リリース11.1.2.4.101 パッチ・セット更新(PSU): 11.1.2.4.101
Readme
Account Reconciliation Manager
Account Reconciliation Managerの問題
Financial Close Managementの一般的な問題
Account Reconciliation Managerの問題
Supplemental Data Managementの問題
OPatchの実行時に次のパッチ競合エラー・メッセージが表示されるのはなぜですか。
OPatchの適用時にOUI-67078警告メッセージが表示されるのはなぜですか。. 14
デプロイメントでインストールされているEPM System製品のリリースとパッチを調べるにはどのようにすればよいですか。
パッチの適用には成功しましたが、パッチによる製品の変更を確認できません。どのようにすればよいですか。
このReadmeファイルでは、このパッチで修正された問題と、このパッチを適用するための要件および手順について説明します。
注意: 次の要件を注意深く読んで、理解してください。要件を満たしていない場合、パッチの適用により、サービスが中断したりデータが失われるなど、アプリケーションが正しく動作しないことがあります。このパッチをインストールまたは適用する前に:
· Readmeに記載されている問題と発生している問題が一致していることを確認してください。追加情報については、Readmeに記載されているBug番号を確認してください。
· システム構成(製品バージョン、パッチ・レベルおよびプラットフォーム)がReadmeで指定されている構成と正確に一致していることを確認してください。
このパッチは次のリリースに適用できます。
11.1.2.4.100
Microsoft社は、Windowsベースのシステムに影響を与える可能性のあるセキュリティの問題を特定しました。このパッチをインストールする前に、コンピュータにインストールされているVisual C++ 2005再頒布可能パッケージが最新のものであることを確認してください。最新のVisual C++ 2005再頒布可能パッケージは、次の場所から検索してダウンロードできます。
http://www.microsoft.com/en-us/download/default.aspx
重要: EPMバージョン11.1.2.2以上では、Visual C++ 2005は組み込まれており、自動的にインストールされます。このパッチのインストールは、バージョン11.1.2.2よりも前のEPMをインストールする場合にのみ必要です。
ADFパッチ21240419をインストールしてください
パッチを適用するユーザーは、EPM System製品のインストールと構成を行うように設定されたユーザーである必要があります。必要なユーザー権限は次のとおりです。
ローカル管理者権限を持ち、インストールと構成用に設定されたユーザー・アカウントを使用します。このユーザーは管理者であり、すべてのEPM System製品で同じです。製品で要求される場合は、ローカル・ポリシーを割り当てます。たとえば、「オペレーティング システムの一部として機能」、「走査チェックのバイパス」、「バッチ ジョブとしてログオン」、「サービスとしてログオン」などを割り当てます。
EPM System製品のインストールで使用した、$MIDDLEWARE_HOMEへの読取り権限、書込み権限および実行権限のあるアカウントを使用してください。他のOracle製品をすでにインストール済の場合、EPM System製品をインストールするユーザーは他のOracle製品をインストールしたユーザーと同じグループに属している必要があります。rootユーザーを使用したOPatchの適用は意図されていません。
[執筆者への注意: このパッチは同じ製品または他の製品の他のパッチと競合しますか。競合する場合は列挙し、競合しない場合はこの項を削除してください。]
[記述者への注意: このパッチがすべてのプラットフォームに対してリリースされるかどうかを明記し、そうでない場合はサポートされているプラットフォームを列挙してください。
すべてのプラットフォームでリリースされる場合は、「すべてのサポートされているプラットフォームに適用される」と記載してください。
ある特定のプラットフォームでリリースされる場合は、そのプラットフォームを(導入文なしで)記載してください。
Mongoをこのドキュメントの対象にする場合、リストはMongoに含まれている他の全製品のReadmeと同じにする必要があります。
複数の特定プラットフォームでリリースされる場合は、それらのプラットフォームを(導入文なしで)箇条書きで記載してください。この方法でのサポート対象プラットフォームの記載は、Defects Fixed Finderでの整合性のために必要です。] 例:
このパッチは、サポートされているすべてのプラットフォームに適用されます。
このパッチでは、ベース・リリースのすべての言語がサポートされています。
ディメンションの作成中、ディメンション・メンバーをcsvファイルからタイプLISTの属性にアップロードできるようになりました。
ディメンションにより参照される属性の場合、データ収集フォームを開いた状態でディメンション・メンバー検索ダイアログでメンバーを検索できます。
フォーム・テンプレートの作成中にcsvファイルから割当てをアップロードすることにより、ワークフロー・ステージのユーザー割当てを一括で行えるようになりました。
日付を含むデータをインポートする場合、指定されたフォーマット・リストからフォーマットを選択できます。このフォーマットは、ファイルをExcelで開いたときにExcelにより日付フォーマットが変更される場合に対処します。
Account Reconciliation Manager (ARM)、Close Manager (CM)およびSupplemental Data Management (SDM)でスクリプト化された属性は、計算関数の共通ライブラリを共有します。
関数 |
使用可能なモジュール |
目的 |
前期間の平均 |
ARM、SDM |
前のX期間の平均額を算出します。 |
日付差異 |
ARM、CM、SDM |
2つの日付間の差異を日、時間、分または秒で戻します |
テキストの抽出(部分文字列) |
ARM、CM、SDM |
属性値から、指定された位置から始まるテキストの文字列を戻します |
If Then Else |
ARM、CM、SDM |
If/Then/Else条件を使用して、スクリプト化された計算を作成できるようにします |
小文字 |
ARM、CM、SDM |
属性の値を小文字で戻します |
最大 |
ARM、CM、SDM |
属性のリストから最大値を戻します |
前期間の最大値 |
ARM、SDM |
前のX期間にわたる属性の最大値を戻します |
最小 |
ARM、CM、SDM |
属性のリストから最小値を戻します |
前期間の最小値 |
ARM、SDM |
前のX期間にわたる属性の最小値を戻します |
前期間の値 |
ARM、SDM |
指定された前期間から属性の値を戻します |
丸め処理 |
ARM、CM、SDM |
属性の値を、指定された精度に丸めて戻します |
テキストの場所(INSTRING) |
ARM、CM、SDM |
属性値内からテキストの文字列の場所を戻します |
前期間の集計 |
ARM、SDM |
前のX期間にわたる属性の値を合計します |
換算 |
ARM |
通貨属性を別の通貨に換算します |
大文字 |
ARM、CM、SDM |
属性の値を大文字で戻します |
· 値をリストに割当て: 値をリスト・タイプ属性に割り当てます(たとえば、数値リスク・スコアを各照合フォーマットに割り当てる場合など)
· リストを値に割当て: リスト値を他の属性タイプに割り当てます(たとえば、テキスト値を正規化する場合など)
· 条件: if-then-else計算を実行します
ルールはClose Managerワークフローに影響し、テンプレート、スケジュール、タスク・タイプおよびタスクに割り当てることができます。ワークフロー・ルールには、タスクの自動送信と自動承認および送信禁止と承認禁止が追加されました。
複数の照合にわたる取引(たとえば、勘定科目残高が含まれる一般会計取引や、外部取引マッチング・アプリケーションを使用して特定されたアイテムの照合など)を一度にインポートできます。
ルールはAccount Reconciliation Managerワークフローに影響し、フォーマット、プロファイルまたはプロファイル属性に割り当てることができます。ワークフロー・ルールには、照合の自動送信と自動承認および送信禁止と承認禁止が追加され、送信または承認用の照合添付が必要になりました。プロファイルを期間へコピーする場合に、プロファイルのプロパティと属性を設定するためのルールがサポートされるようになりました。
LCMを使用すると、フォーム・インスタンスおよびレポート定義を除くすべてのアーティファクトを移行できます。
エディタを使用して計算を作成できるようになりました。
修正された問題 |
|
• 21928349
|
Account Reconciliation Managerで、11.1.2.4.000から11.1.2.2.350+または11.1.2.3.xxxへのメンテナンス・アップグレード後に、リスト・ビューでチームまたはグループが含まれるユーザー列にチーム/グループ名でなく「ユーザーIDが無効です」が表示されます。ハイパーリンクをクリックすると、正しいチーム/グループ名を含む「ユーザーの詳細」ダイアログが表示されます。
注意: このパッチは、11.1.2.4へのアップグレードの直後、すべての照合がまだクローズしている間に適用する必要があります。 照合がオープンになって請求された後にパッチを適用すると、次のような状況ではユーザーは請求を失うことがあります。 1.ユーザーが照合を請求したが、まだ送信も承認もしていない。 2.照合が却下された。 どちらの場合も、ユーザーに必要なのは照合を再請求することのみです。 |
• 21876489
|
Close Managerで、エントリ数が100を超えるcsvファイルからテンプレートをインポートすると、接続が失敗してエラー・メッセージが生成される場合があります。 |
• 21654570
|
Account Reconciliation Managerで、「期間へコピー」を実行すると、問合せの欠陥により問題が発生していました。 |
• 21654580
|
Account Reconciliation Managerで、「期間へコピー」を実行すると、無制限の問合せが原因で問題が発生していました。 |
• 21444061
|
Account Reconciliation Managerで、FDMEEの側から通貨バケットの名前を"Reporting"から"Translated"に変更する場合、ARMからのドリルスルーが機能しません。「表示するデータがありません。」が戻されます。 |
• 21577461
|
Close Managerで、埋込みテンプレートからスケジュールを作成する場合、HFM POVパラメータをオーバーライドできません。 |
• 21391947
|
Account Reconciliation Managerで、保存していないトランザクションを保存または取り消す前にリリースをクリックすると、デッドロックが発生します。 |
• 21867151 |
Supplemental Data Managerには、次のパフォーマンス問題があります。ワークフローから「アクセス」タブに切り替わるのに60秒以上かかり、デプロイメントが数分間実行されてからタイムアウトになります。 |
• 21239739 |
Account Reconciliation Managerで、「管理」、「期間」の順にナビゲートすると、ブラウザが中断され、503エラーが戻されます。 |
• 21479716 |
Account Reconciliation Managerで、アクション・パネルを使用して策定者またはレビュー担当者が組織単位が関連する照合に再割当てされると、元の期日の計算に含まれていた休日を考慮せずに期日が再計算されます。 |
• 21452422 |
Account Reconciliation Managerで、前の照合が同時にオープンしていると、照合を送信できません。 |
• 21968250
|
Account Reconciliation Managerで、フォーマット済オプションを使用してあるタブから取引をエクスポートすると、他のタブから取引がエクスポートされます。 |
• 22046642 |
Close Managerで、スケジュールの内部と外部の両方に先行タスクのあるタスクを含むスケジュールをオープンすると、「IllegalArgumentException」/「グループ参照が不正です」が表示されます。 |
問題の番号 |
修正された問題 |
• 20334217 |
一部の非効率的な問合せが原因で、Financial Close管理対象サーバーが大量のメモリーを占有します。 |
• 20638017 |
Financial Close Managementで、「個人用ワークリスト」パネルを縮小すると、次回のセッションに状態が保持されません。 |
• 20903526 |
Financial Close Managementで、基本フィルタ・パネルの一部のフィルタ属性の隣に間違った番号が表示されます。 |
問題の番号 |
修正された問題 |
• 20530439 |
Close Managerで、すでに削除したカスタム属性が原因で同じ名前の新しい属性を作成できません。 |
• 20632463 |
Close Managerのダッシュボード・ポートレットのスケジュール選択ダイアログで、1回のクリックですべてのスケジュールを選択解除できません。 |
• 20933254 |
Close Managerで、同じセッション内で埋込みタスクに対して「タスクの編集」ダイアログを先に開いた場合、管理者はベース・テンプレートでタスクを編集できません。 |
問題の番号 |
修正された問題 |
• 20205657 |
Account Reconciliation Managerでトランザクションを作成するとき、「短縮説明」フィールドに150文字を超えるテキストを入力すると、JBOエラーが表示されます。 |
• 20371421 |
Account Reconciliation Managerで、「策定者頻度」列を空白のままにした場合、CSVファイルからプロファイルをインポートすると例外がスローされます。 |
• 20696431 |
Account Reconciliation Managerで、自動照合方法を「残高一致(許容差数)」にして照合を行うと、一部の通貨バケットに残高がロードされていなくても自動照合が行われます。 |
• 20957140 |
Account Reconciliation Managerでプロファイルを作成するとき、無制限の問合せの実行に通常より長く時間がかかることで、アプリケーションが停止します。 |
• 21092730 |
Account Reconciliation Managerで、残高を手動で入力するように照合を設定した場合、ERPIからロードされた残高をドリルスルーできません。 |
• 21136131 |
Account Reconciliation Managerで、「フォーマット定義」ダイアログの「指示」タブの下に間違った添付ファイルが表示される場合があります。 |
問題の番号 |
既知の問題 |
• 9356443 |
Financial Close Managerで、大きい負荷がかかっている状況でInternet Explorerを使用すると、ユーザー・セッションがフリーズする場合があります。回避策: OHS: KeepAliveTimeoutを61秒に増やします。 |
問題の番号 |
既知の問題 |
• 13366076 |
Financial Close Managerで、「表示」メニューでツリー表の「最後にスクロール」を使用してリストの最後までスクロールできません。 |
• 14695470 |
Financial Close Managerで、一部の国のタイム・ゾーンが変更されたために、間違ったタイム・ゾーンが表示されます。 |
問題の番号 |
既知の問題 |
• 20479340 |
Account Reconciliation ManagerおよびClose Managerで、ワークスペース・セッションが開いているブラウザと同じブラウザのタブで検証ツールを実行すると、ワークスペース・セッションが無効になります。 |
• 20928019 |
Account Reconciliation ManagerおよびSupplemental Data Managementで、計算属性が前期間からの値を参照する場合、その値自体が前期間から導出され、エラーが発生します。 |
• 21164207 |
Financial Close Managementで、フィルタのLCMインポートは、そのフィルタで同じインポート・セッションの一部として属性がインポートされた場合には失敗します。 |
• 21169782 |
Financial Close Managementでは、「レポート定義」ダイアログで、複数のモジュールにわたるパラメータ・タイプを選択できますが、このようなパラメータ・タイプを選択するとエラー・ダイアログが表示されます。 |
• 21244795 |
インポート・モードが「すべて置換」の場合、要約レポートのLCMインポートが失敗します 回避策: 置換モードで要約レポートをインポートします。 |
• 20393868 |
Financial Close Managementで、中国語(CST)などの一部のタイム・ゾーンでは、タスクと照合の日付と時刻に間違ったデータが表示され、時間変換が適切に行われません。 |
問題の番号 |
既知の問題 |
• 9491182 |
Close Managerで、仲介者を生成する際に抽象的なWSDLを使用して、システム自動統合タイプの作成時に使用可能になっているWebサービスの依存関係を削除します。 |
• 21069281 |
Close Managerで、ルール「担当者へのメッセージ」に特殊文字を使用すると、エラー・ダイアログが表示されます。 |
• 21069883 |
Close Managerで、ルールを介して自動送信および自動承認されたタスクを再オープンすると、ルールが再度トリガーされて、それによりタスクがクローズされます。 |
問題の番号 |
既知の問題 |
• 16746240 |
Close Managerで、ディレクトリに存在しなくなった外部ユーザーにオープン・タスクを割り当てた場合、そのタスクを編集できません。 回避策: タスクを削除し、別のユーザー割当てでタスクを再作成します。 |
問題の番号 |
既知の問題 |
• 17981954 |
Account Reconciliation Managerで、正しい結果を含む金額列での取引の検索またはフィルタができません。 |
• 20861218 |
Account Reconciliation Managerで、ワークフロー・ルールを実行した場合、照合で編集したプロファイル・ルール定義は保持されません。 |
• 21274509 |
Account Reconciliation Managerで、「前の照合から取引をコピー」ルールの実行中に策定者が取引を照合に追加しようとすると、照合が一時的にフリーズします。 |
問題の番号 |
既知の問題 |
• 20768564 |
Supplemental Data Managementで、異なるフォーム・テンプレートからHFMの(シナリオ、年、期間、エンティティおよび値は同じだが疎ディメンションが異なる) POVにポストする場合、ドリル・バックのためのコンテキスト・メニュー・アイテムが複数あります。それぞれが、ポストされた場所から正しいフォームを開きます。 |
• 20796722/ 20768028 |
Supplemental Data Managementで、フォームが別のタブで開いている間にデータセットを編集すると、エラーがスローされます。 回避策: データセットの編集中は、開いているフォームがないことを確認します。 |
• 20797762 |
Supplemental Data Managementで、前提条件データがないことが原因で、前期間に基づく計算属性が機能しません。 回避策: 「システム設定の管理」→「期間」に移動し、「保存」または「保存して閉じる」をクリックします。これにより、前期間の計算に必要なデータが生成されます。 |
• 20963347 |
Supplemental Data Managementで、既存の通貨と同じコードで新しい通貨を追加すると、エラーが発生し、通貨コードを一意にする必要があるというメッセージが表示されます。 |
• 21135395 |
Supplemental Data Managementで、SDM Smart Viewクライアントを再インストールすると、SDMサーバーへの古い接続が機能しなくなります。 回避策: SDMサーバーへの新しい接続を作成します。 |
この項には、このパッチのOracle Hyperion Financial Close Managementへの適用に関する重要な情報が含まれています。
注意: このパッチを適用するとデータベース変更が広範囲で行われるため、パッチのロールバックはサポートされていません。パッチを適用する前に、必ずシステム全体のバックアップを実行してください。
注意: 必要に応じて、LCMのインポート/エクスポートの場所(デフォルトではOracle/Middleware/user_projects/epmsystem1/import_export)に要約レポート・フォルダのバックアップを作成します。このパッチを適用すると、既存のレポートが最新のレポートで上書きされます。
このパッチを適用するには:
1. Financial Close Managementのすべてのパッチは、次に示す管理対象サーバーをホストするすべてのボックスにインストールする必要があります。
o Financial Close Management管理対象サーバー
o Foundation Services管理対象サーバー
o 管理サーバー
o SOAサーバー
2. 環境が適切に実行されていることを確認します。
Windows:
「スタート」→「プログラム」→「Oracle EPM System」→「Foundation Services」→「epmsystem1」→「EPM System診断」を選択します。
Linux:
次のコマンドを実行します。
<MIDDLEWARE_HOME>/user_projects/epmsystem1/bin/validate.sh
すべてのテストで「PASSED」と表示される必要があります。
3. Financial Close管理対象サーバー、SOA管理対象サーバー、Foundation Services管理対象サーバー、管理サーバーの順に停止します。
4. パッチ・ファイル<PATCH FILE NAME>.zipをダウンロードして、<EPM_ORACLE_HOME>/OPatchディレクトリ(デフォルトではOracle/Middleware/EPMSystem11R1/OPatch)に解凍します。
注意: <PATCH FILE NAME>.zipは、My Oracle Supportによってこのパッチに割り当てられる名前です。ファイルをダウンロードすると、メッセージにファイル名が示されます。
5. Financial Close Managed Serverマシンで、コマンドラインからディレクトリを<EPM_ORACLE_HOME>/OPatchに変更します。
6. パッチを適用するには、次のコマンドを1行で入力します。
Windows:
opatch.bat apply <EPM_ORACLE_HOME>/OPatch/<PATCH DIRECTORY > -oh <EPM_ORACLE_HOME>
-jdk <MIDDLEWARE_HOME>/jdk160_35
注意: <EPM_ORACLE_HOME>のデフォルトは、C:/Oracle/Middleware/EPMSystem11R1です。<MIDDLEWARE_HOME>のデフォルトは、C:/Oracle/Middlewareです。
UNIX/Linux:
./opatch apply <EPM_ORACLE_HOME>/OPatch/<PATCH DIRECTORY > -oh <EPM_ORACLE_HOME> -jdk <MIDDLEWARE_HOME>/jdk160_35 -invPtrLoc <EPM_ORACLE_HOME>/oraInst.loc
注意: <EPM_ORACLE_HOME>のデフォルトは、$HOME/Oracle/Middleware/EPMSystem11R1です。<MIDDLEWARE_HOME>のデフォルトは、$HOME/Oracle/Middlewareです。
7. Foundation Services管理対象サーバーとFinancial Close Management管理対象サーバーが同じマシン上にある場合、手順8と手順9は無視してください。
8. Foundation Services管理対象サーバーで、コマンドラインからディレクトリを<EPM_ORACLE_HOME>/OPatchに変更します。
9. パッチを適用するには、次のコマンドを1行で入力します。
Windows:
opatch.bat apply <EPM_ORACLE_HOME>/OPatch/<PATCH DIRECTORY> -oh <EPM_ORACLE_HOME>
-jdk <MIDDLEWARE_HOME>/jdk160_35
注意: <EPM_ORACLE_HOME>のデフォルトは、C:/Oracle/Middleware/EPMSystem11R1です。<MIDDLEWARE_HOME>のデフォルトは、C:/Oracle/Middlewareです。
UNIX/Linux:
./opatch apply <EPM_ORACLE_HOME>/OPatch/<PATCH DIRECTORY> -oh <EPM_ORACLE_HOME> -jdk <MIDDLEWARE_HOME>/jdk160_35 -invPtrLoc <EPM_ORACLE_HOME>/oraInst.loc
注意: <EPM_ORACLE_HOME>のデフォルトは、$HOME/Oracle/Middleware/EPMSystem11R1です。<MIDDLEWARE_HOME>のデフォルトは、$HOME/Oracle/Middlewareです。
1. この時点では、Opatchを実行しましたが、すべてのサーバーはまだ停止されている必要があります。そうでない場合は、停止してください。
2. 管理サーバー、Foundation Services管理対象サーバー、SOA管理対象サーバーを起動します。
3. SOA管理対象サーバーが稼働するのを待ちます。
4. Financial Close Management管理対象サーバーで、コマンドライン・ウィンドウを開いて、ディレクトリを<EPM_ORACLE_HOME>\products\FinancialCloseManagement-Common\scriptsに変更します
5. 環境変数を設定します。
Windows:
1. コマンドラインで次のコマンドを実行して、EPM_ORACLE_INSTANCE環境変数を設定します。=の前後に空白がないことを確認してください。
set EPM_ORACLE_INSTANCE=<MIDDLEWARE_HOME>\user_projects\<INSTANCE_NAME>
例:
set EPM_ORACLE_INSTANCE=C:\Oracle\Middleware\user_projects\epmsystem1
UNIX/Linux:
1. シェルに基づいてコマンドラインで次のコマンドを実行して、EPM_ORACLE_HOME環境変数を設定します。
setenv EPM_ORACLE_HOME <MIDDLEWARE_HOME>\EPMSystem11R1
または
export EPM_ORACLE_HOME=<MIDDLEWARE_HOME>\EPMSystem11R1
例:
setenv EPM_ORACLE_HOME \Oracle\Middleware\EPMSystem11R1
2. シェルに基づいてコマンドラインで次のコマンドを実行して、EPM_ORACLE_INSTANCE環境変数を設定します。
setenv EPM_ORACLE_INSTANCE <MIDDLEWARE_HOME>\user_projects\<INSTANCE_NAME>
または
export EPM_ORACLE_INSTANCE=\Oracle\Middleware\user_projects\<INSTANCE_NAME>
例:
setenv EPM_ORACLE_INSTANCE \Oracle\Middleware\user_projects\epmsystem1
6. データベースおよびSOAデプロイメント・スクリプトを実行します。
同じコマンドライン・ウィンドウで、次のコマンドを実行します
Windows:
PS4101.bat
Linux:
PS4101.sh
注意: PS4101スクリプトの実行後、コマンド・ウィンドウにエラーが表示されていなことを確認してください。表示されている場合は、Oracleサポートに連絡する前に、後述の「トラブルシューティング」の項を参照してください。
7. Financial Close管理対象サーバーを起動します。
8. パッチの適用後、環境が適切に実行されていることを確認します。
Windows:
「スタート」→「プログラム」→「Oracle EPM System」→「Foundation Services」→「epmsystem1」→「EPM System診断」を選択します。
Linux:
次のコマンドを実行します。<MIDDLEWARE_HOME>/user_projects/epmsystem1/bin/validate.sh
すべてのテストで「PASSED」と表示される必要があります。
9. Close Manager構成の検証:
a. WebブラウザからClose Manager検証ツールを起動します。
http://<FCMHOST>:<FCMPORT>/fcc/faces/oracle/apps/epm/fcc/ui/page/FCCValidation.jspx
FCMHOSTは、FinancialClose0管理対象サーバーが構成されているマシンの名前で、FCMPORTは、WebLogicコンソールでのFinancialClose0管理対象サーバーのリスニング・ポートです。
デフォルトのFCMPORTは8700です。
b. Close Manager管理者資格証明を使用してログオンします。
c. Close Manager構成を検証するには、「Close Manager構成の検証」ボタンをクリックします。
d. すべての結果にXではなくチェック・マークが表示される必要があります。
e. テスト・スケジュールの検証を実行するには、「テスト・スケジューラの検証」をクリックします。
f. すべての結果にXではなくチェック・マークが表示される必要があります。
10. Account Reconciliation Manager構成の検証。
a. WebブラウザからAccount Reconciliation Manager検証ツールを起動します。
http://<FCMHOST>:<FCMPORT>/arm/faces/oracle/apps/epm/arm/ui/page/common/ARMValidation.jspx
FCMHOSTは、FinancialClose0管理対象サーバーが構成されているマシンの名前で、FCMPORTは、WebLogicコンソールでのFinancialClose0管理対象サーバーのリスニング・ポートです。
デフォルトのFCMPORTは8700です
b. Account Reconciliation Manager管理者資格証明を使用してログオンします。
c. Account Reconciliation Manager構成を検証するには、「Account Reconciliation Manager構成を検証します。」ボタンをクリックします。
d. すべての結果にXではなくチェック・マークが表示される必要があります。
e. テスト・スケジュールの検証を実行するには、「テスト・スケジューラの検証」をクリックします。
f. すべての結果にXではなくチェック・マークが表示される必要があります。
11. すべてのユーザーがここで各自のブラウザからキャッシュ・ファイルをクリアする必要があります。
12. オプションで、Shared ServicesからLCMインポートを実行して、最新の要約レポートをインポートします。
このリリースには、翻訳された11.1.2.4オンライン・ヘルプおよび英語の11.1.2.4.100 PSUオンライン・ヘルプが含まれています。オンライン・ヘルプでは、11.1.2.4.100 PSUの機能にラベルが付いています。
適用するパッチが以前に適用したパッチと競合する場合、OPatchの実行時に次のエラー・メッセージが表示されることがあります。
パッチ<PreviousPatch#>が現在インストール中のパッチ(<NewPatch#>)と競合します。
続行する場合、パッチ<PreviousPatch#>はロールバックされ、新しいパッチ(<NewPatch#>)がインストールされます。
新しいパッチ(<NewPatch#>)と競合するパッチ(<PreviousPatch#>)のマージが必要な場合、Oracleサポート・サービスに連絡し、マージされたパッチをリクエストしてください。
1つのパッチが以前にパッチ適用されたファイルを更新しようとすると、このエラーが返されます。この競合が発生した場合、次のいずれかを実行できます
1. 11.1.2.3.xxxパッチに対して競合メッセージが表示された場合は、ロールバックしないでください。Oracleサポート担当者に連絡してください。
2. 前のパッチをロールバックし、新しいパッチを適用します(前のパッチが重要でなかった場合は、このアクションが適している可能性があります)。
3. 新しいパッチとその競合パッチで構成されたマージ済パッチを要求します。マージ済パッチを要求するには、Oracleサポート担当者に連絡してください。
この警告は、適用しようとするパッチがデプロイメントにすでに存在するパッチのスーパーセットであり、既存のパッチがロールバックされることを意味しています。次のスニペットは、この警告のコンテキストを示しています。
OPatchの実行中に次の警告が発生しました。
1) OUI-67078: 仮パッチ12345678は、OH C:\Hyperionにあるパッチ[77777777]のスーパーセットです
-----------------------------------------------------------------------------------
OPatchセッションは警告付きで完了しました。
EPM Systemリリース11.xでは、OPatchに対してlsinventoryコマンドを使用して、Oracleホームにインストールされているリリースおよびパッチを調べることができます。たとえば、次のコマンドを1行で入力します。
Windows:
opatch.bat lsinventory -oh <EPM_ORACLE_HOME> -jdk <MIDDLEWARE_HOME>/jdk160_35
UNIX/Linux:
./opatch lsinventory -oh <EPM_ORACLE_HOME> -jdk <MIDDLEWARE_HOME>/jdk160_35 –invPtrLoc <EPM_ORACLE_HOME>/oraInst.loc
アプリケーションの.EARファイルにパッチを適用する場合、パッチによる変更を確認するために次のフォルダ内のキャッシュ・ファイルを削除する必要があることがあります。
<MIDDLEWARE_HOME>/user_projects/domains/<DOMAIN_NAME>/servers/
<MANAGED_SERVER_NAME/tmp/
<MIDDLEWARE_HOME>/user_projects/domains/<DOMAIN_NAME>/servers/
<MANAGED_SERVER_NAME/cache
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