必要なリソースが増加しています。起動時にエラー「サーバー・スレッドを要求できません」が生じた場合、プロセスごとのスレッド数とシステム内の総スレッド数を制御するオペレーティング・システム設定を調整します(たとえば、Linuxの場合、ulimitを使用してnprocをチューニングします)。(20440094)

ドキュメントのフィードバック

製品のドキュメントに対するフィードバックは、次の電子メール・アドレスに送信してください: EPMdoc_ww@oracle.com

次のソーシャル・メディア・サイトで、EPM Information Developmentをフォローしてください。

アクセシビリティの考慮事項

オラクル社では、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントをご利用いただけることを目標としています。このReadmeファイルはHTMLフォーマットでアクセスできます。